京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

完全マニュアル本紹介しましょう

12月1日 水曜日

とうとうやってきました。今年最後の月となります。朝から突風によるすごい音で目が覚めてしまい、通常の時間よりも1時間早く起きてしまいました。多分夕方から眠くナルぞ・・・今日。

さて・・先日50歳をきっかけに云々と書いたような気がします。昭和22年の平均寿命は50歳だったと聞きます。多分大戦の影響もあるのでしょうけど、もう自分はすでに寿命を終えていたわけです。そう考えるとちょっとびっくらこいてます。しかし実際にその年齢を過ぎると、色々な面で以前と違うな・・・と感じることが確かに増えてきます。30歳代や40歳代を迎える時とは確実に異なる何かを感じます。ことにホルモンバランスの変化がドラスティックに生ずる女性ではその現象が大きいため、これを更年期と呼ぶのでしょう。この時期に生ずる身体や精神の失調を更年期障害と称するわけです。これは何も女性に限ったことではなく、エストロゲンの代わりにテストステロンが減少してくると男性にも発症する可能性があるようです。とは言うものの、その頻度は圧倒的に女性が多いですので、その辺り、世の中でもっと認知されていく必要があると思います。「あの人は更年期だからね・・・」などと、揶揄するような文脈で語られることがある、と言う意味では、十分に人口に膾炙されているということはできるかもしれませんが、ものごとは正しく理解が広がらなければなりません。ホルモンの減少からくる、自律神経失調の障害は精神的な影響も大きく、ことにその年代には家庭内でも子供さん方の自立や、親の介護の問題などという大きなイベントが重なる時期でもあるため大きな問題に発展する可能性があります。男性もよく理解しておく必要がありますし、それがなければ夫婦の間での溝が深まってしまうことにもなります。お互いの心とからだを知ること・・・仲良く過ごすパートナーとして大変重要な問題かと思います。昨日はその学びにまさにぴったりの特集でしたので、ぜひ興味のおありの方はどうぞ↓  ウェブサイト中程のポッドキャストの▶︎でどなたでも視聴できると思います。

 

https://www.tbsradio.jp/articles/47678/

 

いちばん親切な更年期の教科書【閉経完全マニュアル】 という書籍の著者でもある高尾美穂医師が解説されています。なかなかユニークな先生です。「閉経完全マニュアル」というサブタイトルに思わず微笑んでしまいましたが・・。今回は今年のセッションの神回に認定します、必聴!

中途半端ダメ

11月30日 火曜日

天気は荒れる予報との見出しです。さあ本格的な冬の到来でしょうかね。家にこもる時間が増えてきますので注意しましょう、食べ過ぎ・飲み過ぎと運動不足。食べすぎて体重が増えてしまいましたという患者さんに出会います。わかっているのについつい食べてしまう気持ち、よくわかりますね。特に一人暮らしで、仕事から帰ってきて、缶ビールとお惣菜とお弁当、その後におやつ・・寝る。みたいなのはやはりツッコミどころが多いです。あと意外と厄介なのは、ご近所さんからの頂き物を消費するパターンです。自分で購入したものよりも処分し難いという気持ちもわかります。街を車で走っている時に、軒先からたくさんの大きな柿がぶら下がっているのを見るたびに、こんなの食べきれないだろうから、色々な人のところにおすそ分けされるのだろうな→そして、あの糖尿病の患者さんの胃袋にも入って・・・などと想像してしまいます。北米先住民族の間で、部族の統治に重要な役割を果たしていたとされるポトラッチという物品贈与の儀礼にみられるように、物々交換とか贈与返礼などの習慣はさまざまな国にあります。現代ではやはり、贈られる側の健康状態にも配慮しつつそういった人付き合いがなされると良いのですけど。頂き物を食べるので・・・と言われると、こちらも否定のしようがなく困ってしまいます。さてと・・・それではここで、一足早くこもっている私の暇つぶしのお供に舞い降りてきたMr .BIG先生のお題です。受験生の皆さん(読んでないわな・・)、解いてみてください

 

しっかり誤答してしまいましたけど・・・(2番目に回答数の多いものが正解です)。中途半端な知識で満足しているとダメなのだなと反省しています。

最後に・・・とある先生よりご紹介を頂きましたので、早速購入して読んでみようと思っています→「ニュートリションケア誌 12月号:自炊できなくても食事療法はできる!うまくいく!コンビニ食を用いた栄養指導」 

おもしろそうです。また報告しますね。

 

KPJ

11月29日 月曜日

明日でいよいよ今年最後の月に突入しますね。1年間どうだったでしょうか?一度は少し時間をとって自分にとってのこの一年を総括したいと思っています。まあそうは言ってもそれほど大袈裟なものではなく、思い返す・・みたいな感じの時間が持てればいいなと思います。自分の年齢が50を超えたあたりから、平均余命から逆算して色々なことを考えるようになりました。私は多分、仕事でもなんでも、自分の目標とか、こうしたい、こうあるべきと言うのが強い方なので、それと現実のギャップに凹んでしまうことがままあります。最後には「まあいいか・・・」と思うことで心のバランスを取っているような感じです。この数日間”KPJ”な私が、昨日ブラックフライデーセールで15%オフだったので思わずカートに入れてしまったモノの一つに嫌われる勇気という、アドラー心理学のキンドル本があります(KPJ:カートパンパン状態)。昨日はパラパラと斜め読みしていたのですが、ベストセラーだけあってかなり自分の状況にフィットしそうだなと思いました。初めに出てくるのは、「ほとんど全てのストレスは人間関係、対人関係に起因するということ」です。そこで、課題の分離という概念が登場します。子供に勉強しなさいと言い続けているのに、子供は一向にそっぽを向いたまま・・という状況、ありますよね。そこでアドラー先生は言います。子供に勉強をさせるという課題と自分が勉強をするという課題はそれぞれ、親と子の個別の課題だというのです。他人の課題に安易にズカズカと足を踏み入れると軋轢が生ずることになります。すなわち他人に何かを強制するのでは無く、その人がこうしたら良くなるよということについて、そうすることができる環境であったり、しやすい環境を整えることが自分の課題なのではないかという提言ですね。物事を上下で考えない、他人との比較をしない、むやみに自己承認欲求を抱き続けない、過去のことに拘泥してクヨクヨせずに、今からの部分に軸足を置いて生きていきたいものですね〜。

それでは新しい週の始まりです。みなさん良い1日をお過ごしください!

気づいたら・・・

11月28日 日曜日

今日はお当番の日です。昨日はお昼に工事の方が来て下さったので、ちょっとお付き合いしながら合間に日本シリーズを観ていました。まさしく1点をめぐる、行き詰まる攻防でしたね。今年のシリーズは緊迫した試合が多くて、地味な印象ではありましたがその実、歴史に残る名勝負だったのではないでしょうか(野村監督の解説が聞きたかったところ・・・)。それにしても選手の吐く息が白くて本当に寒そうでした。さて、昨日からネットの売出し期間中のサイトを物色しつつ、必要な充電器とかを15%オフとかで購入しています。ホクホクしながら気づくとセール対象外の商品がカートに入っていますな。トータルではさほどお得になっていないことも判明し、渋々選別作業中です。日頃患者さん達にはあれこれと注意事項、うっかり対策など偉そうにお話ししているくせに、自分のこととなるとからっきしダメなようです・・・。人間とはつくづく業の深いイキモノですね。それでは寒いですので気をつけて、良い休日をお過ごしください。

楽しかった一日

11月27日 土曜日

昨日は嫌なこともちょっとありましたけど(患者さんに関連するお仕事の分野ではないです。正確に言うと一昨日の出来事でした)、基本的にはハッピーな一日でした。外来にみえる患者さんが比較的ゆったりと診療ができる、私の考える理想的なキャパだったことが大きいです。普段は気にすることができない患者さんたちの一挙手一投足に注意を払うこともできますし、苦手な(内緒です)神経学的所見も一生懸命とることができます。患者さんの満足度はさておき、自分自身の満足度、というか安心感はとても大きいことが実感できました。でも・・・このお仕事つねに受け身なので、自分で采配しようがないのですよね。仕方ないので、できる範囲で自分の持てる力を存分に発揮できるように努力するしかないです。目標はあくまでも高く!頑張ります。

 

しんがり

11月26日 金曜日

プレ金です。しかもブラックフライデー・・・今日の夜はアマゾンに行くしかないですな。さて、日本シリーズがかなり面白い試合展開になっていたようで、リアルタイムで観ていたらさぞかし・・・。スポーツニュースとリアルタイムでの観戦の違いって、好きなアーティストのベストアルバムと、個別のアルバムの違いによく似てるなと。かいつまんで面白いところだけを鑑賞するのは、アルバムそのものを一つの作品として吟味することの楽しみを若干放棄しているようにも思います。音楽のサブスクを利用していると、ついついまとめとかベスト盤に走りがちなのですが、やはりこのアーティストはこの作品だよな・・と思うことも多いです。それにしても・・・大の燕ファンを公言している ”あの先生” はさぞかし興奮されていることでしょうな。昨日は銀行がらみでも二つ大きなニュースがあったようです。新生銀行のSBIホールディングスによる買収と、みずほの経営退陣のニュース。思えば私が研修医としてよちよち歩きをし出した社会人一年生の頃に、世間を騒がせていた住専問題に端を発した金融業界の危機は、その後も10年ごとに大きな波がやってきて、現在はSBIが第4のメガバンクを謳ってのし上がってきているという←イマココ。1998年の山一證券破綻の時の、最後の社長の記者会見を記憶している方も多いのではないでしょうか?破綻処理後の社員たちの再就職先を心配しての異例の号泣会見「社員は悪くありませんから!」というやつ、真相はよく知りませんが経営者とは本来こうであるべきだよな~とか考えさせられた人生で最初の体験でした。「しんがり」久しぶりにもう一度読んでみようと思ってキンドルぽちっとしてみました。ブラックフライデー価格じゃなかったけれど・・・。

それでは今日も一日みなさま穏やかにお過ごしください!

ふみんで考えたこと

11月25日 木曜日

昨日は寒くて雨が降るという最悪のお天気でした。今日はどうなるのか・・・。なぜか夜に小さな音が聞こえて眠れなかったです。何かパソコンのハードディスクが稼働しているときのような、シャーっていう音が聞こえるのですが、別段周りにそのようなものは置いてあるわけでもなく、かと言って耳鳴りではなさそう。なんでかなと思っているうちに、目がさえてしまってなかなか眠れなくなりました。結局寝不足となってしまい、何度かの目覚ましの後で、ようやく起きだしてきたのですが、体が重い朝です。おまけにとても奇妙な夢を見たものですから・・・・(あまりに奇妙にすぎるのでここでは書けません)。眠れない布団の中で、女子サッカー選手が自身の性自認についてカミングアウトをされている動画を見ました。トランスジェンダーであることを子供の頃から自覚して、実際に手術も受けた今は彼、である彼女ですが、先輩の選手の動画チャンネルで自分のことについて話しておられました。めっちゃあっけらかんとされているのが印象的なのですが、ここに至るまでは相当な葛藤があったのだと思います。アメリカでプレイするようになったことが、現在の心境に至る大きな転機になったのだそうです。いわゆるLGBTQのことについては、私もいくつか書物は読んだことがあるのですが、きちんと理解できたのかどうかはわかりません。でも、彼女の真摯なお話をきくと、まあそれでもいいのかなと思うようになりました。それぞれの人が、それなりの理解で、しかし大切なことは、その人のことについては当人が判断することで、周りがとやかく言えるものではないのだなあと考えています。人を好きになるということはあまり理屈がないことかなとも思いますし、実際私自身の経験でも、同性の友人に対してある種、思慕のような念を抱くこともあったかなとも思います。トランスジェンダーといわれる人たちは、常に世間の目を気にして生きなければならなかったわけですが、基本的に自分たちに非がないことで生じている生きづらさについては、社会の方から歩み寄ってあげるべきではないかなと思います。今後は、自分は十分理解できないことであっても、その人の生き方を邪魔するような言動にならないように気を付けようかな~と思わされる動画でした。

それでは・・・今日は濡れ鼠の往診医にならなくても良いように願いつつ、みなさん良い1日をお過ごしください。

おやすみのひ

11月23日 火曜日

勤労感謝の日。何を誰にどう感謝すればいいのか・・いつも若干の違和感を感じる、年に一度の11月23日である。まあお休みにしてくれているわけなので、あれこれ言わずに朝の惰眠を貪ることにしよう。昨日は妙なことを思い出した一日であった。ひょんなことからかつての(?)アイドル、広末涼子さんのヒット曲が竹内まりあさんの作品であったことを知り、早速聞いてみた。なるほどテイストが感じられるな・・・。他にも、すこし検索してみるとプロデューサーとして彼女の名前がクレジットに出てくる作品が幾つかあって、いまさら納得。広末さんと言えば、大学の頃にアルバイトで家庭教師をしていた先の男の子が大ファンだとか言ってたなってことを思い出したり。そうすると、そのころの自分の生活が連想されてきたので、慌てて蓋をしておきました(笑)。家庭教師つながりですこし・・・SVOCの英文読解のカギはV、すなわち動詞を同定することにあると言われることがあります。It makes me happy.などのような単純な文章だと動詞を見つけるのに苦労はしないのですが、関係詞や分詞構文などが入った長い文章になってくると、一苦労することになります。一度これが動詞かな?と考えて読んでみると、どうも辻褄が合わない、それならこっちか?となるのです。その時に頼りになるのが「文法」ですね。登山をするときのコンパスと地図の役割である。なんでこんな話になったのか・・・? 人生も長い文章における動詞探しみたいなものだな・・と感じたのです。今から思うと、学生時代の自分が動詞として感じていたことやモノは、いまから考えるとちょっとつじつまが合っていない。あとに出てくる補語や目的語がどうもそぐわない、その時にはまた少し戻ってやるのです、動詞探しを。手掛かりにする「文法」は? 一編の書物かもしれないし、一本の映画や、恩師や両親や友人の一言なのかもしれません。なんだか昔を思い出しながら書いていると、サブスクの音楽は、部屋とワイシャツと・・から、本田美奈子さん、そしてレベッカという流れになって来ました・・・ヤバい。

極限語

11月22日 月曜日

日付を書いて思いましたが、多分今日は「いい夫婦」の日なのだと思います。ワイドショーの格好のネタになるのでしょうね。期せずして、英語学者の方のツイートで ” I love you very much”を非論理的な文であると考える学者さんがいるということを知りました。loveというのは極限語であり、すでにvery much という副詞的な意味が含まれているのだということなのです。なので・・・loveと言うからには、すでにvery muchが前提であるから、そこに修飾語を付加するのは非文法的な表現になるわけです。もちろん映画などでは、I love you so much.などというセリフはしょっちゅう出てくるので、日常的に用いられているのではありましょうけれど。学者さんの主張される理屈もなんとなくわかります。で・・・いい夫婦の日、very muchを前提にしてますか・・・?特大ブーメランが飛んでくる今日のお題でした。

そう言えば・・・

こんなセミナーの案内が来ていました。

対象者:小中高校の養護教諭、教育関係者、大学保健センター・幼稚園・保育園・ 予防接種業務・若年層に関わる看護職、子育て世代の看護職、等 定 員:1000名(先着順)Zoom Webinar

だそうです。ご興味のおありの方は試聴されてはいかがかと思います。

 

コーヒーとほん

11月21日 日曜日

朝からコーヒーを淹れて飲んでいます。気づくともうすでに1リットルぐらい飲んだかも・・・。完全に中毒ですね。お供は最近メディアに露出が増えられたような気のする上間陽子先生の受賞作です。自ら行動する社会学者という印象の方です。ウチの人から頂いた「ジュリーの世界」も手を付け始めています。京都の書店には一時平積みされていることが多くて気になっていたものですね。ポプラ社の装丁が素敵なので、こういうのはジャケ買い対象筆頭本です。最近はキンドルも使うようになったのですが、やはり紙の本は手放せそうにないなと思います。置き場所がアレなので、そろそろまた整理しないといけないな~と考えているところですが、先日養老先生の書斎が紹介されている動画を見たのです。まさしく本に囲まれた仕事机でして・・・まだまだ大丈夫かなと、変に勇気づけられたりしています。今週は一日しごとしたらまたお休みマークなのでなんだか嬉しいゾ 皆さんもどうぞよい週末をお過ごしください!

TOPへ