京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

ワクワクする?

4月7日 木曜日

月末月初の事務仕事を頑張って終えたところで、ちょっと一息ついています。さて、先日はお上が取れ取れ・・とうるさい(!)、マイナンバーカードとやらを遅まきながら申請受理してきました。顔写真が老けてる・・・の時点でかなり凹んでいます。早速コロナ接種アプリに登録してみたら、接種証明が瞬時に出てきました。やるな。今のところ感想はそれだけです。カードの申請の会場が予想外に広くて、配置されている職員さんの数が多かったのでちょっと驚きでした。アメリカではソーシャルセキュリティーナンバーという番号が振られるのですが、そのカードは四方が点線で切り取られた、ちゃちな紙切れでした。名前も写真もなかったけど、マイナンバーカードの豪華さとの違いにびっくりです。便利になると良いのですけど。このカードの宣伝キャラのウサギくんとか、マイナなんとかとかの宣伝文句もそうなのですけど、今朝のニュースで「ワクワク制度?」なるものが紹介されていました。ワクチン3回接種した人(若い人対象?)に向けた、Gotoをさらに割引するような制度だそうです。まあそれでワクチン接種率が向上すれば良いとは思いますけど、なんか全体的に軽いな〜・・・ていう感想と、いつからこんな”幼稚”な社会になったのだろう?という感想を持ちました。大臣が真顔で記者会見をして、カクカクしかじかの理由ですから、みなさんワクチンを早く接種してください→これを連呼する、で良いのではないかなと。いやいや、頭が固くて古いのはこちらのほうでしたかね・・・。老け顔のおっさんのボヤキはほどほどにしておきましょう。さて今日も暖かくなりそうです。桜も見どころですね、みんさん穏やかな良き1日を!

io sono doctor fukuro.

4月6日 水曜日

今日も朝から青空です。まだ冷たいですが気持ち良い空気です。新しい年度で、新たな学校や職場で緊張しながら過ごしている方も多いことでしょう。私は病院の中や外や、防護衣を着たり脱いだりしながら変わらない毎日を続けています。幸い体調も良いですし、今日も一日頑張って参りましょう。さて、昨日は「何か新しいことを始めてみよう」という奥さんの提案もあり、あることを開始しました。1日10分間・・・いくら忙しい人でもそのくらいの時間は見つけることはできるでしょう。確かにそうでした。10分間なら寝る前にでもできますし、何ページの読書とかだと途中で眠くなったりもするのでしょうけど、10分間は結構継続可能な数値目標です。新しいことをすると、実際頭の中の日頃使われていない回路が動いているような気がします。日頃使わない筋肉を使う運動のような感覚・・。さて今後・・・どうなることやら。では今日も皆さんにとって穏やかな良い1日となりますように。

何もつけない

4月4日 月曜日

新年度の週初めです。今日はお天気も良さそうで何より。まだ寒くて暖房が必要ですが、桜も今週からが見どころなのでしょうかね。さて昨日は餃子を食べました。お店のやつです。その店には「食べ方の見本」みたいなのがあって、まず一つ目は何もつけずに食べてください、とあります。教えに従ってやってみると、それがひどく美味しいのです。二つ目は、タレとラー油と七味を混ぜたものを十分につけて食べてみました。先程感じられた美味しさがわからなくなってしまいました。ただきっちりとタレの味は感じられます。どちらも美味しいのですが、その後の私の行動は・・・そのまま:タレ=7:3ぐらいになりました。最終的な結論は、タレを餃子をかじった断面にはつけずに、皮の部分に少しだけつけて食べるのがベストということになりました。煙たがられがちな”店主のアドバイス”も、たまには聞いてみるものですね。それでは今日1日、穏やかな良い日となりますように。

朝からIRIR

4月1日 金曜日

朝からちょっとデータの入力作業があるのですが・・・なんと今の所サーバー停止中とな。ちょっといらいらしてまーす。余分な時間に少し考えたのですけど、この公の入力サイトってたぶん(というか絶対)官公庁からの下請け会社が運用・運営しているのだと思います。超個人情報ですので、間違いないとは思いますが、究極的には私企業が委託を受けているという構図なので・・・これで良いのだろうか???という疑問が湧いてきます。対策はただ一つ、デジタル担当庁とかの人員を増やして自前でやるしかないのでしょうけど。諸外国はどうなさっているのだろう?さて、もう一度のぞいてみるか・・・データベース!

FND

3月31日 木曜日

今日で最後の3月でもあり、年度末でもあります。感染症のリバウンドはいよいよ確からしくなってきているようです(東京都知事の動向からの推察です・・)。ワクチンは推奨されていますが、同時にワクチンに反対する人たちの活動も耳にしています。私自身はもちろんワクチンを推奨している立場ですが、副作用への懸念を否定する立場ではありません。それはそれとしてあるがままをみて、客観的に判断するべきであると考えています。タイトルにしたFNDという疾患概念はFunctional Neurological Disorderと言うもので、色々な検査をしても明らかな異常(器質的疾患と言ったりします)がなく、身体が自分の意思に反して勝手に動いてしまったり、全身の疼痛や抑うつ不安症状を引き起こして、日常生活がままならない状態になってしまいます。ワクチンの後にこういった症状が引き起こされることで注目されていたのが、子宮頸がんワクチンです。現在は、当初副作用と考えられていた事象は、薬剤そのものの副作用ではなく、ワクチンストレスや強い疼痛の受容によって引き起こされる機能性身体症状と考えられています。子宮頸がんワクチンに限らず、最近のコロナウイルスワクチンでも少ないながら、こういった症状を引き起こす例があるようです。特定の医療行為に、大きなメリットが確認されている一方で、非常に稀ながら、不幸な反応を引き起こすこともあるというのは、何もワクチンに限ったことではありません。癌の手術でも、術後合併症という不幸な経過たどってしまうことがあります。十分に細心の注意を払って行うはずの医療行為が、逆に別の不幸を生じさせてしまうという現実がそこにはあるのです。最新医学の目覚ましい発展が脚光を浴びる中で、こういった不安定の上に成り立っているのもまた医学・医療であるのだ・・ということを、時に思い出していただきたいなと思っています。賛否あるのは承知しているワクチン接種ですが、自分の考えを自分の行動に反映させるのはもちろん良いのですが、他人を巻き込んではいけないと考えています。何かに反対するのなら、自分だけで・・・何かを推すのも自分の考えで・・・二つの足で私たちひとりひとりが立っていきたいものですね。

必要最低限のこと

3月30日 水曜日

あと二日で3月も終わります。早いです。

東京のデータでは収束しつつあると思われている感染症もまた増加に転じる気配があるようです。同時に新たなBA.2という変異ウイルスへの置換も認められつつあるようです。ニュースなどのインタビューでは、飲食店の方や街を行く人たちが口々に「もういい加減、我慢し続けていますし、たくさんです」のような内容のことをおっしゃっています。同感です。私もこの2年間くらい、多くの制限や、診療活動上の配慮を強いられてきています。スタッフともこの想いは共有していると思います。しかし・・・今は我慢のしどころです。もう風邪と同じ〜とか、こんな裏情報があって〜とか、みんな騙されてるのだ〜という言葉もよく目や耳にするところです。そのような甘いささやきに後押しされて、行動や防護を緩めると、そこにつけ入られることになりかねません。どんなに理不尽で非情なものであっても、事実は事実として受け止めなければなりませんね(これは何か不都合なことがあった際に、いつも自分に言い聞かせています)。仕方ないです・・・みなさん頑張りましょ。

大曲先生のツイトで教えていただいた動画です。面白仕立てなので暇つぶしにどうぞ ↓

 

 

よりすこやかに生きていくためには・・・真っ当な科学と知識と、流言飛語に惑わされない鈍感力と・・・必要最低限のシンプルな人間関係ですかね😀😀😀

難しいとりまわし

3月29日 火曜日

発熱者への対応をしていて難しいのは、コロナ陽性ではない方の中に潜む重篤な発熱疾患をいかに漏らさずに診断するのかということです。医療機関によっては、発熱がある→コロナの検査をする→陰性確認する→「コロナ陰性でした、じゃあ」となってしまうパターンがあると聞きます。これなら、市中の薬局などで簡易検査キットを利用できるようにしておけば良いだけの話になります。陰性の患者さんに対しては、それでは何の発熱なのか?ということを探ってこその診療行為であると思われます。言うは簡単で行うは難しでもあるのですが。一般患者さんを同一施設内で診療しておりますので、動線をわけなさいと言われると、なかなか検査で陰性が確認できたとしても、フルに診察行為ができるわけではないのですね。偽陰性ということも想定した上でその後の診療計画を立てなければなりません。その方の重症度があまり高くないという場合には、ある程度時間をおいてから再診をお願いする場合もあります。なんで待たされるの?と思われるかも知れません。通常のかぜ症候群であったり、他の特定可能な病原体に起因する感染症であっても、すぐにアプローチしづらいケースが少なくありません。なぜなら、コロナも風邪も互いに似たような症状で発症しますので・・・。また発熱外来は、駐車場など待合室を分けて診療しておりますので、その間は院内の待合室はというと、全く進行していない”無”の状況となります。ただ時間が進行して行くのだけど、だれも患者さんが診察室に呼ばれないというイライラ感が漂っていることでしょう。最近は、ある程度裏方でやっている診察(防護衣に身を纏ってやるあの物々しい感じのやつです)も、一般に周知されつつあるようですし、コロナのゲシュタルトもなんとな〜く感じられるようになってきたので、前述のような戸惑いも私の中では徐々に少なくはなってきたのですが・・・。それでも難しい、昨今の「じょうずな外来診察システム」。そこに来てワクチンとお外まわりもあるので、一日は飛ぶように過ぎていきます。ではそろそろ・・・

人生さいごの・・・

3月27日 日曜日

相変わらず完璧な一日というのはないのだな~と思いながら仕事を終えてモヤモヤとしながら過ごす毎日です。ネクラなもので・・・

さて、今日は今年度最後の日曜日ですね。長い冬が終わって、桜の開花情報などがささやかれだして、街では学校の前を通ると卒業式が終わったらしい学生さん達の集まりがみられます。暖気に誘われるようにして、虫や鳥などの動物や植物たちも蠢き出します。家から外に出たときに何となく感じる春の空気に、一日のはじまりが良いものになる予感さえしてくるので不思議です(終わるころには最初に記したことになっているのですが・・・)。病院勤務の頃には、この時期の週末は少し物悲しい季節でもありました。去っていく先生が医局の机を片づけたり、すでに退勤された先生の机と本棚が空っぽでがらーんとしていたり、残る側としてはすこし寂しくもあり、また新たな出会いがあるのだろうかと期待したりの一日を過ごすことになります。春から社会人となる学生さんたちや、長年の勤務を終えられる社会人先輩の方たちは、それぞれの「人生はじめての」と「人生さいごの」を経験されていることでしょう。おめでとうございます・・・と、おつかれさまでした。

 

それではここで、うちのおくさん一押しの「やぶいぬ」クンの動画ツイートでもお楽しみください ↓

ストレスフリーに生きる

3月25日 金曜日

そんなこと無理やん・・・と思われたことでしょう。ハイ、無理ですね。かく言う私も日々ストレスの塊にぶち当たりながら、いや塊に取り込まれてがんじがらめになりながら、抜け出そうと思っても抜け出せず、自暴自棄になったり、変に楽天的になったり、しょぼんとしたり、から元気を出したりしながら、結局塊の中に閉じこもって流れるままに転がっている毎日です。転がって行く先が「ハッピー」ならいいのですけど、こればかりは神のみぞ知るところでもあります。ということで、ストレス・・・フリーにはできませんけど、少しでも減らせたらそれに越したことはないですよね。嫌なことにはなるべく近づかない(それを嗅ぎ分ける嗅覚を磨くべし)、嫌なオーラを発している人からなるべく遠ざかる(居留守を使っても良し、少々嘘ついてでも良し・・・君子危うきに近寄らずの精神で)、嫌な仕事はなるべく断る(ここで言う嫌なこととは・・・単に早起きが嫌とか、勉強が嫌とかではありません。自分の魂を売ってしないといけないようなブルシットジョブの事です)という事でしょうか。そのためなら、近未来的には少々損をしてでも、後の心の平安が得られるのであれば、結局のところは自分の利得になるのではないでしょうか。目先の易きことに囚われて、後に心が不安定になるのならば、少々遠回りしてでも納得のいくことを実行した方が良いですね。なんだか妙に安っぽい人生訓のような書き物になってしまったな・・・・(^◇^;)  それではみなさん今日も一日穏やかな良い日となりますように!

絵に描いたおもち

3月24日 木曜日

感染症収束の兆しを記した前回の投稿でしたが、昨日は終わってみると、まだか・・と言う1日でした。確かに感染者数のグラフを見ても、前回の流行波のピークよりもまだ上です。慣れるとは恐ろしいもので蔓延防止対策の終了もあって、多くの方は大丈夫なのだと言う意識になりがちなのかも知れません。まだまだ個人レベルでの警戒は続けた方がよろしいかと思います。人前ではマスク、普段から接触しない人との会食は控えめに、大きな声での会話や茶話会は控えめに・・・が無難でしょう。ウイルスは自ら移動する能力を持ちません。風に漂ってやってくることもしません。全ては人から人への伝播となります。自らは意思を持たない、核酸と呼ばれる微量な物質が、ひたすらに人から人へと伝播を続けていく現象はなかなか止まるところを知らないようです。全世界の人たちが1週間、全ての社会活動を休止して、他人との交わりを持たずに静止して過ごしたらウイルスは根絶してしまうのでしょうか・・・?理屈上はそうなるはずなのだけれど、他の宿主もいるでしょうしきっと絵に描いた餅になるのでしょうね。

そういえば・・・医療関係のMLで流れてきて知ったのですが、大阪の2つの公立大学が一つに統合されて4月開学となるのだとか。統合とか法人化というとなんとなく合理的で良さげな雰囲気を感じるのですが、実際には選択と集中理論で学問が制限されていくことに繋がらないかと言う心配もあります。早速に理事長人事で揉め事が勃発しているようでして・・・結局プレイヤーの意識が変わらないと、これまた絵に描いた餅になってしまう懸念もありそうです。

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