京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ投稿者: tsuyopon

seems like, now its time to go…

6月9日 日曜日

以前に参加したプライマリーケア連合学会でのセッションで拝聴した内容が報道されていました。

https://www.chunichi.co.jp/article/feature/iryou/list/CK2019061102000234.html?fbclid=IwAR2RyYdVffmhEkWo-gsFNeLrOFQsPi3fzKdvnqXiX6fSbWt8cPs04v0jutU

子宮頸がんワクチンの再開の是非についての討論ですが、学会のレベルでは再開勧奨の論調でしょうね。やはり、未然に防ぐことができたかもしれない癌患者さんの将来の不幸を生み出さないためにも・・・。ワクチン不信はひとりびとりの医師の何気ない対応が原因だったりするのかもしれません。よく学ばないといけませんね、アンガーマネジメントを。過去を振り返って時々指摘される不作為の罪ですけど・・すでに意見をあげている人は多くいますよ、この分野では。

ヤンデル先生も推奨されてます・・・

 

知らずにいるところでした

5月26日 日曜日

もうすでに30度を超えるところもあるようです。暑くなりました。今日は・・ちょっとしたことから受験の参考書を手にとってみたのですけど・・・悪夢がよみがえってきましたね。クジラ構文っていうのを目にしたのです。え〜っと・・・no more〇〇than△というやつなのですが、△ではないのと同様に〇〇ではないと訳すことになるのでしょうか。とにかくこの比較級の構文が昔からとっても苦手なのでした。パラパラと参考書のページをめくりながら、この苦手構文を題材にした問題数問にやられてしまったので・・・思わず購入してしまいました。「〇〇大の英語合格講座」〇〇の中はご想像にお任せします。今の参考書ってよくできていますね、わかり易い!今の医学書と通じるものがあるなって思いました。ところで、小生がその昔の高校生時代に一生懸命取り組んでよかったな〜って思っているのはこれです→美誠社「総解英文法 高梨健吉著」- ほぼ全ての例文を暗記しましたね・・・。その後の英語読解力の拠り所となりました。高校時代の副参考書です。多分今は絶版かな・・。なんだか思い出してちょっとウルウルしています。おいとけばよかったな。

そういえば、今日の主題・・・これを忘れるところでした。

みなさん車に乗っていて給油するときに、「この車、給油口どっちだったっけ?」って思うことないですか?私はほぼ毎回と言っていいほど思います。そのとき、ドアミラーを左右眺めて給油口の蓋を探すのですけど・・・明日からはそんなことしなくていいんですよ。このオイルのインジケーターのマークについてる矢印!!この写真だと右を示していますよね。そう!右側に給油口があるんです。知ってました?私は知らなかったです。危うく知らずに人生終えるところでしたよ・・・。

ではまた・・・つまらない話題に付き合っていただき恐縮です。

ひさびさの・・

5月22日 水曜日

すっかり暑くなりました。5月はアップするのサボってます。あ、いやいや全体的にお仕事をサボっていたのではなく、色々と忙しかったりしたのです。何が忙しいのかよく分からない部分もあるのですけど、病院をやるっていうのは時間とのたたかい・・的なことが多いです。でもゆっくり時間をかけないと仕事の質は担保されないですので、そこが悩みどころです。多分これは永遠に解決されないような気がする・・・・。ぼやきですな(ポリポリ)。

このあいだの週末にはPC連合会に行ってきました。こう書くとなんだかパソコンの学会のように聞こえますけど、これ医学会なのですよ。PCとはプライマリ・ケアの英語の略ですの。プライマリ・ケアとは・・なんて訳すのだろう(?)ま、開業医と密接なつながりのある学会なのです。京都国際会館でありましたので、日曜日の朝に飛んで行って、月曜日に飛んで帰ってきました(実際には飛ぶのではなく、走ってきたのですけどね)。この領域の有名な先生って、人柄もひっくるめて魅力的なので学会のお話も楽しく拝聴できました。その一方で外科学会なんてのはね・・・ちょっとアレな部分もありまして(以下オフレコで)。

逆さまになってしまった・・

どうでしたか・・?

5月6日 月曜日 アラシみたいな天気

なが〜い連休も今日で終了となりますね。大きな災害とか事故とかいうニュースはあまり耳にしなかったので、それなりに平和なおやすみだったなのかな(違ってたらすみません)。始まる前は賛否両論の長期休暇のようでしたが、終わってみてみなさんのご感想は如何でしょうか。私は・・全部お休みとすることはできませんでしたが、比較的ゆっくりと家族と一緒に過ごすことができたので、とっても有意義なものとなりました。特に旅行に行くなどもできずにいたので家族には申し訳ないのですけど、お家でゆっくりと過ごしました、ハイ。全国的には行楽地とか宿泊施設も満員の盛況ぶりのようですが、一方でその裏方では頑張ってる方がいらっしゃるということ・・忘れてはなりませぬ。ご近所のレストランにもちょこっと伺ったのですが、その日は連休後半の日程でしたから少しお客さんは少なめでしたが、それでも大変そうでしたよ・・この一週間は。おまけに交通渋滞とかもあって、物流とか、廃棄物収集の方々もいつもより一層忙しいとこぼしておられました。そんな風に、せっかくのお休みにもかかわらず忙しかった人たちには、ぜひ明日からは休養をとって頂きたいものです。そんなこんなで、個人的には有意義でありがたい連休でしたが、本来は・・・好きな時にその人たちそれぞれが自分に合わせてお休みが取れるような社会とか働き方になって行って欲しいなと思っています。国民全体が10日間連続で休むって・・・やっぱり少し異様ですよ、他の国でこういうのあるのだろうか??

こんなやつとか作ってたみたわけですな・・・

じうれんきう

4月27日 土曜日

今日から数えて10連休でしたか。昨日は金融機関がたいそう混雑しているのかなと思っていたのですが、それほどでもなかったような印象でした。連休明けの相場はどうなっているのか?とか人それぞれいろんな心配があるようです。小生は・・連休前後の診療の混乱度合いと、訪問診療中の患者さんたちのこととかが目下の懸念事項です。そんなこともあって、30日から3日間は診療をすることにしています。

先日はお休みを頂戴して学会に行って来ました。最後の1日だけの参加ですが。知り合いの先生のご発表も少し聴講できました。最近の学会はスマホのアプリとかデジタルサイネージとかでスマートで便利になっていますね。専門医更新のためのポイントもゲットして(これが真の目的だったりする・・)休日気分も味わって帰って来ました。できるだけ早い段階でアナウンスして掲示しているつもりなのですが、休診とご存知なく足を運んでくださった患者さん・・すんません。

でも・・みんなが一斉に10日間続けて休むよりも、好きな時にそれぞれが休めるようなことになって欲しいですね〜 私は2−3日ずつちょこちょこ休めるほうが良い派です!

ではみなさん良い休日を!!

最近観たさくひん

4月18日 木曜日

めっきり春らしくなってきました。白衣の下に着る長袖をいつやめようかな〜って思いながら、数週間が過ぎました。さすがにこたつもあまり見なくなってきましたね。白衣といえば・・・半袖のやつってケーシーって呼ばれているんですけど、亡くなられましたね高峰さん。ケーシーの由来は、言わずもがなのベン・ケーシーなのですけど。意外にそれって知られてないのだなって感じです。ところで・・最近観た作品なのですが、テキサスレンジャーズっていうNetflixのものが結構面白かったです。Bonnie and Clyde っていう世界恐慌の時代のアンチヒーロー的な二人組の物語なのですけど、この二人のこと知らなかった・・。suitsとこんまりとテキサスレンジャーズな今日この頃です。

最近知ったお話。ブッダの弟子になったウパーリはそもそもアウトカーストの身分だったそうです。弟子になりたかった(階級最下層の)彼がブッダに思いの丈を打ち明けた時に曰く、ブッダ「ウパーリよ、月はこの水に自分を映すけれど、あの水にはその身を映さないということがあるか?」「水はこの人の喉を潤すけれど、あの人の喉は潤さないということがあるか?」「いいえ」「そうだろう?ウパーリよ、よく来た。お前は今日から私たちの仲間だ」そのウパーリに言ったブッダの言葉とされるものに・・・「人は生まれながらにして尊いのでもなければ卑しいのでもない。行いによって尊くもなれば、卑しくもなるのだ」というのがあるそうです。仏教思想って心にスーっと入ってくるような気がします。実行できるかどうかはかなり怪しいのですけれど・・・。

対岸の火事

4月8日 月曜日

三寒四温を経て徐々に暖かくなり、気づくと桜が咲いています。春は嬉しい季節でもあり、慌ただしい季節でもあります。新しい年度を迎えて、学校や職場が変わったり、持ち場が変わったり、役職が変わったり新しい環境での生活を迎えられる方もあることでしょう。一方で、特別生活には直接的な変化はないけれど、季節の移ろいを実感しておられる方もおられることと思います。役職といえば、私は認知症サポート医というのを担っております。その役割は、国立長寿医療研究センターの行う養成研修を終了したものが、かかりつけ医への助言などの支援を行ったり、専門医療機関と地域包括支援センターなどとの連携を行う任務です。平たく言うと、これから迎える高齢化社会において、認知症に対する長期的な対策として、認知症患者さんとそのご家族を地域社会全体で支援していくための啓蒙活動を行うということになります。具体的に関係者連絡会や、地域での啓発活動(会議とか講演など)を積極的に行っていかなくてはなりません。普段の診察や何気ないみなさんの会話でも、「最近物忘れとか増えてきまして・・認知症ですわ」とか、「家族にも認知症になるで、とか言われています」とかいう表現をよく耳にすることがありませんか?。ご本人たちは何気なく、笑いを誘う感じで認知症という疾患を出しておられるのでしょう。もちろんそこに悪意はないわけです。しかし、こういうのを聞くと少し悲しい気がします。患者さん当人やそのご家族がそれを耳にすると、どういう気持ちになるだろうかと考えてしまいます。かくも偉そうに述べている私自身も、それ以外のことでは同じような失敗をたくさんやっていると思います。実際に社会に起こっている問題も、自分の身に直接降りかかることがなければ、ついつい他人事として見てしまうっていうことありますよね。色々な身体的あるいは精神的疾患を有する方々の気持ちを損なうようなことがないよう十分に気をつけて毎日を過ごしたいものです。自戒を込めて・・・。

かたより

3月31日 日曜日 晴れたり降ったりの空模様

明日から新年度です。終わりと始まりの境目ですね。新しい職場や学校に通うことになる方々も多いことでしょう。病院勤務の頃には医局ががらーんとしていたことをいつも思い出してしまいます。さみしい感じがするのですけど、翌日は朝からワイワイガヤガヤと騒々しくもあり忙しくなるのです。毎年毎年それが繰り返される・・・。そういえば働き方改革の法律が施行されるのでしたっけ。医師の働き方改革は別枠らしいです。一気に改革するとその影響が大きいため、期限を切って徐々に変えていくという方針のようです。当面は残業の上限はまだまだ一般業種とはかけ離れたものとなるようで、過労死の恐れがある時間数を下回ることができていないとのこと。当面は指導医が研修医などの体調管理にも気を配ってあげる必要がありますね。ところで、改革の影響をより受けるのは医師数の少ない医療過疎地であるという報道です。まあ当たり前といえばそうなのですが、そこで解説されているのが医師偏在指標なるものです。厚生労働省のウェブサイトをのぞいてみると、京都は都道府県単位で見ると上位33%に入っており、充足地域のようです。一方丹後はと言いますと・・二次医療圏での比較では下位33%ということで立派な医療過疎地域ということになります。省内では医療従事者の需給に関する検討会というのが組織されて色々な検討がされているようです。地域勤務に対する医師側へのインセンティブだったり、病院への経済的支援であったり、そもそもの医学部入学レベルでのコントロールであったり。そもそも日本の人口はこれから総数の減少だけではなく、年齢比率の大きな変化(高齢者の増加)が生じることがすでにわかっていますから、10年後、20年後、30年後にはこの国がどうなっているのか、医療の面だけではなく大変な時代に突入するように思います。それにしても医学部入学のいわゆる地域枠っていうのがこんなにも多くの比率になっていること知らなかったな・・。

people make mistakes

3月14日 木曜日 また寒い・・・

朝から路面が少し凍りついていた。ひょうーてんかだった・・っていうことですかね。みんながもうすぐ春かな〜って油断している時にきた神様のいたずら。インフルエンザもなんだかまたちょっと局所的に暴れていらっしゃるようです。卒業式のシーズンなのに・・・。12時30分に午前中の診察を終えて、10分でインスタントラーメンをすすりながら見たテレビでは・・予想通り薬物使用疑惑の芸能人のバッシングニュースでした。ま、そんなものに手を染めた意志の弱い人間が一番悪いんでしょう、という主張にはなかなか反論の糸口は見いだせないのですけど、何となく小生の心の中に渦巻く”みんなそれで良いのか?”魂。プレッシャーに押しつぶされて、薬物依存に走ってしまった没落の人生・・というストーリーに落とし込むとそれはそれで一つのお話が完結するのですけど。それとは別に薬物依存症の報道に関するガイドラインなどもあって、それと現実の報道のギャップも考えると、心の中に生じたはてな(?)は増殖し始めるのでした。自分も心の弱いところがたくさんあるし、依存しているのかなーって感じているもの(違法なものはないけれど)いくつかあるものですからね・・。それを考えると自分ならテレビのコメンテイターみたくきっぱりと断罪するようなコメントはできないなと思いながらラーメンを食べ終わりました。ほんでから往診・・・!

せやろがいおじさんにここはご登場いただくこととしますね。

かの俳優さんの過去のCM、奥さんに教えてもらいました。東京ガスのやつですけど秀逸な作品です、終わりがせつないんですよ。時間があればまた皆さんもみてみてくださいね。バッシングされてはいるけれど、よく考えると特別にそれで被害を被った人はいないのですよね(間接的にとかなしで)。他にあったsexual assaultの事件とかとは、また別なのかなと思っています。

 

 

レミオロメンの日

3月9日 土曜日

早いもので、受験のシーズンもそろそろ終わりを迎えていたのですね。入学前の健康診断にクリニックに何人か来られています。中には長年住みなれたおうちを離れることになる新大学生もおられますし、新たな生活に少し不安もあり楽しみでもありという心境なのでしょう。同伴の親御さんもそのご表情から、ホッとされたような、寂しいような複雑なお気持ちが伺えます。どうぞ皆さんお体に気をつけて、新しい生活を楽しんでいただきますように。それから、残念ながら今年は良くない結果に終わった方も、長〜い人生、受験なんていうのはほんの一瞬の出来事です。一旦気持ちを落ち着けて、また次の目標に向けて頑張りましょう!

医療関係の学部に進学される学生さんたちに課される準備事項の一つに、感染症抗体検査と予防接種があります。主として小児期に受ける予防接種の履歴や、現在の血清抗体価に基づいて必要な対策を行います。私の世代にはこんなのはなかったんですけど、時代は変わりました(良い方向に)。

各学校や施設によって基準と抗体検査方法が異なるので、確認作業が結構大変です・・・。病院では日本環境感染学会のガイドラインを参考にされていることが多いと聞いています。母子手帳のワクチン接種記録はとても大切ですので大事に保管しておきましょう!

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