京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ投稿者: tsuyopon

すねに同じ傷もつ私たち

4月4日 日曜日

土曜日の夜はソファに寝転がりながら、ボーっとしながらあいみょん氏のインスタライブを聴きながらいつの間にか寝てしまっていた。トイレに立つときに危うくメガネを踏んづけそうになったゾ・・。

感染症の再増加をもはや誰も疑わない状況になっている。改めてワクチンしかこれを効率的に止める手立てが乏しいと感じている。「とにかくできるだけ多くの人たちに打つしかないのだ」と思っている。宣言とか自粛依頼ではどうしても限界があるのだろう。来月から高齢者への接種が始まるのだが、しばらくは当院もスクランブル体制でやらないといけないと覚悟を決めている。かといって、普段の診療もあるのでそれほどドラスティックなことができるわけではなく、従業員と私自身の労働力で補うだけの話だが・・・。かかりつけ医のある方はなるべく個別接種で、あとは集団接種の二本立てで・・・言うは易し、行うは難しである。所詮集団接種とて私たちが出務するわけである。まあグチはほんとに今日で最後にしたいと思う。あとは黙ってやるだけだ!うん、わかってる。すんません。

今日はそんなことを書こうと思っていたのではないのだ。先日新疆ウイグル自治区の人権侵害問題が米中会談でとり上げられていた。アラスカでのこの話し合いでは、米国がまず中国の人権問題をつくと、中国が米国だってBLM運動などの人権侵害を抱えているではないかと切り返したのだ。ウイグルの問題に対しては欧米が足並みをそろえて批判したようであるが、やはりどの国でも同じような人権問題は大なり小なり抱えており、その意味ではまさに”脛に傷を持つもの同士”なのである。日本だって例外ではないだろう。ウイグルやミャンマー、香港などでの人権侵害はニュースで取り沙汰されているが、入管施設での収容者への人権問題にはあまり目が向けられていないようである。先の会談で、米国がどう切り返したのか?「我々が歴史を通じてなし得たことは課題にオープンにかつ透明性をもって立ち向かう事であり、課題を無視したり課題が存在しないかのように偽ったり、カーペットの下に隠したりすることではない」と語ったらしい(毎日新聞の中林美恵子早稲田大学教授インタビュー記事より)。確かにここは同じ傷を持つもの同士の間でもかなりの温度差がありそうだ。人権侵害にはイデオロギーや左右の対立軸などは関係なく、平たい目線で監視して行かないといけないのだろうと思う。

もう一つ・・・(こちらが本題?)患者と医師の関係だって同じことがいえると思う。日常診療で私たち医師は、患者さんに対して「もう少し生活習慣を見直して・・・」「なるべくたくさん歩く生活を・・・」「間食が多すぎるのではないですか?」「塩分が・・・」「喫煙は・・・」「お酒はほどほどに・・・」などと偉そうに御託を並べている。自分はどうやねん・・と問われて自信を持ってちゃんとやってるよ!と言える医師はほとんどいないのではなかろうか? 私は?・・・自信を持って、自信がありませんと言える自信があります (・ω・;) 例えば・・・数年前、勤務医の時などは特に、手術が終わると「反省会」と称して、毎晩遅くまでジャンク系の食事をしながらビールをたくさん飲んでいたし、その翌日も3-4時間の睡眠で再び診察室で働いていたような時期があったように記憶している。誠にもって褒められたお話ではなく、恥ずかしい限りである。今は色々な制約もあり、飲酒は限定的にするようにしているが、毎晩の晩酌がどうしてもやめられなくて・・・とか、夜食のラーメンが・・・という患者さんたちの気持ちがよくわかるのである。血糖と血圧と脂質異常とアルコール問題は現代の病であると考えている。タバコはもう悪者になって久しいのだが、アルコールはまだ許されているし一定の市民権を得ている。実はうまく付き合っていかないと大変日々の健康を害しているものなのだが・・・。偉そうに言えた柄ではないが、アルコールとうまく付き合って行く方法もまた機会があれば書いてみたいと思う。週7日のうちで4日以上飲まないといられない方、おられましたら何らかのアクションを考えても悪くはないと思います。

参考図書は・・・「しらふで生きる」町田康著、「上を向いてアルコール」小田嶋隆著 でした。”失敗したことがある人”のお話ってどうしてこう心に響くのだろう。

今日はやや恥ずかしい身の上話でした。それではお天気は悪いですが、休日みなさまお元気でお過ごしください!

今日の一曲(去年の一押しアーティスト編)  ♬  ブルーベリー・ナイツ–  マカロニえんぴつ ♬  クリックしても音源はありません・・・・

あじあんへいと

4月3日 土曜日

かなり暖かくなってきて、日中汗をかきながら診察室に入ってこられる患者さんが増えてきました。朝はまだ冷えるので、その時に必要だったジャケットが昼には過剰になってしまうという事なのでしょう。日曜日は下り坂のようですが、桜も今が盛りのようです。

ラジオではアメリカでのasian hate問題を取り上げていました。最近の雑誌”The New Yorker”の表紙にもなっていたようです。

ニューヨークの地下鉄のプラットフォームで、夜遅いのでしょうか?時間を気にしながら周囲を気にするお母さんと子供です。足元はスニーカーで手をつないだ女の子も周りに気を付けている様子が描かれています。アジア系アメリカ人の比率は1割にも満たないそうですが、いまとてもクローズアップされているようです。前大統領がたびたび口にされていた「武漢ウイルス」などの発言もその原因の一端だと考えられているそうです。アジア系というカテゴリーには日本も当然含まれますし、現地在住の日本人の方にとっても見過ごせない問題だと思います。今回は人種に基づく問題だけではなく、そこに加えて女性がターゲットにされやすいという事もあって、やや複雑な状況を呈していると見る向きもあります。そういえばこの表紙の絵もお母さんと女の子になっていますね・・・。

今日の一曲(ゆっくり歌詞をもう一度味わってみました編)  ♬  Two out of three ain’t bad –  Meat Loaf ♬  クリックしても音源はありません・・・・

 

この世の終わりと暖春と・・・?!

4月2日 金曜日

今年の3月の平均気温はとても高かったそうです。天気予報士の方が「異常暖春」という言葉を使っておられました。数年後にはこの単語が日常的に使われるのではないかとのことです。温室効果ガスによる地球の温暖化現象と関係があるのではないかとも仰っていました。100年とか200年の単位で私たちの後に生まれてくる世代の人たちが暮らす地球とはどのようになっているのでしょうか。時々そういうことを考えてみることがあります。ずいぶん前に読んだコミックに「終末少女旅行」というのがあります。ここでは文明が崩壊した後の西暦3000年という物語の設定になっていたと思います。廃墟と化した都市をのぼってのぼっていくその先には結局何もないという筋書きなのですけど(ちょっとネタバレすみません)、興味のある方は、コロナが収束した頃にでも、ぜひ読んでみてください。

予防接種の今わかっている所の概略をお知らせに載せておきました。こちらにも書いておきます。

 

新型コロナワクチンの今後のながれ

さて、いよいよ今月からワクチンの接種の手続きがはじまることになっています。自治体によって若干期日がずれますが、4月12日の週あたりに、接種券が接種のあらましと合わせて郵送される予定です。まずは65歳以上の方(宮津市は75歳以上の方から若干早めに発送されるそうです)から発送されます。その方々がワクチン接種第一陣となるわけです。接種方法は大きく分けてふた通りあります。自治体が準備を進める①集団接種と、各医院が個別で行う②個別接種です。それぞれの方が選択して予約を各自でとって頂く必要があります。疾患を抱えておられる方はかかりつけ医と予め相談しておかれると良いでしょう。現時点では、当院での予約受付開始は4月19日月曜日からとなります。過去のインフルエンザ接種のデータからみても、希望される高齢者の方は相当な人数になることが予測されます。一つのバイアルから5人分を無駄にすることなく有効に使用せねばなりません。予約をお約束することが相当に困難なことが想像されます。中には思うような日程でご予約できないかもしれませんが、焦ることなくお待ちいただきたいと思います。もしくは集団接種(各週末土日、もしくは水曜日の午後に設定されます)をご利用いただきますようお願いいたします。こちらの方にも伊藤が出務する日が設定されますので、詳細がわかれば情報提供差し上げる予定です。

新年度はじまるぞ

4月1日 木曜日

いよいよ今日から新年度が始まります。3月に卒業式を終えて、春が来て、暖かくなって桜が咲き、予算年度が終わり、入学式を迎えて、職場では人心一新のもとで新しい年度が始まるというこの時期です。昨年の一時期、学校休校の期間に、9月入学制度への移行が話題の俎上にのった時期がありましたが、なかなかこの私たちの心に染み付いた”4月から新しい年度”メンタルは払拭しにくいのかもしれないなと思っています。今日は1日、騙されないように気をつけねば・・・診察をしていても、3月中頃から、4月からの大学生活や就職生活に備えて、健康診断とか予防接種にみえるお母さんと子供さんがおられます。開業して9年になりますので、現在二十歳の方も初診のカルテを見ると小学生の時のものだったりします。大きくなられたなあと思いながら、新しい生活に馴染まれますようにと願わずにはいられません。なんとも微笑ましいものです。医療や介護の関連の学校や職場などの場合には、過去に接種した予防接種の履歴とか、検査した抗体価に応じて対応しないといけない場合もあります。こう言う時にも母子手帳が活躍してくれますので、大事に記録保存しておいて頂きたいものです。さて、新年度です。みなさん気持ちを新たに一日頑張ってみましょー

 

 

おまけです・・・先日からなんども読み直している「推し燃ゆ」ですが、印象に残っている(好きな)一節をちょっとご紹介したいと思います。

引用はじめ(推し燃ゆ 宇佐美りん著)

「散々、道に迷い、バスを乗り間違え、パスモを落としそうになった。最寄駅に着いた頃には二時になっていた。家に帰った。帰っても現実が、脱ぎ散らした服とヘアゴムとレジ袋とティッシュの空き箱とひっくり返った鞄があるだけだった。なぜあたしは普通に、生活できないのだろう。人間の最低限度の生活が、ままならないのだろう。初めから壊してやろうと、散らかしてやろうとしたんじゃない。生きていたら、老廃物のように溜まっていった。生きていたら、あたしの家が壊れていった。」

引用おわり

小説のクライマックスのシーンの一部です。どうも私には「本当はこうしたいのに、こうしようと思っていたのに、なんでこれしかできないんだろう・・・」みたいなフレーズを好む傾向があります。この一節もまさにそんな感じでした。文に戻って、その後あたしは、部屋の中にみえる、目の前に散らばっている色んなものから「綿棒」を選んで、ぶちまけてしまいます。液体の入ったコップとか、食べ残しのどんぶりではなく、”より始末しやすかった” 綿棒を丁寧に拾い上げながら、あたしはその先に人生の長い道のりを眺めている・・・と言う場面で物語が終わります。島田雅彦さんの言う「この小説の偏差値の高さ」は、このスマートな結末にあるのかもしれません。一方で、収まりが良すぎるのだと言う意見もあるようです。

ネガティブ・ケイパビリティ

3月31日 水曜日

アメリカにいた時にスーパーの店頭にたくさんのりんごが山積みになっているのをよく見ました。こんなにもたくさんの種類があるのかと感心していましたが、片手で掴んで、さほど大きく口を開けなくても齧ることが出来たのは「honey crisp」という種類のものでした。働いていたラボでも、お昼時に廊下で小皿にりんごを乗せて、新聞を読みながら立ち食いをしているフェローがいたことを覚えています。それ、昼ごはんなの?って聞いたものです。私は、前日のご飯にミックスベジタブルと冷凍エビを混ぜてピラフだか焼き飯だかみたいなのをジップロックに入れて持っていくのが好きでした。なぜそんなお話になったのかと言うと、今日は朝お外に出た時に・・・これはまさに” crisp air “だなっと思ったからなのでした。

さてと・・・ネガティブ・ケイパビリティって聞かれたことありますか?精神科医で、作家でもある帚木蓬生さんの著書に「ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力」と言うのがあります。何かすぐには達成や解決が出来ない事態に陥った時に、その状況を受け止めて耐える、そして解決への模索を地道に続ける能力のことを言うのだそうです。これ、帚木さんが仰るように、医師として臨床をしながら40年(私の場合はもう少し短いですが)、常に自分の無能を突きつけられてきましたと言う言葉にすごく共感するのです。クリニックのブログにそんなこと書いてどないするねんと言うお叱りを受けそうですが、実際にそうだから仕方ないのです。だから私は、仕事の分野では、ネガティブ・ケイパビリティの能力「ありスギ君」なのです。一方で、生活の中での困りごとに対処できるかどうかと言うと、それはまた別のお話・・・。開業医をしていると、患者さんの体のお悩み事を聞くのが本筋なのですが、ちょっと関係のない、私生活の困りごとを教えてくださる方も結構いらっしゃいます。身体と生活って、私たち医師が考えているほど別のものではなく、むしろ表裏一体のものなのですね。心の悩みは身体に影響するのです。在宅医療なんて言うのは、むしろ生活を診ていると言っても過言ではありません。患者さんと主治医が悩み事を共感しながら、共にネガティブ・ケイパビリティを育てていく作業に他ならないのかもしれません。

それでは今日も1日・・適度にネガティブ・マインドで行きましょうか?!

今日の一曲(ABBAのカバーはこれが最高じゃないか?編)  ♬  The Winner Takes It All –  At Vance ♬  クリックしても音源はありません・・・・

誰もわかってはクレナイのだ

3月30日 火曜日

朝もジャケットがいらないくらいで過ごせる気温になっています。いたなみさんの桜も今週が見頃のようです。

さて、やはり来月から動き出すコロナワクチンのことが今は頭の半分ぐらいを占めています。来るであろう混乱とかがある程度予想されるので、いくらやり方を練っていても困難なことに出くわすのだろうと思い、昨年のインフルエンザワクチンの時のことなどを思い出しています。何千人の方に約2ヶ月の期間で、今まで誰も受けたことがないとされる予防接種を行おうとしているのですから、それは当然のことかもしれません。まあ、それは今日の本題ではなくってですね、日々過ごしていると時々出くわしませんか?自分の中でこんなに困ったことだと思い悩んでいるのに、他人はそれをなかなかわかってくれないっていうこと。なんでわかって欲しいと思うのかと考えると、その困りごとを他の人にも、それは正当な困りごとだと認めて欲しい、と感じるからなのでしょうね。誰かに「そうね、それは大変だけれど、全てがあなたが悪いわけではないのですよ」と言って欲しいからなのかもしれません。困りごとを自分の中に閉じ込めた状態が続くと、それは徐々に大きくなっていき、やがては自分の中に膿のように溜まって発熱を生じて、身体が冒されていくのです。皮膚の下に溜まった膿瘍は切開排膿処置を行なってあげないと、重症感染症に発展していってしまいます。医学的にドレナージと呼ばれるこの排膿処置に相当するのが、他人に言う、わかってもらうという行為なのかもしれません。私の場合は、仕事柄誰かに相談してどうなるものでもないことが悩みとなることが多く、その場合にとる対処方法の選択肢は・・・①よく調べて、勉強してより良い対策を練る ②その問題を引き起こす事柄を自分から遠ざける(依頼を断る) ③それなりにストレスとならないような対処方法にとどめる などが考えうるのですけど、大概私は①と言う正攻法をとって、打ち砕かれることが多いです。その後第4の方法である「ふて寝して忘れる」と言う荒療治に出ます。そして時が経つと・・・なんとなく出来てくる解決策がぼんやりと見えてくることも結構あります。ふて寝する・・・ふて寝が良い表現ではないのであれば、ただ単に寝る(←イマココ)と表現するだけでも良いかもしれません。ただし・・・手強い相手であっても、①のステップをできる限り行う努力を怠ってはいけないなあと考えています。なんだかよくわからないことを書いてしまいました・・・忘れてください。

今日もみなさんお元気で春の陽気をお楽しみください!

今日の一曲(タイトルに呼応して・・・編)  ♬  紅 –  X JAPAN ♬  クリックしても音源はありません・・・・

 

読めました

3月29日 月曜日

テレビ各局の長寿帯番組がいくつか終わるとのことです。TBSのちちんぷいぷいは20年以上オンエアが続けられたプログラムですので、ご存知ない方はおられないのではないかと思います。私も水曜日の午後に往診が早く終わった時など、前川清さんのコーナーをみながら事務仕事をしていることがあったのでちょっと寂しい感じです。

さて、昨日は私の超優秀な仕事片付け能力(ちょっと端折ってやるだけですけど)が発揮されて、結構読書時間が確保できました。今日はちょっと朝の時間がありますので、書いてみましょうか・・・。昨日読んだ本は「推し燃ゆ」(宇佐美りん著)です。今年の芥川賞受賞作です。ずいぶん前に手に入れてはいたのですけど、2−30頁読んでは少しおいて・・・これは一気に読み通さないとあかんな、と思ってまた一から読む、みたいなことを繰り返していたのです。昨日読み通しました。名だたる作家や書評家が絶賛する理由の10分の1くらいは理解できたようにも思います。個人的には彼女の一作目である「かか」の方が好きかもしれません。まず文体は独特です。高橋源一郎さんをして天才と言わしめたのですからそれは当たり前かもしれないですけど。いわゆる推理小説とかと異なって、純文学というジャンルに色分けされるのでしょうけど、その場合何がどう良かったのかとか、どう味わったのかとかを表現するのは難しいです。でも集中がちょっと途切れた部分があると、少し前に戻ったりして何とか読み終えました。冴えない私生活を送るちょっとオタクな女子高校生が、幼い頃に出会い、その後自分の「推し」の存在になっていったというアイドルとの関わりを通して描かれた人生の物語です。人生の重さを抱えた自分にとって、空を飛ぶような軽やかさを身にまとった眩しい存在だったアイドルが炎上し、やがて表舞台から去っていく間に、彼女の心の中に現れる変化が描写されていきます。読後に色々な人の書評を読んだり聴いたりしました。そんな時外せないのは、先ほど触れた高橋源一郎さんと、書評家の豊崎由美さんです。それぞれの読み方を教えてもらって、読書って深いのだな〜と改めて感じました。高橋さんの著者とのトーク(飛ぶ教室というやつです)は、愛があって、大好きです。何度も聴き直しています。自分の中ではこの番組の神回と呼んでいます。ところで、本を読むときにいつも考えるのは、多読と精読問題です。たくさん読みたいものがあるので、どうしても多読傾向に走りがちですが、精読の大切さを今回は学んだような気がします。今回のように、読んだ後に色々と書評を調べてみたのも、これが初めてかもしれません。挙げさせてもらった二作品は共に単行本で100ページちょっとのものです。ご興味があればぜひ手にとってみてください!

最後に豊崎さんのインタビュー記事を見つけたのでリンクしておきます。ご自身の、特に駆け出しの頃から今に至るお話が色々と示唆に富んでいて、これから旅立つ若い方達の参考になれば・・・と思います。

好きなジャンルで食べていくには?書評家・ライター豊崎由美の半生から学ぶ

 

 

cleaning up debt

3月28日 日曜日

今日は朝ご飯をゆっくり食べようという事で、パンケーキ・デイです。卵がなかったので省略したのですけど、違いが分からなかったです。マスカルポーネチーズとピーナツバターを塗りたくって食べてみました。そういえば野菜が足りないな~。コーヒーはというと、豆を細かくグラインドしすぎたので45点でした。ざんねん・・・

のんびり読書でもしたいところなのですけど、月末、年度末でいろいろと片づけないといけないことがありまして、なかなかそういうわけにもいかなさそうです。昨日も書きましたけど、やりたいことの順番は決まっているのですけど、まずはその時間確保と、実行順序に問題があって、毎日毎日これではなくて・・・みたいに生きています。仕事もたまって行く事が多いので、日曜日は前向きに何かをするというよりは、蓄積している負債を返していくという時間になってしまっています。ということで、今日もせっせと負債を返すっていう後ろ向きの作業をすることになりそうです・・・。あいにくのお天気ですが、皆さまぜひ前向きでよい一日をお過ごしください!

がんばって時間をひねり出して課題書が読了出来たら、感想をまたアップしたいと思います(^^)!

今日の一曲(やや激しめのメタル 編)  ♬  Cathedral  –  Hopkins ♬  クリックしても音源はありません・・・・

界隈で話題の・・

3月27日 土曜日

速いです・・日にちの経つのが。日曜日はまたまた荒天の予報ですのでちょっと悲しいですけど。

今日はえいごのお勉強のおはなしです。最近買ったのは「英語の読み方」という本です。Mr.BIGこと北村一真先生の新刊です。北村先生のもので有名なのは「英文解体新書」という既刊本でしょう。ここにも英語ネタを時々書いているので、さぞかし英語が読めるのだろうと、私のことを誤解されている方もおられるかもしれません。実際には・・・星五つ中、三つの英文にもかなり躓いています。英語の参考書蒐集癖があるので、たくさん素材は手元に有しているのですが、なかなか実行できていないのが悲しいところです。おしごと以外に余った時間は、①医学と英語の勉強と、②小説、ノンフィクションの読書と、③たまにNetflixという順番で活用するのが理想なのですけど、完全に順序が逆になっている今日この頃です。これではあかん・・・

ところで、今朝も近所の方にお会いした際に尋ねられたのですが、コロナワクチンの現状と今後のこと、少し書いておきます。今わかっている範囲で、今後変更がありうるのでその辺りはご容赦を。4月初旬から半ばに、自治体からの接種券配布、間をおかずに予約開始、5月半ば以降に高齢者の方から接種が開始される。という感じでしょうか。接種は各クリニックで行う個別接種と、自治体が取り仕切る集団接種のふた通りで行います。当院も協力する予定ですが、限られた時間で、通常診療と、発熱患者対応と、在宅訪問診療を行いながらなので、接種できる人数には限りがあります。有病者やハイリスクの方を優先的に個別接種の対象とさせていただく予定です。比較的お元気で、リスクの低いと思われる方は当院での対応がしづらい場合には集団接種をお願いすることになると思います。その際には集団接種への私の出務日時はなるべくお知らせしようと考えています。今回は非常に多くの人数に短期間で接種を行うというものですので、ご意向に添えない場合も多々生ずるかと思います。上記のことをぜひご勘案いただき、是非ともご理解とご協力をお願いいたします。

ご意向に添えないお返事をしなくてはならない時に、私の気分は落ち込みマックスに達します。基本的には”何でもいいですよマン”なので、それが時に自分の首を締めているなと感じたり、相手へのお答えがノーだったりする時には沈んだ気持ちになるのです。この性格は治しようがないと思っているのですけど、流石に最近は、十分にできるという範囲の仕事だけに制限していかないといけないかあと考えたりしています・・・。自分自身が健康でないと、他人に優しくできないと思いますのでね。

 

今日の一曲(人生で初めて買ったドーナツ盤 編)  ♬  Deep Purple  –  Black Night ♬  クリックしても音源はありません・・・・

今日もお天気だ

3月26日 金曜日

月末金曜日・・プレミアムフライデー(通称プレ金)ですね。あまり囁かれなくなりましたが・・・

ぼちぼちいくつかの自治体から、コロナウイルスワクチンについての情報が発信されているようです。詳しい日程は発表を待ちたいと思いますが、どうやらまずは65歳以上の方から、ゴールデンウィークが明けてしばらくして開始となるようです。そうすると事前の予約を考慮すると、4月に入ってしばらくしたらそろそろ・・・という感じになるのでしょうか。各医療機関での個別接種と、集団接種の二通りで進められていきます。当院でもしかるべきタイミングで、予約の受付とか、接種の開始とかに着手していく予定です。問題は、比較的短期間に全ての希望者に接種を完了しないといけないということと、日常診療、発熱患者さんへの診療と並行しなくてはならず、しかも院内の密集を避けなければならないというハードルでしょうか。おまけに薬剤の供給に限りがあります(接種できなくなる人があるとか、早い者勝ちであるとかいう意味ではありません!!!)。予約数に応じてその都度きめ細かく入荷を待たないといけないということですので、当然体調不良とか、スケジュールの問題で、直前に延期を希望される方もいらっしゃると思いますので、そういう条件の中でなるべく無駄にならないように接種をしないといけないという、今までにない困難なミッションになります。1日接種可能者数には当然限りがありますので、全ての希望者さんに速やかに・・・というのは1医院では到底不可能です。なので・・・既往症などのない方には集団接種でのお願いをせざるを得ないことになりそうです。これが結構個人的には心理的に辛いので、ちょっとメンタルがやられてしまいそうだな〜と思っています。ま、しゃーないんやけど・・・・去年のインフルエンザワクチンの時も結構混乱しましたので、またその再来かと思うと今から気合を入れてやらねば、と思っています。文句ばっか言ってないでがんばるぞー

それでは恒例の・・・

今日の一曲(疲れに、”お”だけではなく”さま”までつけてしまうゾ編)  ♬  斉藤和義  –  おつかれさまの国 ♬  クリックしても音源はありません・・・・

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