京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

読み返してみた

4月15日 土曜日

朝から雨模様です。思い切って濃いコーヒーを飲みながら、タブレットじゅんさんのゆるいトークを聴きながら書いてます。ライダー原作者の他の作品を振り返ろうということで・・・昨日は009を引っ張り出して読み返してみました。1巻のはじめの部分ってあまり意識していなかったのですが、1960年代に書かれたこの作品のテーマって、冷戦構造下における世界大戦の抑止とか、武器ビジネスへの批判が起爆剤になっていたのですね。悪の枢軸である死の商人が描く未来戦争計画の中で、戦闘兵器として開発されるサイボーグがチーム009です。全世界からスカウトされて集められサイボーグにされた9人の孤独な戦士の物語です。未完の名作なのですけど、もう一度通して読んでみようかな・・・。

 

腹から音楽

4月14日 金曜日

金曜日は何となくうれしい気分になりますね。翌日がお休みだった勤務医の時代の名残りかも(というか多分そう)。お腹の底から音楽が聞こえてくるという患者さんが来たらどうなるだろう。そういうお話が現実であったそうです。まあ昨今ソーシャルメディアの情報は鵜呑みにしない方が良さそうなのですけど、これは本当なのかな? とある救急病院の待合室で男性が持つスマホの音量を上げてみると確かにお腹から音楽が聞こえてきます。最後にレントゲン写真でイヤホンが写っている画像が示されます。救急診療での思わぬレントゲン映像というのは古今東西、医者あるあるですが、映像と音源という二本立てモノは現代ならではということですね。このかた、内視鏡をしたのか、出てくるまで待ったのかどうか・・・。私ならどうするだろう?(ちなみに幼児の水銀電池誤飲は直ちに治療介入必要です)

おいしい話

4月13日 木曜日

タイムラインの一番上に”ステロイド”が上がっていたので、なんだろうと思ってクリックしてみました。初めのリンクに国民生活センターのツイートです。花粉症に効果があるとの謳い文句で販売されている健康茶に医薬品成分であるステロイドが含有されていることがわかったという内容です。今年は花粉の飛散量が多くて、例年よりも症状がひどいという方が多いのは確かです。花粉症の治療方法は、抗ヒスタミン剤という分類の薬剤で症状コントロールをするというのがスタンダードであるかと思います。発症初期からなるべく早い段階で服用を開始して、シーズン通して内服を継続するのです。スギやヒノキの花粉が舞う期間ずっとやらないといけないので、薬嫌いの方にはちょっと厄介ですね。そういう心理に結構ハマるのが、このお茶が・・・とか、このサプリが・・・という宣伝句となるのでしょう。薬の中には眠気を催す副作用があったりするのは確かなので、一度服用してやめてしまう方もおられるかと思います。私はなるべく診察時には副作用の少ないタイプを選んだり、鼻水・鼻詰まり・目の痒みなどの中で具体的にどの症状が問題となっているのかを問診して薬剤選択をするようにしています。もちろん一度処方したお薬が合わなくて、再診時変更することもあります。毎年服用されている方は、ご自分に合うものをあらかじめ見当がついている場合がありますので薬剤選択は比較的容易にできることになります。要は、一度飲んだものが合わなかったからといって、完全にやめてしまわずにいくつか試みるということが肝心であろうと思います。さて、件の健康茶には微量のステロイド成分が含有されていたそうです。ステロイドは免疫抑制作用がありますので、花粉症がよくなるのは当たり前です。眠気の副作用はありませんので、患者さんにしてみれば、お茶を飲むだけで花粉症が良くなった、これは素晴らしい・・・となるのは当たり前でしょう。ところが、ステロイドの長期服用はその方の副腎皮質ホルモンの分泌を抑制しますので、花粉症の時期が終わった時点で急にやめると離脱症状が出て体調不良が懸念されるということになります。もちろん特定の疾患で、ステロイドによる治療を継続的にされるという場合はあるのですが、その場合は医療機関への定期通院で安全に十分な効果があることをモニターしながら施療されているので問題はありません。それどころか、他に代替療法のない疾患の場合には大変貴重な治療薬ということになります。今回の問題は、他に有効な薬剤があるのにもかかわらず、さらに患者さんはその薬剤が含有されていることを知らされることなく、ただの健康茶だと思い込んで飲んでいるということがいけないのだと思います。それぞれが検証されているわけではないのですが、同様に「飲むだけで血糖値が下がる」とか、「飲むだけでダイエットができる」という宣伝句にはちょっと一息ついてよく検討した方が良いのかもしれませんね。健康茶・・・飲用されている方は医療機関にご相談を!となっています。

2024年問題

4月12日 水曜日

一生懸命歩くと汗ばむような気候になってきました。昨日は運転しながらのラジオで話題になっていた「2024年問題」になるほどな〜となりました。年間時間外労働時間960時間以内とする働き方改革が徹底されるはずの年が2024年となるわけです。日本トラック協会のサイトをのぞいてみるとそれに向けたアクションプランが掲げられています。過労死抑止の基準となる月あたり時間外労働80時間を上回らないようにするための施策が徹底できるようにするためには、業界の努力のみならず、消費者側の意識改革も必要なのだ思います。働き方改革の一環としての施策なので、労働者にとって有益なものかと思いきや、時間外労働の減少は減収につながるわけでもありますので、手放しでは喜べない状況なのだそうです。また、荷待ち時間や荷物の積み下ろし作業の分担などの問題もあって運送業界は人手不足と労働環境改善に非常に難しい問題に直面されているようです。この労働時間改善の問題・・・私たち医療関係者の世界でも取り組みをしていくことになっており、人ごとではないのですけど。まあ開業医はそれには直接縛られないので良かったのやら困ったことなのやら・・・・。

地図

4月11日 火曜日

昨日の夜は私の趣味の一つである「地図を見る」をしながら過ごしていました。地図と年表を特に意味なくパラパラとページを繰りながら眺めるのが好きなのです。地図はその時の気分によって日本地図か世界地図かを選びます。最近は東京の都市図を眺めることが多いです。都営〇〇線とか、東京メトロ〇〇線とか鉄道の路線図を見たりして、ほとんど滅多に行ったこともない街をエア散歩しています。昨日は渋谷から神宮外苑と新宿御苑をお散歩してみました。結構な距離ですけど多分歩こうと思えば歩ける範囲のように思います。その前はイスラエルからパレスチナ自治区周辺を探索してみました。距離を隔ててヨルダン川西岸とガザ地区に分かれています。エルサレムには三宗教の聖地が近接して並んでいます。インターネットで見る写真付きの地図にはバンクシーのアートがところどころに紹介されており、今どきの解説だなあと思いました。小説とかフィクションの書物での活字を読むのと違って、夜中に眺めていても眠くならないので不思議です・・・。

いつやるのか

4月10日 月曜日

今週は晴れマークが並んでいるようです。昨日は統一地方選挙がありました。私は期日前投票をしていたので当日はじっとしていました。各地でバンザイのニュースとか、敗戦の弁を語るインタビュー映像が流れています。このところ特に地方選挙では投票率の低さが話題になっています。ダブル首長選挙があった関西の某大都市では、いずれの投票率も30%を下回っていたのだとか。この中から誰を選んだら良いのか・・という嘆きも見聞きしましたが、それでも行使しないといけないのが選挙権というやつですね。〇〇味のカレーか?カレー味の〇〇か?なんて言っておられる方もいたのだとか。アメリカでの有色人種の方の不遇な歴史物を観たり、戦後ようやく行使されることとなった女性の参政権の短い歴史を考えるにつけて、おろそかにしてはいけない私たち最大の権利ということになるのでしょうか。時には若者と高齢者の世代間ギャップを煽るような広報活動が行われたりもしたようですが、世代に関係なくひとりひとりの大切な権利として考えると非常にシンプルなおはなしです。かくいう私もあんまり偉そうなことは言えません。投票率を上げるためにすぐに思いつくのはやはりインターネットでの投票でしょうか。セキュリティの問題などがあるようですので、まだ道のりは長いという見方が一般的のようです。マイナンバーが普及したら・・・と考えるのは未だ時期尚早なのでしょうか?これだけ医療機関に矢継ぎ早の政策を進めてこられるのだから(マイナ保険証とか電子処方箋とか・・・)、その熱意を投票率向上のためにも向けて欲しいなと考える今日この頃です。それでは今週もみなさんにとって良い1週間となりますように!

充電してます

4月9日 日曜日

朝からお天気です。花粉症症状もあってか、この間ぼーっとしていたらしく、ウチの人に週末は”なーんにもせんと寝ておくように”と言われたので、言いつけを守っています(今のところ)。東京で臨床をされている精神科の先生の講義を連続で聴いています。街場のクリニックをやっていると、身体疾患だけではなくて、ちょこちょことしたお悩み相談を受けますので、少なくとも初期対応はできるようになっておかないといけないのです。今までやっていることもあながち的外れではなかったのかなとも感じられて、さらにスキルを磨こうと思っているところです。カラダはココロの写し鏡でもありますので、ストレスをたくさん抱えていると身体症状にも少なからず影響は出てくると思います。まあ簡単にはココロが・・・とか、ストレスが・・・とかいうワードでは片付けてはいけないのですけど。合間に「第3の極地」という”積んどいた本”を読んでいます。人がいかにエヴェレストに魅せられて行くのか、そしてその結末を見届けたいと探索する人のノンフィクションです。訳者が古屋美登里さんということで、手に取ったのですが、やはり手堅い良書でした。さてそれでは続きを・・・・皆さんも良い週末をお過ごしください!

have we met?

4月8日 土曜日 あめ

昨日からずっと雨天曇天が続いています。うっとおしい・・・コロナ禍からずっと駐車場でのトリアージ診療をやっておりますので、屋外に出る(看護師さんに出ていただく)のに悪天候は大いに差し支えることとなります。晴れよ来い。さて、相貌失認症のお話です。マスクをするようになってからというものの、携帯ロック画面の顔認識解除ができなくなったとか、新しいOSにすると可能になったとか。大学への入構解除の時の顔認証で、所属する大学教授が毎回エラーになるんや・・・とかいう笑い話もありました。Aiの顔認証はマイナ保険証でも活用されています(今のところマスク装着患者さんの認識率はあまり良くないようですが)。そもそも私たち人間は、高い顔認識能力を持っています(よね)。お買い物で、数メートル先にいるマスクをした人物に対して、あーあの人って気づくことができます。顔(相貌)認識能力は側頭葉にある紡錘状回とか、扁桃体とかいう脳の部位によって担われるとされています。もちろんスーパーで云々というお話は、実際には顔だけではなく、歩き方、年恰好、姿勢、声、表情など色々な要素で成り立っていると思います。ただ、顔認識というのはある種独特な能力のようでもあり、特定の疾患ではその能力が失われてしまうこともあるようです。俳優のブラッドピット氏は自身が相貌失認症であると告白されているようです。そのためか、知っているはずの人に無視されたり、初対面のような態度を取られると受け取られ、傲慢な人格だと言われてしまうことがあるとのことです。COVID-19罹患後の稀な合併症としても報告されているようであります。患者さんの心理としては「私たちどこかで会いましたっけ?」と素直に聞くことが躊躇われるということがあるようです。人はうわべで解釈してはいけないという教訓を地で行く事例ですな・・・。

新年度

4月7日 金曜日

新年度、メディアでは新しい番組とかもあるようです。最近始まったラジオを聴いています。長く続いた珠緒さんの番組が終わってしまったのですが、替わって始まった新番組もフレッシュな感じでなかなか良いです。こねくと・・・お暇な時間がありましたらどうぞ(ラジコ・エリアフリーになりますけど)。さて、先日国家予算が可決されていたようです。11年連続で過去最大を更新して、今年度は114兆円になるのだとか(兆円が腸炎に変換されてしまうのは医者あるあるですけど)。収入と支出が徐々に乖離していくという現象が例えられて「ワニの口」問題として叫ばれて久しいですけど、コロナ禍を経てワニの口はワニの口ではなくなっていますね。この間の支出が極端に増えたため、ワニの口に牙が生えたような感じになっています。財務省のサイトを見ると、国の借金について詳細に書かれています。税収で賄える歳入部分は総予算額の半分ちょいでしかないのですね。残りの大部分は国債という名の借入金で補われている円グラフになっています。どういうことや目的に支出されているのかといいますと・・・3分の1は私も関与している社会保障費だとな。今年の目玉項目には子ども手当とか、防衛費増額とかがタイトルに並んでいます。大体の日本の国家予算というお財布を知っておくのはけっこう大事かもです。どんなことに使われているのか、自分のおうちの家計を全く知らないわけにはいかないですもんね。ということで・・・教えてchatGPT

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私の情報は2021年9月までのものであるため、最新の情報を持っていませんし、国家予算は政府によって正確に策定されるため、具体的な概略を提供することはできません。また、国家予算は議会の承認を経るため、最終的な内容が確定されるまで予測することはできません。

一般的に日本の国家予算は、以下のような要素が含まれることが一般的です。

  1. 収入: 日本の国家予算の収入は、税金、関税、国有資産の収益、融資などが含まれます。
  2. 支出: 国家予算の支出は、政府の各省庁や部門の予算、社会保障、教育、医療、国防、公共インフラ、研究開発、福祉など、政府の政策や優先事項に応じた様々な分野に割り当てられます。
  3. 政策の重点: 政府の政策の重点に応じて、国家予算の中で特定の分野やプロジェクトに予算が割り当てられることがあります。例えば、経済成長の促進、社会保障の改善、災害対策などが政策の重点として反映されることがあります。
  4. 財政の持続可能性: 日本の国家予算は、将来の負債や赤字のリスクを考慮し、財政の持続可能性を確保するために、歳入と歳出のバランスを取るように努められることが望まれます。
  5. 経済成長への影響: 国家予算は経済成長にも影響を及ぼします。予算が適切に使われることで、経済成長を促進するための政策が盛り込まれることがあります。

最新の日本の国家予算については、日本政府の公式ウェブサイトや財務省のウェブサイトなどを参照することをお勧めします。

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とのことです。意外とざっくりしてるな・・・。多分私の問いかけ方が悪いのだろうけど。

サイクロン走る

4月6日 木曜日

昨日は同年代の知り合いの方とお話ししていて、あの映画の話題になりました。とあるメディアでは駄作だと叩かれているとか・・・。1号はもちろん、2号のえのもとサンとか、緑川ルリ子役の浜辺美波さんとか・・めちゃいいのにな。ちょっと悲しくなったので、推しのトレイラーを貼り付けておきますね〜。音注意!

なんといっても生身のアクションが素晴らしいですね。昔の番組だと大野剣友会の皆さんが演じておられたのですが。あと・・・サイクロンの車両ナンバーが普通のものっぽくてちょっと気になったけどライダーが自分で役所に申請に行くのだろうか(笑)

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