9月25日 金曜日

皆が言わなくなったようなのでちょっとリコールしておきましょう。今日は何の日でしょうか?そう、プレミアムフライデーですね。月末の金曜日です。さて、以前にブルシットジョブというワードをご紹介したことがあるのですが、その言葉の生みの親である、デビッド・グレイバー氏がついこの間亡くなられたと聞きました。ツイッターのTLで流れてきてちょっとショックを受けました。彼の著書の一つに『負債論』というのもあるのですけど、最近あちこちで議論されるようになった地球環境変化の問題と切っても切り離せない論考になると思います。資本主義の終焉?!がささやかれ始めて久しいのですが、1パーセントの人たちが、全人類の資産の半分を手にしているというたとえ話も聞かれたことがあると思います。世界1の資産家であるアマゾンのCEOであるジェフ・ベゾス氏の総資産があと10億円増えたところで、彼の生活に与える影響は、もう限りなく小さいものなのだと思います。なにせ時価総額2兆円なのですから。その人にとっての10億円ってちっぽけなものだろうと思うのですよね。でもその10億円があったら、いったいいく人のホームレスの人たちの生活が潤うでしょうか。今の世の中には、明らかにものが有り余っているのだけど、やはり変わらず使い捨てては新しいものを買ったり、コンビニエンスストアでは、まだ食べられるお弁当も賞味期限がすぎたから大量に廃棄されているという現実があるのですよね。誰かに教えられなくても、私たちはそういうこと実感として感じていると思います。それでも身を粉にして、時間を切り売りすべく働き続けては、夜中の仕事帰りにコンビニに立ち寄り、放っておけば廃棄処分にあうお弁当を買って帰って胃袋にかきこんで眠りにつく・・・というような生活を時間に追われながら過ごしているわけですね。この誰にも止められない循環をたとえば何かの力で止めることができたならどうだろうと思うことがあります。コンビニはもう24時間営業をやめにします、朝の9時から夜遅くまで残業をして、疲れて帰ってもかわいい子供の寝顔しかみられないような過酷な労働にピリオドを打って、お金には帰られない時間を家族とともに、家族のために使います。みたいな生活ができるようになればどうでしょうか?とびぬけた資産家はいなくなるけど、ピラミッドのすそ野の人びとの1人1人の生活が潤うようになる社会が将来実現すればよいなと思います。そうすれば自然と温室効果ガスの排出は減少するでしょうし、温暖化にも歯止めがかかるのではないでしょうか。スーパーのレジ袋で事足れりというほど、現実は甘くはないようです。私たちも、自分にできるプラスアルファの何かを考えながら行動していく必要があると思います。