2月1日 水曜日
ことわざはよく言ったもので、やはり今年も1月は過ぎ去るのが早かった気がします。今、当地はインフルエンザ大流行りの様相です。毎年ちょっとずつ自分の知識もアップデートさせて、診療にも工夫をしたり、お声掛けする内容も変わっているように思います。ひところ騒がれたH1N1の新型インフルエンザも今では大したことのない普通のヤツっていう扱いに格下げされていますし・・。予防接種を受けた人、不幸にもインフルエンザにかかってしまった子供さんやお孫さんを抱えた人、職場が不特定多数の人々と交流があったり、高齢者の施設で働いておられる方々だったり。看護学生さんであったり。数日後に修学旅行やスキー旅行や、結婚式を控えている方であったり・・・色々な立場や状況の患者さんのご質問やリクエストや、ちょっと無理っぽいお願いをお聞きしている今日この頃。さてさて・・今年1月に新しく始まった税制のお話ですが・・セルフメディケーション税制なるものがあるということです。日頃から検診を受けたり、自己の健康に気を配っている人が、年間に処方せんなしのお薬を購入した金額が1万2000円以上になった場合に、控除を受けることができるというものだそうです。薬局でそのくらいの額のお薬を購入されている方がどれくらいおられるのかはよくわからないのですが、そういう制度があるってことで、これからは市販のお薬(処方せんがなくても購入できるもので、特定の薬効成分が含まれているものという縛りがあります)を買われる際には、領収証を保存しておかれると良いと思われます。ただ、従来からの医療費控除とは重複できないようですので注意が必要ですね。こういう制度の成立過程は色々とあるのでしょうけれど、右肩上がりの社会保障費はやっぱりどこまで行っても問題視されているのは間違いなさそうです。言いたいことは色々とありますが、まずは現状認識からっていうことで・・・。
時々見ている龍さんのカンブリア宮殿のビデオクリップ。番組では世に成功をおさめた企業経営者にスポットライトを当てておられるのですが、番組の底流に据えているコンセプトは・・・ある一つのちょっとした出会いとかきっかけが、人生を大きく左右するのではなくて、地道な努力をその人がいかに継続できたのかどうか、ということがその人の成功を呼んだという捉え方をしているのだそうです。
「どの人も、ある一定の努力を長期間続けた結果何かを手に入れて来た訳で、そこをなんとか番組で伝えようと思って来たのですが・・・」だそうです。子どもの頃、なんだか前衛的で進歩的で時代の先端を走っている人なのだなあ・・って思いながら眺めていた彼のホスト番組Ryu’s Barっていうのを見ていましたが、その考え方はとってもオーソドックスなものだったのかもしれないなあと思ったりしています。今はちょっとした工夫とか、誰それの一言が・・とかそんなことに皆、気を取られすぎているのではないかなあ・・・やっぱり攻め方は王道で、時間と手間はかかるけれどってなところではないのでしょうか。短時間で書いているこんなブログではこの程度しか表せませんけれど・・・。