京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

しうまつのできごと

10月26日 火曜日

冷たい雨が降っています。往診の時には傘をなるべく持ちたくないので、雨は苦手。フード付きのパーカーはこんな時も大変便利ですね。もうこんなのなんぼあってもいいですからね〜(・・・と懐に入れる)。

週末はいろいろありました、と回顧しています。まずは緩和医療についての講習会のお手伝い。お世話になっている方々とも久しぶりのオフライン会でしたので、大変うれしい機会でした。お受けしてよかった・・。オンラインも便利だけど、やはりじかに会うことのよろこびもあるのだなあと実感しました。そのあと、ちょっと制限解除されたお店でささやかに ”ひとり打ち上げ会” 。もっと混雑しているのかと思いましたが、皆さんまだ自粛モードなのか、隣席はガラガラのカウンターでびいると串を楽しみました。その後は本屋さんで目に留まったミステリー本を購入してから、コンビニに立ち寄り、ウチの人に教えてもらったパンプキンマリトッツオをゲットして1日が終了。

週明けはあいにくの空模様でのスタートです。早くも月末に向けて最終週なので・・・いろいろと事務仕事が待ち受けておりちょっと憂鬱です。今回もまた、意味のないつぶやきをつらつらと書いてしまいましたが、皆さん良い一週間をお過ごしください!

I voted.

10月24日 日曜日

昨日はいろんなことがない土曜日の午後だったので、「何しよ〜」とか思ったのですけど、その直後に予定が入っていたことを思い出しました。アブナイアブナイ・・・忘れるところだった。今日は朝から早起きして、きじつ前とーひょーを終えてから、ちょっとお買い物をして、車をぶっ飛ばして、最後となるアレに向かいます。巷では選挙戦が繰り広げられているらしいです。なのにメディアでは関連の報道が皆無になり、何だか不思議なのですが、結構なうねりが起こっているのかもしれないとかいうお話もあります。全くもって、偉そうなことは言えないのですけど、自分で投票すると結果は興味津々ですし、その後の政治にも俄然興味が湧いてきます。結構面白いものですよ、皆さんも鼻をつまんで(笑)、先人たちが血と涙で勝ち取って下さったその権利を行使してみませんか〜。それにしても早くウェブで投票できるようにならないのかな・・・

 

 

 

 

 

42枚組のかわりに・・・・Tシャツ買ってもらいました (^O^)

ざ・ぶれいんうおっしんぐ

10月22日 金曜日

かぜの季節です。今年はインフルエンザが流行するのかどうか・・?と尋ねられることもよくあります。「わかりません」未来の自分がそばにいたなら教えて欲しいです。今冬の南半球では流行しなかったようです。でも地球上の人口の大半はそれと反対側に住んでいるので、そこを論拠にしてもやや説得力に欠けるのかな〜とも思います。だから結局「わかりません」になります。新型コロナで有名になったPCR検査とか抗原検査とかですが、インフルエンザの診断にはもっぱら抗原検査キットが使用されています。PCRまでするのは重症例など限られた状況のみです。なので、皆さんご存知のように偽陽性とか偽陰性とかの問題がつきまといます。患者さんはこぞって疑わしい時には病院に来られて検査を希望されます。時には学校や職場から検査をしてこいと言われて・・・と言う場合もあります。多くの医師はこのキラーワードに”イラッと”します。なぜかって?「検査の適応は医師が決めることだっ」という、財務省や厚労省が聞くと褒めてくれそうなのですが、その一方でややパターナルなあまり褒められない感情が一因です。私などは、患者さんのそのお気持ちもよくわかるなあと思います。だからと言ってなんでもかんでもその通りにするわけにはいかないのですけど。他にも例えば、咽頭痛を主訴に来られた患者さんに行うことがある「溶連菌」とか「アデノウイルス」と言う感染症に対する迅速検査キットもあります。私たちはこれらをどういう時に行うのか?それは、検査の結果によって治療方法や選択する薬剤に変化が見込まれるときに施行するのです。実際には、ただの風邪(ウイルス)か、溶連菌か?で選択する薬剤に抗菌薬を入れるかどうかが決まります。すなわち、検査結果が治療方法の選択に反映されるということになるのです。一旦溶連菌が否定されたら・・・あとはインフルエンザであろうが、アデノウイルスであろうが、ライノウイルスであろうが、リスクのない方にとっては”ほぼ”同じことなのです(やや極端な言い方ですが)。self-limiting diseaseと呼ばれる、自然治癒の見込める疾患になるわけです。・・・なので、わざわざ迅速検査しなくてもよくね?・・・になってしまうのですね。このネタ、毎年脳内で繰り返されるのですけど語り出すと、この5倍くらいの分量が必要になるのでそろそろお開きにさせて頂きますね・・・。

 

今年はお上のご指導がオンラインで自習になりました 😀

資料のスライドを見ると最後の方は社会保障費(医療・福祉・年金)の国家予算の占める比率が35.8%になったと赤字で示されています。その内訳は半分年金、3割医療、2割が福祉とのことです。財源は6割が社会保険料、残りが国庫金となります。まあ国のお金は本を正せば税金ですから、ほぼ全て私たちの懐から出たモノではあるのでしょうけれど。

賢明な皆様はもうお分かりだと思います・・・この医師への指導での重要なメタメッセージ・・・「だからな、無駄な検査とか、無意味な治療とか、効果のない薬剤の処方はやったらあかんねんで」

秋深まる

10月21日 木曜日

朝から寒いです。もうそろそろ胸を張って暖房入れてますって言える気温なのではないかな・・・。さてさて、昨日はお仕事上の面談一件。年末の恒例のものが話題になり、もうそんな時期なのかと思っております。5月から続けていたコロナワクチンも昨日でようやく一旦ひと段落となりました。今後接種を希望される方は、自治体のコールセンターへ申し出ていただくことになります。飲食店でのアルコール提供の解禁も間近とか。今の感染者数を見るとその判断も妥当なところだと思います。今後は私たちが個人として自分の身を守っていくための堅実な行動を取っていく必要がありますね。やはり唾液が飛び交う場面を避けると言うのがまずは一番でしょうか。マスクでの防御や拡散防止を図りながら、賢く振る舞う。年末年始のシーズンを迎えるにあたって、各自が気をつけていきたいものです。週末のお休みが確保できるようになれば、あれとこれと読んでみたいな〜とか想像しながら過ごしている今日この頃です。皆さんも風邪など召されませんように、良い1日をお過ごしください。

42枚組って・・

10月20日 水曜日

週の真ん中です。水曜日ってなんとな〜くの中央っていう感じがします。まあ公式には日曜日が週の始まりなのでしょうから、正真正銘の真ん中で良いと思うのですけど、何となく私たち、月曜日が週の始まりって言う感覚もありますよね。かなり寒くなってきており、とうとうスクラブの下に着る長袖をput onしてみました。午後はすこしだけ暑かったけど、まあこれで行きましょう。来年の春まで長袖マンになります。さて、数日前から気になっているのは・・・42枚組なのです。なにがって?ジューダス・プリーストの新譜のCDです。ヘビメタ界のレジェンドとか化石とか言われている彼らですが、とにかく何がすごいかって、約50年もの間続いているハードロックバンドなのですよね。フロントマンのロブ・ハルフォードはその間のほとんどを担っているという。そして当初前座を務めていたのが、デビュー間もないアイアンメイデンなんですな。これまた40年以上もブリティッシュ・ヘヴィメタル界の頂点に君臨し続けているというバンドでございます。ツアーの移動は自家用ジャンボジェット「エド・フォースワン」という洒落。環境に悪いとか良いとかは置いといて・・・。まあ、色々とすごいバンドです。今日はほとんどの方にはなんのこっちゃ?の記事をアップさせて頂きました。さて・・・おしごとおしごと。

がんばっている人々

10月19日 火曜日

日曜日の夜は、関西を基盤にコロナの在宅患者への訪問診療をされている「KISA2隊(きさつたい)」というグループの医療活動がテレビでとり上げられていました。あの、情熱大陸です。その時間帯、裏番組で「鬼滅」やってるやん・・みたいなツッコミはさておき。守上先生と小林先生というキャラの濃いお二人に加えて(そういえば数か月前クラブハウス盛んなりし頃にお二人の部屋で夜中に、ゆる~くお話していたことがあったのを思い出しました。私は知らないうちに寝落ちしていましたけど)、その昔、学生の頃に当地に見学にも来られていた宮本先生がメインで取材に応じておられました。こんなに立派になられるとは・・みたいな感じで、かなりよいドキュメンタリーでした。最後に「あなたにとってプロフェッショナルとは・・・?」って聞かれたらみなさん何と答えられるのだろう?とか思いながら見ていたのですけど、よく考えたらそれ、違う番組でしたからね。自分のやっている仕事とももろにかぶってくる主題だけに、色々と考えさせられるところが多かったです。みんな頑張ってるんやな~・・・みたいな感想でそのままzzzzzz….. ほんと皆さん年はかなり若いですけど、尊敬する方たちばかりです。

私も負けないくらいやってこ~(それほどまでには無理やと思うけれど)。・・・って書いていたところ、ツイッターのTLに「コリン・パウエル氏死去」の報が!(これ前日夜に書いて予約投稿しているのです)ブッシュ政権での国務長官を務められていたように記憶していますが、共和党所属ながらも、中道・左派よりの意見を十分に汲まれる姿勢がとても好ましく思ったのを思い出しております・・RIP

インフルエンザ予約開始です

10月18日 月曜日

昨日からかなり気温が下がっているようで、朝は寒いと感じます。車のエアコンも暖かい風が出てきています。北海道の山々でも初冠雪との報道です。夏と冬の境にあったはずの秋が短くなっていると言うご指摘もあるようです。気温差で体調を崩さないように気をつけないといけませんね。

さて、今日から65歳以上の方のインフルエンザ定期接種が始まります。65歳未満の方には、11月1日から開始となりますが、こちらはご予約をお願い致します。良い1週間となりますように。

金よるの愉しみ

10月16日 土曜日

15日が過ぎてしまった・・・と言うことはアレをやらねばならない時期である。毎日、毎週、毎月、毎年同じようなことを繰り返しながら月日は経っていくのですね(暗〜い独り言ですみません)。さて、昨日の夜は金曜日のごほうびと言うことで、動画視聴2本(ほんとは自分の今の課題である ”低ナト” のお勉強のはずだったのだけれど、途中から大脱線しますた)。一本め・・・「ロッキンオン元編集長とゴッチ・ギャラガー兄弟を語る」UKロックの旗手でもあるオアシスの主要メンバーであるリアムとノエルのギャラガー兄弟の取材逸話などを交えて、バンドの魅力を語られるものです。Cコード9thとかEm7の魅力についてなんかのくだりは私にはよく分からなかったのですけど、彼らの思い入れを語られる熱のようなものが面白かった。正直オアシスはDon’t Look Back in AngerとかWhateverとかあと数曲ぐらいしか言えないのですが。70年代(!)ハードロックを語る・・・みたいなトークならメリメリと入っていく自信あるのだけど。週末はアーティストの映画モノを観ることにしませう・・ガガ、リアム・ギャラガー、カート・コバーンなどなど? 二本め・・・ジャーナリスト津田さんの番組で「アメリカ情勢の分析」テレビ朝日のプロデューサーがたくさんの資料を用いてじっくりと読みといてくださいます。3時間半なのでもちろん全部見きれませんでした。とてもわかりやすく楽しい・・・。順調なロケットスタートを切ったかに見えるバイデン大統領ですが、つい数日前にはデフォルト危機をヒヤヒヤで乗り切って、さらに幾多の前途多難な問題を抱えているようです。流石に自由の国だけあって、反マスク・反ワクチン・反気候変動対策などについてもかなり過激でちょっと酷いなと思わされるレベルの言動がたくさんあるようです。う〜む・・・世界は広いゾ。続きを観るのがかなり楽しみです。

それでは皆さんも良い週末をお過ごしください!

無糖飲料のススメ

10月15日 金曜日

久しぶりに晴れている朝です。さて今日のキーワードは「ペットボトル症候群」です。いつからでしょうか、ペットボトルと言う言葉は日常的に使われるものとなりました。昔は片手のひらにフィットする500mlのものはなく、1.5リットルの大きなファンタとコーラだけだったように思います。今では缶を手にするよりも、プラボトルから飲む機会の方が多いのではないでしょうか。毎年1−2名、疲れやすく喉が渇くと言う症状で来院される方がおられます。ちょっと体格の良い、働き盛りの年齢の男性、という印象でしょうか。簡易血糖測定器で測ると、Hiと言う表示が出ます。尿には特徴的なケトン体+の結果。聞くと、仕事中に汗をかいて、喉が渇くので脱水をケアする意味でたくさんの飲料水を飲んでおられます。中でも清涼飲料水やスポーツドリンクで甘味を含むものを1日トータル2リットルから3リットルと言うのも珍しくありません。糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cの数値は二桁になっています。血液に糖が有り余るほど存在するのに、それが活用できていないという状態です。代わりに脂肪成分やタンパクが燃やされて、その代謝産物であるケトンという有害な物質が増えてくるということになります。緊急入院を要する状況も珍しくはありません。今の時期は、健康診断結果を持って来院される患者さんも多いのですが、身長・体重・BMI(肥満度を表す指数)の項目が大体トップに記載してあります。

 

内臓寿命が伸びている現代ですから、大体ご高齢になってからのつまづきは転倒骨折の比率が増えています。健康寿命を伸ばすには、適正体重の維持は非常に重要ですね。減量への取り組み・・・難しいですが、とっても大事だと思います。減量を考えたら次に行うことは、まず減食だと考えます。ランニングシューズとか、歩数計を揃えて、まず運動・・と考えがちなのですが、効果的に体重を減らすには、食事療法(とは言っても単純に摂取カロリーを減らすだけで良いのですが)が何よりも大切なのです。容易に想像できますよね・・・「あ〜30分走ってきた、大分頑張ったし、お腹すいたし、ちょっとくらいは・・・」という状況。これ、元の木阿弥っていうやつです。

悲しい報道

10月14日 木曜日

朝から暗いニュースを目にしました。子どもの自殺が増加しているとのことです。テーンエイジの女子に増加率が目立つとの報道でした。安易な因果関係の推測は禁物でしょう。昔からのデータをフォローしているわけでもありませんのでコメントは控えておくべきかと思っています。普段の診察でも多感な年代の子どもさんたちでは、色々な表情や反応が見られます。良い・悪い、反抗的・従順、明るい・暗いなどと言う安直な対比は控えたいと思います。ただ、そのようなケースに接するにつけて、私ができるアドバイスをして、あとはその方に安寧が取り戻されますようにと祈るばかりです。親御さんにも別個にお話しすることもあります。心の問題は一様に時間と手間がかかるようです。人生は苦であると仏教は教えてくれます。この場合の「苦」とは、文字通りの苦しみではなく、「思い通りにならないもの」と解釈するべきだそうです。思い通りにならないものを、なんとか調整しながら、喜び、悲しみ、苦しみ、怒り・・・ながら、みんな過ごしているのですね。少し前に観た「3月のライオン 映画版」でも、ストーリーの重要なプロットになっていた”いじめ”の問題も、私たち大人がきちんとした態度で取り組んで対応していくべきテーマなのでしょうね。

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