京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

むかしとちがう

8月8日 月曜日

立秋を過ぎたとのことです。暑中と残暑の狭間に来ていますが、まだまだこれから暑さが本番となります。日曜日は久々に書店を覗いてみました。普通の品揃えのショッピングモール内の比較的小さな店舗です。訳あって森村誠一氏の文庫本を探していたのですが、ほぼ一冊も在庫がないというのにちょっと驚きました。むかしなら推理小説コーナーは、彼の著作と松本清張氏のものがずらりと並んでいたと思うのですけど。予想外のことでしたとさ。

それでは・・・新しい週の始まりです。どんなことになるのやら、ちょっと恐ろしくもありますが、がんばりましょ。

8月6日です

8月6日 土曜日

今日は私たちが忘れてはいけない1日ですね。8時15分の黙祷に始まり行われる記念式典。夕方の灯籠流しは今年もコロナの影響で中止されるとのことです。5−6年前の夏休みに訪ねた原爆資料館は、ちょうどリニューアルの最中だったのですが、ちょっとスケジュールを無理してでも行ったよかったなと今でも時々写真を振り返っています。爆心地に程近い中島地区と呼ばれる川沿いの一帯の中に吉川旅館というのがあったそうです。シンガーの吉川晃司さんの祖父が経営されていたというもので、その後メディアでも取り上げられて特集が組まれたりしていたのを思い出します。川は水を求めて集まってくる被爆された方達で埋め尽くされていたのだと思います。青い空とキラキラと輝く太平洋の水面と、爆弾とか銃弾って・・・どう考えてもそぐわないです。今年の夏も恒例の読書を何にしようかなとそろそろ考えていますが、あんまりゆっくりできる時間は多くはなさそうです。

では今日も・・・いざ外来へ参りませう。皆さんも良い週末をお過ごしください!Stay safe!

研修協力機関として

8月5日 金曜日

ややピークアウトしたのかもという期待と、いやいや検査数が限界に達したのではという冷や水に一喜一憂する状況です。今月より基幹病院から研修医の先生をお招きしております。地域医療の学びを得て頂くための一環です。研修協力という名目ではありますが、私自身も逆に最新の情報を得るきっかけにもなるので大変有意義に感じています。自分自身のプラクティスがきちんとしているかどうかの検証にもつながるのではないかと考えています。他人に恥ずかしいところは見せられないということですね。いずれにせよ、日常業務に遅滞なくプライバシーにも配慮して、研修が意味のあるものとなるようにと願っております。さて・・・今日はどんな1日になるのでしょうか?少し怖い気もしますが、なんとか頑張ることにいたしましょう。なにせ・・・働くことに感謝の気持ちを忘れずにいようと毎日肝に命じているマンですので、その本領をきっちりと発揮せねば。では、いざ戦場へ向かいます!(だいぶん大袈裟やな)

協会、命名したってよ。

8月4日 木曜日

ちょっと苦手の木曜日です。日本気象協会が新しい命名をなさったのだとか。

40度以上の日→「酷暑日」30度以上の夜の日→「超熱帯夜」

異論なしです。外来診察をしていると、皆さん予想以上にお外作業をされています。特に建設業の方や、その補助作業をされている方の労働条件の過酷さは想像の遥か上をいくもののような気がします。持病をお持ちの方、血糖値のコントロールが今ひとつ(これは主治医の責任でもありますが・・・)の方がこのような環境下で働いた後、家に帰ってアルコールを飲み過ぎて(お気持ちはわかりますが)、翌朝待たずに脱水症状というシナリオはかなり危険ですね。脳卒中のリスクとか、腎臓機能への悪影響とか・・・。どうぞ皆さんお気をつけてお過ごしください。

では最後に昨日のお勉強ネタを貼り付けておきましょうか・・・

医療従事者を対象とした、3回ワクチンと4回ワクチンの差異です。4回目の接種はブレイクスルー感染を相当程度に減らしてくれています。イスラエルからの報告です(JAMA network)。

それでは・・・苦手の木曜日ですが、きばってやることにします。息をして、ご飯食べて、お仕事ができることに感謝!

癒しの・・

8月3日 水曜日

なかなか混乱の外来が続いています。最近は気持ちがネガティブになるようなニュースが多かったような気がしますが、一服の清涼剤をみて心を鎮めることにしますか・・・

 

なんで国葬にしてあげなかったのだろう・・・

短かめに

8月2日 火曜日

今日はまたまた40度を超えそうな勢いのようです。昨日は当地の発熱・体調不良患者さんの数はかなりピークを迎えようとしているように感じる1日でした。今日はどうなることでしょうか・・・。もちろん感染症が疑われるような有症状の方は、いつでもご受診頂ければ結構です。そのために病院はありますので。病院ホームページのトップに受診の手順を掲載しておりますのでご参考にしてください。それ以外の症状で、あまり急がないかな?数日は待っても支障はないかな?と思われる方は今週は少し受診を控えて頂くのが良いかもしれません。待ち時間がかなり長くなることが予想されますので・・。

では今日も暑くなるようですが、目一杯頑張ることにします。大変ではありますが、元気に勤労できることに感謝しております!

7月31日 日曜日

京都は猛暑日のアラートが出されていたようです。今日は・・・朝から麦わら帽子をかぶってTシャツと短パンで海辺に行き、浅瀬をちゃぷちゃぷしたりしながらカヌーを借りて小一時間、帰ってきてから風通しの良い縁側でスイカを食べた後、隣の畳の部屋でお昼寝をして過ごしました・・・という妄想をしながら、書類仕事をしていました。月末と週末が重なると喜ぶ人種がいたらそれは・・・開業医だと思います。夕方にはそれも終わったので、ずいぶん前に読みかけて開いたまま机に置いてあった小説を読みました。自分にしてはほんとに珍しく、ある程度のストーリーを思い出すことができたので、そのまま通読。ここのところ全く活字を終えていなかったのですが、やはり読書をすると頭が活性化されるなと再認識しました。本屋さんにもまったく行けていないし(私の基準では1か月行かないことを”全く”と形容します)、やっぱコロナが恨めしいです。2年余前には今頃まだこんな状況であることなど誰が予想しえたでしょうか。今回の波は過去最大の陽性者数ですが・・・あ、またこの話題になってしまった。やめとこ。

それではみなさん明日からまた新しい週が始まります。元気に頑張りましょう。私も自分のできること、やっていくこととします。ただ息をして、生きてるだけで良いのです。それでお仕事の半分は果たしています、あとのことはそれからやん! ( ´∀` )

過ぎたるは

7月30日 土曜日

まだまだ発熱と咽頭痛、倦怠感の患者さんが多く来られます。すぐに受診が出来ない場合でも、呼吸困難感などがなく、ある程度の水分摂取と食事摂取ができている時はさほど焦らなくても大丈夫だと思います。意外と知られていないのですが、新型コロナウイルス感染症の重症度診断の基準には、発熱の度合いは全く考慮されません。呼吸に異常がなければたとえ体温が40度でも軽症ということになります。今話題の”カロナール”(時々患者さんからカコナールって言われたりします)では、40度がせいぜい38度後半ぐらいに下がる程度の効果しか期待できないのですが(もちろん例外あります)、それでもさしたる問題はないのです。重症度はあくまでも、息苦しさとか、病院で測定する際には動脈血酸素飽和度という数値で判断することになります。さて・・・今日はもう一つの医療関連の話題提供となります。フレイルとかロコモという言葉をお聞きになられたことがあるでしょうか。高齢化社会ですのでもちろん内臓の健康は重要なのですが、一方で運動器疾患のトラブルも非常に問題となります。骨を丈夫にするのは・・・カルシウムということで、ドラッグストアではカルシウムのサプリメントやビタミンDのサプリメントなども豊富に販売されています。骨粗鬆症の患者さんにはすでにエルデカルシトールとかアルファカルシドールというような活性型ビタミンD製剤が処方されている方も多くおられます。このような薬剤は血清カルシウムを上昇させる作用がありますので、もちろん骨粗鬆症の悪化阻止に役立ってくれることになります。一方で、このような方がさらにカルシウムのサプリメントなどを服用されると、時にカルシウムのが体内に過剰になってしまうこともあります。かくいう私も先日このような患者さんを経験しました。カルシウムが上がるだけで済めば良いのですが、腎臓機能の悪化につながる場合があるため注意が必要です。カルシウム吸収を高める薬剤を服用されている方は、時々血液検査を受けていただき、カルシウムの数値を測定して安全域にあるかどうかを監視していく必要があるのですね(実際にはそれほど頻度が多い訳ではありませんので過剰な心配は不要ですが・・・)。さて・・昨日はアスファルトの照り返しがきつく暑かったです。今日はどんな一日になるのでしょうか。おは土の天気予報コーナーでは予想気温は35度を上回る猛暑となりそうです。皆さんお体お大事に・・・今日も一日がんばるゾ

なりたい職業

7月29日 金曜日

そしてプレミアムフライデーです。プレミアム感ゼロの毎日ですが・・・昨日は医療従事者にも認められた4回目を打ってみました。発熱はなく、左上腕の鈍い痛みだけが持続しています。今回はどのくらい抗体価が上昇するのか、またまたウォッチしてみます。また結果はご報告いたします。さてさて・・・先日ネットニュースで(というか最近はテレビもSNSのネタを拾い上げて流すだけみたいな感じになっていますけど)、若い世代になされたアンケート「将来なりたい職業は」というのを目にしました。会社員という選択肢も一定の支持を得ているようですが、予想通りありました「ユーチューバー」。時代を反映しているようでもありますが、たぶんそれだけネットでの自己発信が身近になってきているということなのでしょうか。本来はユーチューバーになる、ではなくてユーチューブのようなプラットフォームやシステムをつくりだすというのが夢になると良いのでしょうけど。自分なら今子供の時期を過ごしていたらどう答えているだろうか?と考えるのも少し面白い気がします。子供たちが健全な夢を持てる社会を作るのが大人の役目なのでしょうね。それでは今日も一日元気に過ごせることに感謝して頑張りたいと思います。

あたまから腐るかもしれない鯛

7月28日 木曜日

とうとう解熱鎮痛剤の出荷調整がかかり出したとのニュースを耳にしました。抗原検査は在庫と睨めっこしながら適応を考えて・・・だけかと思っていたら、今後は熱さましのお薬もちょっと考えながら処方しないといけなくなるかもしれません(まだどうなるのかよくわかりませんが)。流石にマスクなどの防護関連製品は安泰のようです。いまだにニュースでの”医療の逼迫”という話題では、第6波まで医療機関は何をしていたのか?というお叱りを受けることもあるようです。う〜む・・・やはりそこは医療機関に矛先を向けるのではなく、政策決定や予算配分の権限を持つ方々にお願いしたいところかなのかなと思わざるを得ませんかね。と思っていたら・・・官邸が財界と会食をやってます、抗原検査で(!)毎回チェックして万全を機しながら・・・というニュースが目に入ってきました。今1番のリスクは、他でもなく家族以外との会食だろうにと思いますね。そこへきて、抗原検査キットでチェックしたら万全を機することになるという何とも最悪のミスメッセージまでもが盛り込まれています。zoomかslackでやりなさい!って言う人いないのかな?官邸には。政策を評価したり非難したりするつもりはありません、それは人それぞれのものだから(私は私なりに考えは持っていますが、それを他の人と共有したりこの場で主張したりする気は無いです)。が・・・誤ったメッセージが伝わってしまって、感染症対策に不利益を被るのはご勘弁をと思います。今行うべきは時短営業とか、高齢者の外出自粛とかではなくって、まずは家族など日常的に顔を合わせている人たち以外との出会いの場をなるべく避けることなのではないかと思います。抗原検査は・・・エッセンシャルワーカーが、仕方なく勤務するときに朝行う一つの危険回避策に過ぎません。抗原検査陰性でも、核酸増幅検査で陽性でした・・・などと言うのはそこらじゅうで経験する事柄です。皆様も「今日の飲み会、みんなで抗原検査やってからね〜」などと言うのはゆめゆめなさらないことをお勧めします。それが身のためですゾ・・・。今日もまたネガティブなことを発信しているなとお叱りを頂戴しそうですが、元気におしごとに励みたいと思います。自分にできる最善のことをやる、やれることに感謝します。

それから・・・感染症の陽性の方が薬局に行ってお薬を購入できない場合に、調剤薬局が自宅への配送を担ってくださっています。日常業務に加えて、感染陽性者の方への対応で大変だと思います。ぜひ皆様のご理解がいただけますように・・・。

TOPへ