京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

春接種

5月9日 火曜日

週明けから自治体より新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの接種券が配布されているようです。今年度より、通常年一回の接種ですが、65歳以上の方や基礎疾患を有する方、医療介護従事者などは感染の機会がより多かったり、重症化リスクが高いという理由で二回の接種機会が設けられています。今回配られているのは、高齢の方や基礎疾患があるという理由で接種対象となる方々となっています。自治体によっては基礎疾患による接種の方は自治体への申請が必要なところもあるようです。「春接種」と名付けられているようです(製パン会社さんの春のパン祭りを思い出してしまいました・・)。当院でもお電話や対面で予約を受け付けております。いずれも2回の接種を済まされているというのが接種対象の条件となっています。

連休あけ

5月8日 月曜日

夜じゅう降り続けていた雨はやみ、曇り空になっています。午後から快方に向かう予想の天気予報です。さて今日から昨日書いた通りの社会生活となります。別に自然界の何かが変わるわけではないのですが、私たちのルールを少し軌道修正しましょうという話です。今回の改訂は、かつての宣言発出などの時とは異なり、規制を緩める方向なので受け入れやすい方が多いと思います。ただ、今までしていたことをやめることに対する不安を持たれる方も多くおられることと思います。例えばずっとつけていたマスクだってそんなに急に外す方はそれほど多くないかもしれません。それはそれで良いのだと思います。私自身は診察中は変わらずマスクをつけていますし、以前よりむしろ防御力の高いN95というタイプに変更したのも比較的最近のことです。要はそれぞれの人が、それぞれ置かれた状況下で、与えられた情報をもとに自分で考えて対応するということでしょうか。そこで大切なことは、決して自分の考えとか意見を他人に押し付けることがないようにしようということかもしれません。自分がこれは正しい、これは重要と思う情報であっても、他人にはそう思えなかったり、後々に正しくはなかったとわかることだって存在します。自分の考えを持ちながらも、他人のことにとやかく干渉しないという態度はことコロナ対策に関しては結構大切なことだと思います。もちろん、自分の考えをもとに、ある一定の決まりごとを設けている施設などにおいて、傍若無人な振る舞いをするのはNoですね。そこはその施設の決め事に従うか、従いきれないと思うのならば距離をおいて生活するのかのどちらかとなるでしょう。結構難しいことかもしれませんけどね。

明日から新たに

5月7日 日曜日

連休も今日が最終日です。飛び飛びにお休みを頂きましたので、良い骨休めとなりました。明日からどんな日常が再開されるのでしょうか。職業柄、一番気になるのはやはりコロナでしょうかね。もう耳にタコができるくらい聞かされる「5類以降」ですが、明日からのお話になります。全数把握がなくなりますから、本日の感染者数・・はわからなくなります。感染後の法律に基づいた外出自粛要請も無くなることになります。感染者あるいは感染症疑いの方に対する医療費は公費負担がなくなりますので、一部治療薬剤に係る費用を除くと一律自己負担となります。重症化率が低くなったオミクロン株の流行であったり、ワクチンが行き渡ったことによる感染率の低下など、現状に至るまでにはいくつかの理論的背景があります。全国自治体の首長さん達へのアンケート調査では、以降のタイミングが遅すぎたという回答もあるようですが、やはりこういったテーマについてはまだ事実の確定していない状況下でのいわゆる前方視的な立場で物事を決めていかないといけないということを忘れてはいけないのだと思います。現状での変更ですら、のちに吉と出るのかそうではないのかまだ未確定なのです。同時に感じるのは、今までの制度ややり方、対応がどこがどのように良くて、どこが妥当ではなかったのか振り返ることが重要なのではないかということです。この点私たちが結構苦手とするところではないでしょうか。コロナでパンデミックが終了するわけではありません。インフルエンザだけでも、スペインかぜに始まって、香港かぜやまだ記憶に新しい新型インフルエンザなどがあります。エイズ、鳥インフルエンザ、SARS、狂牛病など世の中の人々を震撼させた新興感染症をあげるといくつもあります。今回のコロナについては、いくつも検証することがあって、今後の私たちにとって教えられることは少なからずあるはずです。医療政策のみにとどまらず、ワクチン論争などにみられるように、私たちの中で異なる意見を持つ人同士の対立も見せられてきました。立場の違う人たちとどうコミュニケーションを図り、どう付き合っていくのが良いのかを考え学ぶ機会も多かったのではないかと思います。災い転じて福となす方向に持っていくことができれば良いですね。それではお休み最終日、みなさん週明けに向けて体調を整えて、良い1日をお過ごしください。

また一つ

5月4日 木曜日

昨年度子どもさん達を中心に流行がみられたRSウイルス感染症ですが、アメリカの製薬企業がワクチンを開発するに至ったとのことです。2歳頃までに皆が一度は感染するとされている同感染症です。特に1歳未満での罹患は重症化することもあり、現在問題とされる疾患のうちの一つです。今回グラクソ・スミスクライン社が開発しFDAに承認されたのは高齢者へのものではありますが、今後幅広い年齢に適応されていくことになると良いですね。小児期感染症は肺炎球菌とヒブワクチンの普及で入院を必要とする重症なケースが減少していると報告されていますが、コロナ禍のよくないニュースばかりではなく吉報もあるものです。

休日雑記

5月3日 水曜日

けんぽうの誕生日です。3連休の始まりの日なのでみなさんゆっくりされていることかと思います。私は普段より濃いめのdecafでないコーヒーをトイレを気にせず楽しんでおります。ちょっと濃すぎたかも・・・。コロナの診療システムが連休明けから変更となりますし、月末月初の時期なのでいくつかやらないといけない作業があり、完全な休日とは言えないのが残念ではありますが、リフレッシュの期間をいただけるのはありがたいことです。作業の合間に目を通すのはウチの人が買ってきてくれた2冊の雑誌です。一つは週刊文春エンタメでして、なぜかコレかと言いますと・・・シン仮面ライダー特集なので。期待を裏切らないグラビアと俳優さんたちの鼎談などなど。それからもう一つ、これまた文春繋がりで分厚い文藝春秋誌、なぜコレかと言いますと、表紙がバッタオーグだったからという理由です。この月刊誌は時々これまでも自分で買うことがあったのですが、中でも結構好きなコーナーは「同級生交歓」というやつですね。だいたい今の自分と同じような年代かそれ以上の方達の、同窓会的な集まりのスナップ写真と見開き2ページ分の紹介文で構成されています。ひと仕事なされたような立派な方達ばかりなのですが、今月号は駒場東邦と南山高校の同窓生さんたちでした。内容も経済から政治、特集は”私の人生を決めた本”となっています。あと、ライダー関連は1号の出演者であった本郷猛役の藤岡弘さんの寄稿文でした。話題の?あの人の独占告白120分というのもあります。なかなか面白そうな記事ばかりで暇に読むのが楽しみな感じですね。ではお天気も良さそうな休日ですので、みなさん良い1日をお過ごしください。

連休とその後のこと

5月2日 火曜日

朝からお天気です。昨日は診察室を出るとお昼にお祭りの音が聞こえてきました。往診の時に神社を通りがかるとお祭りで通行止めになったりしていました。久しぶりの光景です。みなさん嬉しそうです。良かったです。コロナ禍で3年間の休止を余儀なくされていたわけですからね。連休が明けると感染症5類に移行するので、医療の状況も少し変わってくると思います。法律に基づく行動制限はなくなり、各自・各事業所の判断での行動になります。医療費が部分的に公費負担は残されますが、原則自己負担となります。これまでは検査の際にかかるコロナの部分の費用負担が公的な手当で賄われていたのですが、今後は変わってくるということですね。自己検査キットが市中で手に入るようですので、いくつかをご自宅に備えておかれても良いかもしれません。ちょっと鼻とのどの調子が悪いけど、仕事に行っても大丈夫かな?という程度の症状であれば、おうちでちょっと自己検査をしてから・・・という場面も出てくるでしょうし、その方が経済的な負担も少なくてすむということになりそうです。そうはいってもまだまだ感染者も日々診ている状況ですので、5類になったからといってもウイルスが何かおとなしくなってくれたわけではありません。引き続き感染対策は必要なときに、必要な場所で、必要な対策を講じていきましょう!

旅は続くよどこまでも

4月28日 金曜日

近くの田んぼの土が掘り起こされて、少し水が張られたりしています。水鳥がやってきて、日が沈むとカエルが鳴き出しました。みなさん待望の春です。今年の連休は気温が高いのだとかいうお話も聞きました。当院は本日午後はお休みをいただく予定です。5月1-2日は通常通りの診療で、その後カレンダー通りです。以前よりマイナンバーカードによる保険証確認の運用を開始しています。まだまだご利用される方は多くはありません。このシステムが導入されてから、カードを持参されていなくても、現在の保険証の状況がオンラインで確認できるようになりました。これは便利です。今までは、保険証の資格を喪失された後でも、保険者による回収がなされていない場合には、その保険証が生きているものとして病院で利用されていたりしましたが、事実上それが回避できるようになっています。資格喪失後の保険証利用は後日保険者から病院に連絡があり、請求の手直しをしなくてはならなくなりますので事務作業が余分にかかってしまうのでした。病院からすると、保険証の提示とこのオンライン確認システムさえあればそれで事足りるのではないかなと感じています。マイナンバーカード(顔認証システム)の存在価値がやや薄らいでしまいます。昨日のニュースではさらにこれを一歩進めて、スマホにマイナンバーカードを搭載することができるようにするのだと言います。マイナカードを持ち歩かなくてもよくなりますというのが謳い文句のようです。マイナカードの裏面(表面?)にある1センチ四方くらいのICチップ、あのゴールドの部分ですけど、これには基本事項の記憶部分と、それとは別に、これから上書きで記録できる記憶部分が格納されているそうです。この上書き可能な部分は、政府の認可がある事業者が利用できるようにしていくという設計だそうです。それがまた今度はスマホに移行するのだということなのでしょうか。初めはマイナンバーという単なる12桁の数字だけの設定であったのが、回りに回って一周して結局スマホかいなという感想です。そしてこれからもマイナンバーの旅は続いていくのでしょうね。便利になるのと、情報管理、情報漏洩危機・・・色々なメリットデメリットの可能性が広がっているということは自覚しておいた方が良いのかもしれませんね。それでは週末に向けてみなさん穏やかな良い一日をお過ごしください。

備えよ常に

4月27日 木曜日

今朝は快晴の空模様です。気持ちよい。さて昨日の診察中に受付の方からカルテ端末の不調の報告がありました。月に何度かある冷や汗もの案件です。モニターからマウスのカーソルが消え去ってキーボードを叩くも反応しないというトラブルでした。機器の不調はその内容によって対応が異なるのでドキドキです。幸い昨日の件は自分でも対処可能でしたのでひと目でホッとしながら落ち着いて対応できました。これがネット接続関連の複雑なものになるとちょっと・・・です。今の電子カルテはインターネット接続(もちろん一般回線とは別個になりますが)の上で成り立っていますので、回線の不調が生じると基本的に入力不可能となります。ネット回線に不調とわかっても、それが端末個別の問題なのか、院内ネットワークの回線の問題なのか、ONUという院内回線への入り口部分のトラブルなのか、それより外側の問題なのか、はたまた電子カルテサーバーレベルに起因するのかということを区別するハードルが待ち構えております。わかったようなことを書いていますが、後半になればなるほど私もちんぷんかんぷんになってまいります。今年はそういうことに対応してくださる地元の業者の方にもお世話になることで少しでもいざという時に迅速な対処ができるようにしています(つもり)。一旦不調が生じると、最悪の場合には診療ができなくなってしまいますが、そこまでにならずともトラブルが気になってしまい、診療行為が疎かになりがちです。時間も押してきますので焦りながらの診察となってしまいます。日頃からこういうトラブルにはこれとあれをチェックする・・・みたいなトラブルシューティングを考えておくのが一番の対処方法です。まさに外科医の仕事と同じ・・・なのですが、どうもまだまだ不安な今日この頃です。ということで、医師特に開業医の資質の一つに、ITおよびパソコン関連機器に精通している・・・というのを挙げておくことにいたしましょう。紙カルテにペンで、の時代が懐かしくもあります(判読できないカルテ記載に泣かされることもありましたけど)。

平均2時間・・・

4月26日 水曜日

朝からかなりの勢いで雨が降っています。午後からおそとなので、それまでに少しでも弱くなってくれると良いのですが。さて・・思い立って始めているお勉強はまずは英語動画をスクリプトなしでみるというものです。スタンフォードの学生さんたちへのインタビューものでした。若者の喋りなので超早口で半分以下しかわかりません。なんとなくそれらしくわかったことを羅列してみると・・・優秀な学生がほとんど(あたりまえかも)だが、かなりみんな突き抜けたものを持っている(みんながそれぞれクレイジーなストーリーを持っているのだと仰っていました)、月曜日から金曜日の夕方までは図書館が24時間オープン(これは全米的に?普通のことらしい)なのでそこそこ勉強して、金曜日夜からは週末を楽しんでいる(めちゃ楽しんでいるっぽい)、口々に大学の最も良いところは人間関係が豊富になる、友達付き合いが良好などなどでした。平均的なスマホのスクリーンタイムは平均4時間でみなさん、YouTubeとかTiktokとかを好んでいるのだとか。それで自分のスクリーンタイムを見てみたのですが・・・平均2時間弱でした。思ってたより中毒度が高かったです。これからの目標はこれを平均1時間程度に近づけることと、その分をお勉強に回すことにしようかなと思った昨日のスクリーンタイムでした・・・。

地道にコツコツの破壊力

4月25日 火曜日

先日とある方から「語学習得と資産形成は似ている」というお話を伺いました。その方いわく、とにかく何も考えずに、初めはコツコツと地道にやっていくと。開始した当初はあまり面白くなく、効果も実感できないのですが、ある一定の時期や到達点に達してから、とたんに見える風景がガラリと変わりだすのだそうです。その時点から、前に培っておいた蓄えや知識が加速度的に役に立って、さらに実績の向上に資することとなるとのことでした。なるほど・・・理屈はわかるのですけど、多くのかたが”初めはコツコツと地道に”の部分で離脱してしまうのだろうなと思いました(もちろん自分ももれなくそのクチですけどね)。語学でのおすすめはやはり定番のNHKラジオ講座とのことです。少し調べてみると、語学関連の番組が10では収まらない数が検索されます。英語に限ってみると、色々な切り口の構成でたくさん番組がありました。10分から15分という長さも地道にコツコツにピッタリです。4月は新番組がスタートする月ですので、始めるなら今ということですね。早速アプリに登録してみました。さて持続するのか・・・

TOPへ