京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ投稿者: tsuyopon

風疹の日

2月2日 木曜日

朝からちょっとトラブル一件。機械関連ですが・・・。さて、明後日2月4日は「ふうしんの日」です。昭和37年〜昭和53年生まれの男性の方にはすでに風疹抗体検査のクーポンが手元に届いていることかと思います。ご対応済みかとは思いますが、まだの方はぜひ医療機関でご自身の風疹抗体検査を受けられるとよろしいかと思います。該当する方は風疹ワクチンの定期接種がない時期にお生まれですので、自然に罹患されていなければ低抗体価となっているかと思われます。第5期予防接種と呼ばれる制度を利用してワクチンを受けることができます。ちょうどご自身のお孫さんと遊んだり、娘さんがご妊娠されるという機会のあるご年齢かと思います。ご自身と周りの方の身体を守る意味で今いちどご確認を!

 

神コーヒー考

2月1日 水曜日

1月は一瞬で通り過ぎて行きました。年末年始の大変だった時期がかなり遠く感じます。これをあと11回繰り返すともう年末がやってきます。さて、あくなき私のスイーツ&コーヒー探索ですが、今日はごくわずかな時間に飲みたい時に入れるドリップコーヒーの話題です。パック入りの紙細工で作られたドリップコーヒーのセットってありますね。もちろんコーヒー豆とフィルターを個別に買ってきた方がリーズナブルなので、あまりしょっちゅう買っていたら怒られるやつです。でも・・・時間がないけどちょっと飲みたいな〜という時がありますので、そんな時にはこの紙細工ものが大変重宝します。色々試してみるのですが、今の所の私の推しは(なんでも推しを作るのが最近のトレンド)、モンカフェです。何が良いのか?まずはドリップがめちゃ短時間でできることです。フィルターに工夫があるのかな。とにかく湯を注ぐと数秒で全てカップに吸い込まれて行きます。かといって薄いものが出来上がるわけでもなく、せっかちな人にはもってこいです。そんなにせっかちな人はインスタントでやれよというお叱りを受けそうですが。次に良い点は、もしかするとこれが最大かもしれませんが。カップの上に立てる構造になっていることです。カップの縁からからハングするタイプのものだと、フィルターの高さの分を考慮してお湯を注がないといけないのです。なのであらかじめ背の高いカップを選んで、その高さを差し引いた水を用意しないといけないです。カップの縁から上に乗せるタイプだとフィルターぽちゃん事件を未然に防ぐことができます。これはとても便利! 最後にフィルターを構成する厚紙を片手でキュッとつまむと、フィルター部分が絞られる感じになるので、最後の一滴まで飲みたい時や、フィルターから水気を絞ってからゴミ箱に入れたい場合に最適な構造になっています。最後のポイントは果たして商品開発時に意図して作られているのかどうかはわかりません(もしかしたら私が編み出したテクニックかも?)。いずれにしてもモンカフェ、神(紙)ドリップコーヒーです。では今日も寒い一日です。みなさま暖かくしてお過ごしください。

2冊の書

1月30日 月曜日

久しぶりに雪と戯れたりしているうちについつい更新が滞っている今日この頃。最近購入した2冊の医学書をひとまず斜め読みしている。一つは聖霊三方原病院の森田先生の鎮静に関するものである。前著の5年ぶりの続編で、内容が相当充実しているように思われる。在宅療養を支援する立場として、欠かせない知識と技術の一つに鎮静があろうかと思う。苦しみを取り除く方法としての鎮静は各国で様々な議論がなされてきており、その理解も医療者によって様々である。私も今回この書を片手に知識のアップデートを図りたいと思っている。さて、もう一つは睡眠についての河合真先生のご著書である。不眠症を訴えてこられる患者さんは多い。しかし私たちは医学生の間に不眠症とは・・・ということについてはさほど多くの時間を割いて学んではこなかった(今は知りませんが)。ある意味マイナーな領域であり、ちょっと眠剤でも処方しておいて・・・のような感覚で対処されがちな分野であるが、実は多くの有害事象などもあり、安易にやっつけ仕事で対応してはならないもの・・・の代表選手でもある。マイナーとはいえ、何せ私たち人生の3分の1は寝て過ごしているのですから。さて、発熱患者さんが下火になり、電子カルテさんたちも機嫌よく稼働し出した今、おべんきょうタイムがやってきました。がんばろ

下水は語る

1月27日 金曜日

週明けたと思ったらもう金曜日です。最近のお悩みはなかなかゆっくりと趣味の時間が持てないことと、医学の勉強の時間が取れないことなのですが、しっかりアルペンスキーはフォローしています。推しの選手が最近調子が良さそうなので良い感じです。ガチガチのアイスバーンでシード選手が全て滑り終わってもほとんど荒れていないコースです。選手たちは落とされることなく斜面にへばりつくようにしてカービングしていきます。おそらく私たちだとバーンに立ち止まることすらできないような条件だと思います。すごいですね。一昔前に比べてターンの技術も相当変わったと思います。板を回すという意識ではなく、直線的なコースどりから一瞬で身体を入れ替えて、スキー板を素早く切り替えるようなテクニックです。もちろんスキー板の構造や規格も全く異なるものになっていますけど。昔は2メートルを超えるような長いもので、接地面積を大きくとって板を滑らせるというような理屈であったのだと思いますが、今は随分と短くカービングと呼ばれる曲線が付いております。引き続きシーズン通してウォッチしていきたいと思っています。女子GS種目あたりが一番みていて面白いですね。さて話は変わりまして・・・札幌市の公表データを教えてもらいました。

またこの話題かいな・・・と思われるでしょうが。下水疫学調査と呼ばれるもので、下水道からサンプルを採取してコロナとインフルエンザのRNAを検出調査されています。見事に報告数のグラフと符合していますね。しかも下水の調査ですから、検査数とか有症状無症状などに関わりなく、ある意味バイアスに影響されることなく検出できるとも言えます。もちろん下水内のRNAの安定化に影響するようなものがあれば別ですが、一定の信頼はおけるものと考えられます。インフルエンザもコロナも下向き曲線に転じているとのことでよかったと思っています。アメリカも減少傾向のようですし・・・このまま行ってくれ。

インフラ

1月26日 木曜日

週半ばを過ぎました。寒い日が続きます。来週は立春を迎えるのですがそれは暦の上でのお話で、春を迎えるのはまだ先の話ですね。最近つくづく思うのですが・・・便利になるとのことで色々なテクノロジーが導入されています。デジタルトランスフォーメーションの掛け声のもとで世の中変わってきております。もちろんそれはそれで必要不可欠なことと思いますが、一方でこういったテクノロジーを支えているものは何か?ということにも目を向けておくことが重要かなと思います。先日もとある危機不良で色々と調査をしたのですが、結局のところLANケーブルの問題であったことがわかりました。そこに至るまでの労力と時間は結構なものがあります。おまけに診療が滞ったりしますので心理的なストレスもあります。ことほど左様に、いくらデジタル化が進むといってもそれを下支えしているのは物理的インフラや、故障した時のサポートセンターの人力であったりするのですよね。うまく回っている時にはほとんどお世話になることもなく、下手すると存在すら認識されていないものが実は重要だったということに気付かされます。重要な部分は機械と電気が賄い、基本的なことを人間が力技で行うという一種主従関係の逆転現象とでも言えそうなことが現代社会ということになるのかもしれません。さて・・・雪遊びの続きでもしてきましょうかね。みなさん暖かくしてお過ごしください!

うんどうかい

1月25日 水曜日

軽く10センチ前後の積雪です。公式にはおそらくもう少しありそう。早朝に除雪作業の音で目覚めました。おつかれさまです。早速ショベルとマシンと手作業で私も朝から頑張ってみました。まあ乾燥してそうだし・・・と思っていたのですが、やはり路面すぐのところは水と氷が混ざってそれなりに重たかったです。そうこうしているうちにアベンジャーズ登場。今日は路面の除雪も門前に塊・・にならないようにとても念入りにしていただいたような感じがしています。感謝。ま、初日は軽く肩慣らし程度というところでしょうか。キーボードを打つ手が震えていますけど。みなさん暖かくしてお過ごしください。

一難去って・・・

2月23日 月曜日

最近はなかなか定時にこちらに書くことができていません。なかなか新しいシステムになってから、色々なトラブル続きでして、今日もまた新しい一難が私を待ち受けていました。週末でようやく軌道に乗ったかと思っていたのに・・・。終わってから色々な方のヘルプを得てようやく復旧しました。ふ〜なかなか大変。発熱外来がかなり下火になっているのが本当に救いです。明日からは平常運転で・・・とは言え、雪だるまが並んでいるのがなんとも。最後にエンジン始動確認して帰ってまいりました。皆さんもどうぞ寒さに気をつけてお過ごしください!

P.S.スイーツ部からの報告です。Lソンのクイニーアマンが最高だそうです。食べてみたら、やっぱり最高でした。明日も買いにく予定にしているそうです。

群雄割拠

1月21日 土曜日

朝から雪が舞っています。とうとう来週は筋トレの効果が試される試練の到来かと思っているところです。ドキドキ・・ そう言えば動画配信サービスのGyaoが整理されるというニュースが流れていました。初めはUSENという会社が保有していたのだそうですけど、ヤフーに売却されて今回は終了ということのようです。某アイドルグループのファンから悲鳴が上がっていると記事にはありました。思えばGyaoとかソニーのネットウォークマンとか、今と時めくiPhoneとかネットフリックス(←ちょっと良くない情報もありますが)とかと同じコンセプトで事業をやり始めていた時期があったと思うのですけど。もしかすると世界に先駆けてそういうビジネスのアイデアはあったような気がします。その後世界のトップ10に入るような会社になったものと、日本の会社とのアプローチはどこがどう異なっていたのかな・・と考えてしまいます。まあ時代は移ろうもので、YouTubeもかつてのような収益があがりにくくなっていると聞きますので、ビジネスの世界ってホント難しいのですね。ネトフリ・アマプラ・スポティファイ・ディズニープラス・ユーネクスト・フールー・ダゾーン時代はオンデマンド・サブスクリプション花ざかりのようですが・・・この世は栄枯盛衰・盛者必衰でございますのでね。今日は受験シーズンでもあるので、四文字熟語を散りばめてみました😀

ざんねん・・

1月20日 金曜日

今週末から寒気が上空に流れ込んでくる(嫌なフレーズ)らしく、雪だるまマークが来週半ばに並んでいます。とうとう来たか・・・。ま、仕方ないですね。今のうちに筋トレしとこ。さて、直木賞が決まったようですね。奥さんの推し作家さんである凪良さんは残念ながら選ばれなかったようです。「汝、星の如く」はまだ読んでいないのですができれば近いうちにページを繰ってみたいなと思っています。千早茜さんという作家が受賞されたのですが、早速受賞作ではない、過去の文庫本をポチってみました。連作集なのですが、週末の空き時間に読んでみようと思います。少しこういう時間が取れるようになってきたのが何よりウレシイですな。

ウイルスは法律なんて知らない

1月19日 木曜日

ちょっとだけ取り急ぎ・・・

4月から待望の?5類になるのだというニュースをみました。色々謎があるのですが・・・以下産経新聞の18日ウェブ版より引用です。

〜引用開始

新型コロナは現在、感染症法上の1~5類の分類とは別に危険度が2番目に高い2類相当の「新型インフルエンザ等感染症」に規定され、2類の結核よりも厳しい対策が取られている。分類変更に法改正は必要ない。

医療費や入院費は、全額公費負担だが、5類になればこうした措置の法的根拠がなくなり、一部自己負担となる。政府は、経過措置として当面の間は公費負担を継続し、段階を踏みながら通常の保険診療に移す方針だ。また、発熱患者を受け入れた医療機関に対する診療報酬の加算も段階的に縮小する。

発熱症状が出た場合には、発熱外来に限らず、一般の病院や診療所でも診察が可能になるほか、感染者に求められる原則7日間の療養期間、濃厚接触者に求められる原則5日間の待機期間も不要となる。

マスク着用を巡っては、政府は昨年5月、新型コロナの基本的対処方針を見直し、屋外では会話をしなければ原則不要とする一方、屋内では一定の距離が確保でき、会話をほとんどしない場合を除きマスク着用を奨励している

〜引用終わり

発熱外来にかぎらず一般の病院でも診察が可能になるのか・・・? 私はすぐにはそうはならないのではないかと思います。むしろ今までは発熱外来を標榜しているので義務感もあり、目一杯頑張ってきている病院が多いと思いますが、それがなくなると、医療機関の逼迫度によっては、診察を断らざるを得ないケースが増える可能性すらあると思います。法律の縛りがあるから今まで診療できなかった・・というわけではなくて、感染対策が物理的に取れないので、発熱外来の名乗りをあげられなかった病院が多いので、そこにテコ入れせずして、対応可能な医療機関は増えないと思います。マスク着用については、分類が変わったから屋内マスクを原則不要とする・・・みたいな発表の仕方は、むしろ多くの人をミスリードする危険性すらあるのではないでしょうか。発熱などの症状が見られない陽性の方は確かに増えています。この機にマスク着用が疎かになると、むしろ感染拡大を助長してしまいかねません。私自身は、軽症陽性者が増えた現状を踏まえてむしろ、診療の時に着用するマスクをN95タイプという、より防御の高いものに変えました。公費負担は継続するとのことなので、患者さんの受診数は減らないでしょうから、軽症陽性者が増加するが、対応医療機関はそれに比して増えないため、医療の逼迫はより一層拡大する可能性すらあるのではないかと危惧しています。杞憂に終わることを願いますが・・・。

それではみなさん、これから数日寒さが厳しくなるようですので、どうぞお身体気をつけてお過ごしくださいね!

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