京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

人生さいごの・・・

3月27日 日曜日

相変わらず完璧な一日というのはないのだな~と思いながら仕事を終えてモヤモヤとしながら過ごす毎日です。ネクラなもので・・・

さて、今日は今年度最後の日曜日ですね。長い冬が終わって、桜の開花情報などがささやかれだして、街では学校の前を通ると卒業式が終わったらしい学生さん達の集まりがみられます。暖気に誘われるようにして、虫や鳥などの動物や植物たちも蠢き出します。家から外に出たときに何となく感じる春の空気に、一日のはじまりが良いものになる予感さえしてくるので不思議です(終わるころには最初に記したことになっているのですが・・・)。病院勤務の頃には、この時期の週末は少し物悲しい季節でもありました。去っていく先生が医局の机を片づけたり、すでに退勤された先生の机と本棚が空っぽでがらーんとしていたり、残る側としてはすこし寂しくもあり、また新たな出会いがあるのだろうかと期待したりの一日を過ごすことになります。春から社会人となる学生さんたちや、長年の勤務を終えられる社会人先輩の方たちは、それぞれの「人生はじめての」と「人生さいごの」を経験されていることでしょう。おめでとうございます・・・と、おつかれさまでした。

 

それではここで、うちのおくさん一押しの「やぶいぬ」クンの動画ツイートでもお楽しみください ↓

ストレスフリーに生きる

3月25日 金曜日

そんなこと無理やん・・・と思われたことでしょう。ハイ、無理ですね。かく言う私も日々ストレスの塊にぶち当たりながら、いや塊に取り込まれてがんじがらめになりながら、抜け出そうと思っても抜け出せず、自暴自棄になったり、変に楽天的になったり、しょぼんとしたり、から元気を出したりしながら、結局塊の中に閉じこもって流れるままに転がっている毎日です。転がって行く先が「ハッピー」ならいいのですけど、こればかりは神のみぞ知るところでもあります。ということで、ストレス・・・フリーにはできませんけど、少しでも減らせたらそれに越したことはないですよね。嫌なことにはなるべく近づかない(それを嗅ぎ分ける嗅覚を磨くべし)、嫌なオーラを発している人からなるべく遠ざかる(居留守を使っても良し、少々嘘ついてでも良し・・・君子危うきに近寄らずの精神で)、嫌な仕事はなるべく断る(ここで言う嫌なこととは・・・単に早起きが嫌とか、勉強が嫌とかではありません。自分の魂を売ってしないといけないようなブルシットジョブの事です)という事でしょうか。そのためなら、近未来的には少々損をしてでも、後の心の平安が得られるのであれば、結局のところは自分の利得になるのではないでしょうか。目先の易きことに囚われて、後に心が不安定になるのならば、少々遠回りしてでも納得のいくことを実行した方が良いですね。なんだか妙に安っぽい人生訓のような書き物になってしまったな・・・・(^◇^;)  それではみなさん今日も一日穏やかな良い日となりますように!

絵に描いたおもち

3月24日 木曜日

感染症収束の兆しを記した前回の投稿でしたが、昨日は終わってみると、まだか・・と言う1日でした。確かに感染者数のグラフを見ても、前回の流行波のピークよりもまだ上です。慣れるとは恐ろしいもので蔓延防止対策の終了もあって、多くの方は大丈夫なのだと言う意識になりがちなのかも知れません。まだまだ個人レベルでの警戒は続けた方がよろしいかと思います。人前ではマスク、普段から接触しない人との会食は控えめに、大きな声での会話や茶話会は控えめに・・・が無難でしょう。ウイルスは自ら移動する能力を持ちません。風に漂ってやってくることもしません。全ては人から人への伝播となります。自らは意思を持たない、核酸と呼ばれる微量な物質が、ひたすらに人から人へと伝播を続けていく現象はなかなか止まるところを知らないようです。全世界の人たちが1週間、全ての社会活動を休止して、他人との交わりを持たずに静止して過ごしたらウイルスは根絶してしまうのでしょうか・・・?理屈上はそうなるはずなのだけれど、他の宿主もいるでしょうしきっと絵に描いた餅になるのでしょうね。

そういえば・・・医療関係のMLで流れてきて知ったのですが、大阪の2つの公立大学が一つに統合されて4月開学となるのだとか。統合とか法人化というとなんとなく合理的で良さげな雰囲気を感じるのですが、実際には選択と集中理論で学問が制限されていくことに繋がらないかと言う心配もあります。早速に理事長人事で揉め事が勃発しているようでして・・・結局プレイヤーの意識が変わらないと、これまた絵に描いた餅になってしまう懸念もありそうです。

もうすぐ新年度

3月23日 水曜日

感染症患者数がガクンと低下してきたという報告が今週初めから聞こえてきています。発熱患者外来の雰囲気も先週と今週で変わったように実感しています。急に変わる感は季節性のインフルエンザの診療でも感じることではありましたが、コロナ感染症の場合には流行による負荷が大きいだけにありがたい事です。蔓延対策なんとやらも時を同じくして今週から解除されたとのことですので、春の新入学シーズンを前にみなさんの行動も活発になっていくことと思います。ただし・・・引き続き感染予防策だけはお忘れなきようにお願いします。

オンラインレクチャー

3月20日 日曜日

翌日が祝日の日曜日はより一層輝きますね。夕方6時になってもサザエさんシンドロームの心配をしなくていいぞ・・。昨日は診察終了後に、オンラインの医学レクチャーでした。今回は趣向が変わって、若手指導医の推し本の紹介でした。第一部は医学書のおすすめです。半分ぐらいはすでに手元にあったのですが(私は結構医学書マニアの領域なのです)、まだ見てないものもあり、かなり興味をそそられるものが紹介されていました。第二部は一般教養書のパートでした。いわゆるビジネス書の名著であったり、ホリエモンさんの著書であったり、小説・純文学などなど多岐にわたる推し本紹介で、演者の弁舌が激アツでした。2時間の聴講が終わる頃には、アマゾンのカートがパンパンになってしまいました。さて・・一日経ったところで頭を冷まして取捨選択作業に取り掛かりましょうかね。今日明日みなさん良い休日をお過ごしください〜

サーファーと納豆

3月19日 土曜日

3月後半に入り、暖かい日と寒い日が交互にやってくるような感覚です。花粉症の方も今年は去年よりも多いような印象があります。正確に数字を比較しているわけではないので、私の記憶違いかもしれません。コロナの影響でマスクが・・・だけでは語れない花粉症患者さんの多寡。最近は減感作療法という、アレルギーそのものを克服するための治療方法も開発されているので、症状がひどい方は専門医に相談されるのも良いかと思います。花粉症と同じく1型アレルギーに分類される食物アレルギーも、日頃よく診察する機会があります。ひどい場合にはアナフィラキシーと呼ばれる全身症状に発展することがあるので要注意です。食物アレルギーの場合には、アレルゲン(原因となる食物や物質)を特定して、それを避ける必要があります。大体摂食直後から30分程度の短時間で発症するのですが、まれに時間がある程度経過してから発症するややこしいタイプもあるようです。ややこしいやつの代表株は「納豆」です。1日前後経過してからのこともあるようなので我々も患者さんの食事を根掘り葉掘り問診しないとわからないのです。前日とか前々日に食べたものを思い出すのってなかなか大変ですよね・・・。納豆の場合には、豆そのものではなくて、取り巻きのネバネバ物質に対するアレルギーが原因となるようです。これが分解されるまでに時間がかかるそうです。ちなみに、納豆アレルギーを経験する方の過半数はマリンスポーツをされている方だったという研究データもあるようです。サーファーが度々クラゲに刺されることにより、納豆ネバネバと交差反応性を惹起する可能性があるクラゲの持つアミノ酸に感作されることでアレルギー反応を獲得するようです。サーファーと納豆の意外な接点でした。

 

今日はなかなか冴えていますな・・・

みなさまも穏やかな良い週末(お、連休やん!)をお過ごしください。

崩壊させぬよう・・・

3月18日 金曜日

今日から☂️マークが続きます。冷たい雨は鬱陶しいですね。さて、かねがね思っていることなのですが、偉い医師と凡庸な医師(私はこっち組ですが)の違いを例えると? ある疾患があって、その診断基準を構成する要素が5個あるとしましょう。その一つ一つを言語化して、認識した上で診断をつけることができる医師が前者にあたります。パッと見た印象を捉えて、ざっくりと診断してしまうのが後者。結果同じ診断にたどり着くことができればいいじゃん・・と思われるかもしれませんが、病気にはよく似たやつ(mimickerと言います)がありますので、やはり細部にこだわる必要があるのです。まあパッと見たものを瞬時に判断するのも忙しい外来では時に有用なのですけど、この瞬間的に判断する能力・・・心理学ではゲシュタルトというそうです。視覚や聴覚などの知覚から入ってくるシグナルを人間の脳は記憶していて、統合して「これは、アレやん」って指令してくれるのです。えらいぞ、脳ミソ。この能力が時々ハングアップしてしまうのがいわゆるゲシュタルト崩壊という現象ですね。時々ありませんか?一つの漢字をジーッと眺めすぎて、次に見た時に「こんな漢字やったっけ・・・?」ってなること。私は昔から結構この現象を人より多く体験しているのではないかな〜と思っています。ついでに言うと、特定の人物のお名前が出てこなくなることも割とよくあります。ご高齢の方達から、最近物忘れが・・・というご相談を受けることがしばしばあるのですが、流石に「私もしょっちゅうありますよ」とは言えないので、そこからは真剣に認知症と単純な物忘れ現象の鑑別に入るわけですけど・・・。人間の記憶の仕組みって不思議です。ついこの間、「TGA(一過性全健忘)」かな?と思われる診断の患者さんにお会いしました。原因はわからないのですが、ある一定時間の記憶がすっぽりと抜けてしまう病気です。その時患者さんは、意識を失っているわけではなく、周りの方からすると、奇妙な言動に陥っていることに気づかれます。大体その方達に連れられて病院に来られますが、ご本人も指摘される時間帯の記憶が全くないらしく、戸惑い困惑している状態となります。不思議な病気だ・・・。そう言えば、名探偵コナンの言う「真実はいつもひと〜つ」と言う名台詞も、真実と事実という概念の差異から言うと、ちょっと異なるのかもしれません。例えば、歴史上の事実というのは、1945年に日本という国がポツダム宣言を受諾して戦争に終止符が打たれたという事柄そのものを指すのであって、誰がどう見てもそうなのですが、歴史上の真実という言葉にすると、その事実を当事者たちがどう見て感じたか?によるので、日本からの視点と、他の国からみた視点としては、その事実の意味合いや解釈、背景が異なるということになります。それぞれの方は嘘偽りのないことを仰っているのですが、微妙にニュアンスが異なってくるというわけです。「真実は人の数だけある」と言われる所以でしょうかね。色々な紛争を解決する裁判というのもとどのつまり、それぞれの人たちの真実を、第三者からみて大体こんなところが「事実」なのではないか?という判断を下す場と言えるのかな?とか考えるに至りました。いかんいかん、こんな時間になってしまった。それではあいにくの空模様ですが、皆さんにとって良い1日になりますように。

 

Shooky

3月17日 木曜日

朝は結構寒いです。昨夜は福島で大きな地震があった模様ですが被害が少ないことを祈ります。数日後には感染症対策の緩和に舵を切るようなことが決まったようです。府下全体では確かに新規陽性者報告数は減少傾向にありますが、地域で見るとまだまだ感染はくすぶっていると感じています。引き続き警戒を要します。

 

今朝はコレいっときました。細かい模様がうまく入ってるな〜と思っていたのですが、クリームの上からシールが貼られているだけでした。記念に綺麗に洗って冷蔵庫の側面にペタッて貼っておきましたけどね・・・このキャラの名前ってこんなのだったとは知らなかったな。そういえば・・つい先日、分子生物学者の仲野徹大阪大学教授の退官記念講演があったのですが、youtubeで視聴ができるようなので週末のお楽しみにしたいと思っています。多趣味で多読で書評家としても活躍されている先生の(多分)関西弁での講義はきっと面白いものだと思います。

ものぐさたろう

3月16日 水曜日

寒暖の差が大きい日が続きそうです。体調管理が難しそう。

さて、先日とあるスーパーマーケットに行ったところ、セルフ柿の種ミックス(名前はこれじゃないと思う)が売られているのを、奥さんが気づいて教えてくれました。柿の種のおかきとピーナッツの比率、どのくらいがお好みですか?というのを、自分の好みで混ぜて食べなさいというのですね。私は6:4くらいが良いかなと思いますが・・。自分でやれと言われたら、ちょっと面倒くさい気がします。ガサガサってお皿に出した時にどのくらいの比率かな〜と気にする瞬間も少し楽しみだったりします。ということで、そいつはカートには入れませんでした。普通のやつで良い。あと、ミックスおかきの中に時々現れるカリカリのコンブも楽しみなやつです。ああいうのはたまに出てくるから美味しいのであって、それだけたくさん盛られても飽きてしまうのでしょうね。美味しいものはたまに、少し食べるのが良いのだと思います。そればかり・・・の品物で思いつくのは、紙パック入りの溶き卵とか、白身だけの卵パックが確かアメリカでは売られていたような気がします。ものぐさ太郎の極みのような商品ですね・・・。まあ確かに大きなケーキとか焼くのに便利なのかもしれませんけど。

今日は午後からお外に出る日です。良い1日になりますように・・・

 

これは楽勝かと思ったのですが・・・1文字も無駄になってないのに結局 4 guess…

 

 

user friendliness

3月15日 火曜日

雨風強かったです。あれは夢だったのか?夜中にえらい音がしていたような気がするのですけど。さて、この度のコロナ禍で、ウェブで情報入力したり報告したりすることが増えていました。手書きで最後に押印というのがなくて、便利っちゃ便利なのですが、また別の煩雑さも感じています。その代表は、生年月日入力の際の西暦⇆元号変換問題です。いちいち換算表とにらめっこしながら入力しなくてはなりません。どちらでも入力したら換算できるようにプログラムしておいてもらえば良いだけのような気がするのですが・・・。ある自治体では、結局手書き→ファクスでの報告が主流で、担当部署職員がそのファクスの小さい文字を読み起こしながらPC入力しているのだとか。まあ医療従事者のリテラシーの問題も絡んでいるわけですけど、なかなかすっきりとしたシステム構築に至るまでにはもう少し努力を要するように感じています。小学校の先生のハンコだと「もう少しがんばりましょう」印以上は期待できない感じかな。システムのプログラム作成の問題もさることながら、運用開始までのログイン作業に、若干のハードルがあるなあと2年前に感じたことも思い出しております。 IT担当大臣が任命されるようになってから、まだ日が浅いのでしょうけど、だいぶん遅れを取っている感は否めないですね。一度システムがハングアップしてしまって入力できない日もありました。ウェブ利用はネット接続できなくなると、たちどころに無力となってしまいますので、その辺りへの対策も必要となってきます。そういえば、診療所で使用される電子カルテにも、サーバーという親機がベンダーの社内に設置されており、診療所がそこにアクセスして接続使用するクラウド型と、全て自院内で完結できるオンプレミス型との二通りがあります。それぞれに長所と短所があって、どちらを選択するのか、私たちの悩みどころでもあります。なかなか悩ましい問題です。

 

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