9月14日 金曜日 晴れのちにわか雨
人間に一番近いとされている動物のチンパンジーは、その脳の体積をみるとヒトの3分の1くらいであるそうです。それでありながら、チンパンジーは一瞬だけしか表示されない複数の桁数の数字を瞬間的に記憶できる能力がとても優れており、そういう意味ではヒトの能力を遥かに凌ぐそうです。アイちゃんやアユムくんの研究で知られている京都大学霊長類研究所の松沢教授によると、彼らの認知能力は、『そこにあるもの』(みえているもの?)に集中しているらしく、人間は可視範囲を超えて認知しようとする力に秀でており、それこそがヒトをヒトたらしめているのではないかと主張されています。寝たきりになったチンパンジーは将来を悲観することをしないため、きわめて普通に元気に振る舞うそうです。一方、人間は『そこに存在しないもの』までをも想像し、考えを巡らせるが故に、絶望や後悔をするのだと仰っています。厳しい自然界で生き抜くために、そこにあるものを見抜く力に秀でたチンパンジーと、複雑な社会を渡るために、見えない将来を想像する力を獲得した人間。また一方では、まだ見ぬ将来に絶望する人間は反対に、絶望をするからこそ希望をもつこともできるのだということもできるだろうということです。DNAレベルで見るとほんのわずかな4%の隔たりが、見た目や特性の大きな違いを作っているのですね。身体を構成するタンパク質(もとはアミノ酸)は3つの核酸の配列で決定されますので一つのDNAの違いが全く違うタンパクを誘導しうるわけで、4%は結局大きな違いとなって現れ得るわけですが・・。はたしてアイちゃんと我々には、実際どれほどの違いがあるのでしょうか?
音楽はな、演奏する時は男前で、楽器おいたら普通の兄ちゃんになるところが音楽やねん。(綾戸智恵さん弁)かっこつけるいうことがジャズではとっても大事やねん・・・。あ、特に意味はありません。