京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

気づいたら・・・

11月28日 日曜日

今日はお当番の日です。昨日はお昼に工事の方が来て下さったので、ちょっとお付き合いしながら合間に日本シリーズを観ていました。まさしく1点をめぐる、行き詰まる攻防でしたね。今年のシリーズは緊迫した試合が多くて、地味な印象ではありましたがその実、歴史に残る名勝負だったのではないでしょうか(野村監督の解説が聞きたかったところ・・・)。それにしても選手の吐く息が白くて本当に寒そうでした。さて、昨日からネットの売出し期間中のサイトを物色しつつ、必要な充電器とかを15%オフとかで購入しています。ホクホクしながら気づくとセール対象外の商品がカートに入っていますな。トータルではさほどお得になっていないことも判明し、渋々選別作業中です。日頃患者さん達にはあれこれと注意事項、うっかり対策など偉そうにお話ししているくせに、自分のこととなるとからっきしダメなようです・・・。人間とはつくづく業の深いイキモノですね。それでは寒いですので気をつけて、良い休日をお過ごしください。

楽しかった一日

11月27日 土曜日

昨日は嫌なこともちょっとありましたけど(患者さんに関連するお仕事の分野ではないです。正確に言うと一昨日の出来事でした)、基本的にはハッピーな一日でした。外来にみえる患者さんが比較的ゆったりと診療ができる、私の考える理想的なキャパだったことが大きいです。普段は気にすることができない患者さんたちの一挙手一投足に注意を払うこともできますし、苦手な(内緒です)神経学的所見も一生懸命とることができます。患者さんの満足度はさておき、自分自身の満足度、というか安心感はとても大きいことが実感できました。でも・・・このお仕事つねに受け身なので、自分で采配しようがないのですよね。仕方ないので、できる範囲で自分の持てる力を存分に発揮できるように努力するしかないです。目標はあくまでも高く!頑張ります。

 

しんがり

11月26日 金曜日

プレ金です。しかもブラックフライデー・・・今日の夜はアマゾンに行くしかないですな。さて、日本シリーズがかなり面白い試合展開になっていたようで、リアルタイムで観ていたらさぞかし・・・。スポーツニュースとリアルタイムでの観戦の違いって、好きなアーティストのベストアルバムと、個別のアルバムの違いによく似てるなと。かいつまんで面白いところだけを鑑賞するのは、アルバムそのものを一つの作品として吟味することの楽しみを若干放棄しているようにも思います。音楽のサブスクを利用していると、ついついまとめとかベスト盤に走りがちなのですが、やはりこのアーティストはこの作品だよな・・と思うことも多いです。それにしても・・・大の燕ファンを公言している ”あの先生” はさぞかし興奮されていることでしょうな。昨日は銀行がらみでも二つ大きなニュースがあったようです。新生銀行のSBIホールディングスによる買収と、みずほの経営退陣のニュース。思えば私が研修医としてよちよち歩きをし出した社会人一年生の頃に、世間を騒がせていた住専問題に端を発した金融業界の危機は、その後も10年ごとに大きな波がやってきて、現在はSBIが第4のメガバンクを謳ってのし上がってきているという←イマココ。1998年の山一證券破綻の時の、最後の社長の記者会見を記憶している方も多いのではないでしょうか?破綻処理後の社員たちの再就職先を心配しての異例の号泣会見「社員は悪くありませんから!」というやつ、真相はよく知りませんが経営者とは本来こうであるべきだよな~とか考えさせられた人生で最初の体験でした。「しんがり」久しぶりにもう一度読んでみようと思ってキンドルぽちっとしてみました。ブラックフライデー価格じゃなかったけれど・・・。

それでは今日も一日みなさま穏やかにお過ごしください!

ふみんで考えたこと

11月25日 木曜日

昨日は寒くて雨が降るという最悪のお天気でした。今日はどうなるのか・・・。なぜか夜に小さな音が聞こえて眠れなかったです。何かパソコンのハードディスクが稼働しているときのような、シャーっていう音が聞こえるのですが、別段周りにそのようなものは置いてあるわけでもなく、かと言って耳鳴りではなさそう。なんでかなと思っているうちに、目がさえてしまってなかなか眠れなくなりました。結局寝不足となってしまい、何度かの目覚ましの後で、ようやく起きだしてきたのですが、体が重い朝です。おまけにとても奇妙な夢を見たものですから・・・・(あまりに奇妙にすぎるのでここでは書けません)。眠れない布団の中で、女子サッカー選手が自身の性自認についてカミングアウトをされている動画を見ました。トランスジェンダーであることを子供の頃から自覚して、実際に手術も受けた今は彼、である彼女ですが、先輩の選手の動画チャンネルで自分のことについて話しておられました。めっちゃあっけらかんとされているのが印象的なのですが、ここに至るまでは相当な葛藤があったのだと思います。アメリカでプレイするようになったことが、現在の心境に至る大きな転機になったのだそうです。いわゆるLGBTQのことについては、私もいくつか書物は読んだことがあるのですが、きちんと理解できたのかどうかはわかりません。でも、彼女の真摯なお話をきくと、まあそれでもいいのかなと思うようになりました。それぞれの人が、それなりの理解で、しかし大切なことは、その人のことについては当人が判断することで、周りがとやかく言えるものではないのだなあと考えています。人を好きになるということはあまり理屈がないことかなとも思いますし、実際私自身の経験でも、同性の友人に対してある種、思慕のような念を抱くこともあったかなとも思います。トランスジェンダーといわれる人たちは、常に世間の目を気にして生きなければならなかったわけですが、基本的に自分たちに非がないことで生じている生きづらさについては、社会の方から歩み寄ってあげるべきではないかなと思います。今後は、自分は十分理解できないことであっても、その人の生き方を邪魔するような言動にならないように気を付けようかな~と思わされる動画でした。

それでは・・・今日は濡れ鼠の往診医にならなくても良いように願いつつ、みなさん良い1日をお過ごしください。

おやすみのひ

11月23日 火曜日

勤労感謝の日。何を誰にどう感謝すればいいのか・・いつも若干の違和感を感じる、年に一度の11月23日である。まあお休みにしてくれているわけなので、あれこれ言わずに朝の惰眠を貪ることにしよう。昨日は妙なことを思い出した一日であった。ひょんなことからかつての(?)アイドル、広末涼子さんのヒット曲が竹内まりあさんの作品であったことを知り、早速聞いてみた。なるほどテイストが感じられるな・・・。他にも、すこし検索してみるとプロデューサーとして彼女の名前がクレジットに出てくる作品が幾つかあって、いまさら納得。広末さんと言えば、大学の頃にアルバイトで家庭教師をしていた先の男の子が大ファンだとか言ってたなってことを思い出したり。そうすると、そのころの自分の生活が連想されてきたので、慌てて蓋をしておきました(笑)。家庭教師つながりですこし・・・SVOCの英文読解のカギはV、すなわち動詞を同定することにあると言われることがあります。It makes me happy.などのような単純な文章だと動詞を見つけるのに苦労はしないのですが、関係詞や分詞構文などが入った長い文章になってくると、一苦労することになります。一度これが動詞かな?と考えて読んでみると、どうも辻褄が合わない、それならこっちか?となるのです。その時に頼りになるのが「文法」ですね。登山をするときのコンパスと地図の役割である。なんでこんな話になったのか・・・? 人生も長い文章における動詞探しみたいなものだな・・と感じたのです。今から思うと、学生時代の自分が動詞として感じていたことやモノは、いまから考えるとちょっとつじつまが合っていない。あとに出てくる補語や目的語がどうもそぐわない、その時にはまた少し戻ってやるのです、動詞探しを。手掛かりにする「文法」は? 一編の書物かもしれないし、一本の映画や、恩師や両親や友人の一言なのかもしれません。なんだか昔を思い出しながら書いていると、サブスクの音楽は、部屋とワイシャツと・・から、本田美奈子さん、そしてレベッカという流れになって来ました・・・ヤバい。

極限語

11月22日 月曜日

日付を書いて思いましたが、多分今日は「いい夫婦」の日なのだと思います。ワイドショーの格好のネタになるのでしょうね。期せずして、英語学者の方のツイートで ” I love you very much”を非論理的な文であると考える学者さんがいるということを知りました。loveというのは極限語であり、すでにvery much という副詞的な意味が含まれているのだということなのです。なので・・・loveと言うからには、すでにvery muchが前提であるから、そこに修飾語を付加するのは非文法的な表現になるわけです。もちろん映画などでは、I love you so much.などというセリフはしょっちゅう出てくるので、日常的に用いられているのではありましょうけれど。学者さんの主張される理屈もなんとなくわかります。で・・・いい夫婦の日、very muchを前提にしてますか・・・?特大ブーメランが飛んでくる今日のお題でした。

そう言えば・・・

こんなセミナーの案内が来ていました。

対象者:小中高校の養護教諭、教育関係者、大学保健センター・幼稚園・保育園・ 予防接種業務・若年層に関わる看護職、子育て世代の看護職、等 定 員:1000名(先着順)Zoom Webinar

だそうです。ご興味のおありの方は試聴されてはいかがかと思います。

 

コーヒーとほん

11月21日 日曜日

朝からコーヒーを淹れて飲んでいます。気づくともうすでに1リットルぐらい飲んだかも・・・。完全に中毒ですね。お供は最近メディアに露出が増えられたような気のする上間陽子先生の受賞作です。自ら行動する社会学者という印象の方です。ウチの人から頂いた「ジュリーの世界」も手を付け始めています。京都の書店には一時平積みされていることが多くて気になっていたものですね。ポプラ社の装丁が素敵なので、こういうのはジャケ買い対象筆頭本です。最近はキンドルも使うようになったのですが、やはり紙の本は手放せそうにないなと思います。置き場所がアレなので、そろそろまた整理しないといけないな~と考えているところですが、先日養老先生の書斎が紹介されている動画を見たのです。まさしく本に囲まれた仕事机でして・・・まだまだ大丈夫かなと、変に勇気づけられたりしています。今週は一日しごとしたらまたお休みマークなのでなんだか嬉しいゾ 皆さんもどうぞよい週末をお過ごしください!

肩書はむずかしい?

11月20日 土曜日

あなたの肩書はなんですか? と聞かれたら何と答えますか? わたしは「医師」でもあり「開業医」でもあり「元外科医」でもあります。それは仕事上の肩書であって、家に帰ると「たまに帰ってくるおじさん」であったり「いつも仏頂面しているオッサン」であったりします。雑誌を読んでいて、とある人の肩書が「メディア・アーティスト」って書いてあったので、それ何?と思ったのです。そしてふと考えると、自分の肩書を問われたなら何と答えるのだろう?って思ったのです。根本的には・・・哺乳類>人類>ホモサピエンス>二酸化炭素出してる現代人>日本人>関西人>医師>・・・となります。まあどうでも良いなそんなことは。そんなことよりもですね・・・頂きました。

 

 

 

一足早いクリスマスプレゼントです。泣いてます。

ワタクシと思われる人物の胸にカラータイマーがついてる・・・今度ヘルプが欲しいときにはコレ、押してみよ

 

 

科学的議論のありよう

11月19日 金曜日

昨日は診療後にまたまたオンライン会議を視聴しました。この度のパンデミックを振り返って、今後の感染症対策のあり方に関するシンポジウムです。今までのデータを解析した先生方の報告を基礎にして、問題点の抽出と今後の課題が討議されていました。科学者としての提言を、政策決定の過程で折に触れて担当してこられた先生の発言が印象的でした。本来科学者からの提言は、純粋に客観的データに基づいて、忖度なくありのままを述べるべきものであるはずだが、我が国では往々にしてそこがブレてしまうのだということです。忖度・根回し・落とし所・・・みたいな形容がなされるのでしょうけれど、本来科学的な見地から議論をする際にはそんなことを交えるべきではないということなのでしょう。政策決定者はそれを受けて、国としての方針を決めるのですが、その前段階での実態把握に忖度など入れるべきではないというのは、本当にその通りだと感じました。コロナ禍では、全てがごっちゃになって行ったなと思います。科学者の発信される内容、政治家から発出される政策、経済界からの提言、マスコミや識者と呼ばれる方達の意見などなど、科学データと政治、イデオロギー、好き嫌い・・・SNSやメディア、TVでそれらの区別なく、一般の人々も研究者も医療者も本当に無用なバトルが繰り広げられていました。議論は最終的にACP(人生会議と呼ばれているものですね)とか、科学教育のあり方にまで発展していました。日頃は偉そうなことばかり言っておられるだけの先生方かと思いきや、柔軟な思考を巡らせて、本当に建設的な意見を述べられていたのがとても印象的でした。医療が逼迫した段階で、一般医療にも食い込んでくるかもしれないしわ寄せにまで実態把握と対策を考えて下さっていることがひしひしと伝わってきました。さすがです・・・。最後にはノーベル賞受賞の先生もご登壇されておりました。日本学術会議と政権のやりとりなどにも触れて、学問の中立性を保つことがいかに大事なのかということを訴えられていたのは、完全に同意するところでもあります。

 

 

 

さて、週末の1日、みなさん穏やかにお過ごしください。

気をつけよ

11月18日 木曜日

昨日は月に一度の数字のお勉強会でした。講師の先生の最近の体験談にちょっと背筋が寒くなったので共有〜・・・。駐車場に見知らない黒い車が止まったのです。誰だろ?と思っているといつものセンセイでした。車かえられたのですか?という質問から始まった体験談は、ありえないと思うものの少し身近な危険とも思えるものでした。なんと以前に乗られていた車が高速道路でお釈迦になったというのです。運転中に空から大きな落石が(?)あり、そのままクラッシュして、路肩に緊急避難された際には数分間何が起こったのか把握できずに呆然とされていたとか。後続車も近くに非常停止されており、どうやら「ロードキル」だったようであると。野生の鹿が道路に飛び跳ねてきたらしく、フロントに衝突した大事故になったのです。前方部分は大破しており、緩衝バッグ(なんていうのでしたっけ?)も全て作動して、運転席からは何も見えない状態となったため、周りの状況がわかるまでに数分間を要するほどの衝撃であったようです。なんとも気の毒な、でも体には一つも傷がなく幸運と言えばそんな事故ではあります。自分もよく使う自動車道ですので、本当に気をつけなければと感じる体験談でした。気をつけると言っても限界があるのですが。鹿の繁殖期である10月から12月で、薄暮の時間帯、あるいは満月の夜が要注意のようです。日常どこに危険が潜んでいるかわからないな・・・

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