京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

時代をたのしも

12月22日 水曜日

お世話になっているウェブサイトのアクセスがうまく行かなくなって1週間。なんとも落ち着かないのです。このところ暗いニュースが報じられており、なんとなく気持ちも重くなります。外来ではというと、長生きなんてするもんじゃないと嘆いている方もおられます。昨日のお勉強で読んだニュースでは、聞き慣れないけどなんとなく聞いたことがある単語がいくつも出てきました。cryptocurrencyとかnonfungible tokenとかあるいはbitcoinなど。いわゆる中央銀行などにより発行される国家の通貨とは異なる、暗号通貨と呼ばれるものに関する記事でした。blockchainという技術により安全性が担保されるものなのですが、日本語で解説記事を読んでもほとんどさっぱり理解できません。従来の貨幣というものが過渡期に来ている(??)らしいことはなんとなくわかります。思えば、非常に面白い時代に私たち人類は差し掛かっているのではないでしょうか。かつての既成概念がことごとく曲がり角に達して、新しいものへと塗り替えられているような感覚を覚えます。環境の変化であったり、性の概念であったり、今回のような貨幣であったり。こんな大きな変革の波が一度に来ている時代はかつてなかったのではないでしょうか?大航海時代も、産業革命の時代も、ある一側面の変化、それはあまりにも大きな変化であったことは間違い無いでしょうけれど、その時代を凌駕するようなものであるかもしれないなと思っています。ぼーっとしながら生きるには、あまりにも面白い時代です。日本は人口減少のフェーズに入っています。これから先、政府がいろんな政策を打ったとしても、そうは容易く増加の局面に転ずることはないでしょう。そういえば、幸福度ランキングの上位を占める北欧諸国は軒並み人口1000万人とかの国が多いようです。もちろん数字だけで幸せの度合いがわかるものではありませんけれど、そういった少ない人口でもやっていってる国を眺めてみるのも悪くはないのかもしれません。

さて・・・現実世界に戻ってお仕事!

多分そいつ、今ごろ

12月21日 火曜日

年末年始のお休みまでを指折り数えてます・・・。さて、最近おすすめ本の書評ポッドキャスト(蔦屋代官山店プレゼンツ)で知った気軽に読める本です。「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」なんだそのタイトル?と思われるかもしれませんが、ちょっとした時間に気軽に読める本です。

 

 

 

 

書影のアップは良いのでしたっけ・・? ま、宣伝にもなるから大丈夫かな

SNSとか日頃の人間関係のちょっとした息詰まり感の解消に役立つ(かもしれない)本です。SNSとは言うものの、自己情報発信を全くしていないので私自身は情報収集手段でしかないのですが(人付き合い的要素がない)、人によっては日常生活でのストレスの火種になるのですね。うまく対処しながら世渡りして行かなくては身が持ちません。便利なツールに逆に汲々として毎日を送るのは本末転倒ですからね。しかしパフェとか、それほど食べている人いるのかな・・・

茶腹もいっとき?

12月20日 月曜日

今年の月曜日もあと2回となりました。さて・・発熱を伴う患者さんへの外来を”発熱外来”と称して特別に行うようになってもう1年以上が経過します。他の患者さんとの動線を分離して、とか色々と配慮を強いられるのですが、発熱への対処については原因究明と、症状への対処が求められます。症状への対処は、解熱鎮痛剤と呼ばれる薬剤を処方したり、点滴したりして発熱の収束を図ることになります。一般的に対症療法と呼ばれるのですが、言わずもがな根本対策ではないわけです。発熱を有する患者さんへの対応で肝心なことは、原因の特定にあります。解熱剤で見た目を抑えても、根本的な対策をしていない場合には、再び発熱するのは目に見えているからです。子供さんの風邪による発熱などでも、おくすりで朝解熱していても、あえて登校登園をして頂かないという判断をすることもあります。患者さんの気持ちからすると、早くこのしんどい熱を下げてほしいということが一番なのですが、私たちはそこもさることながら、この熱は一体なぜ発生しているのだろうか?と考えることに重点を置いています。なぜこんなことを書いているのかというと・・・国の政策にも似たようなところがあるのかなと思ったからです。携帯電話の値段を下げるように電話会社に要請をしたり、昇給へのインセンティブをつけるための賃上げ税制など、根本対策を抜きにしては意味が薄くなってしまうのではないかなと感じることがあります。もちろんこれらも重要な対策だとは思います。が、元はというと・・・大幅な金融緩和で、目標インフレ率2%を達成することで、給与は自然に上昇していくはずというシナリオだったわけです。そこがうまくいかない原因を分析したり介入することが感心事のトップバッターであるべきなのかなと思います。もちろん電話の使用料を下げてくれたり、雇用先の事業所が給料を上げてくれるのは大歓迎です。しかしそれらはあくまでも繋ぎに過ぎないのかなと考えています。日本だけが真っ平らかやや右肩下がりのあのグラフ・・・めちゃ印象的なのですけど。

今日はお天気は良くなり、少し気温も上昇するようです。あと2週間全力で参りましょう!

変な夢

12月19日 日曜日

比較的穏やかな空模様です。今朝は異様な夢を見たため早朝覚醒でした。youtubeの発信を時々見ている心臓外科の先生がなぜか登場されています。私も昔取った何とかで、手術に入っています。胆のうの手術なのですが、ありえないトラブルが発生して・・そこからさらにありえない展開で、それマジで・・・この後ヤバいやんか?と思った瞬間に目覚めました。起きた瞬間は汗だくでしたけど、そらこれは夢だわな・・と思いました。そこから眠れなかったので、起きてハヤメシを食べています。最近ミステリーもの観たり読んだりしていたのと、日ごろの臨床のモヤモヤと、いろんなことがこの夢の原因であったのかなと思います。もうすぐオンラインのお勉強の時間ですので今日はこの辺で・・・。みなさま良い休日をお過ごしください。

expectedly…

12月18日 土曜日

天気予報のおっしゃる通りでした・・・。

小学校の頃に塗り絵がひどく上手だった子の至言に従ってやってみた「端っこから塗っていったら綺麗にできるで」

目標到達点になかなか至らないのでやってる身からすると、ちょっとビミョ〜

みなさまお足元お気をつけて、良い1日を。

年末のほうふ

12月17日 金曜日

まいとし年末にやること・・・

①大掃除をやろうと思う

②今年の振り返りと来年の目標を考える

③長めの小説を読む

とか・・色々あります。①について、ここで大切なのは実際にやるのではなく、やろうと思う・・・なのでご注意を。そうです、何も寒い寒い冬の日に窓拭きとか床磨きとか、手のつめた〜いことやらなくても。ここはひとまず、やろう・やりたい・やるとき・やれば・・・と思うことが大切なのです。暖かくなったら実行しましょ。②について、結構毎年考えてはいるのですが、大体実行できないことはわかっているので、最近は空想小説並みの世界に突入しています。目標は実行できないのが良いのです。目標は常に高く・・・うん、自分って理想主義者で素晴らしいですぞ。③は結構実行率が高いですね。今年は何にするのか・・・・毎年、夏は戦争関連の書物を読み、冬は長編小説に手を出します。今の所の候補はですね・・・「テスカトリポカ」「ジュリアンバトラーの真実の生涯」「大鞠家殺人事件」「エルビスコステロ自伝」とかかな。さて、残り2週間の診療をがんばらナイト。私の本職、外来診察業務・・・命かけてやらんとな、これぐらいは。なんでも中途半端な人間だけど、一つくらいは達成しよう残りの人生で・・・。

雪来るカモ

12月16日 木曜日

週末にかけて雪が気になるところです。今月も半ば折り返し地点を過ぎました。昨日は数字のお勉強の日でした。数字は魔物です。絶対価値を示してくれるので何よりも雄弁に私たちの心に訴えてくるからです。学校の頃の成績表とかテストの点数が良い例でありましょう。試験の答案が返されると、お友達は点数のところ、右上の端を折り曲げていました。私も自分の予想を大きく下回る(というか、そういう場合はあらかじめ大体予測がついていることが多いのですが)ときには、数字を見ると吐き気を催したものです。数字は忖度してくれませんし、非情で残酷ですね。良い悪い、勝った負けたをストレートに表してくれます。ゲーっていう数値を見たときには・・・目を瞑って、意識を一度天に上らせます。そして大きく息を吐きながら自分をこの世に戻してあげる(ような気持ちで)のです。そしてそれからは数を気にせずに、アナログな文字的な思考に入ります。数字にやられっぱなしではいけません。keep calm and carry on……

レイオフをめぐるお話

12月15日 水曜日

ネコの日です(勝手にそう決めただけですが)。たまに聴いているポッドキャストでレイオフのお話を耳にしました。米国の企業で働いている方なのですが、ある日突然雇用休止の宣言を受けた際の体験談を話されていました。ややハラスメントぽい上司が、オフィスに12時間以上ステイするように言われたり、男女の差別(女性を優遇されていたようですが)があったりとかいう職場だったようで、それまで耳学問で知っていた  ”先進的でノーハラスメントなアメリカの職場”  とはやや異なるなと思いました。ある日いつも通り出勤した彼女を待ち受けていたのは、上司からの「ちょっといいかな?」の一言。オフィスに行くと、神妙な面持ちの人事の担当者がおり、彼女はそこで、”いよいよ来たか”と感じたそうです。予想通り、レイオフの宣言を受けるわけです。ところが、そこからポッドキャストの内容はちょっと面白い方向に展開していくのです。彼女はその宣言を受けたときに・・・思わず涙してしまったのです。誰もがその場面を見ると「それまで一生懸命働いていた職場から、いきなりの解雇宣言を受けて感情を失ってしまう女性・・・」と思うのでしょうけれど、実際にはやや異なっていたようです。つまり、彼女がそのときに思ったことはどういうことだったのか?というとこうなのです。それまで彼女は自分に対して肯定感を持てない部分がたくさんあったのです。あれがダメだった、とかあの時こうしたのが間違いだった・・などなど、色々な負の感情の記憶があったのだと言います。そんなですから、さぞかし会社からの自分に対する評価も負に傾いているのだろうなと思っていたそうなのですが、レイオフ宣言を受けたときに時の上司が実は、自分のことを高く評価していてくれて、再就職の面倒をみるよと言ってくれたり、再雇用のタイミングが来たら真っ先に連絡するよ・・などと言ってくれて、それなりに自分は評価されていたのだ、と感じた瞬間に思わず涙が込み上げてきたのだそうです。あの人は自分のことをこう思っているのだろうな・・・とか、自分はこのぐらいしか周囲からは評価されていないのだろうな・・・とか、自ら決めつける必要はないのだなと思いました。結構好きですね、ポッドキャストからの学び。

いずこもおなじ冬のゆふぐれ

12月14日 火曜日

今年も残すところあと約2週間となりました。今年は診療面ではやはりコロナ対応に追われた1年だったと言えるでしょう。発熱者への対応はもちろん、普段の通院患者さんへも感染症対策を考える必要がありました。さらには5月から開始したワクチン接種業務です。ヒヤヒヤすることは多々ありましたが、一応とても大きなトラブルなくやって来られたことには大変感謝です。利用していただく患者さんへは、不十分な対応であったり、ご迷惑やご負担をおかけすることもあったかと思います。平にお詫び申し上げます。そして新しい年も、やはりワクチンからスタートすることとなりそうです。薬剤確保の実態がどうなのかは我々も知るところではないのですが、これからもまだ二転三転することをある程度覚悟しながら準備を進めていく予定です。やらなければならない事をやれる範囲内で行っていくしかないと思っています。年末年始のお休み、どこかでやらねば、一年の締めくくりと、次の一年の目標づくり・・・。定期的に送られてくる医学関連の新聞で取り上げられていた「敗血症をめぐる新しいガイドライン」です。米国・欧州の学会が合同で策定した重症感染症に関連する診療ガイドラインが5年ぶりに改訂されたそうです。スクリーニングに使用されるスコアリングの位置付けが変わったりしています。具体的な項目では、毛細血管再充満時間(CRT)の評価がランクアップしています。CRTは手指の爪の部位をぎゅーっと圧迫して白くした後に、再度赤みがかかってくるまでの時間(通常は1−2秒)を見るものです。子供さんの診察にも日常的に行います。何を見ているのかというと、循環虚脱の度合い、すなわち脱水の程度を評価しています。何の道具もいらない簡単な診察ですので、誰でもどこでもできますね。色が戻るのに3秒以上を要するときには、何らかの原因で脱水症状をきたしている可能性があります。ちなみに・・・今自分でやってみたのですが、かなり強く抑えても白くなる時間が一瞬すぎて確認できませんでした。どうやら水分、足りすぎているようです・・・(笑)昨夜ネットのニュース配信で(Reuter)、ノルウェイで行われているアルコールの提供禁止令の記事を読みました。新しい株の流行への対応の一環だそうです。添付してある写真では、間隔を空けて座ってワクチン接種を待つ人々の様子が写されていました。何処も同じ風景なのだなあ・・・と、今更ながらなんとなく思いました。長い戦いを強いられていますが、今一度踏ん張る時期に来ているのだと感じます。それでは!みなさん良い1日をお過ごしください。

 

 

patronage

12月13日 月曜日

今週は寒い日がやってくるようです。今日も北日本では荒れる天気とのこと。ま、そろそろということですね。

今読んでいる小説は、若くして最高裁判所の判事となるエリート裁判官が主役の物語です。とある事件で関わった被告人とのその後のストーリーが描かれているそうです。昨日はあくまでもエピローグ部分のみでしたが、これからどう展開するのか・・・ちょっと楽しみです。登場する判事は、日頃のニュースもあまり見ないようにしていると言います。自分がその事案に関わることになると、予断を持って判断することになってはいけないとの理由からです。ニュースも気軽に見られない、世の中の事件について家族で話題にすることを気にしなくてはいけない職業って、大変ですね。

 

またまた頂きました。画伯より。

似てる・・・一生懸命作ってくれている時間がもったいなすぎて恐縮です。若き芸術家のパトロンになる方の気持ちが少しわかるような気がしました。自分はそんなに偉い人ではないですけどね、もちろん・・・。それでは、週はじめ。みなさん暖かくしてお過ごしください。

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