京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ月: 2020年3月

はや3週間

3月15日 土曜日

何が?か・・感染症がこれは我々も真剣に対処して行かないと、と切実な気持ちで考え始めてからもう3週間になります。え、遅すぎん?と思われる方おられたら申し訳ございません。確かに医療用衛生材料の十分な備蓄をこしらえきれなかったのはその通りですが、今のところはなんとかやりくりしています。ところが大学病院で週1個のマスクの支給のみで対応しているという報道を目にして驚きました。折しも今日からマスクの転売が禁止されることになったようですが、これまた遅すぎん?というご意見もあろうかと思います。ここにきて、当初季節性のインフルエンザとさしたる違いはないのではないか?と一部言われていたことも、どうやらそうではなく、COVID-19はやや異なる対応をしていく必要がありそうです。

折しも経済状況もかなり緊急事態となっているようです。まだまだ油断はできませんね。ウイルスとはいうものの相手は単なるRNA/リボ核酸と呼ばれる物質で、それ単体では生きていけないような代物なんですけど。ただたまたま寄生することができる宿主に入り込んで、自己物質を複製しているだけのことなんですよね。そう考えると、自然ってやはり畏怖すべき対象なのですね・・・。

 

 

soloを楽しもう

3月13日 金曜日 あ〜あかん日や

13日の金曜日ですな。昨日からの続き的な内容となります。最近youtubeで楽しんでいるのは、朝のルーティーンものとか、ソロキャンプしてみた・・的なやつです。ま、その場でみて楽しむだけですので深い意味合いはないのですけど。一人っきりを楽しむっていうのは心情的にとっても理解できるし、少し羨ましくもあるのです。大きめのモニタを購入したのですけど、おばあちゃんがみたら、「これテレビやろ?」って言いそうなんですけど、PC繋いで、netflixとかの作品やネットしかみてませんからね・・・いいですか〜N○Kの集金のひと〜(^^)

LINEはずし

3月12日 木曜日

昨日は3月11日で震災から9年目となる一日でした。当時、手術を終えて医局に戻った時にみたテレビの光景は今でも目に焼き付いています。金曜日でしたので京都市内に帰る先生とか、他府県に移動する先生とかが一生懸命交通手段の確認をされていたのを思い出します。小生はその夜に知己の先生と夕食会があったのですけど、当然これはキャンセルですねということで中止にしました。そんな昨日一日も新型ウイルス騒動で吹っ飛んだ形です。そして今日、耳慣れない言葉を知りました。タイトルのやつ・・LINEはずしとかいうのですけど、子供達の間で仲間はずれの手段としてLINEからいじめられっ子を外すということだそうです。仲間でいるのが安心というのはわからないでもないですけど・・・それだけ一人でいることが忌み嫌われる、というか怖れられるような風潮なのでしょうね。ま、昔からそうだったような気もしますが。でも、くっついている人間同士の関係だって割と危ういものであったり、希薄なものだったりしますよね。だから外されてる子供達に言いたいですよ・・・いいじゃない!今は一人でも、学校生活3年とか、6年のうちあと残り何年間とか、そんなの長い人生でほんの一瞬だよ。一人でいることの何が悪いの〜!今だけ徒党を組んで他人を排除して結束してても、卒業したらみ〜んな一緒に一個の人間に戻るんだよ!

混乱しているのかな・・

3月9日 月曜日

はい、やや混乱している感じですね。感染症のおかげです。浮き足立っている感じがあるというか何というか・・・。医療機関がこうであってはいけないので、対策を考えながら職員一同頑張っています。気づけば東アジアの感染症がパンデミックな事態になりつつあるという状況です。イランとかイタリアのほうもかなり混乱しているようですし、アメリカも感染者数が増加しているようです。株価や原油価格の暴落などもあり、じわじわと追い詰められているような感じがあります。でも相手はウイルスという、忖度も気遣いもない輩ですので、それこそ人類vs微生物みたいな状況なのですかね。予断を許さない危機感を持ってはいますが、日々その場でできる最大限の努力をしていこうと思っています。

私的には・・元来出不精の人間ですから、ここぞとばかりに本を買って読むつもりです。これとか・・ちょっと気になっていたやつをクリックしておきましたよ。

2019年 アメリカで一番売れた本・・だ、そうです。これは面白い予感がしています!

〇〇等

3月5日 木曜日

最近省庁の発する文書を読むことが多いのですが、気になることがあります。単語の末尾にカクカクしかじか等と書かれているのが非常にたくさんあるのです。例えば・・・慢性疾患を有する患者等と書かれていると、その等が何を、どこからどこまでの疾患を有することを意味しているのか一気に不明になります。解釈の幅を持たせて頂いていることはわかるのですけど、その都度疑義解釈の照会をせねばなりません。国会話法とか、官僚話法とか東大話法などと称する問題提起を読んだことがありますが、それと似たような感じがします。国会で議論されている行政文書とか法律にも”等”の有無で随分と異なる解釈がされることがあると聞きます。そうして読み込んでいくと、逆に等が付されていない単語がミョーに気になってきます。こういう公式文書の作成者の頭の中で等をつけるかつけないかはおそらく厳密な前提の元で作成されているはずですからね。そう考えるとたかが紙切れ一枚ですが、非常に味わい深いものとなってきます。

some skills we need to learn

3月4日 水曜日

冷泉彰彦さんのこれまた目から鱗の発信を読みました。ある組織の責任者クラスの人が持つべき重要なスキル・・・

1情報流通を迅速に行う

2ネガティブ情報を歓迎する

3方針に誤りがあれば直ちに訂正する

4見通しに幅があれば、世論に対して、より厳しいケースを覚悟させる

5自分より有能な部下に気持ちよく仕事をさせる

私が大事だと思っていることは、とりわけ2、4、5あたりでしょうか。4については真の意味合いとはやや異なるのかもしれませんが、楽観論より悲観論、常にプランAだけではなく、プランB、プランCを準備することを心がけています。というより、外科医の特性上これがダメだったらこちら・・のような考え方が身に染み付いています。外科の先生方はウンウン・・ってうなづいてくださっていることと思いますが。それができないと、外科医は務まりませんので。それから、5はなかなかおいそれとはできないことです。特に自分より若い人であったり、男性なら部下が女性であったりするとなおのこと・・・。ジェンダーフリー論にも繋がるのですけどこれは時代にもマッチした考え方かなと思います。やや関連する話題として、最近政治的主張を解禁された(?)テイラースイフトのPVを見ました そうです”The Man”のやつですね。とっても興味深いものに仕上がっていますよ、彼女が監督をされたそうです。なかなか骨太な感じのアーティストだな・・・早速サブスクリプションで聞いています(aikoさんのやつと交互にね)。

病院もそろそろ困ってます・・・

3月2日 月曜日

野球とかコンサートとか観客を受け付けない対応となっているようです。相撲も無観客試合になるとか・・。みんな幕下のような映像になってしまうのですね。東京マラソンはなかなか熱いレースだったようですが、結構な沿道の賑わいでテレビ見ながらちょっとびっくりしました。みなさんマスクをされている人ばっかでしたが、前日には産婦人科病院の院長がマスクと消毒用アルコールが底をついてきたと泣いておられましたので・・・この時こそは有効利用に繋がるようなことになってほしいなと思っています。

まあでも・・・院長先生の口もとがこんなだったのはちょっとイタダケナイ ↓

マスクするときは鼻を覆うようにして、上の針金みたいな硬いところは鼻の隆起に合わせてフィットするように折り曲げて使用してくださいね。

風が吹けば桶屋が・・・

3月1日 日曜日

騒動はトイレットペーパーとかに至っているという報道です。買占め騒動といえばいつも登場するトイレットペーパーですけど、世間にウォシュレットが普及してもやっぱりトイレットペーパーなのですね。もちろん恐ろしいのは皆同じなのですが、少しパニックにすぎるのではないかと思います。で・・・単純に比較してみました。

新型コロナウイルスによる肺炎で今のところ5名の死亡者数が発表されています。

インフルエンザでは普通に1000人を超える患者さんが1ヶ月で亡くなっています。

お餅かな?と思われる窒息患者数の増加が毎年1月には数百名みられています。人は未知のものに恐れを抱くのですね。

インフルエンザのワクチンをそれほど皆さんきちんと接種されませんし、お餅はふんだんに(なんの警告もなく)店頭に並んでいます。リスクの認識を冷静に考え直さないといけないかもしれませんね。

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