4月22日 月曜日 

まだまだ朝夕は冷え込むこのごろです。風邪の症状を訴えて来られる患者さんはまだ結構おられます。風邪・・の診察って結構難しいです。みなさんご存じないかもしれませんが、医学部の勉強で『風邪について』っていう講義は意外とないものなのです。難しい疾患については皆よく学ぶのですが、実臨床にでて最も良く遭遇する疾患について系統的な講義を受けた経験のある医者は少ないのではないでしょうか?不思議な現実です。学びなおすとかなり奥深いものがありますし、専門的な知識を要求されるのも事実です。さて、医師と憲法、まったく関係ないじゃないかと思われるかもしれませんが・・。さにあらず、憲法の最も大事な概念とはなんでしょうか?『すべて国民は個人として尊重される』という第13条なのですね。国民主権・人権尊重・平和主義は言わずと知れた三原則なのですが、国民主権も平和主義も個人を尊重するために存在している原則なのです。ところで医師の仕事、それはすべての人に平等に身体的、精神的、社会的健康を保証するために行っているわけですから、それは憲法の精神そのものな訳であります。そう考えると憲法って結構身近に感じるもので、最近少し勉強しています。このごろ改憲問題がときに新聞やニュースで語られるのを耳にしますが、ついこの間いわゆる一票の格差問題で選挙結果に対して違憲状態という高裁判決が次々に出たのを記憶しておられる方も多いと思います。よくよく考えると、違憲状態で選ばれた議員さん達が、憲法を改正しましょうよっていう旗ふりを行っているわけでして、なんだかブラックジョークです・・・。一票の格差問題って日本固有の問題なのかと思いきや、アメリカでも存在するのですね。しかし、ふたを開けてびっくりです。アメリカはペンシルベニア州の裁判でも同様の判決が出された事があるそうですが、その内容たるやさすが民主主義の国アメリカです。日本では一選挙区あたり現在最大で29万人もの差があるわけですが、アメリカでは2002年の一選挙区あたりの差が64万6380人対64万6361人の差がおかしいということで違憲であるという判決が出たそうです。さらにこのわずか19人の差を判決後9日間で議会の区割りを変更してその差なんと1人となったそうです!!いろいろな評価はありますが、こういう事をみるとアメリカってすごい!と思ってしまいます。

ひとり一票国民会議
ちなみに私のもつ選挙権の地域での私の一票の価値は・・・衆議院0.76票、参議院0.46票でした。興味のある方はご自分の選挙区の状況をこちらで簡単に調べる事ができます  http://www.ippyo.org/checker.html

なので・・・私は明日から電車代も電気代も公の性格をもつ料金は4割6分しか払いたくないなあ〜なんて考えております。だって自分の存在が0.46人前ですよって評価されてるわけですからね・・・(怒)まあ冗談はさておき、われわれこの問題にはもっともっと抗議の声を上げるべきではないかなと。