京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

we will be paid back…

1月29日 火曜日

やはり今年は積雪が少ないですね。降雪には、海沿い中心と山沿い中心の区分けに分かれる傾向がとりわけ濃い年があるな・・・という小生の経験則はそれなりに今のところ正しいようです。もちろん今年は山沿い中心の年。昨今色々なニュースがありますけど、今日飛び込んできた訃報はとても残念なものでした。作家の橋本治さんです。東大の学園祭のコピー「とめてくれるなおっかさん 背中のイチョウが泣いている・・」はあまりにも有名ですね。彼のエッセイにはいつも、自分の体調が不調であることが書かれていたのですけど、まさか・・・早すぎますね。また一人、地に足のついたインテリジェンスを失いました。しばし積読本を引っ張り出してきて読みたいと思います・・・合掌。

色々なニュースの中でもう一つインパクトの大きいものはやはり・・・統計の問題でしょうか。よもや国の行う統計の信用性が揺らぐようなことが起きようとは・・・。医学を勉強していると、統計というものの大切さはことさら感じているところです。疫学・・病気の原因探索から予防、治療方法の開発に至る全ての過程に統計が必要欠くべからざるものであるわけでして、当然社会保障の政策決定の論拠となるべきものが統計なのですね。なしてこのようなことが起こっているのか、これを見過ごしているようでは、いずれ手痛いしっぺ返しをくらいますよ・・・。

 

宣言通り・・

1月21日 月曜日 雨

行ってきました。 アリー

首ったけ・・ではなく(これはメリーでしたか・・)、A Star is Bornの方ですな。ガガさんが、もちろん歌はすごいのですけど、普通にすばらしい役者さんだってことにちょっとびっくり。右肩下がりと右肩上がりの人生が織りなすストーリーなのですけどね〜。うんうん、こうなるやろな・・男の場合っていうのと、さすがやね大人でタレントがあって・・の女性の物語でした。察しの良い人なら・・・始まりから30分を見た瞬間に、予想できたんではないかな?この結末・・うちの奥さんとか、絶対そう思って見てたはず(><)。私は(男子代表〜!)、最終コーナー廻るまで応援したものな・・・ブラッドリー・クーパーを、頑張れ〜幸せになるんや〜ってね。いちばん心温まる一言は・・・It’s not your fault. it’s a disease! っていうアリーの言葉でした・・・泣ける。

あ、ちょっとネタバレしそうなのでこの辺りで失礼いたします。

それにしても似てるな・・・この二人

インフルエンザは先週からトップギアで流行しているようです。みなさんお気をつけて。それから、発熱・頭痛・関節痛・倦怠感・・・いずれかの症状があるときには、ひとまずは・・・潔よ〜く休みませう!!

 

おもひで

1月10日 木曜日

兼高かおるさんの訃報に接して、また惜しい人が一人おられなくなったのだなと思いました。30年間続いたらしい紀行番組はそれほど具体的に記憶に残っているわけではないのですが、同氏のお名前を聞くといつも思い出すことがありましてね・・。中学生の頃、時代はヤンキーつっぱり全盛期でした。ある日登校すると、トイレの間仕切りがぶち壊されていたり、校舎の窓ガラスがひどく割られていたり・・と言う頃ですな。女子の番長的存在だった某Kさんと言う方がおられたのですけど、ただ番長であっただけではなく、美貌(?多分)と度胸と何とも言えない肝の座った感のある、男子の不良軍団も一目おくような存在だったのです。そんな彼女の卒業文集の尊敬する人欄に書いてあったのが何と・・・兼高かおる・・だったのです。その頃の私の感想は、誰やねんそれ・・?っていうものでした。ググってみると(グーグルは当時無かったんですけど、ま色々と・・)、いかにも知的で、そう”シュッとした感じの”女性ジャーナリストではあ〜りませんか。とりあえず校庭に唾吐きながら、つっぱとけ・・みたいな男子チームとのコントラストにちょっとその番長に感じ入ったわけです。番組見てみると・・・憧れのパンアメリカン航空が出てくるではないですか!!私の子供の頃の思い出の番組、「いきものばんざい」と「兼高かおるの世界の旅」・・・てなことになりましたとさ。

そう言えば・・番長の二つ年上のお姉さんが、また正反対の優等生で、成績優秀・品行方正(そう)な方でした・・・。

新年早々こんな虹に出会いました・・・

 

あけましておめでとうございます

1月1日 元日 晴れ

何だか一気に霧が去ったように晴れました。昨日までの天候とは打って変わったような晴天。こんなにコントラストを感じた一年始めの日は過去に少ないような気が・・。

皆様今年もどうぞよろしくおねがいいたします。

(朝からちょっと忙しい1日になりました・・追記)

今年も一年ありがとうございました

12月31日 雪

暖冬であるという長期予報ではありましたが、やはりただでは過ごさせてくれないようで年末には降雪・積雪を見ることになりました。終わってしまえば一年、やはり早かったですね・・という月並みな感想を抱いています。今日で人生52回目を数える年の瀬です。こんなこと書いては何ですが、紆余曲折の末に辿り着いた(流れ着いた)今のお仕事の形態ですが、未だに毎日が少しの後悔とたくさんの失敗の連続です。良いことは大して記憶に残らず、悪いことは決して忘れないですね、人生。一言で医師の仕事と言っても、色々な内容のものがありますので(就業形態から内容まで・・)始めた頃の自分の生活と今の生活はまるっきり異なっています。働き方改革が叫ばれるようになって久しいですが、自分が研修医の頃を思い出すと、それこそ1日労働20時間とか、時間外労働週100時間以上とかは珍しいことではなかったです。当時はそんな事そもそも考えたことがなかったですし、当たり前のように毎日を過ごしていました。一ヶ月あたり20日以上の当直勤務を語る猛者もいたように思います)こういうお話をするときはいつも若干の自慢話風の要素が混ざってしまうので慎むようにしているのですが)。やはり研修医の労働時間は一定の基準内に守られるべきだと思いますし、仕事と同様に自分としての私生活も充実した豊かなものになるように配慮するべきだと思っています。ただ、ここぞという貴重な経験をするタイミングというのがあるのも事実ですから、メリハリのある就業体制を心がける必要があると考えています。振り返ると自分の研修医時代は、いつがその”ここぞ”なのかがわからないので、ただただ現場にいようとしていたのが現実だったような気がします。逆に言うとその”ここぞ”に立ち会うためにほとんど無駄な時間を過ごしていたのだと言い換えることもできるのかもしれません。そこを配慮するのがこれからの指導医の役割なのかなと思います。何となく話題が一方向に逸れていってしまいました。今年はよく考えて見ると、色々な自分自身の気づきがありました。身近なところではまず、コーヒの淹れ方が上手になったような気がします。それほど特別なものではありませんし、高価なものを揃えてやっているわけでもありません。よく考えると飲む頻度が増えたから必然的に手際よくできたり、ただただコーヒー豆を新鮮なうちに消費するようになったから美味しいと感じているだけかもしれません・・・うん、きっとそうだな。また今年はたくさんの方の人生の終わりに接しましたし、多くの著名人も亡くなられました。自分も歳を重ねてくると世間で言われるようになった”身じまい”についてもより身近なこととして考えるようになりました。なかなか全世代に共有できる話題ではないかもしれませんが、今のこの国では大きな課題であるのは事実です。ただ経済財政的な側面を背景に語られすぎる傾向が気になるのではありますが・・。世相の方で言うと、ちょっと底が抜けてしまったようなことが多かったのも今年の特徴でしょうか。一番の衝撃はやはり公文書がいともたやすく書き換えられて、それが何の罪にも問われなかったと言うことでしょう。国の根本的なシステムが依拠するものがそこにあるわけですから、これは相当にまずいことだと思います。最後に、LGBTに象徴されるのですが、社会的に居場所を確保しづらい人たちへの思いやりです。すみっこぐらしとかミスフィッツ(social misfits)とか形容される人たちへの想いです。これはもちろんフレディ・マーキュリーさんが気づかせてくれました。無知でいることへの罪・・・。

ま、今年一年色々ありました。皆様ありがとうございます。そして来年もどうぞよろしくお願い致します。新年が平和で災害の少ない一年になりますように。

”Yep, that sounds like my Daddy.”

12月20日 木曜日

11月末に亡くなられたパパBush大統領ですが・・

https://www.bbc.com/news/world-us-canada-46618576

晩年には、仮名を使ってフィリピンの貧困層の少年のスポンサーをしていたことがわかったそうです。現職中はチェイニーさんとかウォルフォヴィッツさんとかの影もあってかタカ派の印象だったのですが、このニュースを知ってから少し調べてみると、単独覇権を好まず、軍事より外交での解決を重んずるタイプだったとか・・・ふむふむ。GWブッシュ(息子さんのほう)もイラク戦争などでは正直言って良い印象を抱いていなかったのですが、その反面、人懐っこい一面もあってなかなか憎めない存在であったりもするわけでして、時間があれば回顧録読んでみようかなと思っています。まあ、ハト派–タカ派の区分けをはるかに凌駕してしまうような存在の方が現れたので、それ以外の人たちがグシャーって片方に寄せられてしまっているのが現状のような気もしますけどね・・。

先日同氏の棺に寄り添い離れようとしないワンちゃんの写真をみて泣けるな〜って思っていたところなのですけど、後から後から良いバナが出てくるパパブッシュ・・。二期目の当選は果たせなかったのですが、在任中のスキャンダルは一切なくて、今でもお名前を冠した施設などが数多くあるそうです。細かな政策の評価はよく分からないのですが、政治家の器とはかくあるべしと思います。

そうそう、本日のタイトルは、その逸話を知らされたGWブッシュの一言だそうです(^^)

仕方のないこと?

12月18日 火曜日 雨

雪対策として今年から講じている設備があるのですけど・・これがなかなかすんなりうまくいかないのであります。まあまあの投資をしているので、なんとかworkしてほしいのですけれど・・・・。今はただの産みの苦しみであるのなら良いのですが。

そうそう、フォローしている同業の方のつぶやきにちょっと面白いの発見しました。ちょっと有名人の方ですので、色々な人たちと食事をする約束があって一年で100件ほどのアポイントがあるらしいのですが、予定が漏れてしまっていることがあると。スマホのアプリでスケジュール管理をしているのだが入力ミスが生じうるということだそうです。ご本人曰く・・それはもうどうしようもない、仕方がないのだという締めくくりの一言。すっぽかされた方からするとそれで片付けるか〜っていうことだと思うのですが、何となく笑える潔さだなとついつい感じてしまいました。決して約束をおろそかにして良いという意味ではないのですけど・・・。そういえば、”しゃーない、そんなこと起こるかもしれんな・・”っていう締めくくりをされた経験が留学中にもよくありまして、その度にとっても憤ってたのを思い出しました(やっぱり腹たってる自分)。でも今はちょっとそういう気持ちもわかる気がしています。今のお仕事をしていると、どう頑張っても納得していただけないこととか、説明しているつもりなのに通じていないこととかあるのですけど。その度に申し訳ないな〜って思っているのですが、そればかりだとこちらの気持ちもだんだんやられてくるので・・・。今はその時点で自分のとった行動なり言動なりが、現時点で考えても、良心に誓って間違っていなかったなと思える場合には、もう次の一言で締めくくるようになってきました。”まあしゃーないか・・・” でも、もう少し努力しないといけませんね・・100%の対応を目指して。

クイーンの次のはこれかな・・・Radio Gagaが彼女の名前の由来だそうですしね・・・。

で、この曲 check it up!!

” Always remember us this way ”

お部屋のライトを落として、ブラックコーヒーでも飲みながら・・・どぞ。

ウミガメも泣いてるゾ

12月14日 金曜日

去年の携帯電話の撮影写真を見ていると、すでに今頃10センチ近くの積雪があったようです。今年はそれよりも暖冬なのではないかとの長期予報ですがさてどうなることやら・・。

ハワイへ行く飛行機がかわいい(乗る予定はありませんけど・・)

今日の診察をしながら考えていたことの一つ。とうとう始めてしまったのですね・・・。小生医学のこと以外は無知ですし難しいことよくわからないですけど、①みんなが嫌なことでもやらないといけないことがあるなら、それはみんなで公平に負担するべき ②なるべく自然は人間の手で壊さない方が良い ③隣人の不幸には敏感であらねばならない っていう理由で反対です。ウミガメもたぶん泣いていると思います。

no title

12月13日(木)

お天気予報を見ていると、降雪の予想される白色の分布が海沿いに被らずに少し内陸側に寄っておそらく山地部分を中心にかかっているタイプが多いようだ。こういう年はこの辺りには大雪は来ないことが比較的多いと思う。ま、そうは言うものの、これは単なる私のここ数年間の経験則だから相当いい加減なものであるが。

先日は目の動きにやや問題が見受けられる方が来院された。はて・・目の動きを司る神経支配は如何なることだったか・・・記憶が少し曖昧なこととなったので、早速医学書の電子版で再確認(というと聞こえが良いが、まあ焦って大急ぎで調べたということである)した。外転神経と動眼神経が云々・・・。やはり頭の中の知識は時々呼び起こさないとダメである。米国のいわゆる専門医は10年ごとに厳しい試験をクリアしなくてはいけないと聞く。私たち・・甘やかされてますな。そのぶん自分でやらないと! 京都府医師会の公開講座が定期的にあり、ちょくちょく出席して座学やハンズオンを受けているのですが、これはおすすめ!時々訪問看護の方にも紹介しています。企業主催のやつは”製品紹介コーナー”があまり好きではないので・・・

ところで・・・

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4128751/

shark bite(サメに噛まれる)の傷に使用する抗生剤は何が良いのかっていう研究論文・・・gunshot woundとかshark biteは日本はまだまだあんまり馴染みがありませんね・・・

 

 

PCの師匠

12月12日 水曜日 雨

まいどどうもです。

今日は午前中の診療から午後の訪問診療っていう一日でした。比較的すんなり終わったので、夜はちょっと自習時間です。PC・・ってのはプライマリーケアの略なのですけど。自分も研修医になったような気持ちで時々視聴しています。147点のポートフォリオ・・・東京医療センター(だったかな?)の尾藤先生の講義です。ひょんなことから知ったこの動画のシリーズなのですけど。どの回もええ感じです。

自分が研修医の頃にはこんな話題にはおそらく興味を抱かなかったと思うのですけど。何でも気づくの遅いんですわ、ワタクシ。でも、な〜んの関係もないものが、な〜んの関係もない場所で、おそらく病院の医局の中の一室で行われているのであろう講義に耳を傾けることができるって・・・すごい時代になりましたね。

ところでユーチューブって字幕をつけることができるんですね。初めて知りました。誤字だらけですけどね・・・。

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