12月13日 火曜日

寒くて雨の一日であった。なんとなくインターネット上でよく目にしていたのだが、最近知った言葉「キュレーション」である。ネット上の情報を統合してまとめたものを提示するということらしい。そしてそれを行うのがキュレーションサイトでそれを管理する人がキュレーター(昔習ったのは図書館長みたいな意味じゃなかったかしら)ってことらしい。naverまとめっていうサイトを目にしたことがないだろうか・・。その手のキュレーションサイトの最もメジャーなものらしい。実際に見てみると、いろんなことが羅列的に書いてあったり、別のサイトの引用があったり、画像があったり・・・。見慣れていないと何が何だかよくわからないのだ。それで、この手のサイトで得られる健康情報がなにやらめちゃくちゃなものだったらしく、会社の記者会見で社長さん達が頭を下げておられましたね。眉に唾をつけたくなるような健康情報は巷に溢れかえっているのですがね、実際のところ。患者さんでも最近はご自分の症状をとりあえずネットで検索してこられる方が多いでしょうから、こちらもそういうことには敏感になっておかなくてはならないのだ。難病ほど色々と思惑のある人たちが怪しげな情報発信を行なっているものである。例えば・・アレルギー(もしくはアトピー)とかリウマチとか。そしてその情報の多くは、何がしかの商品や “診療” に紐づいていることが多いのである。何も保険医療だけが全てであって、なんでも解決できるということを言うつもりはないのだが、どう考えてもメチャクチャでしかもそれが高額で・・・と言うのに出くわすと閉口してしまうのが実際である。「免疫力の低下が・・を引き起こす」とか「血の巡りが・・・」などと言うのは怪しげなキーワードに使用される頻度が高いのではないだろうか。何も怪しげなのはマイナーな情報媒体だけではない。大手テレビ局の番組にだって、腸がむくんでいるのをココアや生姜で解消すると健康になる・・・とか、ちょっとめまいがするようなモノもあるようだ。情報とは・・自分で利用しているようなのだが、得てして振り回されているだけだったりするので要注意ですゾ・・・。

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今宮神社のあぶりもち・・・美味しかったです。健康には・・・特に役に立つと言う謳い文句はなかった気がします。食に関しては、神戸大学の岩田先生が仰るように(もしも間違って解釈していたらすみません)、何かを集中的に食べるのではなく、そこそこまんべんなく、なんでも(常識的に)バラエティに富んだものを適量摂るのが良いのだと思っています。そしてなるべく体を動かす生活をする!悪者の食べ物と善いものの食べ物が二択で世の中に存在している訳ではないのです。甘いもの(炭水化物、あるいは糖質)も、時には悪者にもなるし(糖尿病患者さんにとっての糖質過剰摂取)、時には生命を救う救世主(脳細胞の貴重な栄養源です)にもなるのです。あるものが場面によっては善人で、また違う場面では悪人になる・・・そんなこと人生につきものですし、あれかこれかの二元論ではモノゴトは決して解決しないのであります。