7月29日 水曜日

ぼちぼち新しい構想が固まりつつあります。アイデアとお金のはざまで悩む経営者の心境からやっと脱出できるぞ・・。ま、そんな大げさなものではないのですが。ささやかにではありますが色々と考えております。一方で5年前頃に抱いていた大きな夢にはちょっと蓋をしつつある今日この頃です。あ・・夢って簡単に書いてしまったけれど。最近ようやく出会えたなっていう著作のことを書いておこうと思います。「ドリーム・ハラスメント 夢で若者を追い詰める大人たち」という新書です。いつか誰かが書いてくれるかもしれないな〜って思い続けていたテーマのドンピシャに出会うことができました。高校三年生の頃から心の片隅にくすぶり続けていたことにピリオドを打ってくれました。ありがとう高部さん。あなたの「夢」は何ですか?で始まった進路指導個別面談で抱いた心の中の屈折は、その後も私の頭の片隅に引っかかり続けていたのです。その問いかけによって「夢なんて、別にないかな・・・」と感じていた当時の私の心に何となく窮屈な気持ちが芽生えました。そもそも文学部を志望していたのですけど、気づくとなぜか理系を選択してしまっていた自分にできることの選択肢があまり残されていなかった私は、迷うことなく消去法でその後の進路を選んで行ったのであります。当時の花形はというと、工学部電子工学科とか航空工学科とかでした。けどそのどれにもほとんど興味を感じられず、理学部動物学科に惹かれていたのですが、K大は難しそうだしな〜とか漠然と考えていて、挙句には建築工学科なら何とか自分の興味も繋いでいくことができるかなとか色々と思ったのです。でもいずれにも決断できず、最終的にはメジアンだったか4ステップだったか?いずれにしても数研出版の問題集に出ていた母校(となる)大学の問題を、たまたま綺麗に解くことができたということだけで、みょ〜な自信を持つに至った無謀な高校三年生は医学部への道を志したとな・・・。でもほんと、夢を持つことを押し付けるのはやめてあげてほしいなと心から願います。仕方なく選んできた道で、苦悩しながら華々しい成果をあげた人物とか普通に一杯いると思うのです。というか、むしろ成功者の伝記って読んでみると、何だ偶然の産物じゃん・・って思うこと結構多いですよね。それでいいんじゃないかな、人生。なるようになりますよ。神経を研ぎ澄まして、大人(カッコつき)の言うことなんかに耳貸さずに、自分が好きになれそうなことを探すことに集中するノダ。肩の力抜いて、のほほ〜んと頑張るんだ若者たちよ!