京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

鼎談視聴

7月15日 土曜日

おはようございます。長く続いた雨もやみかけているようです。作家の平野啓一郎さんの鼎談を、いつもよくみるウェブ番組で観ていました(有料です)。彼のライフワークでもある?死刑制度についての討論をされていました。簡単に存置派と廃止派に二分されるわけではないのですが、ご自分の考えの遍歴を述べられており、なるほどな〜という感想を持ちました。わたしも人の生き死にに関わる仕事をしている以上は、一度は真剣に考えるべきテーマではあると思うのですが、今まではやや目を逸らしてきていました。確かに日本人は昔から「ナチュラル・ボーン・存置派」かもしれないですね。漫画のギャグの決め台詞にもなるくらいですからね。悪いやつは命を奪われて当たり前という考えは、その通りですが、現実はそこまで単純ではないようです。折しも、一旦極刑が下された方に再審請求が認められるなどの事案があり、これまた検察が有罪立証を行うという方針を表明したというニュースも最近ありましたが、弱気を助けて強気を挫く正義の味方の検察・・というマインドにも?マークが付いているような今日この頃でもあります。さてと、お仕事に戻ることにいたしましょうか。みなさん良い週末連休をお過ごしください。

息長くがんばるマンs

7月14日 金曜日

だいぶん前の週末に観たロックスター(表現古っ)のヒストリーを時々思い出しています。それはついこの間最後の日本ツアーを敢行し、活動休止を宣言したロックバンド・キッスのフロントマンの一人であるジーン・シモンズのストーリーです。彼は(実は相方のポールもらしい)ユダヤ系の人で、母親がホロコーストを生き延びたという過去を持つそうです。両親や兄妹が目の前で命を絶たれるという壮絶な体験をしたお母さんは、失踪した父の代わりに週6日朝から夜まで労働して彼を育てたとのことでした。ジーン・シモンズの幼少期のそのような体験は想像に絶するものがあります。7歳の頃から新聞配達などをして育ったという彼は、自然と母の教えでもある「生きていて健康ならばそれだけで勝者なのだ」という思いが身についていると言います。キッスというバンドは70年代から、彼らのマルチタレントぶりも相俟って音楽性だけではなく、いろいろなエンターテイメントやプロモーション活動に力を入れていきます。多彩なグッズや音楽ソフトなどを売り上げ、アメリカンサクセスストーリーを築き上げたのですね。LAビバリーヒルズの彼の豪邸には所狭しとバンドのグッズが並べられています。ロック界最強のビジネスマンと呼ばれたらしい彼の人生・・並大抵のものではないですね〜。御年70を超えて、一度も離反しなかった相方のポール・スタンレーもすでに60歳半ば、息長くがんばりました。私の推しの一曲、ブラック・ダイアモンドがまた違って聴こえてきます(ボーカルは二人ではない曲ですけど・・・)。

まだまだ雨

7月13日 木曜日

不穏な空模様が続いています。今日は「雨時々やむ」という予報です。現在も・・・1時間後に雨雲が接近するというマップのようです。雨雲レーダーマップわりと便利ですね〜。時々やむということは→ほぼ降るということなので、今日はちょっと残念な感じです。昨日は夜に車を走らせる事があったのですが、2度も鹿さんに遭遇しました。結構生活空間に進出してきていますね、通り道にはマダニを残していることもあると思われるので、これまた要注意です。食べ物探しに来るのでしょうか、みんな生きるのに必死です。そういえば・・この間手にとった週刊誌では、銀行の生き残りランキングみたいなのが特集されていました。いろいろな財務諸表をもとに分析してランクづけされていましたが、私たちの身近な〇〇さんは優良な感じでしたけど。それでは今日は朝から斉藤兄貴のおすすめ通り「赤いウィンナーをタコ足で」いただくことにしましょう。みなさんあいにくのお天気ですが、良い一日をお過ごしくだ

Threads…

7月12日 水曜日

なかなか梅雨の出口が見えてきませんが、週末は傘マークがなくなっています。もしかして・・・。さてさて、元来の新しい物好きが災いして(?)Meta社のThreadsにも手をだしてしまいました。単純にスクリーンタイムが増えているだけで有効な時間の使い方ではないニャー。わかってはいるのですけどね。今日は朝からおうち、昼からおそとの日ですが、土砂降りに遭わなければ良いのだけど。梅雨明けを待望しながらしばし頑張ることにしませう。皆さんも暑いですので、ありきたりですが熱中症に注意してお過ごしくださいね。

週明け

7月11日 火曜日

週明けからやや忙しめです。ちょっとがっかり案件もあって今週は長い1週間となりそうです・・・。ということで昨日は(も)早めに就寝して、起きたら元気回復かと思っていたのですが、まだ体が重く感じているのは、おそらく湿度と天気のせいだと思います。というか、そういうことにしておきます。ちょっとしたうっかりミスの事務作業もあったりして、こういう時にはいろいろな事が重なるものですね〜。なるべく引きずらないようにしようと思っています。昨夜はうつ伏せで眠ってしまっていたらしく、起床後から視野がぼやけており、なかなか回復しません。最悪のスタートの一日となりそうですが、最悪ということはこれからよくなる(はず)の相場感を持って、前向きに頑張ることにしましょう。皆さんは、私を見習わずに良い1日をお過ごしください!

旧態依然

7月8日 土曜日

朝から湿度と気温がモワ〜〜な一日です。不快指数85!  梅雨の最後のひと暴れなのでしょうか。さてさて、昨日の夜は盟友の消化器内科の先生に教えて頂いた情報を元に、某病院の立てなおしを取材されたテレビ番組を視聴してみました。例によってラストは寝落ちでしたが(笑)。時々耳にする「常勤医の集団一斉退職」に端を発した病院の危機のストーリです。ひとりの医師が三顧の礼で(もなかったようですが)登用され、その奮闘ぶりを取材されていました。背景の理屈が大学医局の学閥とかで語られており、古臭くもあり、今なお確かに現存するものでもあり、内部を少し知る者としては、改革を要するモノここにありという印象を抱きました。しかし中には閥の理論を乗り越えて残留しておられる先生もあったり、内部の先生によると実際は報じられている内容と異なったり、途中から違う方向に逸れていったり色々と曲折があるようです。社会に生きる人間である以上、周囲の環境や組織と関わらなければならないわけで、それはもう好むと好まざるとに関わらず、程度の差こそあれ、逃れられないのでしょう。そこに生まれるストレスは、時に人を押しつぶさんばかりの力を持つのですが、なんとかうまくかき分け避けながらやっていきたいものです。職場でのストレス、人間関係の不和、他人からのハラスメントとかいじめ・・・少なくとも自分からは決して作らないようにと心がけなければならないですね。

八方美人はよくない

7月7日 金曜日

梅雨の休みが続いているようです。もう一度前線が北上してきてそれを太平洋高気圧が押し上げてくれて梅雨も明けていくのでしょう。来週後半か再来週の予想です。以上、資格なしの街角天気予報士より・・・。昨日は患者さんに突然「先生は開業されて何年になりますか?」と不意打ちのご質問を受けました。11年が過ぎているので、そう答えました。思い返すとあっという間でしたが、大きなトラブルはなく継続できてきたのも幸運なのだなと思いました。当初はなんでもこなしてやろうと思って(今でもなるべくはそう考えていますが)いましたが、時間的な制約と、色々な方面での協力を求められることもあって、なかなか全てに手が回らなくなってきました。そうなると、十分な目配りもできなくなりますので、ドキッとすることも出てきます。そこにきてのコロナ禍でしたので、8ラウンド過ぎたあたりに、ボディブローを何発か浴びて一気に右フックを受けてスリップダウンをしたような感じになりました。今、よろよろと立ち上がったところで、レフェリーに顔を覗き込まれた後にプレイ再開の右手が挙げられたところ・・・のような感じなのかな〜と思いました。今までなら二つ返事でお引き受けしていたことも、少しずつお断りせねばならないことも出てきています。自分の性格上最もストレスに感じるところですが、これはサステナブルなお仕事をしていく上で仕方のないことと自らを納得させています。なんでも引き受けるのは一見素晴らしいことのように思いますが(単純な頭の私はそういう意識が強かったです)、それを完璧にこなせてこその評価になるのでしょう。そこまでできていないのに受諾してしまうのは、単なる意志薄弱な人間であるという方もおられます、そしてそれはおそらく正しい・・・。ということで、なんで七夕の日にこんなことを書いているのかよくわからなくなってきたところでお仕事に戻ることにします。みなさん週末に向けて良い一日をお過ごしください。

どうなっているのか

7月6日 木曜日

明日は七夕の金曜日のようです。今日は昨日と変わって太陽の光が差し込んでいる気持ち良い朝です。例によってスマホをくりくりすると「マイナ保険証が迷走」とか。なんでも現行カードから新しいものに切り替えるかもしれないだとか、自分から申請しなくても保険証の機能を果たすものをプッシュ型(!)で本人に送り届ける案が出ているとか。確かにデジタル化賛成の私にも迷走に見える感じです。7月中にデータの確認作業を指示すると宣言されているようですが、単純計算しても担当者の作業量は膨大になるような気がします。いますぐ進めないと、国民の受ける医療に大きなデメリットをもたらす・・みたいなことを仰っていたようですが流石にそれはちょっと言い過ぎではないかなとも思いました。重要なデータの基盤作りですから、よくよく案を練り上げて、政治家の威勢の良い号令でやるのではなく、事務方からのボトムアップでやってもらっても良かったのではないかなと感じますね。今までの経緯がどうだったのかは寡聞にして存じ上げませんが、「急がば回れ」「急いてはことをし損じる」なのか、はたまた「思い立ったが吉日」「先んずれば人を制す」なのか・・どちらが真実を言い当てているのか、ちょっとよくわからない最近です。ま、私は私のできることを今日も精一杯やることにいたしましょう。みなさん良い1日をお過ごしください。

医療は全て実験?

7月5日 水曜日

朝からおうち、昼からおそとの日です。お肌の調子がやや上向きになってきました。ここ数ヶ月掻痒を伴う皮膚炎がなかなかおさまらず、これはストレスなのか、はたまたアレルギーなのか、あるいは薬剤アレルギー?などと医師らしからぬ、素人的にああでもないこうでもないと考えて、かといって大した対策も取らずいたのですが。とある理由で服用していたお薬をやめて、積極的に外用剤を塗布してみるとなんとなく良くなってきています。さて、その原因はなんだったのだろう?と考えると、お薬が奏功したのか、やめてみたお薬が悪さをしていたのか?同時に二つのパラメータを動かすと、原因特定は困難ですね。長引く咳症状、感染症を疑う期間はとうに過ぎている、これは咳喘息なのか?あるいはもしかすると逆流性食道炎によるものか? まずは前者の対応をしてみましょう、ダメなら後者の対応で治癒したとなると、それが原因だったのかなという結論にひとまず落ち着くのです。ところが、これとて真実なのかどうかは厳密にはわかりません。もしかするとそのお薬がなくても、時間の経過とともに治癒していた可能性だってあるのですね。もっと厳密に原因追及するのであれば、同じ人物で、同じ時期に、①Aの治療法を試みる ②B治療薬を試す ③何もしない という3選択肢を一斉に比較しないといけないわけです。ま、そんなことはタイムマシンでもなければ実現不可能なお話しです。ということで・・医療とは極めて不確実で、これが正しいと思っても意外とそうではないのかもしれないですね。それでは空模様は今ひとつですが、今日も良い一日となりますように・・・。

バイアスのはざま

7月4日 火曜日

昨日で一旦コロナワクチンの春接種(個別)を一旦終了しました。今後接種期間内にご希望の方は自治体窓口での確認をお願いすることになります。5月からほぼ2ヶ月間が経過した現在、予約6人を埋めることがなかなか難しくなってきたためです。トータルの接種実績としてはやはり少なくなっています。5回目のおおよそ8割程度の印象です。予測していたよりは多かったかなとも感じますが。沖縄での状況は時々ニュースで報じられているようですが、その他の都道府県でもじわじわと定点観測の数が増加傾向にあるようです。マスクの必要な場面を判断して、各自が対応して行動することが求められているように思います。周りの声に惑わされることなく、自分で考えて判断するのが良いと思います。さすれば、感染するもしなかったも納得の上で受け入れることができるのではないでしょうか。あの意見に従って損をした・・とか、とかく考えがちですけれど、要はその判断をしたのは自分であるということを見失ってはいけないのだと思います。正常化バイアス(自分はそれには巻き込まれることはないであろう・・・)とか、同調性バイアス(周りの人と同じことをしていれば大丈夫だろう・・・)の波に飲み込まれることなく、自分を見失わずに・・・まあ難しいですけどね。今日は京都37度の予想だとか!?みなさん熱中症要注意ですゾ。

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