京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

どこまでやるのか

9月15日 日曜日

秋晴れの空が続いていましたが、週末はややご機嫌斜めの空模様でしょうか。今週も無事(?)終わりました。連休ということで、ややのんびりです。週末の事務作業がどうしても滞りがちなので、負債を作らないように済ませておかなければ・・・。寝坊したので今朝はワークアウトなしとしておきましょう。最近まで月一度のWindowsアップデートなるものの存在を知らなかったのですが(マックユーザーゆえということで・・)。どうやらそれによると思しき電子カルテの速度遅延に戸惑っていたのです。ベンダーもようやく本腰対応をしてくれているようですので、最近は比較的安定飛行のM◯Ps君です。ところで最近、厚労省の部会で話し合われているらしい、医療計画の議事録をみると、どこまで本気で、どこまで極めようとしているんやろう、この政策・・・みたいな大胆な内容が盛りだくさんのように感じられます。と思ったら、与党の総裁選での候補者のコメントを見聞きするに、保険証の廃止延期も考えているとか、逆戻りのことをおっしゃっている方もおられるようです。私は特別に推し政党や、推し政治家がいるわけではありませんが(ただ常に政権交代の危機感を彼らには持たせておかなくては・・・というのが唯一のポリシーです)、社会保険や医療については基本的にユーザーフレンドリーでなくてはならないと思っています。マイナ保険証だって、それで利用者の益するところが大きいのであれば(!)、どんどん進めるべきだと思います。俗に3文書6情報と呼ばれる医療データも、便利な運用につながるのであれば賛成です。そういう観点からのデジタル化は、大いに進めるべきと考えています。その代わり・・特定の業者に繋がりを持たせたりすることなく、また司法や政治の分野での公の情報開示も公正に進めてもらうべきだと思っています。なんだか取り止めのないお話になりそうですが、連休の週末、平和な良い一日でありますように・・・。

P.S.この度、野球のグローブとボールを準備して、キャッチボールを始めてみようかと思っています。小学生の頃は毎日学校が終わると草野球をしていたのですが、このかた投げるはおろかボールを触ることすらなくなっています。キャッチボールって考えてみると、ただただボールを相手に投げては受け取るという、特にゲーム性のない遊びですね。実は色々な要素が揃っているスポーツではないかと思っています。まず、ボールを捕るには、相手の投げ方と、ボールの軌道からどのあたりに球がやってくるのかという予測をしなければなりません。そして、強い球ならそれなりに衝撃緩和で腕を引きながらキャッチするのが良いでしょう。受け取る側以上に、投げる側には相手に対する気遣いが要求されます。自分は速い球が投げられると思っても、相手の習熟度合いを考慮して、捕りやすい位置を目がけて、適度なスピードで投げてあげる必要があります。思いやりのスポーツですね。自分の腕自慢ばかりしていては相手に嫌がられてしまいます。全医療者がたしなむべき球技カモ・・・。誰とやるのかですって?ウチの人ですね。球技がわりと得意なそうです。

シンギュラリティ

9月13日 金曜日

Aiが人間の知能を超える時に迎えると言われる技術的特異点。医療の世界でも向こう10年、いや5年でかなり変わってくる部分があると言われています。実利面でいうと、DX化の呼び声でどんどんと進められている手続きのデジタル化もそうですが、臨床面でも入り込んでくると思います。レントゲンなどの画像診断や、細胞や組織の病理検査でもすでに相当研究が進んでいるようです。米国では数年前からすでにCTやMRIの画像診断の後には、即座に一次診断としてAiのレポートが打ち出され、その後セカンドチェックを放射線科医が行って、追記補正されてから最終診断とされるようです。病気の診断も、症状とか経過を入力していって、推奨される検査が提示されたり、最終的には候補の診断名も出されるなどということはさほど難しくないことなのだと思います。テクノロジー面でも相当に変わってくると言われています。今なら、腕にマンシェットを巻いて、シュポシュポと空気を送り込んでカフを膨らませて測定する血圧ですが、ウェアラブルデバイスと呼ばれるアップルウォッチなどが血糖値、酸素濃度、血圧の持続測定をしてくれたりします。最新の報告ではコロナ禍でゆき渡ったタブレットに顔を写し込むだけで体温だけではなく、血圧までわかるというものもできているそうです。そうなるともう血圧測定の概念そのものが変わってくるように思います。通信システムと連携すれば、医師がクリニックにいながらにして、リアルタイムでその患者さんの血圧のモニターができるということも簡単なことなのでしょう。24時間通して、血圧だけではなく、運動歩数、心拍数、体温、発汗量、もろもろのデータが利用できるようになると、生命に影響するパラメータが血圧だけではないということもわかってくるのでしょう。そう考えると、近未来の科学技術の進歩を見るのが楽しみになってきますね。それでは、週末を迎えますが、皆さん良い一日をお過ごしください。

無題

9月11日 水曜日

朝トレは懸垂20回・ウォーク&ラン(ほぼウォークだけど)4.1km/194kcal 39minでした。カラダ重・・・。ポッドキャストネタからは、2年前に遭った列車事故で上下肢切断を受けた英国人女性がアフリカのキリマンジャロ登攀に成功したというニュースです。ベースキャンプを出発して7時間後に頂きを極めたとのことです。同側の手足を失って、prosthesisを付けての偉業です。対角線上の上下肢を失った状態よりも、同側の肢を制限される方がより困難であろうというコメントでした。家族やスタッフの支援はもちろん、多くの人数からなるチームを形成できるくらいの経済的に恵まれていた状況もあるのでしょう。しかし自分なら・・・そんな経済力があったとしても、山に登ろうとは思わないでしょうね。いかに楽をして生活するかということに注力しそうな気がします。直面する困難を乗り越える、あるいはそれ以上のことをやり遂げたいと思えるかどうか、気持ちの持ちようも大きいのでしょうね。初めの不幸な事故だけでも、生きる希望を失うようなタフなアクシデントであったと思いますが、その状況から2年後にこのようなことに挑戦しようという意欲が生まれるというのはちょっと想像し難いことだと思いました。いや・・すごい人はいるものですね。

Rainy days and Mondays always get me down…

9月9日 月曜日

半分くらいの田圃で稲刈りが済んだようです。今年の出来具合はどうだったのでしょうか。昨今のお米需要を満たしてくれるようになれば良いですね。陽が沈むと虫の声が蝉からバッタやコオロギの鳴く声に変わってきています。信州に行く擬似体験を兼ねて時々山荘小屋のスタッフブログなどを見たりするのですが、空にはオリオン座が高くなってきました・・とあります。オリオン座ってどんなだったかなと思って調べてみました。冬の大三角を構成するうちの一つであるペテルギウスを目印にして、冬の空に見ることができるようです。なぜ地球から見る事のできる星座に四季が関係しているのか・・・。昔から超苦手としていた天体も、時間を見つけて少しお勉強してみようかなと思っています。それでは新しい週の始まりです、皆さん良い1週間をお過ごしください。

 

久しぶりの

9月8日 日曜日

今日は久しぶりに本屋さんに行きました。書店公式とか書店の店員さんの情報発信をフォローしているのですが、やはり背表紙を見て、直に手に取ってみると本選びは愉しいものですね。初めはどんどんと手に取ってしまい、抱えきれなくなったのですが、結局のところ3冊に絞り込んで購入してきました。中でも翻訳家の村井理子さんの日記がなかなか楽しみな一冊になりました。パラパラとみているだけなのでわからないのですが、2023年の1年間の日記をまとめたもののようです。中には、これって小説っぽい?みたいなものも散りばめられているようで(?)、一風変わった、不思議な日記ものです。いつも書店に行くと、ついついたくさん手に取ってしまうのですが、最終的に自宅のスペースを思い出して、厳選作業に移るというのが書店での大体の私の行動パターンの常になっています。

動物ネタ3題

9月7日 土曜日

いつものように3.5km 31分 192kcal でした。お供のポッドキャストから動物ネタ3題。奄美大島でのストーリーは、ハブとマングースです。猛毒のハブの数を減らそうという目的で外来種のマングースを同島に移入したのですが、そのマングースがハブをやっつけるどころか、クロウサギを絶滅の危機に陥れてしまったとのことで、絶滅駆除の対象になっていたそうです。数十年の取り組みが実って、どうやらマングースは奄美大島からいなくなったようだとのことです。夜行性のハブに対して、マングースはお昼活動して、夜はぐっすり眠っているので効果がなかったのだそう。このストーリー、害獣の駆除に成功をおさめた数少ない例という手柄話の側面もあるのですが、そもそも安易に外来種を移入してしまったというお粗末なお話でもあります。マングースにしてみれば、勝手に放り込まれた地で、生き物の捕食というある意味自然な行動で生き延びようとしていただけなのでしょう。挙句にハブ対マングースみたいなショーに駆り出されたりして、良い迷惑だったのではないでしょうか。人間の浅知恵というか、ある意味傲慢な面を省みる機会にしても良いのではないかと思いました。二つ目〜、ロシアのスパイではないかと噂されていたシロイルカのベルーガが射殺されて発見されたというニュース。首に撮影カメラを取り付けるためだとされているハーネスがついたベルーガがかねてから追跡されていたそうなのですが、射殺と思われる弾痕を残して命を失っていたとのこと。三つ目・・・農薬の使用量が激増したためと考えられるコウモリの大量死の結果、その地域で新生児の死亡率が極端に増えているという調査が報告されたそうです。エコシステムは複雑で、まだまだ解明の余地を多く残しているのではありますが、確かな統計のようですね。何せScience誌のリポートです。

https://www.science.org/doi/10.1126/science.adg0344

 

発展途上

9月4日 水曜日

朝方雨が降ったようで、路面が濡れていました。外に出ると、おやっ?と思い気温を見ると20度少しです。日の出時間もやや遅くなってきており、季節の移ろいを感じますね。地球は回っています。昨日も制約された時間の中で、患者さんのお話を聞き、診察し、検査をして処方を行いました。人それぞれのお悩み事があるものです。全てに100%の対応ができた日は残念ながらなく、振り返ると反省点が多い毎日です。それでも今日はより良い1日になるよう努力しなくてはなりません。まだ開業して15年に満たないですが、医師は臨床をして15年経つとようやく一つの領域に到達するという意見を耳にしました。医師歴はもちろんそれ以上なのですが、開業医歴はまだまだ発展途上と考えておく方が良いかもしれないなと自分では考えています。ま、こういう時こそ得意の毎日少しずつコツコツと・・・をモットーに頑張らなくては。朝練はいつも通り4.2kmを37分でした。ランの時間を少しずつ拡大しています。208kcalのご褒美の約4分の1を「レモンボールドーナツ」で消費しておきました。

脱・三日坊主?

9月3日 火曜日

今朝は34分のワークアウトでした。4.1km 208kcalの熱量消費です。コンスタントに運動を続けているのは一生で初めてかもしれません。なかなかやればできる子です・・じぶん。ウォーキングにランをそろそろとまじえています。関節に痛みを感じるようなことがあると、強度を弱めて長患いにならないように。お供はこれまたGlobal News BBCでありまして、大体3割くらいしか理解できていないと思いますが、継続はチカラなりと信じてやっています。毎朝大体4つのメイントピックスが準備されているのですが、ガザの出来事が報じられない週はありませんね。イスラエルの国内情勢も一枚岩になりきれておらず、なかなか停戦に応じようとせず人質の人命が反故にされているとしてかなりの規模の反政府デモが起こっているのだとか。はたまた、ボーイング社の打ち上げた有人宇宙船がトラブルで有人のまま帰還できずにそのまま宇宙ステーションでのむこう8ヶ月に及ぶ滞在を強いられそうであるのだとか・・・。さぞかし不安な心境なのでしょうけれど、無事戻って来られることを祈るしかないですね。などなど・・・世界では色々な出来事があるのだな〜と思わずにはいられないポッドキャスト視聴となっております。始めてみると結構楽しいものです。では・・

ノロノロ

9月1日 日曜日

迷走する台風10号ですが、まだまだウロウロノロノロしているようです。気が抜けませんね、今のところ晴れていますが、今日明日は雨マークになっています。そろそろ稲刈りの時期ですので、今朝の晴れをみて動き出されるところもあるのでしょうか・・。今日はお休みなので、少し欲張りのワークアウトを1時間程度行いました。昨夜半分だけ観た映画なのですが、フィラデルフィアという1993年のアメリカの作品です。トム・ハンクスとデンゼル・ワシントンというキャストを聞くだけで、良さげと思われますね。しかも私の好きな法廷モノです。エイズがまだ人々にとって非常な脅威であった頃の作品です。今となっては、HIVウイルス感染症はコントロール可能となりましたが、当時はまだまだわからないことも多く、感染者に対する人々の目はきついものがあったのは容易に想像ができます。この30年という時代の移り変わりを感じます。時代が変わり、医療や科学の進歩とともに状況は大きく変わりました。折しも災害の危険や南海トラフの事案などもあり、不安と隣り合わせと感じることも多かった昨今ですが、一方で人間の叡智と努力が困難な状況を、良い方向に進ませることもできるのだという期待を感じさせられました(映画そのものの投げかけるものはそれとは異なると思いますが)。それでは台風一過とはまだなりませんが、みなさま良い週末をお過ごし下さい。

一生に一度は

8月31日 土曜日

朝から激しい雨音で目が覚めました。セットしていたアラームは鳴り出す前にポチ。今日はさすがにお外は無理ですので、膝コロとストレッチのみで休息日です。朝刊チェックをしてみます。囲み記事には、昨今問題のお米価格について解説されています。今年の新米価格は30%上昇しそうだとのことですね。お米逼迫の理由としては、海外からの旅行客増加の需要とか、猛暑の影響(どういうことなのかよくわかりません)だとか、南海トラフの危機によるものも大きなきっかけになったようです。大阪に最大級タワーマンションというのもありました。タワマン・・・高層部屋から美しい華やかな夜景を見ながら・・・一度は住んでみたいなと誰もが思うかもしれません。中之島という大阪中心部に57階建ての建設予定があるようです。1100戸の規模はなかなかないと思います。関電・住友商事・NTTなどが手掛けているとのこと。周囲には堂島川が流れ、高級ホテルが立ち並び、すぐそばにオフィス街という場所ですね。すでに立っている同規模のマンションには1室10億の根がついているとも書いてあります。大阪の北の開発は駅周辺でも進んでいるようです。ジェントリフィケーションにもつながるような、街並みの整備が進むと、一見綺麗な良いことのように思いますが、一方で歴史ある建造物とか、昔ながらの建物にお別れするということでもあります。一時期に1100戸もの世帯が流れ込んでくると、それに対応する学校や公共施設のインフラのキャパシティの問題もありそうです。まあ、このような物件には投資案件も多く流れ込んでくるのでしょうから、すぐに世帯数の増加には繋がらないのかもしれませんが。街並みの保全、インフラ整備にかけられる予算、50年単位で見た場合の建物の劣化やそれが招くかもしれない空洞化減少などなど、問題は多いものと考える人もいるようで、神戸市などはいち早く、こういった物件の建築に規制がかかっていると聞きます。放っておくと貪欲に街を作り変えていく大手デベロッパーとそれに群がる企業群をどのように統制していくのか、一定程度の行政の介入も必要なのかもしれないと感じました。それではみなさん、雨風に注意して、良い週末をお過ごしください。

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