9月21日 月曜日(敬老の日)晴れ

なんだかよくわからないシルバーウィークというお休みである。してから今日は敬老の日・・なるほどだからシルバーなのか、とも思ったがたぶんそれは違うのだろう。新聞によると日本の人口1.2億人のうちで65歳以上が26.7%に達したという。80歳以上は7.9%で、女性は10人に1人が80歳以上らしい。これから人口は減少フェーズを続けるため、内閣府の高齢社会白書によると2050年には総人口1億人を割り込み、2060年には9000万人となり、なんとその頃には2.5人に1人が高齢者となるらしい。今更ながらだが、グラフをみるとちょっと衝撃的ですらある。成長社会から成熟社会へということを唱えている人たちの意見には十分に耳を傾けるべき点が多いことに気付かされる。かつてのような右肩上がりの経済を今後再び望むのはかなり非現実的であると思う。おそらく市場経済はそのことに気付いているのだ。だから、自ずとその目は世界に、これから発展を迎える国々に向かうことになる。どうやらグローバル経済というのは、その耳障りの良さから想像されるような、格好の良い社会というばかりではなさそうだ。どこを切っても金太郎・・・のような同じような顔つきの店や街で国内を埋め尽くしたら、ささとお店を畳んで次の場所に向かう。そしてそれは発展途上の国々と言うことになる。食い尽くされた街は見放されて、世界のどこかの街が新たな標的とされていく。一見次々に場所を変えて耕作されていく、焼き畑農業という手法とだぶって見えるのだが、食い尽くされた街にはもう復元力は残されていない・・・大げさにすぎるかな。こう書くと将来に悲観的な人間の嘆きように聞こえるかもしれないが、実は10年後、20年後の社会がどうなっているのか楽しみにしている。街を歩いていると、何となく嫌なシーンや状況に出くわすことは多いがもちろんその反対のこともある。賢者の知恵や善い行いの総和はいつの時代もおそらく変わらないものだと思っている。そう、世の中捨てたものではない(はず)のだ。

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のんびり自転車で街を走りながら色々と考えごとをした一日がそのまま過ぎていった。