9月28日 月曜日 晴れ スーパームーン(?)らしい今夜

スーパームーンってなんだ。とっても大きくお月さんが見えるよるらしい・・それが今夜だと。外に出てみたけれど、残念ながらおぼろ月夜(にもほどがある)。確かに今朝早朝に西に向けて車を走らせている時にはやたらとまんまるで大きめのお月様が目の前に見えていた。夜空を眺めながら、堀江敏幸編の短編集に目を写す。アメリカに暮らすユダヤやインドの人を描いた短編集を昨日購入。秋の夜長に最適な素材ですな・・。異国で暮らす移民だったり、2世だったりの心細さに付いては小生もすこし理解できる所があります。渡米してまもなく(結構経ってからだったかもしれないが)、アメリカの田舎料理レストランで、たまたま隣り合わせに座った老夫婦のドロシーとアルに声をかけられたのだ。異国に暮らす外国人というものは、現地の人々との交流を得ることにより、何か認められたような気がして非常に安堵するのであります。その後、私の家族と彼らとの交流が始まり、クリスマスの会にお呼ばれしたり、お宅に招待されたり。ドロシーは家系を著書に記すというような文才のある女性、夫のアルはいつもニコニコ傍でドロシーを眺めている好々爺、心臓手術をうけた後はすこし衰えたようでもあるがユーモアのある語り口や、結構お上手な玉突きの技術に驚かされたり。スパイ作家のジョン・ル・カレの作品について、意気投合して語り合った事が思い出される。息子がちょうど好奇心おう盛なやんちゃ盛りで、本当に良い経験をさせて頂いたと思っている。自分たちで自宅の周りの木々を刈り込んだり、室内のエアコンディショニングの配管に断熱材を巻いたり、小ぢんまりとしたお宅ではあったが、丁寧に一日一日を生きておられるのだなと・・そんな事が伝わってくるようなたたずまいであった。翻って私自身、巷のレストランで食べている外国からの移民風の家族に、そんなに気軽に声をかけてあげる事ができるだろうかと、ふと考えてみた。できないな、多分・・・。

Dorothy & Al… いま頃どうしているのだろう。当地を離れる間際にAlに差し上げたダウンジャケット・・・酷寒のミネソタの外気をも何ともしない頼れる上着だったけれど・・・こんなの着た事無いよって言いながら袖を通してくれていたのが思い出される。きっと、なんでこんな移民風の外国人がこんな高価な(我々の感覚からするとさほどでもないのですけれど)もの着てんだ・・・??って思ってたのだろな。昔の事、思い出してちょっとホロリ。

MN downtown

積極的平和主義っていうのを選択した(らしい)我々は、これまで以上に国際紛争の場にこれから出て行こうって言うことになるのだと思う。紛争の場に出るってことは、その事によって同時に発生する難民の救済にもこれまで以上に関わっていかなくてはいけなくなるって事(世界の通念として常識的に)なのだけれど、そんな覚悟果たしてあるのかな・・私たちに。そこんとこ、な〜んもわかってないような気がする・・・。