4月5日 水曜日 晴れ

いつの間にやら暖かくなっており、往診にもジャケットが不要となってきた。二十四節気でいう晴明であるところのこの日は、春分から数えて15日目であるとな。何やらお外に出ると気分が良い・・。一方で、世の中必ずしも気分の良い話題ばかりではなさそうである。少し前に、当ブログでも触れていた日本の研究出版物の凋落傾向の話題・・浪速大学の仲野先生が触れられていた。最新の研究をリードされている先生には、予想を超えてはるかにより深刻な事態として受け止められているようである。確かに、その一因は研究開発に投じられる資金の不足に帰せられるようなのだが、かと言ってそれを増やせば必ずしも解決されるとも考えられない・・というところがその事態をより深刻にさせているように感じられる。ただでさえ、台所事情の厳しい我が国の予算であるからして、資金不足すら解決の見通しはないのであるが・・。まあ、今の所こんな危機感はごく一部の人々にしか共有されておらず、いつかきた道をこれからも辿っていくのかもしれないなと、小生などはいつもの如く悲観的に眺めている。ほんの数十年後にはほぼ確実に一億を割り込んでいくであろう我が国の人口を考えると、世界第何位とかの経済規模を維持することすらおぼつかないであろうと思っているが、そんなことは間違っても政治家の人たちは口にはしない(できない)であろうし、メディアもそんな勇気はないのだろう。もちろん、そう言った悲観論を打ち破るような奇跡的な未来が来てくれると良いとは小生も思っているが、たといそうはならなくとも、そんなにふさぎ込む必要はないのだろうとも思っている。だって、地球上に約200の国があったとして、経済統計の上から順番にしか幸せが実感できないというわけではないのだから・・。もし仮にそうだとするならば、100位以降の国々の人が可哀想でならないのだけど、絶対そのくらいに位置しているところの人たちも私たち以上に幸せ感を感じてる人・・いますよ、たくさん(^ ^)

なんでだろう・・・いまのお仕事の形態になってから、本当に世界で起こっている不幸な出来事が気になって仕方がないのだ。NHKの映像の世紀はそんな大切なことを教えてくれる(加古さんの音楽と、山田孝之さんのナレーションでまずやられてしまうんですよね)。

〜昔の記憶が薄れてしまうと、若者は、戦争とはロマンチックな冒険だと、考えがちであった・・・

〜 弱いものたちを犠牲にしてはいけないのだ!!

でも、一見一様に見える世界の紛争も、よくよく考えると微妙な温度差があるな。ヨーロッパとかアジアは、宗教とか民族の対立が多いのだけど、ラテンアメリカにいくとその原因は貧富の差だったり、治安の問題だったりする(それに麻薬のビジネスがプラスα!)。しかもそんなラティーノの世界観の形成に、アメリカはロサンゼルスが一枚噛んでるような気もしたり・・・。私たちが考えている以上に、この世界とは・・暴力とか、差別とか、貧富の差とか、〇〇とかに支配されているのかもしれない・・・( ~ ~);

??なんでこんなに力んでしまっているのだろう・・・ワタクシ、また明日から平常営業に戻りマス