6月21日 木曜日 またまた雨

お昼休みにお薬屋さんの面談があります。お薬屋さんとは言っても、富山の薬屋さんではなくっていわゆるMRさんとか、昔で言うプロパーさんとかいう、製薬会社さんの営業マンの方の事ですね。MRさんとはMedical Representative(だったかな?)という英語の頭文字をとったもので、プロパーさんとはプロパガンダの頭三文字が由来のように思います。みなさん会社の看板を背負って商品を売り込みに来られる訳ですね。いずれも豊富な資料(絵とか図が多いです)を持参で、最近はiPadを鞄から取出してプレゼンして下さいます。視覚に訴える資料はなるほどな〜と思わせられる効果抜群のものもあり、ついついその気にさせられます。そいういう時ほど少し立ち止まって一息おかないといけません・・。当たり前ですけど、彼らにとっては自社製品のネガティブな部分をできるだけオブラートに包んで、得意な部分を目一杯強調しなければいけない訳ですね。ほんと当たり前の事です。そうとわかってはいるのですが、あまりにカラフルで単純明快な資料を提示されるとその気になるのも人間の性です。忙しいときに、「あ〜あの薬効の薬なんだったかな?あ、そうそう昨日宣伝してはった薬やな。あれ処方しておこう!」っていうシチュエーションもあることは否めません。いちいち薬の本を引っ張りだして思い出す時間もない事がごくごくまれにあるわけですね・・。開業したての当院でも(笑)。そう考えると彼らにとって面会の時間は大変貴重な時間なのかも知れません。損保会社の人に病院のリスクマネージメントの講義を受けるのと同じようなある種の罠というか、ミソが含まれていると思ってことに接しています。あ、良い意味でエビデンスに基づいた医療を実践しようと言うのがその理由ですので誤解なきように、ね。MRさん。

スヌー