京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

7月31日 日曜日

京都は猛暑日のアラートが出されていたようです。今日は・・・朝から麦わら帽子をかぶってTシャツと短パンで海辺に行き、浅瀬をちゃぷちゃぷしたりしながらカヌーを借りて小一時間、帰ってきてから風通しの良い縁側でスイカを食べた後、隣の畳の部屋でお昼寝をして過ごしました・・・という妄想をしながら、書類仕事をしていました。月末と週末が重なると喜ぶ人種がいたらそれは・・・開業医だと思います。夕方にはそれも終わったので、ずいぶん前に読みかけて開いたまま机に置いてあった小説を読みました。自分にしてはほんとに珍しく、ある程度のストーリーを思い出すことができたので、そのまま通読。ここのところ全く活字を終えていなかったのですが、やはり読書をすると頭が活性化されるなと再認識しました。本屋さんにもまったく行けていないし(私の基準では1か月行かないことを”全く”と形容します)、やっぱコロナが恨めしいです。2年余前には今頃まだこんな状況であることなど誰が予想しえたでしょうか。今回の波は過去最大の陽性者数ですが・・・あ、またこの話題になってしまった。やめとこ。

それではみなさん明日からまた新しい週が始まります。元気に頑張りましょう。私も自分のできること、やっていくこととします。ただ息をして、生きてるだけで良いのです。それでお仕事の半分は果たしています、あとのことはそれからやん! ( ´∀` )

過ぎたるは

7月30日 土曜日

まだまだ発熱と咽頭痛、倦怠感の患者さんが多く来られます。すぐに受診が出来ない場合でも、呼吸困難感などがなく、ある程度の水分摂取と食事摂取ができている時はさほど焦らなくても大丈夫だと思います。意外と知られていないのですが、新型コロナウイルス感染症の重症度診断の基準には、発熱の度合いは全く考慮されません。呼吸に異常がなければたとえ体温が40度でも軽症ということになります。今話題の”カロナール”(時々患者さんからカコナールって言われたりします)では、40度がせいぜい38度後半ぐらいに下がる程度の効果しか期待できないのですが(もちろん例外あります)、それでもさしたる問題はないのです。重症度はあくまでも、息苦しさとか、病院で測定する際には動脈血酸素飽和度という数値で判断することになります。さて・・・今日はもう一つの医療関連の話題提供となります。フレイルとかロコモという言葉をお聞きになられたことがあるでしょうか。高齢化社会ですのでもちろん内臓の健康は重要なのですが、一方で運動器疾患のトラブルも非常に問題となります。骨を丈夫にするのは・・・カルシウムということで、ドラッグストアではカルシウムのサプリメントやビタミンDのサプリメントなども豊富に販売されています。骨粗鬆症の患者さんにはすでにエルデカルシトールとかアルファカルシドールというような活性型ビタミンD製剤が処方されている方も多くおられます。このような薬剤は血清カルシウムを上昇させる作用がありますので、もちろん骨粗鬆症の悪化阻止に役立ってくれることになります。一方で、このような方がさらにカルシウムのサプリメントなどを服用されると、時にカルシウムのが体内に過剰になってしまうこともあります。かくいう私も先日このような患者さんを経験しました。カルシウムが上がるだけで済めば良いのですが、腎臓機能の悪化につながる場合があるため注意が必要です。カルシウム吸収を高める薬剤を服用されている方は、時々血液検査を受けていただき、カルシウムの数値を測定して安全域にあるかどうかを監視していく必要があるのですね(実際にはそれほど頻度が多い訳ではありませんので過剰な心配は不要ですが・・・)。さて・・昨日はアスファルトの照り返しがきつく暑かったです。今日はどんな一日になるのでしょうか。おは土の天気予報コーナーでは予想気温は35度を上回る猛暑となりそうです。皆さんお体お大事に・・・今日も一日がんばるゾ

なりたい職業

7月29日 金曜日

そしてプレミアムフライデーです。プレミアム感ゼロの毎日ですが・・・昨日は医療従事者にも認められた4回目を打ってみました。発熱はなく、左上腕の鈍い痛みだけが持続しています。今回はどのくらい抗体価が上昇するのか、またまたウォッチしてみます。また結果はご報告いたします。さてさて・・・先日ネットニュースで(というか最近はテレビもSNSのネタを拾い上げて流すだけみたいな感じになっていますけど)、若い世代になされたアンケート「将来なりたい職業は」というのを目にしました。会社員という選択肢も一定の支持を得ているようですが、予想通りありました「ユーチューバー」。時代を反映しているようでもありますが、たぶんそれだけネットでの自己発信が身近になってきているということなのでしょうか。本来はユーチューバーになる、ではなくてユーチューブのようなプラットフォームやシステムをつくりだすというのが夢になると良いのでしょうけど。自分なら今子供の時期を過ごしていたらどう答えているだろうか?と考えるのも少し面白い気がします。子供たちが健全な夢を持てる社会を作るのが大人の役目なのでしょうね。それでは今日も一日元気に過ごせることに感謝して頑張りたいと思います。

あたまから腐るかもしれない鯛

7月28日 木曜日

とうとう解熱鎮痛剤の出荷調整がかかり出したとのニュースを耳にしました。抗原検査は在庫と睨めっこしながら適応を考えて・・・だけかと思っていたら、今後は熱さましのお薬もちょっと考えながら処方しないといけなくなるかもしれません(まだどうなるのかよくわかりませんが)。流石にマスクなどの防護関連製品は安泰のようです。いまだにニュースでの”医療の逼迫”という話題では、第6波まで医療機関は何をしていたのか?というお叱りを受けることもあるようです。う〜む・・・やはりそこは医療機関に矛先を向けるのではなく、政策決定や予算配分の権限を持つ方々にお願いしたいところかなのかなと思わざるを得ませんかね。と思っていたら・・・官邸が財界と会食をやってます、抗原検査で(!)毎回チェックして万全を機しながら・・・というニュースが目に入ってきました。今1番のリスクは、他でもなく家族以外との会食だろうにと思いますね。そこへきて、抗原検査キットでチェックしたら万全を機することになるという何とも最悪のミスメッセージまでもが盛り込まれています。zoomかslackでやりなさい!って言う人いないのかな?官邸には。政策を評価したり非難したりするつもりはありません、それは人それぞれのものだから(私は私なりに考えは持っていますが、それを他の人と共有したりこの場で主張したりする気は無いです)。が・・・誤ったメッセージが伝わってしまって、感染症対策に不利益を被るのはご勘弁をと思います。今行うべきは時短営業とか、高齢者の外出自粛とかではなくって、まずは家族など日常的に顔を合わせている人たち以外との出会いの場をなるべく避けることなのではないかと思います。抗原検査は・・・エッセンシャルワーカーが、仕方なく勤務するときに朝行う一つの危険回避策に過ぎません。抗原検査陰性でも、核酸増幅検査で陽性でした・・・などと言うのはそこらじゅうで経験する事柄です。皆様も「今日の飲み会、みんなで抗原検査やってからね〜」などと言うのはゆめゆめなさらないことをお勧めします。それが身のためですゾ・・・。今日もまたネガティブなことを発信しているなとお叱りを頂戴しそうですが、元気におしごとに励みたいと思います。自分にできる最善のことをやる、やれることに感謝します。

それから・・・感染症の陽性の方が薬局に行ってお薬を購入できない場合に、調剤薬局が自宅への配送を担ってくださっています。日常業務に加えて、感染陽性者の方への対応で大変だと思います。ぜひ皆様のご理解がいただけますように・・・。

裏番組やってます

7月27日 水曜日

さて週半ばの水曜日です。午後からおそとに出る日です。皆さん感染対策十分に〜・・・。外来診療が発熱外来対応で凍結しているような時間帯があるかと思います。トリアージしてやっていますので、待合室は微妙なムードが漂っていると思われます。もうしばらく感染収束まではご迷惑をおかけしますがどうかご了承ください。では・・

ふだんのどりょく

7月26日 火曜日

ちょうど去年の今頃は確かスポーツの日っていう祝日があって、東京2020が開催されていたのではないかと思います。あれから1年ですが、どんな競技でどのくらい湧いたのか・・・?感動をありがとうもすっかり記憶から飛んでしまっているのかもと思うのは私だけなのでしょうか?(多分こういう表現はあとに・・・いやそうではないはずという含意があるのですが、今回は率直に自分だけなのかも?と思っています。いかがでしょうか?)。コンパクト予算の謳い文句と、経済効果の掛け声で開催されたはずでしたが、実際の効果を検証することもそろそろ忘れずにおきたいものだと思います。やりっぱなしはダメですよ、というのは子供に対するしつけの言葉だけにするのではなく、大人こそが我が事として考えていかないとならないですね。ついこの間行われた選挙だって同じことではないかと思います。投票した後、ところであの人言ってたことちゃんとやってくれてるのかな?という目でその後を見守ることこそが、投じた一票をその後に活かす唯一の方法であること、忘れてはなりません。憲法12条にこうありますね「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」この部分は結構好きだったりします。国民の義務は言わずと知れた「納税・勤労・教育を子供に受けさせる」なのですが、それ以外にも憲法の保障する権利を保持する努力が必要であると謳われているのです。すなわち、義務さえ果たしておけば、権利は得られるべき当たり前のもの・・とまでは言い切れず、このシステムを維持するために努力をしなくてはいけないというのです。権力の上に胡座をかいていてはいけないのは、何も為政者だけではなく、国民も同様なのですね。民主主義のシステムとは、まことに深いものなのでありマス・・・御託を並べてばかりおらず、今日も1日勤労ができることに感謝しながら頑張ることといたしましょう。では・・good luck!

またこの話題かよ

7月25日 月曜日

昨日は午前中アレに行ってきました。結構顔見知りの方達とお会いしました。全国的に陽性者が過去最大値を更新し続けているようです。ピークアウトしつつあるのではというご意見もあるようですが、検査の陽性率もえらいことになっているので、検査が単に追いついていないだけの可能性もありそうです。まだしばらくは増え続けそうですね。当地でも自宅療養者や入院の方が、多くの数になっています。病床に関係する職員や保健所の職員の方々がかなりの負担を強いられていると思います。私たち末端も確かに対応は大変ではありますが、まだまだそういう部門に比べると文句を言ってられる状況ではないと思いながら日々対応しています。遠方への旅行は対策と状況把握を慎重に行ってからされるのが良いかと思います。現地で症状が出たとしても、入院はできない、宿泊場所は予約なし、交通手段も・・・ということになりかねません。特に、沖縄や南の島での状況はかなり逼迫しているようですので、引き返す勇断も必要かもしれません。それでは今日も(どんな1日になるのか・・・?)普通にご飯を食べて、駄文をしたためて、おしごとができることに感謝したいと思います!

自宅療養の際には・・・なかなか病院へのアクセスができないときには薬局でお薬を買っていただくこともできますが、そんなときには下記の情報も参考になりそうです。

意外な土曜日

7月23日 土曜日

昨日の夜は確かに明日土曜日だという自覚があったのですけど、起きた瞬間から頭の中が「今朝は金曜日モード」になっていました。そしてカルテを開いてゴソゴソやっている最中に「今日土曜日やん」って気づきました。まだなんだか不思議な気分を引きずっています。確かに”おは朝”にもシャンプーハットが出ておられますな。あんまりテレビは見ていないのですけど、”おは土”と某番組での八木さんの”グルメポーチ”は欠かさずチェックしています。スポーツコーナーでは巨人軍チーム内大感染が報じられていました。一方で、今のところメディアでは「行動制限はしない」という報道が出ています。それはそれなりに妥当だとは思うのですけど、そのメッセージが「予防が不要」みたいに受け取られていることはないのかな〜と少し心配しています。不要不急の外出や大人数での会食・活動はとても注意が必要です。会社内でも昼食を共にする、とか近距離でマスクなしでワイワイと歓談する・・というのは引き続き慎重にしたほうが良いと思います!!なぜなら・・・クラスターが本当に多いと思うからです。それでは・・・今日も一日穏やかな良い日となりますように。そして意外な土曜日に元気におしごとができることに感謝します。

That’s the way it is…

7月22日 金曜日

英国のボリスジョンソン首相の辞任スピーチが話題になっていました。” I’m sad to give up the best job in the world, but them’s the breaks.”というやつです。後半の部分が英語ネイティブの人たちにとっても「何じゃそれ?」だったそうです。最高の仕事を辞めるのは悲しいが、仕方ない・・・という意味のようです。けっこう砕けた表現なのだけど、それを辞任会見のようなフォーマルな場で使ってしまうことに驚きの声があったとのこと。まあ風雲児といわれた氏のことですから、何とも思っておられないのでしょうけれど。そんな話題を目にしながら、私なんて・・・「仕方ない」で物事が諦められたなら、人生きっと楽になるだろうなって思いました。何事も思い詰めるのは良くないのかもしれません。少しのことは流していきましょう・・仕方ないさ、人生そんなこともあるよってね。” That’s life.” ” It is what it is.”とかいう表現はよくドラマでも耳にするやつですね。あと” That’s the way the cookie crumbles.” っていうのも初めて知りました。直訳すると「(仕方ないよ)クッキーはそんなように砕けるものさ」という意味のようです。なかなか面白い表現だな~ネガティブなことを言っているのだけれど味わい深い響きがします・・・。日本語だとみなさん何を思い浮かべますか? 私なら・・・「しゃーないやん」一択ですね。

 

安楽は敵?!

7月21日 木曜日

今年の受賞作が決まりましたね。直木賞候補は5作品中4作品が女性作家でしたし、芥川賞に至っては全ての候補作が女性作家というのも話題となっていました。いくつか読んでみたいのがあるのでまた本屋さんに行かんと・・・。ネットで買うのも便利なのですけど、実際に手にとってみてみたいという気持ちもありなかなか複雑な心境です。連日宗教関連の話題をメディアが報じているようです。高額の寄付金などがあったりするようですが、側で聞いているとなんでそこまでやってしまうのだろう?とか疑問に思います。実際に当事者の方達は真剣に疑いなく(?)されていることがほとんどなのでしょうけど。日本からの寄付金額が最多であるという報道もあり、やはり何らかの国民性みたいなものが背景にあるのかもしれないなと思ったりします。昔から日本で人気のあるスポ根ものですが・・・楽なんかしてちゃいけない、成功するには、報われるにはそれなりに辛くてしんどい思いとか努力をしないとダメなのだっていうやつです。これ結構私たちの潜在意識に組み込まれているような気がします。為政者、悪徳な支配者(がいるとしたら)にとって、このようなマインドを持った人々ほどたやすく操縦できるものはないのかもしれません。追い込めば追い込むほど、頑張ってくれるのですから。でもそういうストーリーって結構人気があったりしますよね。今までのスポ根ものの漫画とかって大体そういう筋立てになっているものが多いです。決してその作品がそれを意図して作られたわけではないのでしょうけど、それほど私たちの嗜好がスポ根ものと親和性が高いとも言えるのかもしれません。「いいか、あなた達よ、成功したいならこれくらいのことで弱音を吐くんじゃないぞ。私はあなた達のことを思って、敢えて厳しいことを課しているのだよ」っていう話法ですね。何でも安きに流れるというのが良いというわけでもなく、要はバランスの問題なのだと思います。それとそこに気付いて認識しておくという問題意識があるのかどうかということ・・・難しいけど。しかし・・・ドカベンとか明日のジョーとかはそういうスポ根ストーリーとは一線を画していたな〜とか今更ながらに考えたりしている最近のワタクシでございます。さてと・・・現実世界に戻ってお仕事の準備をしてきま〜す。皆さんも良い1日をお過ごしください。今日もごはん食べてお仕事ができることに感謝して過ごしたいと思います。

現在自宅療養者が急増している状況です。

子供さんの自宅療養のポイント(国立成育医療研究センター)

自宅療養者向けハンドブック

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