11月26日 土曜日
そろそろ最高気温が10を上回らない日が来週の予報に見え隠れするようになって来ました。いよいよ冬の到来です。アレに備えて体調を整えていかなければ・・・。この間、開業医に必要な資質についてお話しをする機会があったのですが(エラそうに・・・)、その時に一つ大事なことを付け加えておくことを忘れていました。「たいりょく」デス。いやむしろ、1番目から3番目まではコレかもしれません。ま、冗談ですけど半ば真実でもあります。診察前にはスポーツ選手みたく体調を整えておかなくては良い診療はできません。自分がしんどいと、仕事もついつい疎かになってしまいがちですので、特に最近はそれに気をつけるようにしています。年齢の若いうちはそれでもなんとかなったのですけど。ところで・・・今、過渡期にある医師の働き方改革ですが、今後は本格的に労働時間の上限が下がって来ますので(開業医は関係ないですけど)、時代はやはりその方向に進んでいるのだと思います。当然、入院中の患者さんへの対応も、いまの主治医ひとり体制から、チーム医療に切り替わってくることとなります。24時間365日ひとりの医師が担当する今までのシステムでは、時間外労働の上限が守られないのです。今でも一週間あたり60時間以上の勤務という医師は全体の4割程度とされているのですが、時間外労働も1860時間を超えることは珍しくありません。これが24年からは960時間が原則となるようです。研修や修練の必要な期間の医師などには例外規定が適応される場合もあるのですが、時間短縮の方向性になることは間違いないようです。諸々考えると、やはり今盛んにマイナンバーカードの言葉ばかりが取り沙汰されているようですが、医療のデジタル化も、仕事の効率化とかに関わることですし、医師の働き方改革、ひいては患者さんにも還元されるような大きな流れとなっていくように思います。現在、財源の問題が殊更クローズアップされる日本の医療ですが、その陰で医療のシステム全体が大きく変革を迎えており、今後のより良い形を模索しているようでもあります。そしてそれは、必要で良いことだと思います。さてと・・・ぼちぼち懸垂でもやりますかね〜 皆さんも良い週末をお過ごしください。