10月31日 土曜日

10月も最終日となりました。寒くなってきましたね、秋が短い〜・・・。

パリが二度目のロックダウンとなるようです。欧州を襲う感染症の第二波です。イギリス・フランスなどをはじめ多くの感染者が出ていると聞きます。アメリカでは今も毎日9万人の感染者との報道もあります。医療水準や公衆衛生、情報伝播が格段に進んだ現代でこの状況だと、これはもうスペインかぜに匹敵するパンデミックとでも呼ぶべきなのかもしれません。パリではロックダウンを避けようと人々が郊外に向けて脱出する車列が1000kmになっているとか・・・。ウイルスは人にくっついていますので、この現象も楽観視できないような気がします。感染症には成立するための3要件があると言われています。すなわち病原体、感染経路、宿主要因の三つが重要となります。いくら病原体が目の前にいても感染経路がなければ感染はしないです。同じ感染症の病原体と接触しても、宿主(ヒト側)の健康状況によっては発症したり発症しなかったりします。重症化するか否かも宿主要因が大いに関わってくるというのはもうみなさんご存知の通りですね(年齢とか基礎疾患の有無がそれにあたります)。現在のパリのような状況が生じる国民性と、日本のように比較的皆が押し黙って耐える国民性など、今回の感染症の広がりには大きく影響しそうな気がします。そう考えるとやはりGOTOキャンペーンは経済活性化に重要だとはいえ、十分な注意を払って執行する必要がありそうですね。

ではでは・・・みなさん朝夕寒くなってきておりますので、お身体気をつけて良い週末をお過ごしください!!