京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ投稿者: tsuyopon

古式ゆかしき〇〇

6月6日 火曜日

いつも暇な時に聴いているラジオ番組のポッドキャストでは、昨日夜の国会前集会についての報道がされていました。5000人ぐらいが集まったとされていましたが、今朝のネットニュースの項目にはあまり出ていませんでした。全仏オープンでベスト8をかけて頑張っている西岡選手の話題もスポーツ欄のトップテンにも入っていませんでした。私のアンテナと世間のアンテナのキャッチしているものにある隔たり・・・。そもそも設定している周波数が異なるのかな。昨日驚いたというか再認識したことの一つ「明治のチョコレート美味しいやん」。ウチの人に言わせると「何を今さら・・・」なのだそうですが、ダ◯スとか、メルティー〇〇とか、〇〇フォートとかももちろんおしゃれで美味しいのですけど、ベーシックなものはやはり良いなと思わされました。なんでも新しいものにばっか飛びついててもあかんのですね〜。医療も然り、古来の基本的な知識の習得とか、手診察を怠ってはなりません。

地域医療実習に参加

6月5日 月曜日

新しい週の始まりです。今日から近隣病院で研修中の2年目の研修医の先生をお迎えすることになっています。病院という枠組みではない、診療所での地域医療の実践を学んでいただくという前提です。そう聞くと、私が講師役で研修医が受け手という認識を持たれるかと思いますが、実際には私自身も研修医の先生から教えていただく部分が少なからずあります。病院の第一線で働いておられるわけですから、最新の医学的知識は豊富に有しておられますし、いつもお世話になっている病院のことについてもお聞きできれば今後の診療に活かすこともできるでしょう。何よりも自分のプラクティスを同業の他人にウォッチされるということが自分自身の診療の妥当性を担保する上で、貴重な経験であると考えています。一言で言うと、下手なことはできないというプレッシャーでしょうか。普段のインタビューなどで理想論をぶっていても、井の中の蛙になってしまっては元も子もありませんからね。狭い院内なので窮屈にはなるのですが、それもこれも自分のためでもあると思って、今日から楽しく診療を共に行いたいと考えています。もちろん当院にご受診される方は私の診療を望んで来院されるわけですので、実際に臨床実践をして頂くのは難しいですけど、有意義な見学となることを期待しているところです。

台風去って

6月4日 日曜日

朝から快晴の休日です。今日は午前中は久しぶりにアレの日です。明日からはクリニックに府立医大附属医療センターで研修中の先生をお迎えすることとなります。そのために出動前に少し診察室のPC環境などを整えようと思って・・・いじくっているうちに、なんだか動作がおかしくなってきたので弱っているところです。検査数値のダウンロード作業に不具合が生じてまいりました。それで元に戻して見たところが、さっぱり復元できず・・・。IT部門担当者欲しいところですね~。こういう作業ってやっているうちにすぐに1時間とか2時間とか経ってしまいますよね・・・。ということで、明日より診療の際には地域医療の研修をされる先生ともども二人体制となりますが、よろしくお願いいたします。

失われた〇〇年問題

6月3日 土曜日

先日行われて大成功だったと目されている主要先進国首脳会議ですが、ちょうど2000年に小渕首相の肝入りで行われた沖縄サミットから約20年余が経っての今回であったわけです。沖縄への強い思い入れを実現させた総理が直前に急逝されたのが思い出されます。今回はウクライナの指導者のサプライズ参加で話題がジャックされてしまいましたが。その高評価の一方で、この20年間に起きてきたことに目を瞑ってはならないというふうにも思います。かつて7カ国中のトップクラスというかほぼトップであった一人当たりGDPが現在最下位になっているということとか、その他の色々なパラメータで ”日本だけが” という枕詞で語られる項目がかなり多いことに気付かされます。それもネガティブな意味において。先日経済政策の分野に多くの提言をされている野口悠紀雄氏のインタビュー記事を目にしたのですが、そこでは低金利政策のもたらした功罪について述べられていました。確かに恩恵を受けたであろう企業の財務状況の改善は悪いことではなかったのかもしれませんが、違った角度からこれを見ると、経済構造の変化を起爆剤にすることなく、それまでの高度経済成長で成功を収めていた製造業路線を堅持することが今私たちが見ている低迷の一因ではなかったろうかという分析です。その間でスカイロケットになった米中の状況を見ると、その分析にはある程度誰しも頷かざるを得ないのではないかと思いました。低金利・インフレ目標が設定され、その先にはトリクルダウンがあると信じ込まされていた私たちは今どんな状況に置かれているのでしょうか考え込んでしまいます。潤った企業はその間どうしていたのか?同氏は”居眠りをしていたのではないか”と述べられています。情報通信産業への路線転換や、経済効率を高める作業を怠り、かつて誇っていた株式時価総額トップ50に名を連ねていた錚々たる企業が凋落してしまったことの分析・総括や反省を誰がやっているのでしょうか。なーんて考えてしまったらいつの間にか眠りに落ちていました。もしかすると賛否両論あった、この30年取られていたはずの新自由主義政策路線もその実、言葉遊びのみで、それすらまともに行うことができていなかったのではないのかなと思わされますね。現在他国がほぼすべて路線転換に舵を切っているとされる低金利から金利上げへの変更はいばらの道だと言われます。それまで取られていた、いわゆる護送船団方式ではなく、思い切った切り捨て覚悟の政策が叫ばれていたバブル経済破綻の後処理問題と相通ずるものがあるのではと感じますね。一点異なるのは、30年前のそれは、割を食うのは住専だけだったけど、今回は私たち一人一人の国民に振ってくる災難が予測されるという点でしょうか・・・泣。関東はまだ雨の心配があるのでしょうか、当地は晴れているようです。では気を取り直して、今日も自分のやるべきことをコツコツと取り組むことにいたしましょう。

久しぶりの

6月2日 金曜日

週が明けたと思ったらもう週末に近づいています。何度書いたかわからないこのフレーズ・・・月日の経つのは早いですね。朝から町内放送が警報を報じています。災害に至らなければ良いのですが。さて昨夜は関連病院の先生方との懇親会がありました。久しぶりにオンサイトで直にお会いしてお話しする機会でした。やはり直接交流するというのは貴重なものです。何年振りかにお会いする先生もおられてなかなか有意義な2時間でした。のんあるで自動車で帰宅してから世之介シリーズの第一作目のページを捲りつつ寝落ちでした。アラームをセットし忘れていたのですけど、なぜかいつもの時間に目が覚めるという、時々誰にでもある不思議な現象に体内時計リズムの偉大さを感じつつ、美味しい朝ごはんをいただいて仕事の準備に取りかかりませう。みなさん大雨ご注意ください。

忙中閑の一日でした

6月1日 木曜日

あっという間に今年も6月になりました。折り返し点ももうすぐです。近畿地方の梅雨入りというニュースを耳にしてから昨日今日となぜか晴れていますね。梅雨の中休みというか、いきなりお休み。昨日は午後からおそとでしたので、雨が降らなかったのはおお助かりでした。早めに終わることができたのでその後は、某番組で最近大統領選挙のあったトルコの国情を少しお勉強してみました。講師は同志社大学の内藤教授でした。長期化するシリアの内戦からくる難民の受け入れに比較的積極的であると考えられている現職の方が当選となったわけですが、なかなか複雑な内政状況で解説をお聞きしてもなかなかわからないことだらけです。また少しづつ学んでみましょうかね。内藤教授は、とある喫茶店でお見かけしたことがあるのですが、そのまんまのちょっと不思議なオーラのある、知的でおしゃれな先生でした。となりのイスラムというご著書が素人の私にもわかりやすく良いなと思ったのがきっかけでした。今日も朝から晴れていますね・・・みなさん良い1日をお過ごしください。

変わるとき

5月31日 水曜日

きのう朝にオーダーした医学書が夕方にポストインされていました。注文の設定が即配がデフォルトになっていたようです。ゆっくりでよかったのに(ポリポリ)。でもこれっておそらく2024年まででひと段落するのではないかと囁かれていますね。働き方改革が実際に稼働し始めるとされている同年で大きな影響を受ける業界の代表格が物流の分野だそうです。とあるニュースで長距離トラックドライバーの3日間を追いかけるビデオが流れていました。早朝に荷物を積み込み、片道数百キロを10時間かけて走り、翌朝新たな積荷をのっけて戻ってくるという2泊3日間の様子です。高速道路では深夜の割引があるため、料金所を通過する時間を0時すぎにするために、路肩やパーキングで0時待ちをしている車両もあるそうです。業界では有名だが一般世間が知らない「0時待ち問題」。動画では運転手の方のきつい労働条件が描かれる一方で、それでもなんとなく楽しそうに、お仕事好きそうな雰囲気が混じり合ってさほど悲観的にならない内容でした。が・・・多分24年以降はより負担の少ない労働条件を担保せざるを得なくなるため、かなりの影響を受けることになりそうだと予測されています。環境への負荷とか、トラックの走行時間帯の分散とか、高速道路と一般道路の通行状況とか色々と考えなくてはならない問題点があります。さらに私たちも、即配サービスは望めなくなるでしょうし、24時間コンビニにはたくさんの食料品が並んでいるようなことも難しくなるのかもしれません。それに合わせた生活の実践が必要になってくることを覚悟しなくてはならないですね。おっと・・・医療業界も御多分に洩れず、この改革に巻き込まれていくと思います。主に病院勤務の先生方の労働時間、時間外勤務の時間規制が厳密に管理されることになるでしょう。病院側も色々な制限を課していかなくてはならなくなると思います。ほんの一例ですが、患者さんのご病状の説明など、私が病院勤務の頃には自分の仕事がひと段落して、ご家族も来院しやすい時間帯、すなわち夜の6時とか7時とかから行うのはあたりまえでした。17時以降の面談は廃止しますという医療機関も出てくると思います。ご家族もお仕事がおありなので、休暇手続きをとって時間を割いていただかなくてはならなくなるかもしれません。すべての人が影響を受けるであろうこの問題、人間らしい働き方、生き方を皆で享受するために避けては通れないのだと感じています。仕事の効率化をDXなどの利用で推進しながら、一人一人が少しづつ不便も受け入れながら、今より少しゆっくりとした社会が作られていくと良いのかもしれないなと漠然と考えている今日この頃です。開業医はあんまし影響受けなさそうだけど・・・たぶん。

するべきか、せざるべきか・・

5月30日 火曜日

連日の傘マークが並んでいる天気予報です。今朝は中休みでしょうか。さて先日うがい薬の処方をしながら考えたことがありました。数年前の京都大学の研究ではうがい薬はそれほど効果がないというデータであったと思います。うがいという行為そのものには一定のかぜ予防効果が認められたのですが、それは薬を使用せず水道水で行ったものでした。ヨードを含む殺菌作用のあるうがい薬を用いた場合はむしろ予防効果が相殺されてしまうようです。理由付けとしては、口腔内の常在細菌叢が乱されることによるのではないかという推論です。腸内環境もそうなのでしょうけれど、生体内には一定の常在細菌のフローラが存在します。それらの役割によって病原微生物の侵入の門戸が守られているのだと言われています。うがいに消毒液を使用することで、そういった援軍をもやっつけてしまっているのかもしれません。件の研究から得られる結論は、風邪の予防には1日4−5回の水うがいをしましょうというものでした。それよりも効果的とされているのは・・・手洗いなのですが。あと、疲れているなと感じた時にはとにかく仕事を休んで睡眠をとりましょう。できる時とできない時がありますけどね。ところで・・・「うがい」という言葉の語源って「鵜飼」にあるってご存知でした?

休日の定番

5月28日 日曜日

ちょっと早起きしてゆっくりコーヒー淹れて、ラヂコは休日の定番番組であるラディアントモーニングです。後藤さんのまったりしたトークとセンスある選曲が大好きなのです。今日はアメリカのギタリストであるマイケル・ランドウさんをフィーチュアされていました。A Whole New Worldのギターソロが後藤さんの推しだそうです。これ、あまりに短い尺すぎて今まで意識して聴いてなかったですけど、プロってそういうのに気付くことができるのですね(上から目線ですみません)。尊敬です。マイケル・ランドウさんって日本のアーティストのバックも多数こなされていますね。Return to Myselfとかもそうですけど・・。ギブソンだけではなくストラトキャスターもいいな〜とか考えながらの日曜日ののんびり朝でございます。さて、久しぶりにリクエスト・・・。かかれば何かちょっといいことありそう(笑)。ちょっと出動してきます。皆さんも良い週末をお過ごしください。

ニュース雑感

5月27日 土曜日

ホントに早い1週間です。今日は土曜日で少しのんびり(今のところ)。最近のニュースから再び耳にするようになった”ウェルテル効果”と”パパゲーノ効果”です。自ら命を絶ってしまった方の報道が過度に詳細になってしまったりすると統計的に一般の方にその影響と思われる数値が上昇するということです(これがウェルテル効果と呼ばれます)。ニュースの横に、気持ちが辛い時にアクセスする番号やサイトを同時に表示する報道が増えてきてはいますが、まだまだガイドラインが遵守されているものばかりとは言えないようです。それが苦境からの一つの脱出方法なのかと人に思わせてしまう番組や報道編集はこれからも注意しなくてはならないですね。ニュース関連では、トップ芸能プロダクションのスキャンダルもあります。これについては報道機関や出版社も、今まで知っていながら敢えて触れていなかったというコメントも見られます。圧力をかけられていたのか、忖度していたのかよくわかりませんが、事実としては深刻に受け止めなくてはならないのでしょう。ただ・・今現在活躍している人たちにその矛先を向けてしまうのはどうかと思います。彼ら彼女らは、巷間言われるよりも、それ以上に小さい頃から努力して地道に頑張ってきており、実力も伴っている方達が多いと思います。要は”大人の側の問題”が彼らの今後の活動をさらに毀損してはならないのだと感じています。よく知らんけど・・・

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