5月31日 水曜日

きのう朝にオーダーした医学書が夕方にポストインされていました。注文の設定が即配がデフォルトになっていたようです。ゆっくりでよかったのに(ポリポリ)。でもこれっておそらく2024年まででひと段落するのではないかと囁かれていますね。働き方改革が実際に稼働し始めるとされている同年で大きな影響を受ける業界の代表格が物流の分野だそうです。とあるニュースで長距離トラックドライバーの3日間を追いかけるビデオが流れていました。早朝に荷物を積み込み、片道数百キロを10時間かけて走り、翌朝新たな積荷をのっけて戻ってくるという2泊3日間の様子です。高速道路では深夜の割引があるため、料金所を通過する時間を0時すぎにするために、路肩やパーキングで0時待ちをしている車両もあるそうです。業界では有名だが一般世間が知らない「0時待ち問題」。動画では運転手の方のきつい労働条件が描かれる一方で、それでもなんとなく楽しそうに、お仕事好きそうな雰囲気が混じり合ってさほど悲観的にならない内容でした。が・・・多分24年以降はより負担の少ない労働条件を担保せざるを得なくなるため、かなりの影響を受けることになりそうだと予測されています。環境への負荷とか、トラックの走行時間帯の分散とか、高速道路と一般道路の通行状況とか色々と考えなくてはならない問題点があります。さらに私たちも、即配サービスは望めなくなるでしょうし、24時間コンビニにはたくさんの食料品が並んでいるようなことも難しくなるのかもしれません。それに合わせた生活の実践が必要になってくることを覚悟しなくてはならないですね。おっと・・・医療業界も御多分に洩れず、この改革に巻き込まれていくと思います。主に病院勤務の先生方の労働時間、時間外勤務の時間規制が厳密に管理されることになるでしょう。病院側も色々な制限を課していかなくてはならなくなると思います。ほんの一例ですが、患者さんのご病状の説明など、私が病院勤務の頃には自分の仕事がひと段落して、ご家族も来院しやすい時間帯、すなわち夜の6時とか7時とかから行うのはあたりまえでした。17時以降の面談は廃止しますという医療機関も出てくると思います。ご家族もお仕事がおありなので、休暇手続きをとって時間を割いていただかなくてはならなくなるかもしれません。すべての人が影響を受けるであろうこの問題、人間らしい働き方、生き方を皆で享受するために避けては通れないのだと感じています。仕事の効率化をDXなどの利用で推進しながら、一人一人が少しづつ不便も受け入れながら、今より少しゆっくりとした社会が作られていくと良いのかもしれないなと漠然と考えている今日この頃です。開業医はあんまし影響受けなさそうだけど・・・たぶん。