5月2日 土曜日
朝から今日は晴れるだろうな〜暖かくなる、いやもしかしたら暑くなるかもしれないと思いながら空を眺めている。
専門家委員会が、感染症の勢いは一定程度収まりつつあるが、まだ予断を許さないという内容のことを仰っていた。緊急事態宣言に伴う自粛期間とはそもそもどうあるべきだったのだろうか?。不要不急の外出を控えることで、感染の伝播を防ぐという封じ込め作戦でしょ?と仰るかもしれない。それはそうなのだが、他にとっても大事なことは、医療機関の崩壊を防ぐように配慮がされるという意味合い(ひとことで言うと時間稼ぎになるのかな)もあったはずである。幸いにして、院内感染(この言葉が往々にして誤解を招いていると思うのだが)が散見されるものの、二次、三次医療機関が麻痺したという報告を聞かなかったのは本当に良かったと思う。もう一つ、この間に各自治体地域でアウトブレイクが生じた際に備えた態勢確保をする意味もあったはずである。そのあたりの評価はどうなのだろう?態勢確保の要点は、病床確保(軽症者の療養先確保を含む)や防護具の十分な準備などが含まれるはずである。本当にこれらがなされた自治体がいくらほどあるのか・・・私はやや懐疑的にみている。例えば防護具の確保にどの程度行政が(国ですね)取り組んでくれているのか、末端の私たちのような医療者のカケラにでも感じさせてくれると大変安心できるはずなのだが、未だに十分にそれを感じられないでいる。誰かを批判したいのではないが(誰に訴えればいいのかもわからない)、状況が変わって欲しいと切に願っている。いやいや、自分もできることをしっかりとやっているのかもう一度振り返って考えてみよう。残り少ない(延長されるらしいですが)自粛期間の中で、万が一感染者が増えてきた場合に備えて患者トリアージ、検査体制の構築手順、隔離入院の施設確保、必要な資材確保など、それぞれの地域でどの程度達成されているのか、一つ一つ丁寧な検証が必要である。現状での進捗状況の正確な把握と残された課題のチェックが大事である。丁寧な・・・といえば、以前から妻が「この人なんか丁寧に生きてはるっていう気がするわ」というようなことをしばしば口にするようになったと感じていた。その度に私の心にグサグサと突き刺さっていたのだが、これからは私も毎日一つ一つのことを丁寧にこなして行こうと考えている。過去を思うと・・・後悔しかない、しゃーないな・・・済んでもうたことやもん(開き直りの達人デス)。
コロナちゃんは色々なことを考えさせてくれるな・・・(でももうな、暇してくれてもええで)。