7月2日 火曜日

毎日外来診療をしていますので、色々な訴えを持つ患者さんを診察します。診断がピタリとハマることもあれば、正直言ってなかなか正解にたどりつけない場合もあります。コンサルティングの方に見られると、そんなことを赤裸々に書いた記事を掲載するクリニックのホームページって!って怒られそうですが、それが真実なので仕方がありません。後からこういう検査や診察手技を追加しておくべきだったかなと反省する事は確かにありますし、その時にはだいぶん落ち込みます(当たり前ですね)。そうは言ってもそういう事は、年間通じてそれほど多くはないと思いますが(何を胸張って言ってるんだか・・・)。なるべくそれを少なくするには、やはり勉強するしかありませんね。日々是勉強です。外来は純粋に急性疾患の診断だけではないので、慢性疾患の方のお悩み相談ごととか、来られる方のそのまたご家族のお悩み相談ごととか、こちらの気持ちを切り替え、切り替え、やっていかないといけないです。これがめっちゃ難しい!!何事も引きずってしまう性格の小生ですので(泣)。そんなこんなの毎日ですけど、溜まっている積読本を消化するのもじぶんとしては結構ダイジ!なので・・最近は海外の作家シリーズでした。中でもよかったのは・・・①償いの雪が降る(アレン・エスケンス)②コリーニ事件(フェルディナンド・フォン・シーラッハ)③春にして君を離れ(アガサ・クリスティー)・・・てなところでしょうかね。いろんな人のお勧め本に感化されているのですけど、①は自力で到達したやつですヨ。③は泣く子も黙るアガサ本ですが、残念ながらポワロさんとかミス・マープルさんとかは出てこないです。鴻上尚史さんのオススメ本でした。それで・・海外作家のものでアタリを探すには、自分では翻訳者から入ることが多いです。読んでみてよかったな、って思う作品の翻訳者を辿ってみるのですね。今のところ務台夏子さんと古屋美登里さんとかが手堅いところです。そんでもって丸善とかに行った時にその原書をパラパラとめくってみる事があるのですけど、よくこんなの翻訳できるのだな・・とか思ったりしています。NYT(えっと、ニューヨークタイムズです)、とかWSJ(ウォールストリートジャーナルね)とかの記事がツイッターで流れてくるのを見ても、きっちり理解するのって結構な英文法能力を要します。時々外国語は会話やで!文法なんかやってても・・・みたいな言説に出くわすのですが、小生は圧倒的に文法重視派です!(だから会話苦手なのかも・・・)

そう言えば! TOEICが大学入試英語成績提供システムを辞退したっていうの・・ご存知ですか?大学入試英語成績提供システムっていうネーミングが今ひとついけていないような気がするのですけど。再来年から導入される予定のこの英語試験はこれからまだ一悶着ありそうな気がしています。民間の英語検定とかを大学の入試英語に導入しようっていう案なのですけど(もう既に決定されていますが)、色々問題ありそうだなと考えています。