4月23日 日曜日 晴れ

GWの前の週末は快晴である。朝、TVを見ていると国東半島の農村での、ため池運営についての番組が流れていた。御多分に洩れず過疎に向かう村なのだが、2年前に東北震災でリンゴ農園を廃業せざるを得なくなった40代くらいの御夫婦がそこに移住し、現在稲作をしているというお話である。当地は昔から日照りによる干ばつにやられていたため、100以上のため池が作られ、そこから農水路を使ってそれぞれの田を潤しているそうだ。移住後1年目は、まだその水をうまく引くことができずに、大部分の稲を枯らしてししまったそうで、2年目には住民の協力を得て、改良に取り組んでいるらしい。元々の住民の高齢化が徐々に進む中で、今後こういった移住の若い世代が地域の主役として頑張って行くのであろう・・。それなりに現実味のある過疎地域の一つの生存戦略ではないだろうか。そういったお話の裏には、様々な葛藤や対立など色々な問題が存在しているのだろうけれど、おらが村の縄張りをうち解いて外に向かって開放できるかどうか、新しいものを受け入れていくことができるかどうか、村の人たちも試されているのかもしれない。

そういえば、小生も新参者のうちの一人である・・・。何となくつけた番組に見入ってしまった理由には、自分と少しかぶる部分があったからなのかもしれないな。