京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

漢字と平仮名

7月11日 水曜日 晴れ

今日も暑かったですが、明日は梅雨前線の最期の?(希望的観測)大暴れのようです。

毎日つまらないことばかり書いております。そろそろきちんとした診療内容に関する情報もアップして行かねばと思っておりますが・・・。すこし時間にゆとりができたら新ページを追加して、HPの内容に充実を図りたいなと考えております。そもそも医院のホームページはどの程度重要なのかなと思ったりします。時代が時代ですので、まずは受診前にインターネットを開いて、という患者さんも少なくないのではないかと思います。しからば、わが「いとうクリニック」は検索すると果たして出てくるのであろうかと思い、Googleにかけてみたわけです。

いとうクリニック・・・出るわ出るわ、415万件ヒットしました。ちなみに日本で一番多い姓だと言われる「すずき」クリニックだとどうなるか?14万ヒットでした。2番目の「さとう」は60万ヒット。なぜか「いとう」はこれらよりも桁違いに多かったというわけです。むむ?「いとう」姓は医師の比率が高いのか?と思いきや、漢字で検索すると鈴木が523万、佐藤が644万、伊藤は124万件でした。どうやら伊藤さんはひらがなを名乗るのがお好きなようです・・。ま、検索結果がそのまま実数を表しているわけではないのですが。

Crazy horse

検索と言えば・・・non-nativeが英文を書く際に、思いついた例文にいまいち自信が持てないとき、その一節を検索エンジンにかけてみる、という方法を教わった事があります。正しければそれこそ何百万件という例文がいろんなサイトから引っかかってくるわけですね。邪道ではありますが知っておいても損は無いように思いました。ただしこれをやり過ぎると、論文作成などのときに似たフレーズが出て来てしまい、あらぬ嫌疑をかけられる事になるかもしれませんので要注意です。

技は見て盗むもの・・・?

7月10日 (まだ)火曜日 晴れ

暑かった。お隣の舞鶴市は全国で三番目に気温が高かったらしい。

さてさて、昔我々が医学生であったり、研修医であった頃は、今ほど色々な教材が充実している訳ではなかったと思う。今はちょっとインターネットショップを覗けば、比較的安価で取っつき易そうな参考書がたくさん見つかるものである。もちろん良い事である。学生の臨床実習での指導はとても親切なものになっていると聞くし、研修医向けの講習会なども目白押しである。20年前の研修医は、ぶっつけ本番で実地で学んでいったことがたくさんあったように思う。毎日冷や汗の連続で、今から思うと危ない橋を渡っていたものだなあと感じるところもある。医療をするのに危ない橋を渡るなど、あってはならない事なのだが、そうやって体得したことはまさに血となり肉となるという表現がしっくりくるのもまた事実かなと思う。もちろんそんな過去が良かったなどというつもりは毛頭ないが、時々完全受け身体制の学生さんと接するとそんな昔話を思い出すものである。

で、唐突に英会話の教材・・・。もちろん時間とお金をかければいろんな手段があると思うのだが、安価で容易に手に入るものといえば、やはりネットである。個人的にはこんなサイトが良いのではと思う(主に会話それも聞き取り能力の向上と語彙力の向上という観点からであるが)。

http://www.pbs.org/newshour/

ニュース番組のビデオクリップにtranscriptという翻訳部分があって、会話の文章が目で追えるようになっている。iPodのアプリもある。無料である(正確には携帯電話代やネット接続代はかかるのだが)。小生の留学前には今ほどネットへのアクセスは簡単でしかも早くはなかったので知らなかったが・・。つくづく、いまの時代の(若い)人たちはうらやましいな〜と思うのであった。

ハロ

10年ひとむかし・・

7月8日 日曜日 曇りときどきはれ

そのむかし・・学生の頃にはウィンブルドンと言えばサーブ&ボレーでした(ように思う)。芝コートは球が滑ってサービスサイドが有利なため、サービス&ボレーの巧者が圧倒的に強かったのです。というのも、夜中にウィンブルドン男子の決勝があり、スイスのフェデラーとイギリスのマレーが好試合を演じていたので眠い目をこすりながら第3セットのかかりまで息子と見ていました。結果はキャリアに勝るフェデラーの逆転勝ちであったようですが、その試合運びが昔のセンターコートとはすこしおもむきが違うなあと感じたのです。何を今頃、って言われるかもしれないのですが、最近テニスの試合を見た事がなかったもので、ウィンブルドンでああいうベースラインからの打ち合いが続く試合が見れるとは思わなかったのです(かさねがさね、古くさくてすみません)。とにかく、マレーが勝つと76?年ぶりにイギリスの選手の優勝だったそうで(残念でしたね)、イギリス人の応援がものすごく、ある種独特の雰囲気が流れていたようですね。少し前にはティム・ヘンマンというイギリス人の上位ランカー(僕の好きなマイケルJフォックスに似ていました)がいたように思うのですが、彼はセミファイナルがベストだったようです。しかしあんなにハードヒットの応酬で、ボールがよく持つものだなあと、変なところに感心しながら観戦していました。ちなみに、昔のスタープレイヤーはボルグ、マッケンロー、Jコナーズ(以上中学生くらいの頃)、アガシ、ベッカー、エドバーグ、その後サンプラスとか・・、でしたかね。個人的にはマッケンローとかエドバーグが好きでした。あ、そういえば、マレー側のコーチにベッカーやエドバーグの好敵手であったイワン・レンドルがついていました。とってもおじさんになってはりました(笑)。

疲れた週末の午後は、あまり頭を使わなくてもよい物語が最適でした。

困った時は一歩引いて眺めてみよう

7月6日 金曜日 雨

2ヶ月前までは花金だったのですが、土曜日を勤務の日とするようになってからはそういう意識がなくなりました。思えば土曜日にお休みを取る事のできない仕事ってたくさんあるのだと思います。勤務医の先生方はお休みだけれどもポケベル(15年前か、いまはケータイ。)が鳴るのは日常茶飯事ですね。開業医もケータイは手放せない時代です。パソコンメーカーも電子カルテのメーカーもコンビニはもちろん、24時間365日。一億総オンコール時代と言っても過言ではないかもしれません。こうなるとカスタマーである我々も(あ、医療については私はサプライヤーですが)即日対応が当たり前になって一寸たりとも待つことができなくなってしまうわけですね。そりゃ、うつ病も増えるでしょうし、ストレスもたまりますね・・。悲しきかな、現代人。と嘆いていても仕方がありません。あー辛い、ストレスがたまる、と思い詰める前に気分を切り替えるすべを覚えられたらなんと楽になる事でしょうか。認知療法・・・最近注目して勉強を少ししています。精神疾患の治療方法としては確立しつつあるようですが、日々の診療にも、何よりも自分自身の精神の健康にとってもとても有意義な方法のように思います。

Antelope

あ、べつに今日嫌な事があった訳でもなんでもありませんのでご心配なく・・・。

 

裏から眺めると逆さまに見える?

7月4日 水曜日 晴れ〜

”Fourth of July” アメリカ独立記念日ですね。だいたい多くの公園では花火が打ち上げられるならわしのようでした。今日も当地はなかなかに暑かったです。

開業医をしてみて面白いなと感じた事の一つに、「退院されたその後の患者さんを間近に診察する事ができる」ということがあります。もちろん病院でも退院後の診察はするのですが、多くの場合は2週間から1ヶ月を経過した後になりますし、続けて頻繁に診察する事はまれです。退院された後すぐに往診に行くと、入院をしていたときと自宅との比較をされたり、あ〜やっぱり家はいいですわ。と仰ったり、良い表情をされている事が多いものです。病院で退院をされるのを見届けた後はどのようにしておられるかと心配した事もありましたが、患者さんは自分なりに入院時の事を振り返ったり、自宅の良さを噛み締めたりして過ごしておられるのだなあと思いました。勤務医と開業医とでは、同じ事象をちょうど反対側から眺め合っているような、そんな感じがしています(あ、とくに深い意味はありません)。今後もそんな橋渡し的な仕事ができれば良いなあと思う一日でした。

The Alamo

テキサスの人にとっては3月2日のほうが大事なのかもしれません・・・

カレーの達人

7月3日 火曜日 あめ

朝テレビをつけると、お天気キャスターさんが『梅雨明けはまだまだですよ。』と仰っていました。7月中旬以降が例年の梅雨明けのタイミングらしいです。昨日から院内のエアコンにスイッチが入りました。誰もいなければさほどでもないのですが、何人か同じ部屋に集まると一気に湿度が上昇するような感じがします。(計画停電の話もあるので温度は控えめにしていることを付け加えておきます・・)

汗だくで辛いカレーを食べるのが個人的には好みです。またまた留学時代のお話しになりますが、京大から来られていた某友人がタイカレーなるものを作ってごちそうしてくれた事があります。なんと旨いカレーがあるものかとおいしく頂いた経験から、じぶんでもと思い立ち、レシピを教えて頂いては今でも時々作っているというわけですね。主な材料はココナッツミルク、タイカレーペースト、野菜、鶏肉などで、味付け段階で結構なお砂糖を必要とします。スイカに塩をふるのと同じ理屈なのでしょうか?辛さを浮き立たせるためには正反対の味覚を刺激するのが効果的なのかもしれません。カレーペーストにはレッドとグリーンと2種類があるのですが、もっぱらグリーンを愛用しております。カレーと言えば、レトルトも侮る事はできません。勤務医時代の昼食も1週間に1度?くらいは医局でチンをしてたべていました。ひと昔前の麻酔科の先生方は、休憩室に炊飯器を持ち込んで麻酔をかけている間にご飯を炊いては昼食にカレークラブと称して食べておられたのを思い出します。子どもも大人もカレーは永遠の大好物なのでは?

Route 66

何故この話題かと申しますと・・・先日とある会社の方(患者さんです)のオフィスで九州の鶏料理屋さんのレトルトカレーの頒布会のような商品を購入したのが今日届き、スタッフの方達とカレー談義に花が咲いたのです。という訳で、木曜日のお昼はカレー大会にしましょうか〜っていうことになっています。

注射の名人

7月2日 月曜日 晴れ

暑い、日陰で風邪が吹くと過ごしやすい感じなのだが。

患者さんの訴えは多岐にわたるものである。中でも多いのはやはり足や腰などの関節が痛むというもの。畑をしておられる患者さんも多く、しゃがみ込んでの作業にはやはり体がこたえるのであろう。かといって作業を禁止すれば良いというものでもなく、なかなかに難しいものである。ということで最近見なおしているのは”注射”だ。昔は(つい最近であるが)注射についてはある種否定的な感覚を持っていたのだが、結構それを希望する方も多く、フォローしていると確かに効いているのである。まあ注射と一口に言っても色々な種類がありすべてをまとめて論ずる事はできないのであるが。注射に使うお薬もいろいろあるし、注射をうつ部位もいろいろである。関節内に薬を注入する事もあれば、筋肉から神経の分布範囲に何カ所かにわけてうつこともある。はては硬膜外という中枢神経に比較的近い部位にうつ事だってある。疾患によってこれらのものを使い分けるのである。もちろん針を刺した経路からの感染症には十分に気を配る必要があるのだが。そういえばこういったブロック注射などはアメリカでは内科医の仕事なんだよ〜ってむこうの先生は仰っていたような記憶がある。リウマチの専門医の先生だったかと思うが、注射の技術は内科医の必須項目の一つなんだと教えて頂いた。

なるほどな。

Dr. Friess

Have a nice weekend!

6月30日 土曜日 雨

一週間の終わりは何となく朝から職員の皆さんもソワソワ?雨がふると扉の外には一斉にカエルくん達が飛び跳ねています。郵便物を取り出そうとポストを開けると中からも一匹、ピョーンと飛び出してきました。娘の誕生日でしたので、リクエストに応えて夕食は家族でパスタを食べに外出でした。ミミクリーペット(話しかけるとまねをして踊りながらしゃべるやつです)やら文房具やらをお祝いに購入(安上がりなプレゼントですね・・・)。夜は皆で昔の写真(アルバムではなくCD-ROM)を引っ張りだしてパソコンで眺めながら思い出話に花が咲きました。今夜のベストショットを貼付けておきましょう。

画像 1352
もう10年近く前の写真でしょうか。我が家で通称 ”パンツ”と呼ばれていたアメリカの公園のブランコです。左ストレートが顔面にヒットしてますね、痛っ。どうもちっちゃな子供から顔パンチをもらう系の写真が多いのは気のせいでしょうか・・・?

テストはな、答え合わせが大事なんやで!

6月29日 金曜日 晴れ!暑い!

梅雨の中休みを地でいく天気。もうすぐエアコンが必要なのかなと思いながら窓を開け放すと裏の田んぼがええ雰囲気でした。

今日の(昨日の)心に残った一言。「30年間くらいのスパンで物事を見よう」

巷でけんけんごうごう(PCだと漢字変換できますが自分では書けない漢字なので平仮名で・・)の議論がされている物事も、ものの30年も立てばあっさりと何がしかの答えは出てる訳です。そういう意味においては、いま一生懸命やってる政治談義しかり、経済討論しかり、数年後の検証というものが重要ではないだろうかと。仮にいま正しいとされている事だって、数年後にはひっくり返っている事だってある訳ですよね。自分の意見が絶対に正しいんだって思う事の愚かさをもっと自覚した方が良いのかもしれません。『自分の正しさを雄弁に主張する知性よりも、自分の愚かさを吟味できる知性の方が、私は好きだ。』・・内田樹先生の教えです。

 

テストが終わった後に子ども達に言う一言がタイトルでした。

Nothing is forever…

6月28日 木曜日 曇り時々晴れ

梅雨前線は南から北上しているそうだが丹後地方は晴れている。

昨日より検査結果のダウンロードシステムがダウンしている。回線が繋がっていないようである。紙カルテに比べて電子カルテシステムは圧倒的に便利であるというのは認めるが、機械ゆえの欠点もまたあるのであろう。当たり前であるが、マシンそのものが故障したり、電源を失うとそれで終わりである。すこしの違いが機械の動作を決定的に妨げていたり、設定項目の一つにクリックされているかされていないかだけの事なのに・・ということを誰しも経験した事があるのではなかろうか。紙カルテなら・・・少々の誤字脱字は解読できるし、番号が違ってもなんとなくすまされていくようなこともあるのだが、コンピュータはそんなことに対応してはくれない。当たり前の事である。機械には当然寿命がある。未来永劫完璧な状態を保つ事ができる機械はない(何となくいろんな事に対する教訓となりそうであるが)。形あるものはいつかは必ず壊れるというのがものごとの因果というものであろう。イライラしてはいけない。そんな時は・・・

 

サービスマンの方の到着を待とう。

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