京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

陰惨な出来事

7月18日 木曜日

お昼は大雨でした。往診はいつも傘を持たずに行くので、車からおたくの軒先までの数秒間で結構雨で濡れてしまいます。ま、それはどうでもいいのですけど。

京都での陰惨な事件が夕方にクリニックのテレビで流れていました。被害がまだ確定していない時点ですが、すでに大変なことになっています。報道ではこれから色々な情報とか、人々の声とかで溢れて行くのでしょうけど・・。聞けば聞くほど恐ろしくなるので、私はただただ静かに被害に遭われた方のご冥福をお祈りしようと思います。亡くなられた方だけではなく、熱傷というものの悲惨さを知っているからこそ・・・。本当に放火という犯罪は罪深いと思います。

非常識な行動

7月7日 日曜日

朝の9寺を過ぎました。残念ながら7月7日7時を寝て過ごしていました。昨日街で見かけた車のナンバーは77−77でした・・・。

さて、世の中時々思わぬ人が思わぬ行動をとって、常識ないな〜という評価を下されることがあります。そう、今日は医師としてそう思われるかも知れない内容を書いてみます。

それは・・ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンのことです。女性の子宮頸がんや男性の外性器に発症するがんの多くはHPV感染が原因であるということが既にわかっています。HPV感染はさほど珍しいことではなく、半数以上の女性が一生の間に一度は感染するといわれています。多くの場合には一過性感染でウイルスが免疫学的に排除されるのですが、何らかの原因でそれが粘膜に残存し持続感染の状態になると発がんに至ると考えられます。アメリカでは21歳以上の女性の半数以上は定期的ながん検診を受けているそうです。一方で日本では3割未満にとどまっているようです。そこで大事なのはワクチンによる予防であるというわけです。HPVワクチンはご存知のように現在積極的勧奨を控えるとされている状態です。ワクチン接種後に生じる副反応についてその存在が疑われたからです。その後、今年の1月に名古屋スタディと呼ばれる研究結果の論文が発表されました。これはあまり報道されていないように思いますが、本研究ではワクチン接種を受けた群と受けなかった群で疑わしい症状の発生率を比較したところ、両群に差がなかったと結論している。厚生労働省はそろそろ速やかに本ワクチンの積極的勧奨の再開の是非について論ずるべきだと考えています。すでに諸外国では当たり前となっているこの予防接種について、将来の子宮頸がん患者の発生率が世界でワーストとなるような悲劇を起こさないためにも積極的に動いて欲しいと考えています。さて、冒頭に医師として非常識な・・・と書きました。それは、国が勧奨を控えているワクチンを一般レベルに推奨するかどうかの妥当性という観点です。上記の内容からもわかるように、小生は同ワクチンはメリットがデメリットを上回ると考えています。まずはワクチンを受けさせるべきかどうか悩んでいる親御さんがおられましたら、ゆっくりと時間をとって現状の説明を行い、各自の自己判断を促すところから始めたいと思います。重ねて、国には早急に私たち国民が判断しやすい状況と、将来の疾病予防を十分に行うことを求めたいと思います。

不作為の罪・・とは、なすべき時になすべきことをしなかったことに対する罪のことを言います。世論が騒がないからといって、黙っていてはいけないのです。時に世間は2週間後に投票される選挙の報道で喧しいです。言うべきことを言うべき時に言うことが成熟した国民として大事なことなのだと思っています。being in the right place at the right time…ならぬ、doing right things at the right timeでいきましょう!!

ロックと文壇(?)

7月3日 水曜日

大雨が予想されているとか・・・去年の今頃を思い出しています。どうか大きな災いがありませんように・・・

日頃隠れてコソコソ購入する雑誌なのですが、BURRN!というのがあります。ヘビメタ・ハードロック系の情報誌です。奥さんが本屋さんに行った時に、それなら!っていう感じで買ってもらったりしています。自分が買いに行くと、重ねる他の本の分野とあまりにかけ離れているのでちょっと気が引けたりして・・。まあ誰も気にしていないと思うのですが。先日の記事に触れた翻訳家さんの書籍レビューみたいなコーナーがあって、それも楽しみの一つです。でも、なんでこんな雑誌にこの翻訳家さんが書いてるのだろ・・・て前からずっと気になっています。まあロッキンオンなんかでも編集長はそれなりの論客ですから、ロック系雑誌と文芸文壇は親和性が高いのかも知れません。このコーナーでの出会いです、バルガス・リョサとかガルシア・マルケスのラテンアメリカ文学の作品・・・。

やっぱ一番上は神だな・・

落ち込んだら、また元気だそ!

7月2日 火曜日

毎日外来診療をしていますので、色々な訴えを持つ患者さんを診察します。診断がピタリとハマることもあれば、正直言ってなかなか正解にたどりつけない場合もあります。コンサルティングの方に見られると、そんなことを赤裸々に書いた記事を掲載するクリニックのホームページって!って怒られそうですが、それが真実なので仕方がありません。後からこういう検査や診察手技を追加しておくべきだったかなと反省する事は確かにありますし、その時にはだいぶん落ち込みます(当たり前ですね)。そうは言ってもそういう事は、年間通じてそれほど多くはないと思いますが(何を胸張って言ってるんだか・・・)。なるべくそれを少なくするには、やはり勉強するしかありませんね。日々是勉強です。外来は純粋に急性疾患の診断だけではないので、慢性疾患の方のお悩み相談ごととか、来られる方のそのまたご家族のお悩み相談ごととか、こちらの気持ちを切り替え、切り替え、やっていかないといけないです。これがめっちゃ難しい!!何事も引きずってしまう性格の小生ですので(泣)。そんなこんなの毎日ですけど、溜まっている積読本を消化するのもじぶんとしては結構ダイジ!なので・・最近は海外の作家シリーズでした。中でもよかったのは・・・①償いの雪が降る(アレン・エスケンス)②コリーニ事件(フェルディナンド・フォン・シーラッハ)③春にして君を離れ(アガサ・クリスティー)・・・てなところでしょうかね。いろんな人のお勧め本に感化されているのですけど、①は自力で到達したやつですヨ。③は泣く子も黙るアガサ本ですが、残念ながらポワロさんとかミス・マープルさんとかは出てこないです。鴻上尚史さんのオススメ本でした。それで・・海外作家のものでアタリを探すには、自分では翻訳者から入ることが多いです。読んでみてよかったな、って思う作品の翻訳者を辿ってみるのですね。今のところ務台夏子さんと古屋美登里さんとかが手堅いところです。そんでもって丸善とかに行った時にその原書をパラパラとめくってみる事があるのですけど、よくこんなの翻訳できるのだな・・とか思ったりしています。NYT(えっと、ニューヨークタイムズです)、とかWSJ(ウォールストリートジャーナルね)とかの記事がツイッターで流れてくるのを見ても、きっちり理解するのって結構な英文法能力を要します。時々外国語は会話やで!文法なんかやってても・・・みたいな言説に出くわすのですが、小生は圧倒的に文法重視派です!(だから会話苦手なのかも・・・)

そう言えば! TOEICが大学入試英語成績提供システムを辞退したっていうの・・ご存知ですか?大学入試英語成績提供システムっていうネーミングが今ひとついけていないような気がするのですけど。再来年から導入される予定のこの英語試験はこれからまだ一悶着ありそうな気がしています。民間の英語検定とかを大学の入試英語に導入しようっていう案なのですけど(もう既に決定されていますが)、色々問題ありそうだなと考えています。

説明と同意

6月29日 土曜日

しばらくうっとおしい天気が続くようです。明日は当番日ですので休日勤務をしております。

少し前の朝日新聞記事を目にしました。「点滴量半分以下 11人死亡の老健施設、経費削減証言も」という見出しです。「安い点滴に」理事長が指示 とあります。安い点滴に・・という言葉がもしそのまま語られていたのだとしたなら、冗談だとしても看過できないことだと思いますし、この事例の真実がそこに語られているように感じます。一方で、記事内では、終末期に置ける体液過剰の浮腫(むくみ)が、点滴により増長されることの弊害も同時に語られています。ここはとても大事なところで、一般的に点滴は食事ができなくなった時の代替処置として有効であると認識されているのですが、一概にそうであるとは限らないのです。例えば、病気で肺やその周囲に炎症を生じているような場合に、安易に点滴をすると肺に水分貯留を起こしてしまい、却って患者さんを苦しめることがあります。また、肝臓の機能が低下している時には、点滴した水分がそのままお腹に溜まってしまうことも珍しいことではありません。ある一定の病態にある場合には、点滴は副作用こそあれ、利益がないことも稀ではないのです。ここのところ、まだまだ一般に周知されているとは言えず、医療者やその関係者の間でも十分に共有できていないことかもしれません。点滴ぐらいしてもらったら・・・ってよく聞く会話なのですけど、実際にはそれほど単純化して語って良いわけではないのだと思います。

なので・・・始めの記事にある、点滴を低減する配慮というのは、あながち間違いとは言えないのですが、それについての説明と同意がなかったり、経費削減などという言葉を用いてしまっていることが問題なのでしょう。終末期の患者さんだから(コストをかけないように)・・という理由で有効な医療が抑制されるのは、私は反対です。故大平正芳氏の言葉が好きです「政治とは明日枯れてゆく花にも水をやる事である」(正確な文言ではないと思いますが)。医療においても、まさに私たちは枯れ行く花に暖かい眼差しを注ぐことを忘れてはならないのだと思います。

時事問題について

6月26日 水曜日

週末にかけて大荒れの天気が予想されているようです。遅い梅雨入りの発表もありました。湿度が高く、同時に気温も30度近くになるとのことで体調管理にも注意が必要です。

禁煙外来をしているのですが、その中で患者さんとの会話で職場環境についての話題になりました。受動喫煙防止に関する改正健康増進法では、その職場や施設の種類に応じてそれぞれの喫煙対策を講じなければならないと決められました。病院は小中学校や児童福祉施設などともに、最も厳しい対応をすることとなります。この7月から施行になるのですが、つまり病院建物内はもちろんのこと、施設内も屋外であっても禁煙となります(いわゆる敷地内禁煙)。大学や官公庁や老人福祉施設では屋外の指定場所以外では喫煙ができなくなります。飲食店ではその大きさや資本金に応じていくつかの段階があるようです。公共の福祉と個人の行動の自由の狭間に発生する問題だと思うのですが、要は喫煙したい人は他人の迷惑にならない範囲でマナーを守って喫煙をすること、あるいはその環境整備を行うこと・・・に尽きるのかなと思います。昨今、「慢性疾患は自己責任だ」論が盛んに聞かれますが(もちろんこういった議論は小生の与するところではありませんが)、喫煙と疾病の関連ほど明らかにされているものはありません。また、飲酒も急性中毒からの死亡事例を勘案すると重大な問題でしょう。ある意味、芸能人が自分で勝手にやっている違法薬物の問題よりも重要視されても良いのではないかとも思います。

時事問題に関心を持つことは、かかりつけ医としての外来で大切なことと考えています。疾患と生活と時事問題は密接につながっているのです。そのお勉強に役立てているのはラジオです。荻上チキさんのセッション22という番組が月曜から金曜まで放送されているのですが、これはなかなか良いです。受験でも時事問題の小論文とかあると思うのですけど、その対策にも良いカモです。リアルタイムでは関西ではインターネットラジオ(有料)でしか聴けないのですけど、1日遅れ(?)でインターネットで配信されますので全国どこでもリスニング可能です(^^)

まだ梅雨入りしていないらしいです

6月23日 日曜日

梅雨入りの定義は詳しく知らないのですが、まだ梅雨入りはしていないとのことです。かなり遅いですけど、過去には梅雨入りしなかったという年もあるそうです。このあいだの雨も、お昼までは晴れていたのに、突然ザァーっていう感じで夜にはお月様が出ていましたから。一日中シトシトというよりは、ある程度の雨が時間限定で降ってくれる方が個人的には良いなと思います。去年のような豪雨はもちろんダメですけど。今日は色々と諸事情がありまして、久しぶりに本屋さんで時間を潰していました。読み切るには当分かかりそうな感じで持って帰っています。その中の一つが近刊の新書なのですけど、刑事弁護人というものでして、読み出したら止まらなくなって数時間で終わってしまいました。過去に最高裁で判例の出た、警察によるGPSを用いた捜査に関する裁判を題材にしている著作です。法廷小説を読んでいるような気持ちになるのですけど、これが実際にあったお話なのですね。面白かったし、色々と考えさせられることもあって、かなりのオススメです。

そういえば・・・最近始めた毎日のタスクがあるのですね。自分のためにもなるので一生懸命取り組むことにしています。向こう半年間は続ける予定ですので、ちょっと記事の更新は滞りがちかもしれません・・・ご容赦を!

風疹第5期定期接種が始まっています

6月11日 火曜日

入梅し(しましたよね?)、肌寒い感じの日もあります。電気ストーブをつけられている方のお宅に伺った時はさすがに少し驚きましたが・・。

さて、今日は真面目に医療の話題です。先ごろより風疹対策事業が始まっています。2013年に流行した時に次ぐ流行となりそうな今年の風疹の患者さんの増加に伴う措置です。すでに1600人を超える感染者数が報告されているようです。風疹というと子供の病気のような印象を受けるかもしれませんが、今年の感染者のほとんどは成人男性という結果になっています。過去に一度も予防接種歴のないと思われる昭和37年4月2日〜昭和54年4月2日の間に生まれた男性に対して、まずは抗体検査を実施して、一定の水準以下の抗体価であった方にはその後予防接種の補助を行うという2段階のステップからなる制度です。該当者には住民票のある自治体から連絡が送られてくると思います。ちなみに今のところ、当院で検査を受けられた方の抗体陽性率は60%程度のようです。すなわちワクチンを受けていない男性の3分の2は過去に罹患歴があると言えそうです。一方で、全国的には30歳代の女性の感染者も一定程度認められており、万が一妊婦が感染すると、胎児にうつり、先天性風疹症候群を発症する可能性があるので非常に注意をする必要があります。対象者の男性だけではなく、自らも、子供さんたちも一度母子手帳を確認してみてください。過去2回の予防接種の記録がない場合には追加接種が良いかもしれませんので、最寄りの医療機関で相談してみてください。

seems like, now its time to go…

6月9日 日曜日

以前に参加したプライマリーケア連合学会でのセッションで拝聴した内容が報道されていました。

https://www.chunichi.co.jp/article/feature/iryou/list/CK2019061102000234.html?fbclid=IwAR2RyYdVffmhEkWo-gsFNeLrOFQsPi3fzKdvnqXiX6fSbWt8cPs04v0jutU

子宮頸がんワクチンの再開の是非についての討論ですが、学会のレベルでは再開勧奨の論調でしょうね。やはり、未然に防ぐことができたかもしれない癌患者さんの将来の不幸を生み出さないためにも・・・。ワクチン不信はひとりびとりの医師の何気ない対応が原因だったりするのかもしれません。よく学ばないといけませんね、アンガーマネジメントを。過去を振り返って時々指摘される不作為の罪ですけど・・すでに意見をあげている人は多くいますよ、この分野では。

ヤンデル先生も推奨されてます・・・

 

知らずにいるところでした

5月26日 日曜日

もうすでに30度を超えるところもあるようです。暑くなりました。今日は・・ちょっとしたことから受験の参考書を手にとってみたのですけど・・・悪夢がよみがえってきましたね。クジラ構文っていうのを目にしたのです。え〜っと・・・no more〇〇than△というやつなのですが、△ではないのと同様に〇〇ではないと訳すことになるのでしょうか。とにかくこの比較級の構文が昔からとっても苦手なのでした。パラパラと参考書のページをめくりながら、この苦手構文を題材にした問題数問にやられてしまったので・・・思わず購入してしまいました。「〇〇大の英語合格講座」〇〇の中はご想像にお任せします。今の参考書ってよくできていますね、わかり易い!今の医学書と通じるものがあるなって思いました。ところで、小生がその昔の高校生時代に一生懸命取り組んでよかったな〜って思っているのはこれです→美誠社「総解英文法 高梨健吉著」- ほぼ全ての例文を暗記しましたね・・・。その後の英語読解力の拠り所となりました。高校時代の副参考書です。多分今は絶版かな・・。なんだか思い出してちょっとウルウルしています。おいとけばよかったな。

そういえば、今日の主題・・・これを忘れるところでした。

みなさん車に乗っていて給油するときに、「この車、給油口どっちだったっけ?」って思うことないですか?私はほぼ毎回と言っていいほど思います。そのとき、ドアミラーを左右眺めて給油口の蓋を探すのですけど・・・明日からはそんなことしなくていいんですよ。このオイルのインジケーターのマークについてる矢印!!この写真だと右を示していますよね。そう!右側に給油口があるんです。知ってました?私は知らなかったです。危うく知らずに人生終えるところでしたよ・・・。

ではまた・・・つまらない話題に付き合っていただき恐縮です。

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