京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ投稿者: tsuyopon

e-cigarette….is it safe?

9月8日 日曜日

朝からちょっとお出かけしてご飯を食べました。向かいでチビさんはコリコリお勉強してはります。あたしゃ参考書読んで付箋をハリハリ、近く開かれるおはなし会の下ごしらえ。今のところ平和な一日です。最近超簡単に作れる棒々鶏に凝っているのですけど、おうどんにこれを乗っけてタイカレーをかけると美味しいことに気づきました。ということで、冷蔵庫に常備していないと何となく不安になるココナッツミルクとタイカレーペーストが久しぶりに消費されましたとさ・・・。

最近話題の電子タバコの危険性を報告する論文です。イリノイ州での電子タバコ使用との関連性が疑われる肺の異常が見つかった53人の解析です。両肺に異常陰影が見つかり、93%は入院治療となり、32%は人工呼吸器管理が必要となったそうです。まだ因果関係は確定ではありませんが、受動喫煙予防の観点から電子タバコへの切り替えをする方が増加している中で、注意すべき論文と思います。

no boundaries

9月3日 火曜日

なんとかマンデーっていう番組を見かけたのですが・・今日はマンデーじゃないですよね。あれは気のせいだったのだろか・・・

で、夜に流れて来たニュースですけど ”インフルエンザで学級閉鎖” だとな。感染症にはいわゆる季節性の志向があるのですけど、この時期での学級閉鎖ってちょっとびっくりしました。たまたま今日は咽頭痛と鼻炎症状を主体とする39度以上の発熱という患者さんの診察が幾人かあったものですから、より一層気になっています。今のところ当地区では聞いておりません、インフルエンザの発症。色々と世相も混乱の様相ですし、感染症だって天候だって・・・地球規模で変わりつつあるのかも。境界線がなくなりつつあるっていうか何というか。

というわけで・・・こんな混乱の時期こそ、古典だなって思って、ヘミングウェイを読みながらベートーヴェンのテンペストを聴く初秋の夜長でござりまする(ロックだけではないんですよ、小生のみゅーじっくらいぶらりー・・)

Gakuseisan visited us!

8月29日

毎年恒例の学生さんの地域医療実習の一環に参加させていただきました。今年も優秀な学生さんたちが見学に来てくれました。本当に真面目で礼儀正しく、真摯に地域医療について学習されていると思います。私の学生時代にはちょっと想像できないくらいの向学心です。私も心洗われるような気持ちで良い経験となりました。

 

今年は木曜日の午後にお迎えしたのですけど、ちょうど良いタイミングと時間配分だったなと思います。来年もこのタイムスケジュールでお願いしてみよーっと。

 

報道の波紋

8月24日 土曜日

朝起きて外に出てみるとひんやり、秋の気配を初めて感じました(令和初・・)。ネットでは数日前に開かれた健康保険組合連合会でなされた提言が話題になっているようです。昨今の保険財政悪化の対応策の一つとして、花粉症治療薬を保険適応からを外すというものです。市販薬での代替薬品が保険適応薬と同じであるから自費で購入せよということのようです。他には保湿剤や湿布薬を同様の取り扱いにすることが挙げられています。医療や年金財政が厳しくなっているというニュースは昔からよく耳にしますので、そのことへの対応策は急務であるという認識に間違いはないと思います。がん患者の増加、高齢化社会など、医療費を押し上げる要因はいくつかありますが、色々な疾患への治療薬の開発が進むにつれて、あれもこれも保険でカバーできなくなっているというわけですね。で、どこを削って行くのかという話になっているのです。ある人に言わせると、難病患者さんたちを救う高額な医療費を確保するには、命に関わらない部分には自己負担で対応してもらうべきだとなります。また一方では、たとえ花粉症で人は亡くなるわけではないが、仕事やひいては経済活動に影響するため、社会の被る不利益や損失は大きいのではないかともなります。おわかりのように、決してどちらの言い分かが正しくて、どちらかが間違えているわけではないですね。要はどうバランスをとるのかということなのでしょう。一方で、医師の側も適応をよく吟味して処方・投薬をしなければいけないということになります。自分自身のことを考えても、患者さんから頼まれれば、なるべくそれに応えてあげたいという気持ちがありますから、ともすれば過剰診療となりがちであることは否めないと思います。また患者さんの側も、自己負担が少なければ少ないほど助かりますし、少しでも効果がある(と感じられる)のであれば、なるべくたくさん施しを受けたいという気持ちになるのも無理ないことかもしれません。しかしながら、皆それぞれが、利己的にならず利他的に全体のことを考えて行動するということが本来は大切なことなのでしょう。

でも、アレルギーのお薬が自己負担になると本当に出費が増えるのでしょうか・・・?そこはよ〜く吟味する必要がありそうです。なぜならば、保険診療を受けるためには診察を受けないといけないですし、病院や薬局で処方を受けるときには調剤料や処方箋料なども必要ですのでね。おそらく10割か3割かみたいな差にはならないのではないかと思います。もしかするとトントンかもしれません。結局、副作用なく服用できているようなお薬で、それまでに飲み慣れているようなものであれば、待ち時間をかけずに薬局で自己負担で購入するという、むしろその方が良いと感じる方もいらっしゃるかもしれないですね。ま、今後の成り行きを見守ることとしましょう。

いい話

8月21日 水曜日

夕方に知らない間に路面がぬれていた。いつの間に降ったのか・・雨。毎日放送のミントっていう番組、水曜日のレギュラーがお気に入りのシャンプーハットさんたちなので、今日も合間に少しだけ観ていたのですけど。

とある女子高校生が、もともと野球が大好きで野球部に入りたかったのだけど、その学校では男子部員しかいなくて、それなら・・と吹奏楽部に入部したそうな。甲子園に出場してくれたら自校の野球部を応援して甲子園に行けると思ったらしいのですね。一方、沖縄の歴代甲子園大会代表高校は色々な理由で、自前の応援団を遠路はるばる球場まで派遣がし難いらしく、地元兵庫県のとある高校に例年応援を依頼していたのだとか・・・。先の女子部員の高校はどうやらその当該応援団に属する吹奏楽部であったらしく、件の女子学生も今年の夏の甲子園に出場した沖縄尚学の応援に馳せ参じることになったのだとか。彼女の高校の応援ではなかったのだけれど、念願の甲子園アルプススタンドで、一生懸命トロンボーンを吹いておられました。番組では、沖縄と地元の交流として良い感じに描かれており、なるほどな〜と思った小生でございました。青春ですね・・・

おうちに帰ってから観た番組の続き、終わりのほうでは・・某、T島県の山村の廃校を買い受けて開かれたカフェの話題が流れていました。廃校の校舎をうまく利用してカフェを作り、教室では宿泊ができるような施設にもなっているようです。働いておられるバリスタが、30代の男性で、元校長室を改装して住まわれているそうなのです。彼の室内にはドラムセットが2つ、レコーディングにも耐えうるような造りに改造したそうで、なんだか良い感じで働いておられるな〜と感心しました。シャンプーハットのこいちゃんも、「彼はなんだかストレスゼロで働いておられるようですねー」って仰っていましたが、ほんとその通りでした。最近、”えらいてんちょうさん”とか、”レンタルなんもしないひと”とか、若い世代のちょっと突き抜けた感じの人たちの生き方を知ったところだったので、「う〜ん、色々な人が色々な人生を歩んでいるんだなー」って思いました。私は・・・?何も思い切ったことをしない、ずぼらな生き方しかできないひと・・のまんまでこれからも行くのでしょうね。

戦いのむこうがわ

8月16日 金曜日 台風過ぎた

台風が西日本を縦断していった。昨日は終戦の日であった、人によっては敗戦の日と呼ぶべきであると主張する方もおられるようだ。オンデマンドのドキュメンタリー番組を見たり、綾瀬はるかさんの毎年の特集とかを見て過ごした。中でも新たに明らかになったという、二・二六事件の機密文書を元に作られた番組がとっても驚きで圧巻の内容であった。今とても粗末に扱われていると感じる公文書や、当時の方へのインタビューで掘り進んでいく、戦争のむこうがわにあるストーリーである。過去の歴史を紐解いてみると、なんとも無責任な物事の決められ方や、それにどどっと流されていく私たちや、翻弄される弱者の姿に打ちのめされる気がする。なんとも言えない悲劇が積み重なって今のこの時代があるのだな・・・と思う、やはり毎年と同じ今年の夏であった。310万人もの犠牲者が出た悲劇、兵士たちの大半は銃弾に倒れたのではなく、病気と飢餓に苦しんで亡くなったのである。74年間続いた平和をこれからも続けなくてはいけないと思う。

お盆の終わりを境目に周辺の海が静か〜になっていくのが、なんとも寂しい感じがする・・・。

最近、ラジオ文芸にはまっていまして・・・今日はドリアン助川さんの三人姉妹と、太宰治のトカトントンを聴いておりました。どっちも味わいのある作品だな。あとは・・奥さんオススメのnetflixのやつを観て1日終わりの予定です。また明日からはお仕事だ〜(^^)/

酷暑に愚痴ってみます

8月10日 土曜日

朝からすでに暑いです。競歩の出場選手が、来年の東京オリンピックの競技コースについて、日陰になる部分がほとんどなく、脱水から倒れる選手が出るのではないかと変更を訴えているというニュースがありました。確かにマラソンよりも競歩はスピードが遅い分、体が受ける風も少なく、路面からの照り返しもきつくなるのでしょうか。彼の心配が現実のものとならなければ良いのですが。高校野球も中盤にさしかかり、世間はお盆休みとなりました。暑いさなかに行われる野球も、その天候の変化に応じて開催方法を見直さないといけない時期が来ているのかもしれません。考えてみればたった一つの場所で全てのトーナメントが行われる競技大会って少ないように思います。サッカーのW杯だって色々な競技場を使用するし、テニスのウィンブルドンだってセンターコートで行われる試合はほんの一部ですよね。甲子園っていうキーワードがひと夏のストーリーを作り、球児たちの目標となっているのはわかりますが、昨今色々と考えさせられます。そもそも地球温暖化が叫ばれて久しいのですが、未だに私たちの生活はさほど変わらず、効果的で具体的な対策がなされているとは言えません。今の日本の少子高齢化、人口減少問題と同じで、初めから予測できていたことなのに、喫緊の問題がないばかりにそのままずるずると時間が過ぎてしまうことの二の舞にならないようにしないといけない、今がその分岐点にあるような気がしています。政策はやはり目先の選挙がありますので、どうしても4半期先の景気対策などに軸足が置かれがちですが、近視眼的にならずに将来を見据えた議論がもっとなされても良いのではないでしょうか。どこかの首長経験者が、文学部廃止論を唱えていたり、微分積分など人生の役に立たないと発信されていたのを思い出します。大学の研究も数年間でのアウトカムを要求されるような時代ですので、恒久的な予算がなく、任期付きの人材雇用ばかりでは今後の発展は望めないかもしれません。何かにつけて、時間とお金に換算されてしまいがちな今の世の中の風潮・・少しずつ変えていきたいものだなあと考えています。

さ、仕事仕事・・

唐突ですが・・

8月8日

明日は8月9日、二日前は8月6日でした。

年々歳々これらの日は来るのですが、年を経るごとにその意味が色褪せていくような気がしています。お盆前なので、かなり忙しく慌ただしい外来診療をさせて頂いております。でも職員の皆さんのおかげで、忙しさの余波が診察室までの間に、かなり緩和されているようになっています。昔はアップアップであったような患者さんの数も、今となってはゆったりと診療できたりしています。職員の皆様に感謝しつつも、それがひいては患者さんたちに還元されるようにと配慮していかなくてはと考えています。

しばーんが好きな私を知っている娘からミニうちわもらいました(^^)

タイトルの唐突ですが・・・に続くのは、スタミナそばが美味しかったな〜っていうことなのですけどね。阪急沿線に高校がありましたので、よくクラブの帰りとかに食べたのです、阪急そば。いわゆる立ち食いそばのお店です。ちょっとした事で思い出して、ネットを見たらもう無くなっているようです。今は若菜そばっていう名前の店舗になっているのだとか・・・。ちなみにスタミナそばというのは、かけそばに天かすと生卵が載せてあるみたいなメニューであったかと思います。だから今でも四条通りの都そばっていう、同じような立ち食い店の前を通りがかると気になって仕方がないのです、ワタクシ。

バナナに焼酎

8月2日 金曜日

花金なのでドラマを2本視聴してしまいました・・・。終わってから、あ、月末過ぎてるやん。やることたんとあるの思い出してちょっと↓

さて、タイトルを見て「え、今晩やってみるか」って思ったお父さんたち!早合点です。これは夏休みに昆虫取りに夢中の子供さんたちへのメッセージでした。昆虫の王者カブトムシとその好敵手であるクワガタムシ。私も小さい頃には朝早くに起きて近くの森によく出かけたものです。夜に樹皮に蜂蜜を塗っておくと翌朝カブトムシたちが集まってるよ!っていうのが通説だと思うのですけど、それほど効果は高くないようですね。彼ら彼女らはどうやら匂いにつられて集まってくるようなので、乳酸菌とか発酵したものの発する刺激臭の方が良いようです。なので・・・バナナに焼酎をかけて木々の根元においておくと、翌朝たくさん集まってくるかもしれません。間違ってもよいこのみんなは手についた甘いのを食べないでね(笑)。

 

それでは皆さん引き続きよい夏休みをお過ごしください・・・

大人の役割

7月31日 水曜日

暑い日が続いています。室温調節とか水分摂取とか大事になってきますね、こういうバヤイ。最近の家電はリモコン一つで冷暖房・・・ですから、間違えて暖房に▼ってなっていることがままあるそうですので、皆様(特に高齢者の)お気をつけて!

ところで、夏といえば甲子園・高校野球ですが、準決勝で130球を投げた将来を嘱望される投手を決勝戦で温存したチームが地区優勝を逃したというニュースが話題となっているようです。肩とか肘の関節って、かなり三次元で複雑な動きをするものですから靭帯損傷がつきものなのですね。ましてや炎天下で連日100球を超える投球がいかに身体に負担となるのか、想像に難くないところです。今回の投手はそれこそ将来の日本の逸材、大リーグからもスカウトが大挙して見学に来ていたというくらいですから、その実力たるや推して知るべしです。たとえ甲子園への切符が大切なものだったとしても!彼の将来を潰してしまっては・・と考える監督の気持ちは小生には十分理解できます。ところが世間では監督への非難が殺到しているとか。う〜む・・・

損傷を受けた肘関節の内側側副靱帯を前腕の長掌筋腱から移植して再建するというこの手術。なんでこんなに監督の決断について賛否両論議論が沸騰しているのでしょうかね・・。ひと夏のスポーツ大会の結果と将来を天秤にかければ、どっちが大切か一目瞭然のような気がするのですけど・・・。別に甲子園の価値を貶めるつもりなどさらさらありませんし、高校野球は大好きなほうの小生ですけど、それと選手の一生は別次元の話かなと思っています。理屈こねてないで、若いうちには少しの無理でも頑張らせよっていう意見の方もおられるとは思いますけど・・・村田兆治、荒木大輔、桑田真澄、松坂大輔、大塚晶則、ダルビッシュ、藤川球児、田澤純一、和田毅、大谷翔平、これに少し異なる右ひじ関節手術を受けている野茂英雄を合わせると・・・大リーグで活躍した投手のほとんど全員が靭帯損傷を経験していることになりますね。高校野球の時代から球数制限を設けておくことでこういった肘関節の靭帯の積み重なる微小な損傷はその芽を摘んでおかないと・・・って考えるのは自然な流れかと思うのですけれど。腕が折れても投げさせてください!っていう高校球児の体を慮って自制させることこそが、その子の将来を考える大人の役割かなと思うのです。皆さんのご意見はいかがでしょうか?

 

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