京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

気がつくと・・

9月4日 金曜日

気がつくとやっていること・・よく考えると色々ありますね。こういう話題で引き合いに出されるのは、一昔前なら付けっ放しのテレビを見ているとかだったのでしょうけれど、今ならネットですかね。確かに私の場合には、気がつくとツイッターとか見ている時間が多い!スマホとかPCとかに関わらず、これがニュースソースにもなっているのが現状ですかね。テレビをあまり見なくなって久しいのですけど、最近はこういうネットの媒体もテレビ化してきているような気がします。ユーチューブだって、広告がどんどん間に挟まれてきますし、ネット記事でもちょっと触れるとバーンって広告画面が飛び出してきたりします。あるいはネットの記事そのものにステルスマーケティングと呼ばれる宣伝技法が使われていますので、結局世の中みんな広告かい・・ってなります。まあ仕方ないことでしょうけれど、ということで・・・今度はネットからなるべく距離を取ろうと考えている今日この頃です。で?戻るべき場所は、印刷された活字にしようかなと思います。こうしてどんどん時事ネタから離れていくのですが、往診の時などにご自宅にちょうどワイドショーが流れていることが多いですから、結構横目で見ていると何となくメディアが話題にしていることはキャッチできたりします・・。今は次の人誰になるのか問題で一色のようです。インタビューされている方たちが揃いも揃って70歳以上(?)のおじさんばかりだな~っていうのは政治に疎い素人目の率直な感想です。でもよく考えると、自分の配下に一定数の有権者という議員たちを抱えながら、いわばその選挙の当事者ど真ん中でもあるひとが、幹事長という役職だからという理由で選挙について一任されるっていうのは・・なんか変だと思うのですが。私はとにかく政策決定の過程や議事をきちんと後世に遺そうとする気持ちのある方で、公文書管理と公開に積極的になってくれる人というのが第一希望です。それからジェンダー問題とか、日ごろ目の行き届きにくい生きづらさを抱えた人たちの問題に暖かいまなざしを向けてくれる人、地球環境問題に積極的に取り組んでくれる人、もちろん平和主義を貫いてくれる人・・それなら誰でも良いです。

今期インフルエンザワクチンについて

9月3日 木曜日

診察を終えた時間帯の空の色がかなり暗くなってきているのに気づきます。季節は移ろっています。今日は台風の影響か朝から強風です。今年の冬の心配ごとの一つはやはり感染症でしょう。インフルエンザ流行期の新型コロナウイルス感染症の同時流行が懸念されています。一方で、昨年度の同時期のインフルエンザ流行はかなり抑制されていたことがわかっています。もしかするとコロナ対策としての感染予防対策がインフルエンザ流行にも有効であったのではないかという考察もあります(真相はもちろん明らかではありません)。大前提としては基本的な感染予防策をこれからも続けることが大事です。さらにインフルエンザ予防接種も重要です。クリニックとしても毎年できるだけ多くの希望者に行き届くように配慮しているつもりですが、今年は昨年までの施行と異なり、事前に予約をいただくことを考えています。65歳以上のかかりつけの通院患者さんに対しては、これまで通り予約なしでの接種を行いますが、65歳未満の方については事前予約をお願いした上で、11月以降より接種を行う予定です。まだ65歳以上の方の公費負担接種の開始時期が明らかとなっておりませんので、追って当院での接種スケジュールはウェブサイトのお知らせ欄で公表したいと思います。希望される方は、適宜チェックしていただくようにお願いいたします。

今年はご存知のように、インフルエンザワクチンについての接種の勧奨がメディアを通じてなされていますので、薬剤の流通の状況と需要のアンバランスが懸念されます。需要が増加する可能性に加えて、通常の薬剤は製造後に厚労省による検定作業があります。過去にこの検定に合格しなかったため、大幅な供給不足となったシーズンもありました。私たちもこういう状況の中で、確保できる在庫数が未知数の中でスケジュールを組まないといけないということになります。なるべく多くの方に行き届くように配慮したいと考えています。どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

今年のワクチンは4価となっています

①A型H1N1 (かつて新型インフルエンザと呼ばれたものです)

②A型H3N2( A香港型と呼ばれるもの)

③B型山形系統

④B型ビクトリア系統

昨シーズンは全体としてインフルエンザの感染者数は少なく、ほとんどがA型であったとの報告です。

まいったな〜

9月2日 水曜日

日は短くなってきているけど、今日も予想最高気温は36度とかですね。暑いです〜

最近いろいろと感じるところがあるのですけど、補助金目当てのビジネスっぽい案件とか、なんだか政治におもねることで自分たちだけでも良い思いをしたい・・っていうかんじの案件と出くわすことが多くてヨワッテイル・・・・いやだなこの流れは・・・・ヨワッテイルので、今日はこれで終わりです。

明日はインフルエンザ予防接種の今期の予定についてお知らせしようと思います。では!

利他について

9月1日 火曜日

月末月初は色々と事務作業に追われます。今はその真っ只中ですが、電子カルテの普及で随分と労力は少なくて済んでいます。紙カルテ時代の先生たちって本当に大変だったろうなと思います。今は数日に分けて少しずつ作業をしているのですが、夜も眠られずみたいな世界とは無縁です。ありがたや・・・・

さてさて、おそらくメディアは次は誰になるか問題でああでもないこうでもない状態なのでしょうね。誰なのかはほとんど興味は持っていない私ですが、自分とその仲間うちに、ではなくその他の人々の気持ちになって考えてくれる人になってほしいなと思います(前の方への皮肉ではありません、念のため)。その他の人々のために・・・利他という言葉で表されると思います。自分は何のために働いているのか?ということを時々ぼんやり考えることがあります。働く理由を他人のために、家族のためにとかで置き換えられる人は強いのではないかなあと思います。めちゃくちゃ物欲が強くって、一つ一つを叶えるために猛烈に働くことができる人もいると思いますけど・・それはそれでパワフルな人生になりそうですね。ま、それぞれの人にそれぞれの働き方があるのだろうっていうことで・・。いま仮に、自分が学校の先生だったら作文の課題にこういうお題を設定するかなと思います。

「あなたがいま考える、困っている人を助けるための12の方法について」

12の・・というのは、時代の流れに乗っただけなので、3つの・・とかでも良いと思います。アンチ読書感想文派の私としては、こういう自由作文的な課題が増えたらいいのになと考えています。子供達のアイデアはきっと無尽蔵にあると思います。教えられることも多いのではないかな。

そういえば・・最近院内にHPVワクチン啓発の資材を掲示しています。子宮頸がんワクチンのことです。近頃はやりのクラウドファンディングにこういうのもあり、私もサポートしています。このワクチン、女の子だけではなくていくつかの国では男の子にも適応にしているんですよ。マザーキラーとも呼ばれる子宮頸がんですが、将来悲しい思いをするお母さんや子供達が一人でも少なくなるように祈っています!

https://readyfor.jp/projects/min-papi

当世大学生考

8月31日 月曜日

今日で8月も終わります。一瞬の夏という言葉が何となくしみじみと感じられます(まだまだ暑いけど)。今日は二百十日ですので、そろそろ裏の田んぼでこうべを垂れている稲穂たちも無事刈り取られていくのでしょうか。さてさて・・・しばし閉じられていた大学も9月から部分的に再開放される(はず)予定です。受けられる授業には制限があるし、部活動や色々なコミュニティも閉じられている状況なのに、学費はいつもと同じでという学生側の意見も聞きます。一方で、教職員の方からは、慣れないオンライン授業にはいつも以上に労力が必要で、PCや通信環境の整備にも費用がかかり大変であるという主張も散見されます。両者それぞれの事情は理解できるところかと思います。4月に入学したばかりの大学生はほぼ一年間(どこまでそれが延長されるかはわかりませんが)をコロナ対応に費やさねばならなかった訳で、自分の大学生時代に置き換えてみると、それはそれは気の毒な気がしてなりません。その間彼らに関する話題って、どこかに旅行に行って感染クラスターが発生したとか、飲み会で移った移された・・などの報道が多かったように思います。私たち大人はそれほど彼ら学生さんたちを糾弾できるほど褒められた行いをしてきたのでしょうかね?弱冠18歳で大学に合格し、親元離れて初めての一人暮らしが始まった春、突然無期限自宅隠遁生活を命じられた彼らの身を想像するに不憫な気がしてなりません。フェイスシールドしながら飲み会やって「安全です・・・」みたいな写真をあげている私たち大人よ、少し頭を冷やさんといかんよ。そして・・・頑張れ若者たち、大学生さんたち!未来は君たちのものだよ。奥さんに教えてもらったジャニーズWEST「証拠」の歌詞がなかなか含蓄あって良い感じでした。うちのベテラン大学生クンも、猛暑の日に、黒いスーツに身を包んで実習に出かけて行ったそうな・・。実習先で検温したら38度に上昇しているらしく、まずは一生懸命クビとワキで体を冷却するのがお約束になっているようです。大汗カキカキ実習先に到着して、おでこにピッってされて「キミ熱あるよ」「ぴえーん」ってなっている様子が目に浮かびます。「実習不可!帰宅を命ず」「ぱお〜ん」にはまだなっていないようですけど。誰も見てくれていない努力・・・神様は見てくれてるんだよ〜ん。

月に向かって打て

8月29日 土曜日

厚生労働省のサイトを定期的に巡回するのが趣味の私です。今回はちょっとそこを離れて首相官邸を訪ねてみました。健康・医療推進戦略本部なるものがありますぞ。ふむふむ・・・なにやら健康と医療に関しての将来展望・将来構想を話し合っておられるようです。早速潜入開始しました。平成26年6月10日に第一回会議が始まってから直近の8月26日まで合計31回の会議が開かれたようです。よく見ると第一回の前にも同じ名前の会議がありますので、政権交代とともにリセットされたのでしょう。7月の議事概要を見ると「ムーンショット型研究開発」と言うキーワードが連発されています。なんだそれ?と思いながら過去を遡ると、シーズとかグランドデザインとかサステナブルとかサイバネティック・アバターとか・・・文章の2割程度がカタカナで書かれています。ムーンショット型研究ってなんだろう?と思いながらスライドをみていきましたが、なかなか簡単にはその意味が掴みにくいです。色々とネット上を検索してみますと、ムーンショットとは実現困難だけれども実現できたら大きな革新をうむ可能性のある大きな目標のことを指すようです。1961年のJFケネディ大統領のアポロ計画に関するスピーチに由来するようですね。スライドはこんな感じです ↓

とりわけ目標1は・・・ちょっと何言ってんのかわかんない レベルの要約でしたけど、問題設定を詳しくみて見ると・・・どうやら

①健康寿命を伸ばすこと・疾病を早期に予防すること②高齢者の社会参加の必要性③医療介護についての地域間格差の是正 などにあるようです。めっちゃ大雑把に一言で将来のクリニック受診像を語るとしたら、オンライン診療ばんざーいの状態になるんだろうなと思います。医学部学生さんたちも、パソコンとかプログラミングとかの知識をかじっておくと将来ちょっと役に立つかもしれないですね。私たち医師の今後のビジネスモデルにも関わる問題だと思いますので、しばし読み込んでみようと思っています。ま、それらが結実する頃私はもう洋梨 (^^) でしょうけれど・・・。だって2050年って今から30年後・・・もうおらんかもしれん。

そういえば、厚労省サイトから得た情報で今年のインフルエンザワクチン接種について、年齢や疾病の有無によって優先順位づけがされるかもしれないよ〜っていうのを発見!したので、嬉しげに医師同士のコミュニティーにアップしてみたところ、「あ、それさっきの7時のニュースで言ってましたよ」ていうことでした。ショボ〜ん

タイトルの由来はですね・・ヤクルト球団(昔大映)の大杉選手がスランプの時にコーチに言われた一言です。アドバイスの仕方が何ともカッコ良いな〜と思って、昔野球少年だった私の心に残っていることばが、ムーンショットに呼応して呼び起こされました。ささ、週末ですよ。みなさん良い1日を!

おもしろい人

8月28日 金曜日

今日は朝からこれですな〜

行って食べてみたい・・・中立売休憩所なかなか行けそうにないので行った気になって別のもので我慢するかな。

おもしろい人の言うことに耳を傾けてみました。名古屋大学准教授の内田良先生です。ブラック部活動とかブラック校則の問題に色々と疑問を投げかけておられる方です。こう書くとピンと来ないかもしれませんが、先生のピンナップを見ると、あ〜あの人ねと思われるかもしれません。最近ですと、小学生が登下校時に日傘を使用すること云々の問題が報じられていましたね。禁止の理由が危ないとか・・・じゃあ雨傘はどやねん?と言う瞬殺されるような理由に驚いた方もおられるのではないでしょうか。学校内での問題は先生方の働き方に対する目線にもなっていきますので、特にポストコロナの時代にも今後影響を与えてくれるように思います。目の前に困った人がいるとほうっておけないんですよ・・・と言う理由が研究のドライビングフォースであると言う内田先生、今は髪を赤く染めておられるそうですが、それはXJAPANの今は亡きhideリスペクトが理由だとか?優しい人なんだろうな〜と思います。またご著書を引っ張り出してきて読み直してみよ。

DNAが語る

8月27日 木曜日

今日は27日です。認知機能を測る検査の質問項目の一つに今日の日付を問うというのがあります。昔はそれ自分正答できるかな?と思っていたのですが最近はこれ書いていますので日時はバッチリです。

さて、昨日はラジオで戦没者遺骨収集推進法なるものがあることを知りました。南方の島で遺骨が見つかったという報道は時々耳にすることがあったように思います。今回はタラワ環礁という場所で収容された遺骨からDNA鑑定で戦没者の同定がなされたという報道がありました。タラワという地名を知らなかったですが、ソロモンの東、マーシャル群島にある場所で日米間での白兵戦が行われ多数の戦死者が出た場所だそうです。もともとは海外で収容された遺骨の鑑定は、なんらかの遺品が一緒になっていないと行われなかったそうですが、今回の鑑定は遺品がない遺骨でなされた初のDNA鑑定だそうです。厚労省のサイトを見ると今年の4月に硫黄島、タラワ環礁で収容された遺骨について戦没者遺骨の遺族からの鑑定希望の申請を受け付けるというアナウンスがヒットしました。これに基づく今回の成果なのでしょうかね。2016年には議員立法で先ほど書いた法律が成立したようですが、遺品と一緒に収容される遺骨に限るという規定は取り払っても良いのではないかと思いました。遺品から得られたDNAの情報プールと、戦没者と思われる遺骨から得られたDNAの情報プールを突合するという作業を行えば良いだけの話ではないでしょうかね。あとは人員と予算の問題です。今つけられているのは30億円ということらしいですが、国民一人当たり30円になりますが自分ならもう少し出しても良いかなと思います。皆さんはいかがですか? あ・・・問題は他にもありそうです。海外で遺骨を収集するという作業は、そこに報償を出すと、現地の人たちがお墓を掘り起こしてしまって戦没者に関係のない遺骨が集まってしまうことがあるそうです。一つの事業にも色々なハードルや問題があるのだな・・。

あ、知らないうちに9巻出てた ↓ ・・・買いにいこっと(^^);

 

 

PCR検査再考

8月26日 水曜日

毎回感染症の話題です。能がなくてすみません。メディアでは新型ウイルスのPCR検査が徐々に整備されており、受けやすくなっていると報道されていると思います。これすなわち、当地でも少し熱が出ればすぐに検査を受けることになるということと同義ではありません。以前にも申しましたが、検査には事前確率を考慮するという大事な作業があります。要するに検査を受ける前に、その病気に罹患している可能性がどの程度あるのか?ということが極めて重要になります。世田谷区の一斉PCR検査が賛否両論あるのはそのためです。さてことほど左様に注目されることとなった事前確率という概念ですが、実は古くて新しい問題なのです。皆さんの中で、人間ドックで腫瘍マーカー検査を受けられたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?何も異常を感じていない方が、年に一度がん検診を受けてみようということで、採血検査でガンを見つけることができるのなら・・ということでオプション項目に丸をするわけですね。コロナと全く同じ問題がここに発生することになります。「偽陽性」という問題です。あとあと色々調べても何も出てこなかったけど、検査で陽性である(ガンである、コロナである)と判定されるケースがあるということです。日本臨床検査医学会の発行する臨床検査のガイドラインという冊子の表をお借りするとこのような例が提示されています。

無症状の方への大腸内視鏡検査でガンが発見される確率は統計上約1%です。そのような対象群1000名の方に腫瘍マーカー検査を行うと、陽性と判定されてしまう方206名のうちで、真にがんが存在する可能性は8名のみ(3.8%)にすぎないということになります。残りの198名はいわば濡れ衣を着せられるという結果になります。その方達は、濡れ衣の不安の中で、その後ガン探しに病院を行ったり来たり翻弄されることとなります。時間とコストの面からも大問題です。何より不安で精神的にも参ってしまいます。もちろん8名の方にとっては、検診受けてよかったね・・ということなのですが、残りの198名に自分が入ってしまうかもしれないという可能性をよく考えてからオプション検査の希望項目に丸印を入れる必要がありますね。新型コロナウイルスは色々なことを私たちに教えてくれています。

そこで・・・初めの論点に戻りましょう。やはり私たちの地域では、コロナウイルスの有病率はそもそもテレビで騒いでいる自治体とは比べものにならないくらい低いです。ですから、病院で即検査とはならないことが多いです。これ、何も知らなかったらこんな地域ではまだまだ検査なんて受けられないんだなと悲しく思われるかもしれません。都会はすぐに検査してくれるのに、田舎では・・・といじけてしまう方もいらっしゃるでしょう。そこで上の理屈を思い出して欲しいのです。都会を羨む必要は全くないのです。私たちは都会の人たちに羨ましく思っていただくような、罹患率の低い地域に住んでいるのでそこは喜ばないといけないところなのですね。ま、気が休まるような休まらないようなお話でしたでしょうか・・・?それではまた。

それを言っちゃあ・・

8月25日 火曜日

流れ出た一千数百トンの油ですが、約一千トンくらいは回収できたそうです。今回のタンカー座礁事故は日本での報道が出るまでに若干のタイムラグもあったため、隠蔽せんとする闇の勢力が・・とかいう噂があったのですが、どうやら報道業界でも選択と集中でアフリカ関連の報道担当がかなり削減されていたようだというどこかで聞いたようなオチがあるようです。今回の事故で初めて聞いたのですが、ラムサール条約という湿地を守るための環境保護国際条約があり、保護対象区となっていたポワントデスニーという地点にほど近い場所だったようです。よみがえれ・・サンゴ礁!

さてさて今日はちょっと独白じゃなくて毒吐くぞっ。昨日は診察が終わってからとある会議に参加しました。認知機能低下によって生活が立ち行かない人についての相談事案を話し合う会議です。3例ともかなり困難な事例でした。それぞれの人には関与するかかりつけ医があったり、なかったりします。困りごとを相談された側(我々会議の主体です)が介入することについての彼らの反応もさまざまなようです。中でも、何で断りなく勝手なことをするのじゃ・・・?と言うのを聞かされるとやれやれと思います。「ダンナ、それを言っちゃあおしめえよ・・・」認知症にまつわる生活上の困りごとは本当に厄介なものなので、医療者からしてもヘルプしてくれるプレイヤーが増えると心強いと感じるのですが、そうでなく自分のテリトリーに侵入されていると感じる方もおられるようです。これはちょっと最悪です。自分も含めてそんな人にならないように気をつけないといけませんね。どうも医師というのは、周りの方々と対等な人間関係を構築することが不得意になりがちな困った生きもののようです。気をつけよっと。

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