京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

休日の定番

5月28日 日曜日

ちょっと早起きしてゆっくりコーヒー淹れて、ラヂコは休日の定番番組であるラディアントモーニングです。後藤さんのまったりしたトークとセンスある選曲が大好きなのです。今日はアメリカのギタリストであるマイケル・ランドウさんをフィーチュアされていました。A Whole New Worldのギターソロが後藤さんの推しだそうです。これ、あまりに短い尺すぎて今まで意識して聴いてなかったですけど、プロってそういうのに気付くことができるのですね(上から目線ですみません)。尊敬です。マイケル・ランドウさんって日本のアーティストのバックも多数こなされていますね。Return to Myselfとかもそうですけど・・。ギブソンだけではなくストラトキャスターもいいな〜とか考えながらの日曜日ののんびり朝でございます。さて、久しぶりにリクエスト・・・。かかれば何かちょっといいことありそう(笑)。ちょっと出動してきます。皆さんも良い週末をお過ごしください。

ニュース雑感

5月27日 土曜日

ホントに早い1週間です。今日は土曜日で少しのんびり(今のところ)。最近のニュースから再び耳にするようになった”ウェルテル効果”と”パパゲーノ効果”です。自ら命を絶ってしまった方の報道が過度に詳細になってしまったりすると統計的に一般の方にその影響と思われる数値が上昇するということです(これがウェルテル効果と呼ばれます)。ニュースの横に、気持ちが辛い時にアクセスする番号やサイトを同時に表示する報道が増えてきてはいますが、まだまだガイドラインが遵守されているものばかりとは言えないようです。それが苦境からの一つの脱出方法なのかと人に思わせてしまう番組や報道編集はこれからも注意しなくてはならないですね。ニュース関連では、トップ芸能プロダクションのスキャンダルもあります。これについては報道機関や出版社も、今まで知っていながら敢えて触れていなかったというコメントも見られます。圧力をかけられていたのか、忖度していたのかよくわかりませんが、事実としては深刻に受け止めなくてはならないのでしょう。ただ・・今現在活躍している人たちにその矛先を向けてしまうのはどうかと思います。彼ら彼女らは、巷間言われるよりも、それ以上に小さい頃から努力して地道に頑張ってきており、実力も伴っている方達が多いと思います。要は”大人の側の問題”が彼らの今後の活動をさらに毀損してはならないのだと感じています。よく知らんけど・・・

職業体験

5月26日 金曜日

朝から曇っています。昨日お仕事あがりに立ち寄ったスーパーマーケットでの一コマです。お母さんと小さなお嬢さんが買い物かごをレジに持ち込んで、店員さんが会計をされていました。まあ当たり前の何でもない光景なのですが。その子どもさんが、店員さんのレジ打ちの様子をじーっとつぶさに見ておられました。そういえば自分にもそういう経験があったな〜と。レジ打ち操作を見ている側ではなくって、それを見ている子供を眺めていた側なのですが。子どもの頃にレジ打ち作業に憧れるのってありますよね。アメリカの都市って大体チルドレンズミュージアムっていう、子供の遊びと学びのテーマ館のようなものがよくあります。そこで必ずと言っていいほど、ミニスーパーマーケットみたいなコーナーがありまして、一方が店員さん側の役目をして、模擬買い物をした子供がそこに並んでチェックアウトしていく「ごっこ遊び」をするわけです。大阪でしたか、キッズなんとかっていう模擬職業体験のような施設があったかと思うのですが、子どもってちょっと背伸びした大人のようなことをする体験ってすごく好きなのですね。昨日の子どもさんの頭の中もそんなことがぐるぐる回っていたのでしょう。では、週末近くの一日がんばりましょう・・・。皆さんも良い1日をお過ごしください。

ひきずらない

5月25日 木曜日

昨日今日とあさがひんやりしています。今朝は13度の表示でした。冬は10度超えているとなんとなくホッとしたのですが。慣れというのは恐ろしいものです。今は10度前半を見ると”さむっ”ってなります。恐ろしい反面、一方では慣れは心に安心をもたらしてくれる時もありますし、慣れが駆動力となる場合もあります。慣性の法則は中学生で履修する物理の法則でしたか。乗用車を運転しているときにしょっちゅう体験するものです。診察する時にも慣性が働いているなと思うことがよくあります。その場合はあまり良くない結果をもたらすことが多いと思います。前の患者さんとの会話が次の方に影響する場合とか、前の患者さんの症状や臨床診断にその後の方についての思考が引きずられてしまうこともあります。よく似たコモンな症状の方が続くと初見で診断をつけてしまってよく考えれば見出せたかもしれないわずかな兆候を見逃してしまうこともあり得ると考えています。なので・・・お一方診察をした時には、頭を一旦中立にして気分を一新してから次の方との対話に臨まなくてはなりません。これは言うよりも遥かに困難なことなのですけど。1日の始まりも昨日の出来事をひきずらないようにしていきたいと思います。日常生活の中でも後悔とか失敗と思うことを過度に持ち越しすぎないのがストレスを避ける意味でも大事なことのような気がしています。

認知症を予防する

5月24日 水曜日

さてさて水曜日、午前はおうち、午後はおそとの日です。朝から快晴ですので、気持ちよく一日過ごすことができればよいなと思います。さて今日は認知症という疾患についてひとこと。80歳後半までに伸びている平均寿命の一方で、現在では数百万人の罹患者がおられるという状況です。若年性認知症という少し特殊な状況を除くと、やはりご高齢の方の中での大きな心配事の一つとなっています。全世界的にそれは注目されており、様々な研究努力がなされています。治療薬の開発にも心血が注がれていますが、今のところ本邦で承認されている4種類の薬剤の効果は限定的でもあり、この分野はまだまだ苦戦が続いています。予防や発症後の進行抑止が重要であることは言うまでもありません。フィンランドでのFINGER研究というものから導き出された結論は、これらに有用な因子として、運動・栄養・生活習慣や認知啓蒙活動など多因子介入が重要であるとされています。実際には認知症を増長悪化させる可能性のあるものとして、糖尿病・肥満・高血圧・抑うつ・運動不足・喫煙などが挙げられるようです。特に後者になるにつれてその寄与度は大きくなっています。やはり中年期以降には、暴飲暴食を控えて、適度な運動を心がけ、他人との争いやストレスをなるべく少なくして朗らかに生きるということが大事なようです。最近診療で経験するのは、そこに過度な飲酒が加わるとかなり状況は悪くなることを実感しています。塩分・カロリー・アルコールが生活習慣を整えるためのキーワードです。

人とデジタルのはざま

5月23日 火曜日

マイナンバーカードが保険証に代わる存在として利用されるというお話です。もうすでにみなさん周知の事実でありましょう。全部一枚のカードで!の便利さは確かによくわかります。誰しもが思うように、一枚でこと足れるの裏側の心配は、万が一紛失したらどうしようですね。一方で少し前には自分のカードに別人の保険情報が紐付けられていたようだというニュースも報じられていました。なかなか便利なシステムにも落とし穴があり一筋縄ではいかないようです。当院も新年度から導入しているマイナ保険証ですが、まだそれほど多くの方が利用されてはいない状況です。クリニック側としては、正しい保険証情報があればそれでよろしいわけですから、特段に現状で困ることはありません。週刊誌の記事によると、このマイナンバーカードと保険情報の紐付け作業は、健康保険組合の担当者が手入力で行なっているのだということだそうです。確かにそれだと、絶対間違いが生じないとは言い切れないですよね。前述のトラブルが、その誤入力が原因であるとはもちろん言えないのですが、デジタルトランスフォーメーションとはいうものの、まだまだ手入力に依存する領域があるということは確からしいです。コンピュータ上での入力作業も、たまたま同じID番号を2者が異なる場所で入力した場合(つまりどちらかがIDをご入力しているわけですが)、その入力が秒単位でほぼ同時に行われると、システム上どのように入力情報が飛んでいくのかということも少し考えてしまいます。実際にはそんな稀なことは滅多に発生しないのでしょうけれど、理論上はありうる状況設定ではあろうかと思います。医療のDX化・・・言うは易く行うはやや難しなのかもしれません。

黄金比率?!

5月22日 月曜日

週はじめの月曜日は体が重く感じますね。1日半のお休みをもらったあと、これから始まる1週間の初日です。天気がなんとなく良くないことも鬱陶しさの一因のようです。この間某コンビニエンスストアで、印のついた商品を三つ買ったらご褒美がもらえるというのに引っかかってしまいました。引っかかったというのは、妥当な表現とは言い難いですかね。でも景品を餌に商品を販売するというのは、比較的昔からよくある手法なのではないでしょうか。往々にして手に入れたおまけは気がついたらガラクタの下敷きになって忘れ去られていることが多いのですが。で、印のついた商品はどういう基準で設定されているのだろう?という疑問に興味は移るわけです。おまけをつけてまで売りたい商品というのは・・・そうでもしないと売れないのか、そこそこ売れているけど、何かの理由で早く在庫を無くしたいのか。はたまた、店長の気まぐれでシールが貼り付けられているのでしょうか。おそらく最後の理由はなさそうなので、人気があまりないのか、期限が近づいているかの、どちらかではないかと推測されます。本当のところはどうなのでしょうか?中の人に尋ねてみたいですね。実際に今回購入した(させられた?)ものの一つは確かにな、というものでもう一つはそこそこ売れてるけどこの味はな、というもので、最後の一つは結構売れてると思うけどな〜という商品でした。たぶん売れにくいものの中に、黙っていても売れるけど在庫もふんだんにあるしというものを7対3ぐらいの比率で入るように決められているのではないかなというのが私の推論でした。さて、おしごとの準備に取り掛かることにしましょうか。みなさんも1週間のスタート、良い1日をお過ごしください。

Lサイズという選択

5月20日 土曜日

土曜日の朝は、その日まわりのお仕事の準備がないので少しゆっくりできる。コーヒーはMではなくLを選ぶことになる。SとかMとかを2回淹れた方が、冷めないし良いに決まっているのだが、ちょっと面倒くさいのだ。で、Lサイズの後半戦はぬるいコーヒーをなんとなく義務感で飲んでいるような気持ちになっている。しかもそれはDecafにしておかないと、午前中は尿意との戦いとなってしまう。その点、休日の朝は違う。いくらでも準備に時間をかけられるし、尿意など気にする必要もない。ささやかだがちょっとした幸せを実感できるのだ。ネロがパトラッシュを抱きながら眠りについた時のような、朝日が窓から後光のように差し込んでいる中で、コーヒーを啜る。あと一日頑張ろう・・・。毎朝15分ぐらいをかけて記事を書いているのだが、さしたるネタがないことがしばしばである。今日のように、である調を用いているときは特にそういう時なのだな・・・と考えていただいて差し支えない。15分なので推敲はほとんどできない。将棋で例えると、持ち時間を使い切った後の1分間戦に突入した状態とでも言えようか。仕事柄、情報漏洩にならぬように、病気を抱えた方達が読まれても大丈夫な内容で、クリニックのHPというある種のポリティカル・コレクトネスにも注意を払って行う時間制限のあるミニゲームのような感覚で書いている。意味のないことで紙面を埋めていくうち、そろそろ「時間です」の声がかかる。さて階下でお仕事の下準備に取りかかろう。みなさん今日も一日穏やかな日をお過ごしください!

SDGs再読

5月19日 金曜日

訳されて説明されている語は「持続可能な開発目標」ということです。ジャパンプラットフォームの説明文から引用しますと「キーワードはLeave No One Left Behind(誰一人取り残さない)」で、2030年を期限とする世界共通の17の目標を設立して、貧困や飢餓、暴力を撲滅し、地球環境を壊さずに経済を持続可能な形で発展させ、人権が守られている世界を実現することを目指しています。

①貧困をなくそう ②飢餓をゼロに ③すべての人に健康と福祉を ④質の高い教育をみんなに ⑤ジェンダー平等を実現しよう ⑥安全な水とトイレを世界中に ⑦エネルギーをみんなにそしてクリーンに ⑧働きがいも経済成長も ⑨産業と技術革新の基盤をつくろう ⑩人や国の不平等をなくそう ⑪住み続けられるまちづくりを ⑫つくる責任つかう責任 ⑬気候変動に具体的な対策を ⑭海の豊かさを守ろう ⑮陸の豊かさも守ろう ⑯平和と公正をすべての人に ⑰パートナーシップで目標を達成しよう

何かと引き合いに出されて社会問題と紐付けされて各々の命題の推進の理由とされることが多くなっており、誰もが耳にしない日はないと言っても過言ではないと思いますが。改めて目を通してみると、多岐にわたる提言がなされています。エコバッグを使うのはその中の100分の1か1000分の1くらいのレベルかもしれませんね。毎日面白くない、暗いニュースがたくさん流れてきますけれども、飲み込まれることなく、今一度冷静に根本的なことについて触れてみるのもまた精神的な安寧を取り戻す一つの方法かもしれません・・・などと考えながら、梨園の方のなんとも言えない報道を耳にしておりました。

まだまだよくわからない

5月18日 木曜日

1週間のうちで個人的に最もしんどいと感じる曜日です。天気が良いのが救いですね。さて今週からコロナワクチンの春接種なる定期接種が始まっております。基本的には秋頃に年一回のワクチンを行う今年度なのですが、ご高齢の方や基礎疾患のある方を対象として、重症化予防の目的で追加の接種が設けられています。それなりに皆さん関心をもってお問い合わせや接種予約に来院されております。今春に5類感染症に移行したため、インフルエンザと同程度の・・ということで語られることがありますが、まだまだよくわからない感染症であると私は考えています。味覚障害・脱毛・倦怠感などから肝機能障害・脳炎などなど軽症なものから重症なものまで、後遺症も色々な報告があります。まだ解明されていない感染機序のこともあり、油断はできない感染症だと思います。もちろんほとんどの場合では1週間程度で治癒してしまうものですから、そのことだけからは単なる風邪とも言えるのですが、重症化や後遺症などの観点からみるとこれからの課題はたくさんあるように思われます。

 

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