12月8日 月曜日 気温はやや緩む

ご存知のように今年の10月から肺炎ワクチン(高齢者における肺炎球菌に対する予防接種)が定期接種として行われる事となった。先駆ける事、乳幼児ではすでに肺炎ワクチンは始まっていたのであるが、高齢者に対するワクチンも長く望まれていたものである(正確には小児と大人では使用する製剤は異なるのだが)。ところが・・・その対象が若干ややこしいのであって。すなわち、65歳以上の方であって、その年々に5歳刻みで65、70、75、80、85、90、95,100歳になる方々が対象となるのである。しかもその年の4月1日以降に該当する年齢に達する方(いわゆる年度方式)ということなので、仮に3月1日に65歳になる方がおられたとして、その方は今年度は接種対象とならず、4年後にそれに該当するということになるのである。まあ65歳でお元気な方ならば、4年後に・・というのもありかもしれないが、これが75歳とか80歳とかの方ならばどうであろうか。65歳の比較的お元気な方を対象とする一方で、85歳の(あくまでも3月生まれという仮定で)方が対象とならないというのにいったいどういう合理的説明をすれば良いのだろう、私には無理だ。さすがに、100歳を過ぎる方には5年毎の縛りは取り払われているようであるが。設定者の言い分としては色々とあるのであろうが、現行制度は充分ややこしいし、予算的制限があるというのならば、65歳を少し引き上げてでも、80歳以上の方々がすべからく対象となるような制度設計ができなかったのだろうか。

そろばん

 

やはりこの世はそろばん勘定先行なのだろうか・・なのだろうな。あ、今日はジョンレノン暗殺の日だったり、真珠湾攻撃の日だったりするのですね。何やらこのところ、色々と忙しい感じです・・・(医者が忙しいというのは素直に喜んではいけないのですが)。