3月3日 水曜日

雪マークは幻に終わるようです(だったらいいな)。寒いのを覚悟してお外に出ましたが、さほどでもないじゃん・・・。最近の朝のルーチンはたけお先生のクラブハウスでのトークを聞くことになっています。現在、コロナは府の緊急事態宣言も解除され、感染者数報告もかなり少なくなっています。ただ、未だに色々な影響を心に受けて生活をされている方達がおられます。たくさんおられると思うのですが、そのうちだいたい5%くらいの方が(当社比)診療所を受診されるようです。感染症対策を徹底しようとすればするほど、どこまで行えばよいのか疑心暗鬼になり、でもやり足りないよりやりすぎる方が良いのではと考えてやっぱりどこまでもやってしまう・・そうすると、そこまでやっていないケースが気になって仕方がなくなるのでしょうね。そういうケースやそういう人たちに対して、ネガティブな感情を抱くようになります。仕事だけで終わるのならまだしも、その感覚を家庭の中にも引きずってしまうので(これは当たり前です)、普段の生活や人間関係、家庭内環境に亀裂を生じてしまうこともあると思います。こういう心の揺れというものは、大なり小なりみんなの中にあると思うのですが、それが一定の範囲を超えてしまうと、先にあげた形で顕在化してしまい、普段の生活に大きな影響を及ぼしてしまいます。「ちょっと神経質にすぎるん違う?」とか「気にしすぎだよ」という一言で片付けられてしまうのですが、当人たちにしてみると事はそう簡単ではないようです。あくまでもこれを病気として捉えることをせずに、非常事態とも言える現象に対する、心の適応の一つの形態であるという認識を持つことが重要です。この状況を言語化しておられる国松先生はやはり偉いなと・・・「CIAMS (Covid-induced altered mental status):シャムズ」と呼んで啓発されています。私は診察室でこういう方と面談する際には、大好きな一言を頭に思い浮かべながら行っています・・・” It’s not your fault ”

Do not blame, be supportive!!

それでは国松先生の解説記事をどぞ ↓

COVID-19のせいで「その人らしくなくなって」ませんか