京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

GW

5月2日 月曜日

10連休という方もおられるのでしょうか? 私は土日月とお仕事で、今日がその月曜日となります。明日からは3日間のお休みとなります。月末月初は事務作業とも重なりますので、なかなか全てお休みを取るという訳にもいかないのが泣きどころではあります。これは年末年始にも言えることなのですが・・。幸い今日からはお天気も良さそうですので、お出かけの予定をしておられる方も多いことでしょう。良いGWとなることをお祈りします。ところで・・・GWなのですけど、この文脈ですとこれはゴールデンウィークの略となるのでしょうけど。お休み関係なく働いておられる救急医の先生が、GW?ガイドワイヤーのことですか?と仰っていたのがちょっと面白かったです。なんのこっちゃ?ですかね。感染予防対策はくれぐれもぬかりなきようにお願いします。今もちょこちょこと陽性の報告をあげておりますので・・・

私的なご報告になりますが・・・定期的にチェックしているSARS -COV-2中和抗体価の測定値ですが、3回目ワクチン終了後3ヶ月経過した今も>10000を維持しております。2回接種後のピーク値が5000位だった事を考えると、やはりブースター接種の威力は力強いものだと思いました。3回目接種した方がいいですか?と聞かれることが度々あるのですけど、躊躇なく「特別にアレルギー反応が無かったのであれば、接種しないともったいないですよ」とお答えしています。4回目以降は、高齢者と高リスクの方への接種が予定されると伺っています。

それでは皆様、良いGWをお過ごしください!!

連休中は暦通りです

4月29日 金曜日

昨日は患者さんによく言われました「連休中はどうされるのですか?」ふつうにカレンダー通りに診療する予定だったのであまり告知はしなかったですけど、「カレンダーどおりです」ハイ。お知らせにもアップしておこーっと。感染症検査数はかなり少なくなってきています。お休み明けに増加しなければ良いのですけど。なんとな~く、世間ではマスクどうするのか問題が地味に沸騰しているように感じます。密度の高い場所や、近い距離での議論の場などでは着用が望ましいでしょうね。また体調の悪い時に公共の場に出る時も、唾液の飛散防止に着用すべきだと思います。屋外で散歩やランニング(至近距離に人がいない状況)などではそれほど厳密に着用する必要はないと思います。善か悪か?ゼロか100か?ではなく、状況に応じて考えながら利用するのが良いのではないでしょうか。飲食店で家族四人で食事に行った際に、テーブルの上を4等分するようなパーティションがあるのもよく考えるとおかしな話です。他のパーティとの間に間仕切りならまだわかるのですけど・・。お店側はそういった感染防止””対策””をしないと営業ができないのでしょうけど、そのあたりも実効性のある対策に変えていかなければならないでしょうね。とりあえずきょうのテーマは「連休中はカレンダー通りで」ということですね。では!みなさん良い休日をお過ごしください。

拒否反応?

4月27日 水曜日

二日連続の雨模様です。午後からはおそとなので晴れて欲しい。

最近、というかこのしばらくずっと首回りに湿疹ができて痒かったのですが、原因らしきものが判明しつつあります。診察中にもボリボリしながらやっていました。首回りだけなので、やはり第一に疑うべきは”接触性皮膚炎”などの局所の病態なのでしょう。何も考えずに軟膏薬を時々つけていたのですが、一向に良くならずどうしたものかと考えていたのです。原因となる接触物はどうやら・・・聴診器らしく。診察の合間に首にちょこんと引っ掛けることがあるのですが、これを避けるようにしたら徐々に皮疹が治まってきました。首に引っ掛けるのはクセというか、まあほとんどの医師はそうやりがちなのではないかと思うのですが、これをしないようにするにはちょっと面倒くさいのです。しないように気をつけていてもついやってしまうこともあります。現在は診察と聴診をした後に、壁掛けのようなフックにいちいち引っ掛けるようにしています。一時聴診器のゴムの部分を包帯で包んでみたのですが、汚らしいのでやめました。しかしな〜商売道具にアレルギー反応とは・・・

さて、今日は雨模様から少しずつ回復するお天気予報です。皆さんも良い1日をお過ごしください。

縁起か絶対か・・

4月26日 火曜日

人間の神経回路はまことによくできています。ある動作もしくは活動を発現させるときには、大脳から指令がきて、途中で神経回路がバトンタッチされ、最終的な活動発現者にその命令が手渡されます。その際には、必ず最終発現者の行動を抑制する回路が同時に備わっています。要するにやり過ぎを防ぐ、行動が過剰にならないようにお目付役が傍にいるというわけですね。このやりすぎダメ!というバランスが非常に大事なのではないかと思うわけです。聞くところによると、仏教の世界ではバランス感覚が非常に重要視されるということらしいです。放っておくと物事は必ず偏るというのが根底概念にあるらしく、ブッダはそれを嫌うようです。権力は腐敗する・・・みたいな(?)のと似てる気もします。物事は偏るという概念、私たちの現代のあるべき振る舞いにも通底する(というか、もろにかぶってくる)ものがあるように思います。物事には縁起があり、原因と結果が呼応しているというのも、仏典の基本的な考え方であるようです。一方で西洋宗教は、絶対的な存在の神があり、物事はそれに支配されている(?で良いのかどうかよくわかりませんが)、というのがその教えのようです。手が届きそうもないくらい崇高な神の教えに自らの行動を律していくのか、物事の縁起を感じながらバランスをとって日常を過ごしていくのか・・・どちらが良い悪いではもちろんなく、それぞれの人が自分に合ったやり方で困難を乗り越えていくことができると良いですね。

気の重くなる内容かも・・・

4月24日 日曜日

休日の朝にする話題ではないのですが・・・今、残忍な事件を起こして極刑の判決が下された方達への取材を元に著された本を読んでいます。

(以降、気が重くなるかも知れない内容ですので、そのような体調や気分ではない方は読まないでください・・・)

冒頭ではまず、最後のシーンがどのようなものであるのかについての記述からスタートされます。死刑を宣告された罪人が負うべき刑は命を絶たれることにあるので、その執行の日までの勾留は他の服役刑の方達が収容される刑務所ではなく、拘置所になるということです。前日に翌日の執行を告知される受刑者たちにも色々な反応があるらしく、拘置所の中で過ごす何年間の間にもそれぞれの振る舞いがあるのだといいます。教誨師との面会で心の平静を保とうとする人たちもいれば、ひたすら孤独に一言も発しようとはせずに時の経つのを待つ人もいるのだとか。そんな彼らに日々接する事になる刑務官の側の心情もさまざまで、やはり毎日顔を合わせることで、ある種情のようなものが形成されるということには想像に難くないところかと思います。選ばれた複数の刑務官たちがスイッチを手に、死刑囚らの最期の時を見守ることになるのですが、彼らの心にも大きな傷が残ることがあり、それを防ぐ配慮も幾重かになされているようです。世界を見ると、先進38カ国の中で死刑制度を残しているのは、我が国の他には米国と韓国だけだそうです。私は死刑制度存続の是非を論ずる前に、まずは情報公開が先決ではないかと思いました。アメリカ映画でたびたび目にするシーンと、冒頭の記述にある日本のそれとは大きく異なることがわかります。私もそうでしたが、多くの人は死刑制度の意見を求められたときに、どこか別世界のこととして考えてしまっているのではないかと感じました。この世の残忍な犯罪には、死でしか償うことができない、いやそれでも償うことなどできないようなものがあると思います。犯罪を犯した人はそのような裁きを受けるのが当然の報いでもあろうと思います。しかし、その結論に至る前に、私たちももう少し現実がどのようなものなのかを知る必要があるのだと思います。その上で、実際に執行を担う刑務官への配慮とか、果たして重罪を犯した人間に更生の余地が残されていないのかどうか、あるいは被害者家族の心情がどのようなものであるのかということを考えて制度を眺めていくことも必要なのではないでしょうか。私自身、積極的に知りたくない厄介な真実の世界のお話ではあったのですが、ひょんなことから手にしてみた書物で、少し頭の中が整理されたような気がしました。

ふー朝から重たい話題で申し訳ありませんでした〜

北海道の観光船の事故の話題とか、NYで新たに増えているというコロナの変異株とか、原因不明の小児の重症肝炎(アデノ??)とか、不穏なニュースが多いですけど、うまく気分転換しながら穏やかな日々を過ごしたいものです・・・

関心あること・ないこと

4月23日 土曜日

なんとなく朝はまだ暖房をオンしてしまっています。ネットフリックスの急降下に株クラさんのTLが沸いているようです。結果、会費を上げるみたいにならなかったら良いのですけど。イーロンマスクさん VS Twitter社のポイズンピルの戦いもどうなるのか・・・などと書くとよほど相場に興味があるのかと思われるかも知れませんが、ちょっと書いてみただけです。ほとんど関心がない分野です。

さて・・

果たして関西圏の実行再生産数もようやく1前後になってきているようです。ある人に言わせると単にBA.1からBA.2への置き換わりの谷間を見ているだけではないかとの意見もありますのでまだまだ油断はできませんが。

蔓延防止対策とか緊急事態宣言とかがこうやって効果を挙げているようだとも読めるデータもあるようですし

ワクチンの効果が可視化されるようなグラフもあります

新型コロナ感染症対策アドバイザリーボードの資料の詳細が色々と見られますので、お時間があれば・・・↓  70枚を超えるスライドです。

第80回新型コロナウイルス感染対策アドバイザリーボード資料3−2

医療界の原罪

4月22日 金曜日

プレ・プレミアムフライデーです。ちなみにhttps://premium-friday.com/をのぞいてみると・・・最新情報なるものが2020年10月で途絶えているようです。プレ金大学は開校したのは良いものの、2020年2月で閉校状態のようです。今もって継続更新されているのは最新キャペーン・お得情報という、ほとんど企業やお店の広告サイトみたいな部門のみとなっているようです。悲しい・・・

さて、本題に入りましょうか。朝からやや尾籠な話題で恐縮ですが、最近自分の腸活が調子が良いなということでして。何がその原因なのだろうかと考えているのですが・・①コーヒーにMCTオイルを垂らして飲んでいること②お味噌汁に寒天の細切りみたいなのを放り込んでいること③乳製品をかなり多く摂るようになったこと④キノコとかマイタケを食材に入れることが多くなったこと・・・などなどがその候補なのかな〜と思っています(出典は全てウチのおくさんです)。お年を召すにつれて腸蠕動の良し悪しは、日常生活を快適に過ごすことができるかどうかの大きな要因になってきます。その点、医療においても便秘解消のお薬の選択肢が昔よりもかなり増えてきております。マグネシウムとかセンナ、それでもダメならグリセリン浣腸・・・の暗黒の時代が、私が医師になってから20年以上続いておりましたが、最近の選択肢はかなり多様になっています。アミティーザ・グーフィス・モビコール・リンゼス・ラグノス(全て商品名になります)などなど。便秘ですか?はいはい、カマグ出しときますね〜の時代は終わったようです。便秘の背景・状況・薬剤の種類と価格、その辺りをよ〜く吟味して・・・やはり大事なのは理屈です! そうそう・・・私の考える医療界の「原罪」その①:「今までの便秘治療」その②「眠れない人に、即睡眠剤処方」 いま、それらは見直される時代になってきています。

Rabies

4月21日 木曜日

今日はお天気が崩れていくようです。傘が要りそう

さて、狂犬病の検疫が話題になっているとか。そもそも日本は狂犬病が見られない(確か数年前にひとり亡くなられた方が報じられていたような)、数少ない国のうちの一つなのですね。

狂犬病に関するQ&Aについて(厚生労働省)

科学的見地に基づいた、専門家主導の対策を講ずることを望んでいます。そして、もちろんそれに立脚して人道的(犬動的・・?)な配慮をして政策に反映させていただきたいところです。狂犬病、発病するとほぼ100%に近い致死率のようですから。

海外渡航中の動物との触れ合いには注意を要しますね。噛まれるだけではなく、唾液つまり舐められる部位に皮膚の損傷があれば、そこから感染し得るという理屈になりますので。もちろんワクチンを接種されているワンちゃんは大丈夫なのですけれど・・・。

I am “jojaku”.

4月20日 水曜日

今日は朝からおうちで昼からおそとの日です。朝の私のルーチンは、起床後すぐさま(起動の速さが取り柄です)医学レクチャーのビデオ(10分以内のもの)を見ながら、朝ごはん(ほとんどパンとコーヒーとヨーグルトです。たまに腹持ちを期待する時にはウインナーに切れ目を入れて焼いたもの2本がご褒美についてきます)を食べます。以上の所要時間はおよそ20分〜30分で、その後はいそいそとお仕事準備に取り掛かります。どうでも良いおっさんの朝の時間の過ごし方を披露したのは他でもありません、この「お仕事準備」というワードを引っ張り出したかったからです。最近教えていただいた” Google フォト “というアプリなのですが、これがかなりの役者なのです。単なる写真管理ソフトなのかと思いきや・・・文書を撮影するとOCRソフトとして使用できて、それをGoogleログインで同期しているPCに瞬時に飛ばしてそのままディープラーニングで自動翻訳したのちワードのファイルに訳文をペーストして印刷物が出来上がります。英語論文5ページがダウンロードから、翻訳版の文書印刷物として刷り上がるまでなんと5分程度でできてしまうことになります。欲しかったな・・・こんなん、研修医の時に。あの頃はな〜文献をpubmedで検索して良いのを選んで(30分)、図書館に行って(河原町通を渡り地下書庫に行っていくつも引っ張り出してきて、一枚10円のコピー機にかけて自力で印刷して(早くて2時間)、おうちに持ち帰って訳して(一晩)、次の日の抄読会に備えたんやで・・・泣。あまりのことに今朝は言葉を失っているところです、さらにこれ、すでに2年前に普通にみなさんやっている方もおられるのだとか、情弱ここに極まれり・・・。

何かがおかしい

4月19日 火曜日

ついさっきまで水曜日かと思っていました、今日。損したようで、得したようでもあり、ちょっと微妙な気持ちです。なんかおかしいな・・って日常生活でもよくありますね。私もそうです。何かがおかしい、何かいつもと違うみたいな。これ、こんなんやったっけ・・・?という場面です。この間、ゲシュタルト崩壊のことを少し書いたと思うのですけど、漢字をジーッと眺めていると、あれ?この漢字、こんなのだったかな?という気がしてきて、全然違う文字に見えてくるというやつです。先日、基幹病院に精密検査を依頼した患者さんもそんなのがきっかけでした。診察手技でははっきりと異常は指摘できなかったのですが、なんとなくおかしいな〜、緊急で診療依頼をするかどうか・・・?う〜む、待てよ、病院も発熱外来とか色々とハードルも高いし、忙しいだろうし、仮に紹介して何もなかったとしたら、患者さんも手間だし病院にも負担をかけることになるし・・・。などと逡巡する胸の内を相談する相手もいないのが、個人開業医の泣きどころです。まあ、大体そういう場合は結局お世話になることがほとんどなのですけどね。で、その結果は・・・それでよかったな⤴️ になることもあれば 要らなかったよね⤵️ になることもありますねん。ま、開業医のグチみたいなものに付き合っていただき、ありがとうございました。今日もお天気は良さそうです。皆さん穏やかな良い1日をお過ごしくださいませ!

TOPへ