7月2日 月曜日 晴れ
暑い、日陰で風邪が吹くと過ごしやすい感じなのだが。
患者さんの訴えは多岐にわたるものである。中でも多いのはやはり足や腰などの関節が痛むというもの。畑をしておられる患者さんも多く、しゃがみ込んでの作業にはやはり体がこたえるのであろう。かといって作業を禁止すれば良いというものでもなく、なかなかに難しいものである。ということで最近見なおしているのは”注射”だ。昔は(つい最近であるが)注射についてはある種否定的な感覚を持っていたのだが、結構それを希望する方も多く、フォローしていると確かに効いているのである。まあ注射と一口に言っても色々な種類がありすべてをまとめて論ずる事はできないのであるが。注射に使うお薬もいろいろあるし、注射をうつ部位もいろいろである。関節内に薬を注入する事もあれば、筋肉から神経の分布範囲に何カ所かにわけてうつこともある。はては硬膜外という中枢神経に比較的近い部位にうつ事だってある。疾患によってこれらのものを使い分けるのである。もちろん針を刺した経路からの感染症には十分に気を配る必要があるのだが。そういえばこういったブロック注射などはアメリカでは内科医の仕事なんだよ〜ってむこうの先生は仰っていたような記憶がある。リウマチの専門医の先生だったかと思うが、注射の技術は内科医の必須項目の一つなんだと教えて頂いた。
なるほどな。