2月18日 土曜日 雨
昨日たまたま報道ステーションなる番組を見たら、我が師匠の(勝手にそう思っているだけですが)、おいしいもの研究所・土井善晴氏が出演しておられた。アメリカ大統領をめぐるドタバタの一幕に関するコメントを求められ・・・何か既存の常識で正しいとされていたことが、いつの間にかないがしろにされ、今では何が正しくて何がそうではないのかがわからなくなっているような気がします・・の、ような内容のことを仰っていました。まさに、いま流行りの「ポリティカル・コレクトネスってダサいじゃん。もっとぶっちゃけ、本音を語ろうよ」みたいな感覚で、それこそ既存の価値や秩序をぶち壊すことに一種のカタルシスを感じるような精神性とでもいいましょうか。そういうものに警鐘を鳴らしておられるのかなと思い、大いに首肯していたのです。でもツイッターでは、何を門外漢の料理人が口を挟んどんねん・・みたいなコメントも並んでおり、ちょっとその変な反動的な反響にびっくりしたものです。もちろん既存の概念や考え方に対して、常に批判的な検証をすることの意義を否定するつもりはありませんけれど・・。
今夜は、日本ではま〜ったく・・ニュースになっていないスポーツを観る予定です。 FISワールドカップ・アルペンスキー世界選手権のスラローム! 何を隠そうアルペンスキーフリークの小生ですので、いつもチェックしております(あ、もちろん丹後スキー大会もね)。お気に入りの選手は、大怪我から復帰したスイスのララ・グート選手です。日本の湯浅直樹選手も是非入賞・・いや、表彰台に上がって欲しいです!
ってことで、数日前の雪景色をアップしておきましょう。雪は嫌いじゃないんだけど、ちょっと今年はもう・・十分デス。
あと・・・母校の悲しいニュースが世を駆け巡っています。いちOBとして、非常に腹立たしい思いで見つめております。真相はよく存じませんが・・・医師としての最も大切なことをお忘れのようですね。医師とは・・不安な人、病める人、困っている人、明日への不安を抱えている人・・に手を差し伸べる職業です。反社会的組織を形作っている人が、たとえ困っておられたとしても、ちょっとそれは身から出た錆でもありますので、わざわざ忙しい時間を割いてまで(会食・・ですか?)取り入る必要はないのではないでしょうかね。そのような方に、将来の医療を担う人材の教育をして欲しくはないです!社会人として働くこと、それ以前に、医師にはもっと基本的に大切にしないといけないことがある筈で、それをまず医学生に教えて(というか、伝えて)欲しいな・・・と思います。
ちなみに、働くことの意味とか、大切さとか、価値は・・・伊丹十三監督の作品である「スーパーの女」を見ていただければ、よ〜くわかります。この映画見て、顔を洗って、もいっかい人生やり直してくださいよ、教授さん方!