8月6日 金曜日
76年が過ぎたということですね。こんな暑い夏の朝だったのでしょうか。気象台の記録では気温26度、風力2、ほぼ晴れた空であったようです。その後、いわゆる黒い雨が降ることになるのですが。さて、今日もいつもと同じ診療を予定しています。ちょっとだけ違うのは、オリンピックとコロナと8月6日の1日だということ。夜は元気が残っていたら読書をするか、疲れていたら録画しているアーカイブを視聴することにしましょうかね。それでは皆さん今日も良い1日をお過ごしください。短めで失礼します。
京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック
8月6日 金曜日
76年が過ぎたということですね。こんな暑い夏の朝だったのでしょうか。気象台の記録では気温26度、風力2、ほぼ晴れた空であったようです。その後、いわゆる黒い雨が降ることになるのですが。さて、今日もいつもと同じ診療を予定しています。ちょっとだけ違うのは、オリンピックとコロナと8月6日の1日だということ。夜は元気が残っていたら読書をするか、疲れていたら録画しているアーカイブを視聴することにしましょうかね。それでは皆さん今日も良い1日をお過ごしください。短めで失礼します。
8月5日 木曜日
とにかく暑いです。昨日の午後はお外に出動していたのですが、アスファルトからの熱気が強烈でした。直に触るとおそらく熱傷を負うことになるでしょう。夜はニュースを見ながらいつものように寝落ちしてしまったのですが、気づくとオリンピックの試合で女子のレスリングが流れていました。レスリングの試合を初めて通してみたのですが、6分の試合時間を二つのピリオドにわけて戦っているということですね。見事に日本の選手が優勝されました。他にも何だか最近追加されたような種目がたくさんあるようです。ボルダリング・・・壁を登るというか、崖を逆さまになって腕力だけでクリアしていくような感じです。 スポーツクライミング・・・めちゃくちゃ早く壁登る人 スケートボード・・・路上で遊んでいるようなスタイルで540とかいう一見地味な感じなのですけど多分すごい技を繰り出す少年少女たち・・・「ステイホームでオリンピックを観戦しよう」短時間でしたが実践してみました。すぐまた寝たけど。
今日も暑くなりそうです。屋外での作業は涼をとりながら安全に!特にワクチン接種を受けた当日の方は十分水分を補給して身体を休めて過ごしてください!
8月4日 水曜日
朝からおしごと、昼はアレ、午後からおそと・・・の水曜日です。世間はこんなに厳しい状況下なのですから、仕事があるのは恵まれていると思っています。
さてと・・・今週の「コレ読め」ですが(いつからそんなシリーズが!?)
↓
『ペリリュー-楽園のゲルニカ-』最終11巻発売!
田丸ら日本兵が生きた、戦後~現代を描き本作は一旦幕を閉じます。
はじめの構想通りのスケール感で物語を完結できたのは、読者の皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。
未読の方はこの機にぜひ試し読みを→ https://t.co/EDIeX6ma1i pic.twitter.com/t2ltdbv45R
— 武田一義 (@144takeda) July 29, 2021
地球上の最後の楽園とも言われるパラオ、春には全ての旅客機の運行を停止して島への入国が禁止されている状況で、コロナ感染者は0の状態であるという記事もあったと思います。今も感染者数をみてみるとゼロになっていました。この作品は、人物の絵柄がかわいいこともあるのですが、戦争を題材にしているのに、視覚に訴えてくる残虐なシーンはありません。数年前に、当時の天皇皇后両陛下がペリリュー島をご訪問されたことを記憶されている方もおられると思います。島では日本軍の玉砕後にも生き延びた兵士たちは塹壕に潜み、終戦後1年以上経って初めて、その時点で残っていた人達が投降したというお話です。夏休みの読書感想文にコミックは ”ぶぶ〜っ” だと思いますけど、お盆休みの暇な午後にでも、ちょっと昔の出来事に思いを馳せる時間を作ってみませんか・・・・11巻完結した模様です。
8月3日 火曜日
8月1日は富山や東京八王子市にも空襲の大きな被害があったこと知らなかったです。富山はその99%が焦土となってしまったのだとか。毎年その日に行われるはずの神通川花火大会は2年連続で中止となっています。神通川って空襲とかカドミウムとか、色々なものをみてきたのですね。以前もご紹介した渡邊先生のAI技術を用いた戦災写真の色付け写真、白黒だと昔そんなことがあったのか・・・なのですが、色彩を帯びると我が事のように感じられるのが印象的です。夏はオリンピックとか、花火とBBQとかも楽しい季節ですが、私は毎年、航空機事故と過去の歴史を振り返る時期にしています。
朝から土砂降りの雨です。今日も穏やかな良い1日でありますように・・・
こちらが元の白黒写真。 pic.twitter.com/3SyzVBmb2W
— 渡邉英徳 wtnv (@hwtnv) July 31, 2021
こちらが元の白黒写真。 https://t.co/dISCRqECSy pic.twitter.com/5bWFc1SdRm
— 渡邉英徳 wtnv (@hwtnv) July 31, 2021
8月2日 月曜日
暑い日が続いています。患者さんに、いかがお過ごしですか?と問いかけると、えらいです、と返ってくることが多いです。もちろんそれが病気によるものではないということはご存知の上で話をされるのだと思いますが、それもかかりつけ医のきく仕事のうちの一つだと思って対応しています(なるべくそのつもりで・・・)。そこからどういうふうにお話を繋げていくのか、それも一つのテクニックなのかもしれません。それは病気ではないので、で片付けてしまうのか、日頃の生活の様子を尋ねて何かのアドバイスができるのか、その時の時間的余裕(待ち患者さんの多寡)にも依存しますが、なるべくお話を少し膨らませてどこかに着地させるようにしなければと考えています。きちんと実行できているかどうか自信はありませんし、時に本当の病状としての”えらさ”であることもありますので、そこは結構難しいところです。1−2ヶ月に一度の面談や診察の時間を一つでも有意義なもので終わらせることができるように配慮しなくては・・・と思いながら、でも忙しくなると忘れてしまうのですよね。どこまでいっても100点をもらえないワタクシのおしごとぶりです😢
とりあえず・・目の前のお仕事をひたすらこなすことと、今日の深夜から「映像の世紀」が連夜再放送されるそうなので、コレは録画だな〜と思っている月曜日の朝でした。では皆さん、今週も良い一週間となりますように!
7月31日 土曜日
今日で7月も終わりです。ほんとにはやいです。暑い日はちょっといつもより冷房を効かせて涼しいお部屋でスイカでも食べながら、オリンピックの好きな競技でもみてお昼寝でも・・・したいところです。そういえば、夏場に食欲を失っている方や、病気でなかなか食事が進まない方にもスイカって結構良いのかなと思います。水分と糖分と少し食塩をふりかけると塩分や電解質の補給にもなります。難知性のご病気で在宅療養をしている方へのアドバイスで最近多用するフレーズは、水分・糖分・塩分に分けて考えてください。形式的におかずとご飯・・などに捉われず、先程の三つの要素をとりあえず満たしてあげられればそれで当座は乗り切れますよ・・・ということを申し上げています。もちろんそれにタンパク質の摂取などが望ましい場合もありますが、生命の維持には少しくらい欠けるところがあっても、それほど思い悩まなくても結構大丈夫なものです。特にがんの在宅緩和療養をされている患者さん本人にとっては、食欲がないところにきて、”食べさせられる” プレッシャーはきついものがあると思います。
今もこの地球、70億人余のひとそれぞれの夏が進行しているのだな〜と思いながら書いていたのですけど、半分くらい?の人にとっては今は冬であることに気づきました。そもそもが夏季オリンピックっていうのも、北半球の人たちのものですね。2032年にはオーストラリアのブリスベンが開催都市に立候補しているそうですけど、比較的温暖な都市なのでしょうけど、この地に選ばれたらいつ頃開催されることになるのだろう・・・?
賢明な方であれば今の状況が良くないのはすでにお気づきのことかと思います。未だに風邪と一緒という言葉が踊っていたり、スポーツニュースで沸いているメディアを見たりすると、今ひとつ切迫感が伝わらないのも無理がないかもしれません。東京や大阪で実際に病棟を診ている方達の声もよほど忙しいのか、状況が悪くなればなるほど呟くどころではなくなるのでしょう。確かに、部分的に数字だけ見ていると色々な論が立てられるかもしれません。重症の比率は・・・とか、高齢者はワクチンで守られているので・・・云々、確かにそれらは事実だと思いますが、現場を一眼見るとだから安心とは軽々には言えないと思います。他方で、若い人たちが感染の主体で・・・というと、彼らはなんとなく責められているような気がすると思います。実際には、ワクチン接種の優先度を高齢の方に譲ってくれている方達なわけです。感謝と慰めの声をかけてあげて然るべきで、ゆめゆめ “勝手で軽率な彼らの行動が・・・” などとは言ってはならないのではないでしょうか。
最後に一つ希望の持てるニュースで締めくくっておきましょうか。今回のワクチンの立役者である独ビオンテック社が、マラリアに対する新たなワクチンをmRNAの技術で開発中であるとのこと。この技術の素晴らしい点の一つは、抗体製造などに比べてはるかに早いスピードで進められることだと思われます。すでに指摘されているところですが、感染症予防の領域は今まさに時代の分岐点を観ているような気がします。後から称賛の目で振り返られるようになるであろう時を、私たちは今過ごしていると思っています。
それでは今日も皆さん良い1日をお過ごしください。
7月28日 水曜日
今日は外来→いつものアレ→街に出ていくやつ の順序でお仕事の予定です。昨日は時間的にはかなりロングな仕事量をこなしました(実際の成果は不明です・・・)。さて、この場で結構自分でするメシ作りの話題を提供しています。コーヒーがどうとか、出汁がどうとか(これはあまり書いてないか)について御託を並べています。昨日たまたま知った、ライターで食の安全とか農業技術に精通しておられる松永和紀さんの記事を読みました。顆粒のほんだしについてのものです。手抜きでネガティブに語られがちなほんだしですが、実際の製造過程を知るとそう単純に結論づけるのは早計であるということがわかります。
手抜きだから・・・とか、身体に悪そう・・・とかいう印象を持たれることがままあるかと思いますが、味も良いし、手軽に利用できるし、実際の製造過程では鰹節がたくさん使われていたりして、別に化学調味料まみれの製品では全くないことがわかります。手作りで、時間をかけて、はもちろん良いのですが、手軽に最小の労力と時間で効率よく・・・も大変意義あることですね。私なんかは、冒頭に書きましたようにたくさん働けば働くほど自己肯定感の増す人間でして、今の若い人(このフレーズがすでにヤバい)から見ると、旧世代の代表格なのでした。最近はそれはそれで良いのだけれど、もっと豊かな感覚を身につけなければ・・と思いを改めています。時短、効率、合理化は大事な概念です。もっとも、ドリップコーヒーを淹れたり、昆布とか鰹節でゆっくり出汁を取るのも大好きです。それは、単にその過程を楽しいと感じられるからやっているだけで、こうでないとダメ!というつもりは毛頭ありません。「時間をかけることが美徳、時短は手抜き」から抜け出して、もっと気楽に肩の力を抜いてやってもいいことたくさんありそう。
ではまた!
7月27日 火曜日
月日はどんどん移ろいます。夏休み・・入ったと思ったらすぐに8月、そして高校野球が終わったら(今年は開かれるのでしたっけ?)休みも終了(超絶字余り)。小さい頃にはよく感じたものです。そして残っているのは宿題の山でした。まあそんなこと関係なく、子供さんたちには夏休みにしかできない体験をたくさん重ねて欲しいものです。私は・・数日のオフと本読む時間と家族で過ごす時間があればそれで良しですね。賑やかなオリンピックの結果の報道に紛れて、増加している感染者数がどうしても気になっています。ワクチンもまだまだ十分とはいえない接種率ですし、供給数にもまだ不安定要素が残っています。先行2社のすでに確保されている数の上に安住することなく、他国に供給している3社目のものや、新たな申請が出されている4つ目のJ&Jのものなども、引き続き確保するように交渉しておいた方が良いのではないかな〜とか、勝手に考えています。ふと横目を見ると、1年越しに備蓄されているサージカルマスクが山積み状態になっています。高い買い物だったけど・・・自分の心の安心には必要だったのです。私が総理大臣になったら・・・国家財政はおそらくマスクとワクチンで破綻してしまうな😢 超悲観論者のさえない医師のつぶやきでした。今日も誰でもできるかもしれないけど、自分にはこれしかできないこと・・・一生懸命やっていこうと思います。良き1日となりますように!
7月26日 月曜日
知り合いの(医師ではないが、半分同業者のような)方に治療をする機会があった時のことを書いてみます。ある細菌感染症が疑われたため、抗生物質の点滴をして治療をすることになりました。お仕事柄、薬品の名前などもよくご存知でした。私がこのお薬でいきましょうか・・・ということを話すと、「一番良いやつでお願いしますね」という意味のことを仰いました。このニュアンスがうまく表現できないのですが、何となくちょっと誤解されているのかな?という印象を受けたのです。抗生剤には良いものとか悪いものとかがあるわけではありません。Aという薬剤はBという細菌に効果があるとか、Cという薬剤はBには効かないけどDの細菌はターゲットにできるとか、あくまでも標的とする微生物にどの程度の効果を有しているのか(スペクトラムと言います)という事実が存在するだけなのです。当然薬剤には公定の価格がありますので、高価なお薬もあれば安価なそれもあります。しかしながら価格もまた薬剤の良不良を推し量るものではありません。あるのはひたすらどの標的にどの程度の効果があるのか?というファクトだけなのです。たとえCがAよりも良い(高価)としても、Bという細菌感染症に罹患している方にとっては、CよりもAの方が望ましいのです。それどころか、いわゆる”高い薬”を濫用して、抗生剤に耐性を持つヤバい細菌を生み出してしまうという皮肉な現象すらあるのです。例えば、夏の台所の風物詩でもある(?)私たちに蛇蝎のごとく忌み嫌われている茶色の昆虫「GKBR」について考えてみましょう。発見した時に、よく効くアレを持って来て!と言われて、水鉄砲を持っていくと呆れられるでしょうけれど、さりとてそこにライフル銃を持っていっても副作用の害悪が懸念されますよね。それと同じこと・・・コレは例えが悪すぎるかな。まあそんなことですよ。もう随分と古い時のことについて、ちょっと思い出したので今日のお話の素材にしてみました。それでは本日も皆さん良い1日をお過ごしください!