9月15日土曜日

NOはNew Orleansのことです。もうかれこれ10年ちかくなるのでしょうか。壊滅的な打撃をうけたハリケーンカトリーナの直撃の直前に帰国したのですが、楽しい街でした。一言で表現すると、”泥” ”汗” ”ドブネズミ” ”ザリガニ” ”沼地” ”ワニ”・・・次から次へと褒め言葉のオンパレードが連想されます。褒めているんですよ、あくまでも。京都?って言われてもこれだけの迫力あるたとえにはならないですね。思えば日本にこんな場所はなかなか存在しないです。日本のラテンと称される大阪でもせいぜい”道頓堀” ”たこ焼き” ”ヒョウ柄のおばちゃん”・・まちがっても泥とかどぶとか言おうものなら、袋叩きにされそうです。まあその実、かの地も”deep south”と呼ばれる複雑な歴史的過去を背負っている土地ではありますが。人間も社会システムも、きれいに出来上がった既製品よりも、少しキズのある個性的な方がお茶目なのかもしれません。そんなNOも、かつてフランスの皇帝ナポレオンが失脚して亡命した場所である事は広く知られていたりそうでなかったり・・・。なんでいきなりこんな話かというと、ネットでたまたまニューオリンズセインツというアメフトのチームの記事を見かけたからでして。すこし懐かしくなったわけです、ハイ。

 

 

 

 

中心部のフレンチクオーターはフランス植民地帝国の香りを漂わせる、雰囲気のあるシブい街です。ケイジャン料理と呼ばれる庶民のレシピとクレオール風といわれる都会的なレシピは双方美味しいものです。ちょっと辛めのケイジャン料理が個人的には軍配ですが・・・