京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

様々なミッション・インポッシブル?

9月18日 日曜日

朝の番組でワクチンについての前倒し策を検討されていると大臣が仰っていたようです。インフルエンザの接種とか次に来るかもしれない波の中での”ミッションインポッシブル”が一つまた増えそうな予感です。がんばらねば・・・。さて、最近に限ったことではないのですが、時々社会での居づらさを症状として来院される方がおられます。多くの場合には身体的苦痛もさることながら、人間関係での悩み事が原因となっていることが多いように思われます。年齢の大小を問わずそれは人類永遠の課題のようですね。COVID-19は私たちに「距離感」というのを再認識させてくれたような気がしています。もはや私自身、人との間の適度な距離感を意識せずしては日常生活が営めなくなっているように思います。ここでいう距離感というのはもちろん人間関係としてのそれです。結婚後の生活で言うと、よく価値観の共有が大事だと言われますけど、それとて無理に共有しようとすると必ず歪みが来るのではないでしょうか。むしろそれぞれ個人の考え方とか生き方には立ち入らないという距離が必要だと言うふうに思います。友達関係だって、過度にコミュニケーションとかつながりを求めることで、逆にうまくいかない時の疎外感も生まれてくるのだと感じます。特に学生さんや生徒さんの場合にそういったお友達とのギクシャクした感じが生ずると、本当に深刻に絶望的な気持ちとなるようです。もうそれこそこの世の終わりみたいな憂鬱に囚われてしまうのではないでしょう。そんなの人生のある一瞬の出来事に過ぎないのだ、とアドバイスするのですけどどの程度響いているのかはわかりません。ただただ、私にできることは悩みをお聞きして、なんとか絶望の中の一筋の光のようなものがバトンパスできれば・・・と考えながらカウンセリング専門家でもない立場ではありますが、対応をしています。もちろん必要なときに、ご要望があればそういった窓口への引き継ぎの手助けはすることを忘れずに。

画伯よりいただきましたので早速アップロードしておかないと・・・ありがとうございます(^O^)

目は口ほどに

9月17日 土曜日

大きな台風が近づいているようです。せっかくの週末連休ですがお天気は悪くなりそうです。大雨に注意しないといけないレベルだとか。さて、人の話を聞くときには目を見て・・・と小さい頃学校で教えられたと思います。しかし診察中は別の話になります。患者さんが診察室に入って来られるときには足取りを見ますし、息切れ症状を訴える患者さんは、手元を見たり、頸部をみたり、唇の色を見たりしながら話をお聞きします。至近距離で会話しますから、この医師どこ見て人の話を聞いてるのだ・・・と思われるかもしれません。先日のおべんきょうでは、著名な診察の達人ドクターGが「まずは3分間患者さんの話に耳を傾けなさい。あとは・・・」とおっしゃっていました。3分以上会話を自由に続けてもらっても、それから先には有益な情報が含まれている確率がすごく低くなるらしいです。確かに聞いていくうちに疾患が絞られていくような話し方をされる場合と、どんどんとっ散らかっていく方と様々です。効率よく時間をなるべくかけずに問診診察をしていくには、高度なナビゲーション力が必要なのですね。まだその麓の域にも達しておりませんけど・・・。今日は連休前の土曜日です。どんな1日になるのやら。お昼ご飯はおうどんが食べたいな〜・・・。

 

大動脈弁逆流症の高度な方に見られるランドルフィ徴候〜心拍に合わせて瞳孔の大きさが変化します。目を食い入るように見られているな・・・と思ったらこの場合かもしれません( ͡° ͜ʖ ͡°)

ばっぽんてきかいかく

9月16日 金曜日

ウェブ予約・ウェブ問診などを導入しはじめて約2年が経ちます。少しは便利になったのかなと考えますが今ひとつ自信がありません。システムをいじると必ず皺寄せを食う部分があるのです。医療を取り巻く環境自体もかなり変わってきています。例えばオンライン診療が始まり、今はマイナンバーカードでの保険認証でわずかではありますが医療費に差が出てくるようなことにもなっています。やがては保険証もなくなる方向だと発表されています。コロナの実行再生産数が落ちてきた今、再度システムの構築をより良いものにしようと考えています。来春にはある程度長期的に使用し得るものができれば良いのですけど・・・。こういうの俗に抜本的改革というのかもしれません。本来私は社会的な処方箋としては抜本的改革よりも、少しずつ軌道修正していくやり方の方が良いのではないかなと思っています。政治家の人たちは、一度口を開くと「抜本的改革」と言われる傾向にありますね。よほどの確信がない政策でないと抜本的にいきなり変えてしまうというのはちょっと怖いなあと思ってしまうのです。なのですけど・・・今回のシステム改良については抜本的に考えてみようかな。今朝のニュースで政権支持率が急降下していると報じられています。ブレる・決められないというのがそのキーワードのようです。別に総理を擁護するつもりでもないのですけど、逆に権力を笠に着て議論無用のトップダウンで変えられるのはちょっとごめん被りたい派なのです。やはり議論をして皆の考えをそれなりに反映させながら物事を決めていってほしいです。そうすると当然ブレるように見えますし、即断即決とは真逆の過程をたどりますけど。それがいわゆる民主主義じゃん・・・。あ〜そのためにはまず開いてもらわないとなりませんね”国会”。お給料もらったらやっぱり議論しないと政治家は。ではお仕事に戻ります・・お天気悪くなるようですけど、今日も一日お仕事ができることに感謝!

\(^_^)/

9月14日 水曜日

とうとう買ってしまいましたよ・・・

“Reflections of a guitar icon Randy Rhoads”

さて・・・わらしは観に行けるのかこの映画。行けるといいな~、行けなくてもいいな~半券ちぎらなくても済むから。1973年にランディが結成したクワイエット・ライオットというバンドの初めの2作品は日本ではアルバム化されているのですけど、全米未発表なのですよね(たしかそうだった・・・)。だから彼の直筆の” Japan has the best fans in the world” っていうのはたぶん彼の本音ではないかな~と思っています。クワイエット・ライオットっていう命名がすでにセンスありありですよね。数年後に彼はオジー・オズボーンに拾われて花を咲かせるわけですね。直後に飛行機事故での非業の死を遂げるという何とも言えない一生に当時中学生だった私はとても衝撃を受けたのであります。黒と白のポルカドットのフライングV(左端のやつです)は当時すごく好きで、マイケルシェンカーのVとどちらかくれると言われたらどうしようかな~とか、真剣に考えていました。音色としては右端のレスポールカスタムが好きですけど。カスタムって歪んだ音でもウォームな感じがして温かみを感じるのですよね(ウォームを和訳しただけの語彙・・・)。ヘヴィメタ・ハードロック好きっていうのはある意味自分にとって黒歴史でしかなかったのですけど、最近カミングアウトしてからはむしろ仲間を探して三千里状態です。カミングアウトって・・・大げさやな。

分厚い封筒

9月13日 火曜日

朝夕は比較的過ごしやすい気温になってきたようです。ポストを開けると後期高齢者の健康保険に関連する分厚い封筒が入っていました。10月から一定以上の所得の方にかかる医療費の窓口負担割合が変更となります。

いわゆる2025年問題と称される、団塊の世代が後期高齢者となる時代に発生すると予測される種々の問題があります。医療費はその最右翼としてあげられているわけですね。増えていく世代間での負担率の差を均てん化するための方策なのでしょう。実際に人口統計はかなりの精度で将来が予測できるわけですので、そこから逆算して制度設計を行なっていくのはさほど難しい話ではないのだと思います。まあ今回の改正は必要なことなのだと思います。7波がおさまりつつあるこの時期に少し厚労省の白書などを斜め読みしてみましたけど、かなり詳細な将来予測とそれに基づく対応を考えていることが分かります。マイナンバーカードでの保険認証だってそうです。マスコミでは顔認証とかなんとかポイントとかばかりが宣伝されていますが、その本質は異なるところにあるわけですので、理を尽くしてマイナンバーの利点をもっと国民に訴えかけてはどうかと感じますね。まあそれは政治家の仕事なのかもしれませんけど。私たち医療従事者だってそれなりに環境が整えられていくのは悪い話ではない筈です。本気の将来設計を考えてくれている各省庁の方達の働きがいを確保できるようにしていくべきだと思いました。政治家の尻拭いとか、本来あるべき統計や資料を蔑ろにするようなことをさせられたり・・・若い志ある方達が多く離職されるのだとも聞いています。本当の国の危機は将来起こるかもしれない地震災害と人口減少から派生する問題と、衰退する経済や資本の体力の低下にあると・・・今週末のおべんきょうで再認識しました。なかなかむずかしいけど向き合って行かないといけないですよね。ま、今日も一日自分のできることを精一杯やるだけです。皆さんも良い1日をお過ごしください!

美味しいやつと便利なやつ

9月12日 月曜日

DeepLというのがスグレモノだということで、ちょくちょく試しています。確かに出来上がった英語記事なんかを訳してもらうととても自然な日本語に変換してくれています。ニュース記事などを読解するのに非常に便利です。昨日は色々とやってみましたけど、使えば使うほど英語学習の意欲が削がれていくのが分かります。語学の専門家の方に言わせるともちろんいくつか問題点はあって、正確性が損なわれている部分も少なくないようです。しかしある一定の速度で、新聞記事や英語論文など比較的定型的な表現が使われる文章なら利用する価値はあるのかなとも思います。英語学習の楽しさを理解しつつ、細部に誤りがあるかもしれないことを自覚しつつ利用するのであれば大変に有効なツールだと感じています。試しに以下の論文のAbstractを訳してもらいました。

Comparison of Rapid Antigen Tests for COVID19.

Yamayoshi S, Sakai-Tagawa Y, Koga M, Akasaka O, Nakachi I, Koh H, Maeda K, Adachi E, Saito M, Nagai H, Ikeuchi K, Ogura T, Baba R, Fujita K, Fukui T, Ito F, Hattori SI, Yamamoto K, Nakamoto T, Furusawa Y, Yasuhara A, Ujie M, Yamada S, Ito M, Mitsuya H, Omagari N, Yotsuyanagi H, Iwatsuki-Horimoto K, Imai M, Kawaoka Y.Viruses. 2020 Dec 10;12(12):1420. doi: 10.3390/v12121420.PMID: 33322035

最後の一文の表現が翻訳例によっては、日本語での微妙なニュアンスが異なってくるかもしれないなと思いました。

昨日は色々と頭を使いましたのでご褒美に・・・チートデイっていうやつですね。バンズが妙に美味しく感じられましたけど、変わりました?

 

 

20年の月日

9月11日 日曜日

きょうはセプテンバーイレブンですね。今気づきました。21年前にツインタワーは崩れ落ちたのですね。いつか書いたかと思うのですが、その日その時私は某京都市伏見区(たぶん)の某病院で当直業務をしておりました。手術室からスクラブを取ってきて、パジャマ代わりにそれを身に着けて。当時大学院生でしたので論文の推敲に一晩費やしていたのです。ブラウン管(本当にブラウン管でしたよ)のテレビがすぐ横にあったのでそれは常にオンになっていました。わたしは当直の時には常にテレビをオンにしておく癖がございました。電気代もったいないのですけど、TV付けて寝ていると、途中で起こされたときに覚醒する時間が早いような気がしていましたので、ずっと付けていました。その夜はつける必要はなかったのですけど・・・。ブレイキングニュースみたいな感じで報道されていたのに目が釘付けとなってその後論文作業はまったく進まなかったのは言うまでもありません。20年以上が経過したとは・・・。月末の事務処理もひと段落しましたので今日は今後の予定の環境整備とか、ちょっと読書とかをする平和な一日にしたいと思います。みなさんも良い週末を・・・。

ひとりごと

9月10日 土曜日

昨日はお仕事終わってから新規導入機器についての面談打ち合わせをしていました。そんでその後ちょっと色々と1人でお勉強。この怒涛の3ヶ月間を振り返っていました。新しい機器については、常にそれを利用できる人とできそうにない人と双方への目配りを考えないとなりません。世に言うデジタルデバイドとかメディアリテラシーとかって、分断を誘いがちな切り分けなのでそういう単純な図式でどちらかを選ぶ・・・ではなくって。双方に利用していただけるように、そして業務の効率化をはかることができれば理想的です。まあいつものことながら中途半端〜な感じで終わりそうな予感が今のうちからしていますけど・・・。この3ヶ月間問題については・・・自分ながらにまだ総括はできていませんが、身体中から負のオーラが出まくっていたのではないかなと反省しています。毛穴という毛穴からマイナスイオンならぬマイナスオーラが・・・これはスタッフにも伝染するやつですので、デオドラントかデトックスをしておくことにしましょう。それには・・・寝ることか(笑)それではあと一日・・・頑張るお〜

部屋のすみっこに・・・

9月9日 金曜日

朝が暗くなってきました。虫の声も秋になっています。先日はあまりに間近に聴こえるので、よくよくみてみると家の中にいましたコオロギ君。そのままにしておいたけど今どこにおられるのか・・・。さて新型あいほんの発表があったようですが、今回も USB Type Cではなかったようです(たぶん)。それよりも高いやん!っていう感想が多いですね。細かくみていないのですが、高いようです、ハイ。それほどまでにこの円安の状況は私たちにとって危機的ですね〜。わかりやすく解説されると、私たちの100万円の貯金が2年間で知らない間に70万円に目減りしたっていうことらしいです。それで10年前に比べるとなんと半分になっている計算となります。だったら金利をあげればいいのでは、にならない(できない)ところがなんとも歯痒いところです。興味を持って注視するだけではもはやダメな領域に突入している感のある為替の状況です。どうなるのか・・・気を取り直して、今日も一日頑張ることにしましょう。

緩和

9月8日 木曜日

昨日は書類仕事が山場を迎えておりました。なんとか乗り切ったYo〜・・・ 数時間ぶりにネットを覗いたら、療養期間が短縮されますとのこと。なんと今日からではありませんか(昨日からか)。総合的な判断だと思いますが、同時に今まで以上にそれぞれの人たちの自己管理とか事業所単位での感染対策プランが必要とされると思います。7日を過ぎてもおそらく半分近くの方の鼻汁には抗原キットで検出できる程度のウイルス由来のタンパクは含まれていると思いますのでそれに該当しながら社会復帰される方は「マスクして・大声で喋らず・人が向かってきたら少し距離を取って」みたいな自己行動抑制が望まれます。これからの季節、あまり想像したくない8波・インフルエンザ・予防接種の混乱(flu/コロナ1価/コロナ2価)それから雪・・・難敵ばかりが待ち受けるゲームキャラの心境です(泣)。あと保育園での悲痛なニュースが流れていました。2度と起こらないようにしなくてはなりませんね。同時に保育士さんたちの業務がそれほどまでにヒトの命に直結するのだということも再認識しました。園児さんたちと先生の感染クラスターもあります。リスクのあるお仕事・・・それなりの労働環境も整えてあげて欲しいものです。では今日も一日頑張ってお仕事ができることに感謝!

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