京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ投稿者: tsuyopon

転売イヤー

12月9日 水曜日

来週以降はかなり気温が低くなるという予想が続いています。先日復活したミロについて書いたと思うのですが、早速ネットのニュースでは商品が転売されて品薄になっているという記事が出ていました。売れるらしい→買い占める→高い値段で売るという単純な横流しの発想です。ビジネスと呼ぶのも憚られる感じではないでしょうか。オンラインショッピングを見てみると確かに高い値段でたくさん出品されていました。奥さん曰く「ミロでしか牛乳飲めないこどもさんたち買えなくなったらかわいそうやね」なるほどな・・・。

テックのおはなし

12月8日 火曜日

よく聴いているラジオ番組で最近続けてテクノロジーに関連する話題がありました。一つははニュースでも大きく取り上げられていたはやぶさと、人間工学分野で活躍されている玉城絵美先生の研究です。二つとも小中学校の授業などで取り上げれば子供達の興味が湧くだろうなと思いました。テクノロジーの進歩は医療の分野にも今後縁の深いものとなっていくと思います。福祉の分野でも、介護ロボットとか、サービス提供のための応用に期待が広がっています。工学というと一見ヒトの心と無縁のように思われるかもしれませんが(少なくとも高校生の頃の私はそう思っていました。今となっては大きな間違いですが・・・)、実は認知、感覚、予測など脳活動と密接なつながりがあり、相互的に補完される研究分野のようです。診療の分野でもスナップショット・ダイアグノシスという言葉があります。パッと見ただけで瞬間的に診断するということです。もちろん視覚情報だけではなく、いくつかの病歴と合わせて判断します。別に速さを競うためにそういう概念があるわけではありません。診断に至るまでの情報が少なくてもそれなりの理路があれば正しい回答に至ることができるということです。例えば俗にヘルペスと呼ばれる皮膚疾患があります。神経痛を起こすウイルス感染症に起因する病気です。3日前から突然左側の胸が痛くなり、昨日からポツポツと皮膚に湿疹が出来てきました・・・と問診票に書いてあればそれだけで、事前確率はかなり高くなります。そこに患者さんが現れて患部をパッとみせてもらうとそれでほぼ100%の診断です。もちろん臨床医療には色々なバリエーションがありますので、迅速キットで皮膚を検査したくなる症例や、翌日もう一度来てもらう必要のある患者さんもあります。話がやや逸れてしまいました。AIとかテクノロジーを人間工学的に応用していくというのは、そのような瞬間的に処理されている脳活動をコンピュータに代理させるという作業に他ならないのだということですね。24時間寝てる時間以外は視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚(これはほとんど臨床医学では使用しないですね)をフルに動員して、瞬間的にそれを処理して、認知、予測、行動へと繋いでいるわけです。なんかすごいですね。こういうの自宅学習でタブレットとかインターネットとかを使って勉強できれば子供さん達のオンライン学習も楽しくなるのではないかと思いました。玉城先生の取り組んでおられる「HCI : Human computer interaction」とかpossessed handの紹介記事など、読んだり観たりするととても面白いです!

今日は・・・診察の裏番組で(!)、日本免疫学会学術集会が執り行われています。Keynote remarksはあの!Drファウチですし(たぶんオンラインならではの人選?)、シンポジウムではエール大の岩崎先生やら、ラホーヤ研究所のDr. Setteとかがシンポジストに名を連ねています。これは必聴と思って早速登録しました。当然当院は普段通りの営業ですので、おそらくオンデマンドもアップされるであろうことを期待しています。は〜楽しみだ(^^)

ってことで・・・あしたは今読み進めている二冊についてあるいはどちらか・・書いてみようかなと思っていますけど(たぶんそうはならないかな)。多くの先生方のアンソロジーてきなやつ「医師のためのアンガーマネジメント」とコラムニスト酒井順子さんの近刊「ガラスの50代」でーす。それではまた明日!んばつつ・・・(サザエさん風に読んでください)

ダブルバインド

12月7日 月曜日

週末の報道によると自治体によっては医療体制が逼迫しつつあるとのことです。だいたいこういう情報は現場の実感と乖離する傾向がありますので、すでに相当なプレッシャーが医療機関にはかかっていると思います。当然そこで働いている医師、看護師はもちろんのこと、ロジスティクス部門にも相当な疲労が蓄積しているでしょう。今後離職者も増えてくることが想像に難くありません。現在の状況は春頃と異なり、他の救急疾患も抑制傾向にはないようですので、感染症以外の救急医療体制にも影響を及ぼしていると思います。諸外国に誇る保険医療体制を敷いている私たちですが、ことコロナ感染症への対応については他の国と比べて遥かに少ない桁の患者数でクライシスを起こしているということに私たちは自覚的であるべきだと感じています。

さてさて、今日の本題はまたまたHPVワクチンのお話です。現在積極的勧奨を控えられている小学校6年から高校一年生までを対象とした子宮頸がんワクチンですが、この予防接種のターゲットはヒトパピローマウイルスという微生物ですので、これに感染する可能性のある男性にも接種している国は少なくありません。今回日本でも男性への適応が拡大されたというニュースです。もちろん適応拡大されれば即定期接種化とはなりませんが、このウイルスはさまざまな臓器の発癌に関係しているので、性別に関わらず効果が期待できるのです。

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/hpvv-gender-neutral-3

HPVの情報といえばバズフィードの岩永さんですね。当院でも1−2ヶ月前から数名の方に定期接種として注射しています。現在一定の年齢になる接種対象者には、ダイレクトメールで情報提供が郵送されているようです。ただそれについて電話で担当部署に問い合わせても、(想像通りですが)現状で積極的勧奨はされていないという情報が同時に伝えられるようです。厚労省の方針を元にするとこのような対応はやむを得ないものでしょうから現場の方に何も言うつもりはありません。しかし郵送を受け取った親御さんらからすると、勧められてるのか止められているのかよくわからない・・・という感想を持たれるのも仕方がないかなと思います。ちょうどアクセルとブレーキを同時に踏んでいると形容される、コロナウイルスに対する「GO TO」と「ステイホーム」の状況と同じですね。子供の発達段階で大きな負の影響をもたらす可能性があると言う「ダブルバインド状態」はグレゴリー・ベイトソンの提唱する概念ですが、背反する命令を同時に受けた時に生ずる人の心へのストレスは非常に大きいものがあると思います。ここはひとつ煉獄さんに強い言葉で私たちを導いてもらわないとダメなのかも・・・

おうちでべんきょーだ

12月6日 日曜日

朝から良い天気です。今日は朝からお勉強しています。『適々斎塾』という総合医療系の教育配信なのですが、多彩な講師陣が順番に講演されます。まったく休憩時間はなく夕方まで続いていくのですが、ウェブなのでラフなスタイルでおやつ食べながら視聴できるのが良いですね(電子レンジを使うとWiFiの電波が干渉を受けて映像が途絶えてしまうのが難点ですが・・・)。今の時間帯は南多摩病院の国松先生の担当です。ニッチな病気にも深い造詣を持たれている先生ですが、take home messageにまとめられているのは基本的なことが盛り込まれており、とても良い講義だったなと思いました。やはり患者さんの訴えをよく聞き、診察をするということが大切です。イライラや怒りは思考回路を乱しますという先生方のメッセージも大変重要だと思いました。前に触れたことがある名越康文先生や精神科の水島広子先生らの著書にも『いかにしてアンガーマネジメントを行うか』ということに多くの紙面が割かれています。コレ、言うのは簡単なのですが、実行するのはとても難しいです。頭にカーっと血が上ると、言わなくても良いことまで言ってしまった!っていうこと、だれしも一度や二度ならず何度もあると思います。こういう勉強が在宅でできるようになっているのは、何度も言いますけどコロナのおかげです。講師の先生方もご自宅から行っておられますので、途中で子供さんが不機嫌になって泣いて割り込んできたりすることもありますが、そのようなハプニングも微笑ましく良い感じですらあります。なかなか講師の先生方のようには簡単に名医にはなれないとおもいますが、少しでも日常の診療に生かすことができるように頑張ろうと思います。

それではみなさんお天気の良い一日有意義にお過ごしください Bye!

くだらないおはなし

12月5日 土曜日

むむ・・たしかもうすぐジョンレノンの命日ではないか?と思いながら日付を書き入れてみました。朝が寒いです。つい先日近所のコンビニに入った際に、何気なく飲み物コーナーをうろついていたら「ミロ」の箱入りがあったので買って飲んでいました。ほどなく奥さんから「ミロ・コンビニに復活したってよ(桐島部活やめるってよ風によんでくださいね)」メールが来たので、そうだったのか!あれは偶然を装った運命の再会だったのね!と一人で勝手に感激している最近の私です。早速いそいそとつくって飲んでいたのですけど、なんとなくちょっと味が単調になったな〜ミロも変わったのかな〜とか思っていました。ところ・が!重大なことに気づきました。お湯で溶かして作ってるやん、俺・・・と。ミロはあたたかいミルクで溶かさねばなりません。歳をとるってこういうことなのですね。昔欲しかったミロのTシャツとか検索して眺めてみたりしている早朝の朝(早朝はすでに朝やな・・・)。とってもくだらない文章で今日は仕事に突入します。やるで!今日も

決めごとをするまえに・・・

12月4日 金曜日

通天閣も太陽の塔も真っ赤になっているようです。昨日は仕事でもいろいろありまして、落ち込んだり、ちょっとびっくりしたり、相変わらずドタバタの私でした。

感染症を診療する上で、その時々のリアルな流行状況を知ることは非常に大事です。しかし状況を知ることと個人情報を守ることは背反することなので慎重にならざるを得ません。診療する上で私たちが知り得たことは秘匿する義務があるのです。ところが、現在のような感染症流行時や事件事故などに絡むとそのあたりの微妙な線引きが必要とされることがあります。住民の方からすると情報を隠していると思われることがあるかもしれませんが、かなりデリケートな問題であることをご存知頂く必要があると思います。・・・って書くと、何かクリニックであったのでは?と思われるかもしれませんが、何もありません。ただ一般論として思ったことを書いているだけですので誤解なきようお願いしますね(^^)。改めて・・・学校や企業などの組織内でクラスターという報道がされると、まずはそこでの感染対策がどうであったのかということがメディアでも取り上げられます。自ずと組織としては自衛の策を講じることが目的となってしまい、本来の目的であったはずの感染症を最小限度に食い止めるということと反対の方向に進んでしまうという矛盾が往往にして生じていることもあるようです。例えばある人がちょっとした風邪症状で病院を受診し、その地域で感染症の流行状況が高い場合には検査を行います。幸いにして検査では陰性であった場合に、めでたしめでたしとならないのです。もちろん症状があるうちは外出せずに自宅療養してくださいというのはもう常識ですね(いいですか?)。でも、検査を受けたということは感染症の可能性があるわけだから、検査を受けた時点でその後2週間は自宅療養を義務付ける〜!なんて決めてしまうとどういうことが生ずるでしょうか?ちょっとしたくらいの症状では検査を受けない方が良いだろうという心理が働くと思いませんか?全員がそう考えるとは思いませんが、そういうことなら検査なんて受けたくないと私なら思いますね。結果として、そんな方達の中から実際には感染症でしたというのが一定数生まれてしまい、その地域での感染症流行抑止ができないという状況になることを危惧するわけです。ゼロリスクへの神話が上記のような矛盾した状況をつくるのです。本来のゼロリスクは、春先に行った一斉休校であり、ロックダウンとも言われる緊急事態宣言なのです。それはなるべく避けて、世の中回していきましょうということで、現在みなが社会活動をしているわけですから、ゼロリスクをもうすでに私たちは手放しているのであるという認識が必要です(本来はこういうことが政治のリーダーから語られるべきだとは思いますが)。ですから・・・病院で、学校で、企業で、施設で、クラスターが発生するということはいわば「あたりまえ」なのです。

一時期さかんに議論された「検査をするべきか、限定して行うべきか」問題ですが、今(本当にこの1−2週間の意味での、今)は地域の感染症流行抑止のためには積極的に行うべき時であると考えています。なので・・・この時期に検査をすることと、さほど流行が懸念されていないときに検査をすることの意味合いが異なることがよく理解されないままに組織内での決め事を作る前に、ぜひぜひ一応の専門家である私たちの意見も聞いて欲しいな〜・・・と思うことがあり、このようなことを書いてみました。そしてその決め事は、いったん決めたら終わり、ではなくって、流行状況に応じて1週間単位で吟味検討し変更していかなくてはなりません。

あ・・・今日は「Absence of evidence…….」のお話を書くはずだったのだけど、それはまた明日以降に!?

医療の今後

12月3日 木曜日

昨日日本即席食品工業協会という一般社団法人の取り組みである緊急即席めん支援第2弾というのを知りました。コロナウイルスに対応する医療機関や児童クラブなどに無償で即席めんを供給しますとのことです。そんな協会があることすら知らなかったのですが、なんだか良いな~と思いながらHPを見ていました。協会の設立趣旨はこのようなことだそうです ⇓

【即席食品(主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)第3条に規定する主要食糧を主たる原料として生産する即席食品及びこれらに必要なスープ等をいう。以下同じ。)を製造する者及びその関係者が常に消費者の視点に立って、即席食品の品質向上又は企業の合理化に関する事業を行い、国民食糧の確保、食生活の改善合理化及び食育の推進に資し、あわせて会員相互の連絡協調と、その健全な発展を図ることを目的としています。】

品質向上とか企業の合理化はまあよく聞くフレーズだと思うのですけど、国民食料の確保っていうのはなかなかムネアツ感でいっぱいな感じがしました。ちょっとなんだかカッコイイな・・

春先に医療関係者に感謝するとのことで自衛隊がブルーインパルスを飛ばしますというのがあったと思うのですけど、そんなことして何の意味があるのかとか言われる向きもありましたけど、人間って『ちゃんと知ってるからね、気にしているからね』というメッセージを受け取ることだけで、結構勇気づけられたりするのですよね。ありがとうの一言とか、感謝の気持ちを伝えるとか、形とか、さほど大きな意味がなくてもいいんですよね。あ・・・何も私のような一介の開業医に対してそんなことを期待しているわけではありませんよ。世の中とっても頑張ってくれている有床の医療機関があるので、そのような施設の職員の方々への支援をしてあげて欲しいなと思います。大阪の市民病院で6月頃に突然コロナ専門病院に鞍替えをさせられたところがあるのですが、第一波が去ったあとにワラワラと離職者が出たそうです。医師の中には、診るべきコロナ患者さんが途切れたあとに放心状態になっている人たちもいたそうです。何も仕事が物理的肉体的にしんどくてやめられたわけでは必ずしもないのですよね。急にトップダウンでこれをやりなさい!とか言われて、ホイホイと対応しているうちに、何とか危機は去ったのだが、家族も本人も近隣から嫌なことを言われたり、病院全体の士気も下がってしまってうつ状態になられた方も少なくなかったのではないかと想像します。政治のリーダーはさも簡単に『緊急的に施設を作ります』とか『病床を○○床増やします』とか仰いますけど、器だけできても中の人動員しないといけないですからね。人は将棋の駒みたく指し手の思い通り勝手には動かせませんからね・・・そこんとこよ~く考えてから決めないといけないという教訓かなと思います。あ、別に後から見たらダメだったでしょという批判をする意図はまったくありません。考えて政策を決定する、効果や結果を冷静に吟味する、良かったところは評価して、今ひとつだったところは反省して次に活かす。これをきちんと繰り返していきたいなということですね。そのためにはやはりその決定過程や予測、現れてきたデータ、一連の記録を残しておかないと”やりっぱなし”で終わるだけです。福田元総理大臣が仰っていた(ような気がする)議事録は民主主義の根幹であるということでしょうかね。

あしたは私の気力が残っていたら(というか、覚えてたら)・・・『Absence of evidence is not evidence of absence』について書いてみようかなと思っています。ほな!

おでん

12月2日 水曜日

なんでこんな話題を書いているのか・・・猛毒を持つタコがいるそうな。その名は「ヒョウモンダコ」です。コロナ感染を上手に封じ込めているタイですが、反政府デモが起こっているとのことで、国の政情などについて調べていたのですけど、FNNオンライン版のニュースが検索に引っかかってきたのです。タイの屋台の串焼きのタコの中にこいつが紛れ込んでいたそうです。目ざとく見つけたお客さんが通報して大事は免れたようですが、これ調べてみると日本にも生息しているのですね。デイリーポータルZの記事でもこいつを捕獲して(なんと)食べてみるというのが5年前くらいに書かれていました。記事では唾液腺とかいろいろと内臓の処理をしておられるのですけど、真似しては絶対ダメの危険動物ですねこれは。フグ毒として知られているテトロドトキシンを持っているとか。個人的に、おでんの具材としてのタコが好きなのですが、これからは入っているタコの表面に黒い斑点がないかどうかよ〜く眺めてから食べないと・・・

そういえば先日漫画家の矢口さんの訃報を聞いたばかりだったけれど、昨日は一番好きな作品だったドカベンを描かれた水島新司さんが執筆活動から引退するという表明をされたというニュースを知らされました。プロ野球編とかはあまり読んだことはなかったのですが、初期の高校野球編はもう何度も何度も繰り返し読んでいましたね。ストーリーもその画風も大好きな作品です。何だか私の子供の頃の記憶が一つまた一つと薄くなっていくような感覚があります。歳をとっていくというのはこういうことが積み重なっていくということなのでしょうかね・・・。

そっちはどない?

12月1日 火曜日

今日から12月いよいよ今年もあと1ヶ月です。師走となりました。先日イタリアで暮らしている方の現地の生の声を教えて頂きました。感染症のことだけではなく、治安も心配しながら暮らしておられるようです。他にもニュースで報じられている色々な国の現状を知ってそれぞれに心配事があって、様々なお国模様があるのだなあと今更ながら感じました。全世界が同じ危機に対して一斉に対応を迫られるという状況は今までにないもので、だからこそそれぞれの対応が比較され、吟味評価されるというのはそれなりに興味深いことだと思います。さて月末月初のおしごとに取り掛かることにします・・・では!

月の終わり、週の始まり

11月30日 月曜日

早朝、暗い、雨・・・心がうち沈むやつが三拍子揃っています。さてさてきょうはどんな1日になるのやら。

昨日の夜は京都府の感染症発表で管内の感染者が複数名報告されていました。4人と聞くとちょっと驚かれるかもしれませんが、そこで止まらず内容をちょっと眺めてみましょう。そこには現在の症状と判明している概要が記載されています。現在の症状の項目については、普段の診察をする上で参考にしていますし、ここに無症状と書いてあるとむしろ用心しないといけないと思っています。その方はおそらく自分が病気であるという自覚がなく行動されていたことが予測されるからです。あと何よりも重要なのは概要欄のところです。その方の感染経路が記されています。〇〇例目の接触者というふうに記載されているとすこし安堵します。きちんと追跡されているのだなということがわかるからです。感染経路が不明の方が増えてくる時には要注意です。もちろん感染者が増加していること自体は、この地域に注意喚起がなされてしかるべきですし、より一層の感染予防策の徹底が必要です。全国的に症例数が増加する中で、私たちの地域も例外ではありません。今週1週間はみながそれを肝に命じて過ごすことにしたいものです。

ではみなさん、体調に気をつけて良い一週間をお過ごしください!

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