京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

まねーりてらしー

7月4日 月曜日

携帯電話が繋がらなかったそうです。私はたまたま今回の件とは別のキャリアを使用していましたので難を逃れています。すぐに連想したのは、訪問診療に影響するのではないかなということでした。案の定、連携している訪問看護の職員さんたちがトラブルになったとかいうお話を聞きました。また、訪問診療の医師に繋がらないという案件もたくさんあるのだということを知りました。携帯電話でつながる社会がすでに出来上がっているし、それがなくなるとすぐさま成り立たない事件が起こる現実に気付かされました。昨日はファンドマネージャーを経験したのちに、退職して自分で起業されたり、転職されたりという2人の方のお話や書物に接しました。お金ってなんだろう?という素朴な疑問から介護や少子化社会への提言に行き着くところが2人の共通点だったりします。お金のことを知り尽くした人たち(?)にとっては、より良い社会を形作るというのが、つまるところの終着点なのでしょうか。いや、そういうところに帰着できる人はむしろ少数派なのかもしれないですね。なんでもできてしまうという幻想を抱きがちな”お金問題”・・・正しいリテラシーを身につけて、皆がより良く過ごせる生きやすい社会づくりに貢献していきたいものだと考えています。

今日もまた・・・元気で朝ごはん食べて仕事ができることに感謝しつつ!

未来志向で

7月3日 日曜日

朝から事務仕事・おそうじ・学会オンデマンド視聴などなど。円安・かかりつけ医問題・エネルギー政策といった争点を(裏に?!)抱えながら1週間後に選挙を控えたワタクシたちですね。三本目の矢が一番大事って聞いていたのですけど、それがうまく放たれたのか、いやこれからなのか?、放たれたけどうまくワークしていないのか、これからワークするのか・・・寡聞にして知らないのです。そんなことが選挙の前にたくさんメディアで議論されたら良いと思うのですけど、何でも選挙前にはすごく縛りが強くなってしまうのだとか・・・。投票もオンラインでできれば良いのにとか、名前書かずに書いてある名前にチェックする方式にすればよいのにとか、あまた改善策と言われていることはあると思うのですけど、ずっと変わらないのは選挙制度でもあるのだなあと思います。アップルの製品が軒並み数万円の値上げになると数日前に大ニュースになっていました。いやいやこれは値上げじゃなくて、為替の問題でしょ?とか、そもそも日本は相対的に安い値段設定だったからこれでトントンでしょとか、言われているようですが、かなり購入へのハードルが上がったのは間違いない事実かと思います。私たちあんまりよくわからないうちに・・・国のかたちがだいぶん変わって来ているのかな~(これはですね・・・変わって来られなかったがために、結果的に他の国に比して相対的に変わってしまったという含意です)と思う昨今です。ここはひとつ・・・イデオロギーの左右を一旦脇に置いて(なかなか難しいとは思いますが)、この国のかたち・・将来どう次の世代に受け渡すのか、考えないといけないな~とか思っている、雨の日の休日です。でも一国の経済を考える時に、通貨の問題とか、労働力がどこから出ているのかとか、実際には銀行はお金そのものをやりとりしているわけではなく、数字が行きかっているだけだとか、数字が行きかっていたとしても外国企業の取引先銀行が邦銀だった場合には結局国内でのやり取りになるだけなのだ・・とか、簡単ではない議論になるのでホントややこしいったらないですね。ま、私自身はもう折り返し地点を過ぎているので、やっぱこれからの若い人たちに未来を選び取っていって欲しいものだなと感じています(←責任転嫁シテル)。今日もまた一日元気に過ごせたことにまずは感謝しながら・・・新たな一週間も頑張ろうと思います!

今のうちのアイドルです~

DX化するお

7月2日 土曜日

朝からウェブ問診のご入力をいただいており、ややテンション上がっております。効率化をどんどん進めて、利用される方のご負担をなるべく少なくしていくことも今後の課題だと認識しています。国の方針はこの間「ドン」って出たようなので、したがっていく方向でやらないといけないのです、ハイ。頑張ってDX化していくぞ・・・

明日からなんだか梅雨入りっぽい雨マークと台風も?! でもこうして元気で生きてることにただただ感謝しつつ頑張ることにします。

時には何も・・・

7月1日 金曜日

ちょうど一年の折り返し地点に来たようです(ですよね)。今朝はおっちょこちょいな事がいくつかあったので、気を引き締めねば・・・と思っているところです。さて、先日頂いた生花があるのですが、そのあとも保存できればと思ったので、なんちゃってドライフラワー作戦を実行しました。とは言ってもほとんど何もせずに放置しておいただけですが。たまたまの条件が重なったのでしょう。この所の日照りと乾燥もほどよく効果的であったのだと思います。なかなか良い感じに仕上がりました。よしよし・・・

時には何もせずにただ眺めておくだけ・・・というのも良い事があるのだな〜 今日も1日普通にスタートが切れることに感謝しながら、みなさま良い週末をお過ごしください!

本日臨時休診です

6月30日 木曜日

本日臨時休診です

明日以降は通常通りとなります

申し訳ございませんがご了承ください

受けるべきか・・・

6月29日 水曜日

暑いのですが、何となく長袖のアンダーを着ている私です。寒いわけでもないのですけどその方が居心地が良いのでそうしています。歳とったせいですか?と聞かれると、多分そうですねと答えるようにしています。内心では歳をとったかどうかにはほとんど興味がないので「どうでもいいかな」と考えています。自分は自分で与えられた命を毎日過ごしていくだけです。ただ・・・奥さんの指導を受けて、最近は筋力をつける(というか維持する)という運動は行うようにしています。内臓寿命が長くなるにつれて、骨格寿命(造語です)は相対的に持たないことが多くなってくると感じているからです。早い話が・・・身体は長生きしても、足腰から弱るという心配をしているということです。ま、いずれにしても限界はあるので肩肘張らずにやることにしてはいますけど・・・。健康寿命と大いに関わるかもしれない「健康診断」の話題でもしておきましょうか。私は診察の際に結構「日頃の健診結果」についてお聞きすることが多いです。健診推進派と思われているかもしれません(そんな派閥があるのかどうかは存じませんが)。ところで、” けんしん ” には健診と検診があるのご存知でしょうか?前者(健診)は、市町村などが国保の方を対象に行う特定健診などが含まれる考え方で、血圧血糖コレステロールなどを中心に生活習慣病などの洗い出しにターゲットされる日常の健康をチェックする目的のものです。一方で、後者はがん検診などに代表される、特定の疾病の有無をチェックするためのものです。プライベートで私費を投じて行われるものに、色々なオプションのついたがん検診とか、脳ドックと呼ばれるものもあります。私が推奨する、診察の時にお聞きしているのは、健診と自治体の行うがん検診についてです。いわゆるドックについては問われれば関与しますが、基本的に推奨している立場ではありません。これらはあくまでも個人個人が自分の考えと知識に基づいて取捨選択して行われるべきものであると思います。健診結果は日常診療でも参考にできる血液検査データを含んでいますので、病院で行う定期的な血液検査を省略代用できるものですから、積極的にお聞きしています(何より自己負担がいらないものですからね・・・)。がん検診も、普段の診療で患者さんは存外全ての異常を主治医が拾い上げてくれるものと思われるのですけど、保険診療では症状のないものに検査はできませんので、この辺りは自治体が公費を投じて行ってくれ、それなりに費用対効果の証明された(エビデンスのある)検診を活用するほかないと考えています。最後に・・・ドックなどでの高価なオプションで異常結果を時々相談されることがあります。例えば癌のマーカーが高いのですけどどうしましょう?とか。大体腫瘍マーカーというものは、ターゲットとされる癌の種類も複数に渡ることが多いですから、それを元に検査を進めると、かなりの負担(身体的にも経済的にも)になりますし、異常がなかったらなかったで、本当に大丈夫なのだろうか・・・?という疑念が続くことになるわけです。膵臓の検査・・・超音波・CT・造影CT・dynamicCT・MRI・内視鏡検査(それも膵管鏡というような特殊なものもあり)などなど、やりだすと相当なものになります。もちろんそれでうまく疾患が見つかり、早期の手術ができてよかったというケースもないわけではないでしょうけれど、逆にどこまで行っても異常はなく(その方が本来望ましいのですが)、疑念はついえず毎日が心配で心配で・・・というケースも存在します。CEAというマーカーは喫煙している方には比較的高率に異常値となることもよく知られています。脳ドックでたまたま指摘されたごくごく小さな脳動脈瘤も、後から考えると「知らない方が良かったのに」と思うことも確かにあります。自分に何も不具合の症状がないときに行うドック検査は慎重に適応を考えた方が良いなと思うことは確かに多いかもしれません。この問題は語り出すとかなり時間がかかりますし、多岐の論点がありますので、今日はさわりの部分のみに留めておきます。

それでは今日も元気にお仕事ができることに感謝して・・・みなさま良い1日をお過ごしください!

雷ゴロゴロ

6月28日 火曜日

昨日の午後はものすごい雨が降りました。雷もすごかったです。停電になりませんように・・と祈りながら過ごしておりましたが、トラブルなく数時間後には何もなかったかのようなお空になっていました。何やったんや・・・。さて・・愛読していたコラムニストである小田嶋隆さんの訃報に触れないわけにはいかないでしょうね。先週の金曜日でしたか。毎月聞いていたポッドキャスト的な師匠との対談でのお話から、医師としてはおそらくそう遠くないうちにもしかすると・・・と感じてはいたのですが。大きな喪失感を感じました。もちろん、別に身近に接したりさせて頂いていた訳ではないのですが。ポッドキャストでは、購入者限定のお話ですので、まさに歯に衣着せない鋭い語り口(毒舌)を披露されていたのですけど、TBSラジオたまむすびの赤江珠緒さん・カンニング竹山さん曰く、上下の分け隔てなく、誰にも優しく丁寧に接するお人柄は、みなさんから愛される人物であったことは間違いないようです。最近購入して読みかけていた氏初の小説「東京四次元紀行」が傍にあるのですけど、まさか遺作となるとは・・・。世の中は惜しい人から順に亡くなっていくのだな〜・・・

 

 

それでは今日も、惜しまれつつもこの世を旅立たれた人たちに、恥ずかしくないような振る舞いができますように・・・みなさん良い1日をお過ごしください。

 

発熱外来の受診について

6月27日 月曜日

暑い日が続いています。今日は首都圏では電力需給ひっ迫注意報が出ているそうです。気温が高い時にはエアコンが必須ですので、節電方法もかなり困難かと思いますが、できるだけ安全にできる電力節約を考えねばなりません。

さて、当院での発熱患者さん診察の方法をさらに整備しました(つもり)です。お知らせ欄の告知をご覧いただき受診してください。メールフォームからの申告に対しては診療時間内にチェックしきれない事もありますので、ご自宅よりウェブ予約・ウェブ問診をご記入いただき随時ご来院いただければと存じます。それでは、今日も元気に仕事ができることに感謝しながら・・・みなさん良い1日をお過ごしください。

覆された判決

6月25日 土曜日

以前にもご紹介していたアメリカを揺るがす判決がやはり出たようです。ロー対ウェイド判決と呼ばれる、堕胎禁止を違憲とする過去の判決が覆されたわけです。各州はこれで中絶禁止を決定することができるようになるとのことです。全米国民の6割が望んでいない結果が現実のものとなったわけですが、どのような雰囲気になっているのでしょうか・・・。長年の悲願が達成することとなった福音派と呼ばれる人たちの次のターゲットは同性婚禁止と言われているそうです。9人の最高裁判事の立ち位置が今まで以上に保守よりであることから、今回の判決は予想通りだったとも言われており、今回のことを踏まえては、上院議員の選挙戦に大いに影響が出るだろうとのことです。何だか時事ニュース記事みたいになってしまったな・・・・さて、お休みを前にあと1日なんとか元気を出して(!)頑張ることにします。みなさんも良い週末をお過ごしください。

「ふれぼとみすと」ってなんじゃ

6月24日 金曜日

暑いです・・・。さてさて来ましたプレ金です。再度プレ金のコンセプトに立ち返ってみましょう。何事にも原点に立ち戻って考えるということは重要です。

『月末金曜は、少し早めに仕事を終えて、ちょっと豊かな週末を楽しみませんか?仕事を早めに切り上げて、普段できないことに挑戦したり、なかなか会えない友達や家族と話したり。明るい街を散歩してみたり、仲間とスポーツを楽しむのも気持ちいい。夕方からゆっくり食事を楽しむのも、ちょっと遠くの街へ2.5日旅へ出かけるのも素敵。さあ、日本中で、いろんな豊かさが、始まります。プレミアムフライデー、スタート。あなたも、ちょっと豊かな、月末金曜を。』

・・・・すばらしい。全然実行できそうにありませんけど。仰っていることはその通りなのですけど、まずはその環境整備を始めることからかなという現在のワタクシの立ち位置でございます。

そして・・本題(いつもこれがしり切れとんぼになる本サイトです)「フレボトミスト」多分おおかたの人は初めて聞かれる言葉かと思います。”めりか”では・・・お仕事が細分化されています。医療業界では特にそうですね。ERで出てくるのは、救急室から検査に回される患者さんを運ぶだけの業務に就いている人が医者と洒脱なジョークを言いながら重症の重苦しい雰囲気を和ませてくれる・・・みたいなシーンを思い浮かべますね。専門職では、看護師さんもNP(ナースプラクティショナー)と呼ばれる制度が日本でも導入されつつあります。より専門的な看護職を設定して、数年ごとの更新制の職種として高度な知識と技術を駆使して医療に貢献されています。PA(フィジシャン・アテンディング)と呼ばれる業種は、手術室などでは執刀医が来るまでの準備を(開胸とか)かなりのところまでできる資格のようです。高度に細分化・専門化された業種、その中の一つに「フレボトミスト」があります。採血したり点滴のルート確保をしたりする専門職のようです。むか〜し、ワタクシどもが研修医をしていた頃には、点滴を詰める、ルートを準備する、患者さんのお部屋に行って点滴するまでの業務を全部自分たちでやっていたことがあります。そこで点滴がうまくいかなかったりすると・・・患者-医師関係が完全に崩壊する(少し大げさ?いやいやそうでもありません)くらいの事態に発展することもあります。ふれぼとみすとさんたち・・・いてくれたらな〜昔のワタクシなら涙流して喜んでいたかもしれませんわ。かの国の異常なまでの業務細分化・・・合理性とか効率化とかを重視して、医療を一つの経済活動と雇用創出の場として捉えられているのかと思うのですが、そのコストは・・・みなさんご存知の通りです。日本は医師と看護師と薬剤師でかなりを賄っていますので、非効率だけど比較的人件費コストが安くなり、皆保険制度が成り立っているみたいな側面は否めないのかなと思います。ややざっくり議論しすぎかもしれませんのでそこは割り引いてお読みいただければと思います。どちらかが正しくて、どちらかが誤りなのではなく、それぞれの良い点と悪い点をわきまえて制度の見直しを図ればよい”だけの”お話ですな。それでは、みなさまそれぞれのプレ金をお楽しみください。

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