11月1日(古典の日) 木曜日 雨

タイトルは常にいい加減な、当ブログでございます。何がハイテクかと申しますと、昨今はやりの電子書籍なるものは如何かというわけです。アップル社のコンピューターが、手で画面を触ったり、指でなぞったりするような所作をPCに採りいれてから、まるで本物の書籍のページをめくるようにウェブサイトを眺める事ができるようになったわけですね。本を手に入れるには、書店へ行かずとも、電子書店のウェブサイトからダウンロード形式で購入して自分のパソコンでそれを読むということができ、それはそれで大変便利なものかと思います。・・・が、やっぱり本はなくならないだろうなと思います。実際いままでに電子書籍で本を読んだ事はないので、あくまでも想像でのお話となりますが、実際に本を手に取って眺めた時の質感や、雰囲気、背表紙を見たり、あとがきの最後の方から少し読んでみたり、新しい本の角のつんつんとした部分を触ってみたり、すこしにおいを嗅いでみたり・・・(何やら東海林さだおさんの丸かじりシリーズのような表現になってしまいました)。いずれも電子書籍では味わえないのですね。中身が大事なのではありますが、やはりそれを包み込んでいるものも大切なのだなあと改めて思います。何よりも、電子書籍だと、今自分がその物語のだいたいどのくらいの部分を読んでいるのかわからないので何となく落ち着かないのではないかなあと考えたりもします。本とはそれを支える両手のひらに持続的に左右の重量感と分厚さを感じながら進行していくわけでして、それもその内容を理解するのに重要な要素ではないのかなと思います。何よりも、本屋さんにいってウロウロ時間をつぶす事の楽しみが奪われる事が悲しいではありませんか。電子書籍は電子書籍なりの楽しみ方、意義があるのでしょうが、やはり私は紙が好きです。

Haruki murakami

おっと、めずらしく何となく関連性のある写真のアップができました。11月1日は古典の日らしいのですが、うちの坊ちゃんは学校でなんと、『おでんの日』と聞き間違えて帰って来られました。まあおなか空いてたんでしょうね・・・