京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

This is what the economy looks like….

6月12日 蒸し暑い一日

眼鏡も曇る・・蒸し暑い一日であった。私のフォローしている経済学者さんとかはおしなべて、現在の経済志向に慎重論者ばっかなのだが、これは如何なものだろうか。何度も当ブログに載せたような気がするのだが、外科医の性格上、常に最悪の事態を想定することが習慣的になっている頭の中。外科医だけでなく医師は概ねそういう思考回路を有しているのではなかろうか。だって、患者さんにとある治療法を施したと・・それはしかも自分が考えうる最善の策である。だけれども、それが奏功しなかった場合にはどうなるのだろうか?それがないと不安で夜も眠れなくなるのだ・・・次なる一手とは何なのか。外科手術とかだけではなく、開業医の日常診療でもこんなことは常に頭を巡り巡っている思考回路である。このお薬がダメだった時にはこうしよう・・・ってね。それが経済学者や政治家にあるのかないのか・・。そう考えると、◯◯を実施すれば経済は回ります!景気は必ず良くなります!とか言って演説ぶっている人のお話しを聴くと、おおっそれは良いな、でも旨くいかなかった時にはどうするの?って聴きたくなるのです・・小生は。最善の策よりも次善の策のほうが大事かなと・・・。そもそも次善の策があるのかないのか?次善策など考える必要がないほどこの案はすばらしいっていうことなのでしょうけれど、神様でもあるまいし・・・。引き出したくさん用意しておきましょうよ。

イルカの絵

どこからどうみても・・・①男性と女性の絵 なのか ②イルカの群れ なのか

同じものをみても人それぞれなのだなあ・・・

な〜んて暢気な事をおもっていると、ニュースでは「家賃滞納の果ての強制退去の日に、実の娘を・・・」っていう話題。社会福祉に少なからず関わっている我々にも非常に重く響いてくるテーマであった。患者さんの訴えだけに留まらず、普段の生活状況や居住環境など嫌でも連想させられるような瞬間はあるわけで、それを皆が自分たちの業務内容だけに拘泥する事なく、思いを巡らせる事で思わぬ連携が広がって行って救われる人がいる・・そういう状況は確かにあるのだと思います。そんな思いやりのある人間を、教育は、行政は育てて行かなくてはいけないのだろうと思います。

週末のお勉強

6月8日 月曜日 くもり

週末のご報告・・・

土曜日は在宅医療のお勉強会に出席した。福井県名田庄村の診療所の先生のご講演を拝聴した。名田庄村というと・・・尊敬している外科の先輩の先生の奥様のご出身の地であったように思う(ちがうかも・・)。その診療所所長の先生はあまりにも有名なのでご存知の方も多いだろう。お話がとっても上手だった。キーワードは2つくらいだったように思う。そう、大事な事はいつも2つか3つくらいなものだ・・。平成ひと桁の頃から診療所を切り盛りしながら、住民の皆さんの健康を守る立場で頑張って来られたわけなので、いまさら小生ごときが何を言えたわけでもないのだが、帰りの車の中で、そのキーワードを反芻しながら色々と考えていた。日曜日は・・・朝から日本創成なんとかっていうグループの発表した内容を聴いた。東京圏の高齢者人口増加に対する対策について、結局は国内の人的リソースだけに頼ることなく、ロボットや海外からの移民を活用する事や、東京圏ではみきれないために、地方への移住を積極的に活用する事等といった提言内容だった。2025年問題は、地方よりも大都市圏でより顕在化するようである。近い将来、お金もマンパワーもいよいよ不足するようである。厚生労働省は医療費削減に本腰を入れ始める事であろう。限られたお金を有効に使わなくてはいけない・・至極当たり前のこのこと、実際はそう簡単ではないのだ。ことは医療だけにとどまらない、国家安全保障の問題、災害対策、電力問題・・我々の将来に待ち受ける深刻な問題には枚挙にいとまがない。自分たちの困っている課題と、他人の困っている課題のどちらに優先度が高くて、緊急度が求められているのか・・利己的な判断ではなく、利他的な考え方をとって行かねばならない、より一層成熟した物事の考え方を求められているような気がする。情けは人の為ならず・・・

 

 

ありがとう・・その一言をいうのがなかなか難しい、けどとっても大切・・・っていうのも講演の一つのテーマでありました。小生もひどく苦手なことなのだな、感謝を素直に表現するっていう事・・・今やろうが大切なのです。明日やろうはバカヤローなんだよっ!!

あまがえるとキヨシロー

6月3日 久しぶりの雨

畑の水やりに忙しかった皆さんもようやく一息ついておられる事でしょう。クリニックの裏の田んぼは変わらずカエルの大合唱です。けれど、今年はアマガエルの姿をあんまり見かけないような気がします。ま、いまのところ・・・なのかも知れませんが、梅雨になるとたくさん出てくるのだったかな?毎年の事なのだけれど、どうだったかな・・忘れてしまうっていうことがよくあるのです、最近。一つの事に集中していると、まったくとんちんかんなことをしてしまっていたり・・だから診察中も患者さんに、同じ事何回も聞いたりしてしまいます。??おかしいな、さっき言った筈なのにっていう反応をされてしまう事がよくあるのです。その理由、一応弁解をしておきますと・・・まずは問診票を眺め、頭の中にいくつかの病気が並びます。それらを診察と実際にお話を伺いながら、一つ一つ消去(あるいは選択)していく作業に取りかかるのですが、頭の中で患者さんの仰る事を自然に取捨選択しているので、その時にはインプットされないのです。そして後からその情報が必要になった時に再び同じ事を質問しているというわけですね、ハイ。ま、理由になっているのか、なっていないのか、わけ分からないと思いますが(私の頭の中ではもっともな理由なのです)。でも、我ながら自分でもよく物事を忘れる事があるなと反省しています。

お気に入りのRCのナンバーを発見。むっかしから・・コンサートの導入のときにやっていた曲なのですが、そのまんまだった。ついでにメンバーも全くかわっていない・・・背広を着たホーンセクションのおっちゃんとか、カッコいいな。RCをはじめて知ったのは、中学のときで、ちょっと不良のこうぞうクンに教えてもらったのだ。彼はシャイな転校生だったのだけれど、小学校高学年の時には仲が良くってよく遊んでいた。中学になるとだんだん不良グループになじんで行ったのでちょっとずつ疎遠になったのだけど、なぜかある日突然LPをホイって手渡されて・・・。一番好きなナンバーは、” Sweet soul music “です。ご希望の方・・おられましたらCDお貸ししますよ(笑)

おべんきょう会

5月29日 金曜日 晴れ

なかなか雨が降らないこのごろ。畑の水やりが大変であると皆さんが口々に仰っている。日照時間が少なすぎるのも困るのだが、それなりに天の恵みの降水も必要なのだ。何事もほどほどが肝要っていう事だろうか。色々な悩み事を抱えておられる方が来院されるのだが、こちらもすぐにはお答えをする事ができないような問題もしばしば。患者さんのこころに関わる問題は尚の事、そんなに容易に判断できない事もあるのだ。結局のところ色々とお話しして結論らしき結論も出ずに、なんてこともある、時々は・・いやしょっちゅうか。困ったものだな私の実力も

SGLT2

夜は夜とてお勉強会。糖尿病の新規薬剤の知識を吸収に・・・帰ってからはちょっと本読み。今放映されているドラマの原作本に手を出したところ、止まらなくって結局読了。キーワードは”名無しさん” anonymous world・・・・まさに現代社会の抱える闇の部分。思えば深夜営業のコンビニや、匿名のネット社会などのanonymousな生活様式は、この世に多くの問題の背景としてとても暗い陰を落としているような気がしている。やけに目が冴えてきて眠れなくなったので思わずブログ更新・・・。

承認欲求というもの

5月27日 水曜日 晴れ 暑い

人間の性(さが)というものですね・・・。誰かに認めてもらいたいという欲求。”粛々と”というのは今の世の中の一種の流行語のようになっているのですけれど、人生それこそ粛々と生きて行ければ良いのだけれど、そうはいかないのが人間の性。自分はこれだけやっているのに・・・こんなに強い思いを持ってやっているのに・・・。あるいは、これだけやってるのだから、もっと認められてもしかるべきではないのかなと・・・。2、3年前にとある書物で知ったこの言葉、「承認欲求」っていうやつです。いや誰や彼やを指弾したいわけではなく、自分自身がこの欲求にまさにとらわれているなと思いました。いまだにとらわれているのかもしれません。みんなそれだけ頑張っているのだもの・・だれかに認めて欲しいって思うのが人間っていうものですよね。でも本当は、そんな利己的なしがらみから開放されて、利他的に生きる事ができればなんとすばらしいことでしょうか。

今日は午前中の外来診察の後、往診の旅に出ました。在宅医療で色々な人々が演じている役割・・・。そのほとんどは誰にも気にも留められず、讃えられもせず、ただひたすら目の前にあることを淡々とこなしていかざるを得ない・・そんな出来事の連続で成り立っているなと思いました。でも時々帰り際に、患者さんのおられないところで、ご自分の心の葛藤や、納得いかない事など色々と吐露される事があります。そんなことどもをお聞きすると、在宅医療の深〜い闇の部分を感ずるのであります。2025年問題だとか、病床がないから在宅だとか、そんな数の論理で埋め尽くせない大きなものを感ずる瞬間があります。

今日は・・画像の挿入はありませぬ m(  )m  ただひたすら・・・すこし考え込んでおります、小生。

とか偉そうな事言いながら、きのう忘れてたんだ・・・ひとつ大切な事。すみません◯◯さん だめだな・・こんないい加減な事では(ヤレヤレ)。

ブラックボックスを操る職業

5月25日 日曜日 晴れ

暑かった・・・けどお家の中は寒い、っていう日が続いている。往診のお宅も、つい最近コタツをしまわれたっていうのが少なくないのだ。小生もじつは、この2週間以内で暖房っていうスイッチを入れた事が‥‥‥ ある。

そういう環境なわけで・・おそとが暑くてもおうちの中が寒いっていうことがまかりとおるこの季節。不思議だなあ・・・

娘の理科の試験課題につきあっていた。「ブラックボックスを操る職業はどれか?」という問い。ブラックボックスを操るというのはつまり、何かのインプットと、それから出てくる結果の因果がよくわからないということなのである。そこでその問題の選択肢の(3)番目に・・「医師」というのがあった。お父さんの仕事、ブラックボックスな〜ん?という娘の問いかけに、はたと困ってしまった私。ブラックボックスではないというのはすなわち、何かをインプットすると、それに呼応して結果がこれこれと予測できるって言う事なのかな?と考えると、医師は患者さんの症状とその結果の因果について、熟知していてしかるべきなのかなと・・も思うのであるが、私の頭は即座に・・・No!!! 現実はそんなに単純なものではないなと思ったのであります。良くわからない事だらけの臨床・・困ったものだな(泣)。まあそんなのは小生だけの戯言なのでしょうけれどね。

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アメリカウォッチャーの小生として、現在目を離せないのは・・・そう、大統領選挙であります。YouTubeをみるにつけて、そのディベートで両者に投げかけられた質問。イラク戦争が始まった時期に、自分が大統領だったとして、その戦争に参加していたか否か?。ヒラリーは、自分の行った賛成論は誤っていたと答え、共和党対抗馬のジェフブッシュは、いったん自分が大統領なら、兄と同じくやっていただろうと答えたと。でもその後、それを訂正しているという現状(オバマさんは明確に反対して当選したのですけれど)。ジェフブッシュさんは実のお兄さんの始めた戦争を否定するのはさすがに難しいだろうと思ったりもするのですけれど・・アメリカでさえも、こんな赤裸々な話が行われているというのに、翻って我が国ではそのような問題提起すらなされていないという現実・・・。そんなで良いのかしら。

耳のしわはいけない

5月19日 火曜日 雨のち晴れ

はい、タイトル・・・耳のしわはいけないのであります。医学の世界では”フランク徴候”とも呼ばれるものですが、心臓が悪い患者さんに現れるという、耳たぶにたてにはしるしわの事を言います。

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こんなやつです。人間の身体って不思議ですね。耳たぶと心臓・・・つながっていそうにないのに。

 

美しい文章

5月18日 月曜日 曇りのち雨

前回の掲載から約10日間である。その間、世の中色々な事があったようである。政治的な事は話題にすまい、と思っているのだが、それにしては大きすぎる話題が二つ。某政令指定都市の住民投票とか、安全保障の改正とか・・・。小生の意見を開陳するのは差し控えようと思うのだが。まずは住民投票については、あまりの僅差だったので、そのようなことをall or noneで決めてしまわざるを得ない事への違和感。もひとつは、憲法の改正にもつながって行くような事が、何となく流れるように決まって行きそうな予感。いずれも多数決原理のなせる所作である。何に賛成、何に反対かはさておき・・・国会審議で言うと党議拘束なるものを廃止しては如何かと思うのである。党の決めた事に唯々諾々と議員が従うのであれば・・それは総選挙ですべて決まってしまっているのである。それはいかにも面白くないなと思うのだ。だからして、党議拘束なるものは早々に廃止して、各議員が各自の頭で考えて国会で意思表明をすると、そう言う事にして頂けると、議員に投票する際にももっと真剣に考えるようになるのではないかなと思う。組織に埋没する事を嫌って行動した(ように記憶している)小生の考えなのだが、そうでないと面白くないじゃん。同じ政党とて、色んな考え方があって良いのである。そうすると国会の話し合いも真剣なものになるのではないかな。総選挙で、もっと言えば衆議院総選挙で多数をとった政党の、ある一握りの人たちの考えでその後四年間のすべてが決まってしまうのならば・・・国会は要りませぬ。あと、政治課題を勝ち負けになぞらえて、負けました・・・あとはよろしくお願いしますっていうのも違うかなと思う。民の生活を良くして行くためにはこうでなくてはいけないっていう事柄があるのなら、負け続けながらも少しずつ改めるべく粘り強く努力をし続ける素質が政治家には絶対的に必要なのだとも思う、ボクならそういう人に行政を任せたいな。

ところで・・・切れ目のない安全保障っていったいどういうことなんだろう??おそらくseamlessっていうのを日本語訳してるだけなのだろうけれど・・・女性の靴下の話でもあるまいし、切れ目のないっていうのは、むしろ社会保障に使ってこそなんぼのものじゃあないのかなと、医師である小生などは考えるのであります!

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美しい文章っていうのは・・・最近小生がおもうに太宰治の文章はいいなと。女性に語らせたような文章を書かせると右に出るものはいない・・・。かれの著作の最後には必ずと言っていいほど著者年表がついているのですけれど、彼の人生はそのまま受け取ると無茶苦茶です。でも、その文章は美しい・・

 

気になったニュースふたつ

5月8日 金曜日 晴れ〜

お休みはあっという間に過ぎ去って行きましたが、幸い明日からまた週末です。こういうのは良いですね。最近気になったニュースふたつ・・

一つめは今日のインターネットに流れていたのですが、お猿さんの名前に英王室の名前はいかんだろ〜っていうやつですね。えっなんで?と思っていたのですが、ツイッターでは同じような感想を持つ方がたくさんおられました。「おさるのジョージはブッシュ大統領に失礼じゃないの?」とか、結構著名な人々が素早く反応なさっていました。そのほとんどは、そんな事別に気にする事じゃないでしょっていう論調です、モチロン。王室お膝元のBBCのニュースでも取りあげられていたそうですが、本場での反応も??だったらしい。岩田健太郎先生の「これが猿じゃなくてネコとかパンダとかライオンだったら問題なかっただろうに・・」というのが的を射てるように思われました・・。動物に対する差別のこころですナリ。そしてそれがまた世界に伝わり日本人の考え方を貶める結果になったりするのかも・・。命名は変更せずって決定をした大分市の対応は良かったですね。

もひとつ・・・これはちょっと前に話題になって週刊誌でもスキャンダラスなまとめ方をされていましたが。神戸の病院での肝移植の死亡例についての記事です。小生一応外科医の端くれですので、この記事についてはずっと心に引っかかるものがありました。この施設、あまり詳しく知らなかったのですが、神戸のポートアイランドにできた最先端医療を担う医療機関だそうです。院長は肝移植の第一人者である田中紘一先生ですね。でもって、先生の行った8例(だったかな?)のうちで半数が不幸な転帰をとったというのが事の発端のようです。その半数は海外からの渡航患者だったそうですが、本来なら移植のドナーの適応にならない脂肪肝症例だったり、レシピエントが悪性腫瘍であったりというのが問題であったという記事でした。施設のサイトを今回初めて見たのですが、確かに常勤医師が10名弱というのでは、本来チーム医療を必要とする臓器移植医療がうまく行えるのかちょっと不安ではあります。週刊誌の記事では、あまり品のおよろしくない男女関係の事柄にも絡めておもしろおかしい仕立てになっておりました・・・。でもっ!!田中先生って、あまりにも全世界的に有名な、いや有名すぎる生体肝移植の第一人者じゃあないですか。7000例か8000例かに達しようとしている肝移植のおよそ4分の1にも及ぶ症例に関与して来た先生に対する敬意というものを微塵も感じさせない書きっぷりには、逆に驚かされるものがありました。かつて京大には全世界から先生の手術を見学に毎回誰かが来ていたのです。日本に誇る生体肝移植の金字塔を打ち立てられたのは、教授になられてからも毎週病院に寝泊まりしては手術に没頭された田中先生その方なのでありますぞ。確かに、術後管理の不足や人手不足という点は否めないのかもしれませんが、それをKIFMECというその施設の立ち上げの際に、日本最先端などと報道していた方々の立ち位置は免罪されるものなのでしょうか?チーム医療の重要な移植医療がこの人数で可能なのでしょうか?と質問した報道者は果たして何人おられたのでしょうか?医療特区などと騒いでいるだけのメディアに田中先生を一方的に非難する資格があるのでしょうか?ドナーの選択に問題があったというのならば、そもそも健康な人にメスを入れる必要のある生体肝移植そのものに疑問を挟むという論点を投げかける記者はいないのでしょうか。多くは海外からの患者ということなのですから、これはおそらく保険診療ではないでしょう。それならば尚のこと、先生の腕を頼って自費を費やして海外からやって来た患者家族と、執刀医の間に契約関係や信頼関係があれば、他人があれやこれやと非難する余地のあるものではないのかもしれないとも思います。同時期に問題になった群馬や女子医大の件とは明らかに異なる性質のものではないでしょうか。一人の人を讃えたり、叩いたり・・権力を持つメディアならば尚の事、軽々にそんな事をして欲しくないものだと思いました。そしてこのような事は、保険外混合診療を一旦認めるとそこかしこで発生しそうな、そんな気すら覚える今日この頃であります。

https://www.youtube.com/watch?v=VscVOkasONU

いっつも古くさい曲や、うるさいだけのハードロックばっか聴いてるわけじゃないんスよ。ぼくだって今流行の(?)曲には一応・・・あ、娘に教えてもらっただけです、ハイ。もんぱちさん・・・いいね。

おっと、約束がちがう・・・

4月30日 木曜日 暑かった・・・

そう、ブログは連休明けにおあいしましょう〜ってことだったような気もしますがね。

事態は時々刻々と変わっているのであります・・そう日経平均のようにね(笑)。

お休みの日は、やはり読書に始まり読書に終わりました。そして休む前に奥さんといろいろとおしゃべり・・・やっぱりお話しする事は大事だな〜って思い直しました。そう、ボクは何を隠そうおしゃべりが大の苦手なのであります。患者さんとならいくらでもしゃべるのですけれど・・「イトウって何考えてるのか全然分からないな〜」って、幾度言われた事でしょう(泣)自分でも十分に自覚症状ありですコレは。近代日本で口べたを美徳で通せるのは、健さんだけですよね。我々のような有象無象は・・心を尽くして伝える努力をせねばなりません・・自分の思いを(^ ^)

読書は・・・「人間失格・・太宰治」「こころ・・夏目漱石」「あまのじゃくに考える・・平川克美」けっこう読みましたね。読んでる尻から頭から抜けて行っているのですけど。漱石は、高校生に読んだときの感じとかなり違うかたちで心に響きます。それからやはり今という時代を共有している平川師匠の著作にはホント救われるものがあります。彼の盟友、内田樹先生の著作も大ファンなのですが、彼らの言説の一番大事なところは、決して人の考えを頭ごなしに否定しないというところなのかなと思います。とりあえず、自分と意見を異にする人たちの主張も一旦飲み込む。その上で、おもむろに、中腰で、あくまでも表現は柔らかく・・・反論して行くのであります。でも、論理で人を決して追い込んだりしないのが、ボクにはとってもまねのできないところでして、美しいなあと思うところでもあります。私にはまったくそんな境地にたどり着けるような心持ちはないのですけど、うん、すべての人を、主張を、環境を・・受け入れてやって行こうと思います(キリッ)。でも、とりあえず連休はゆっくり休みたいな(願望)。

仁義

仁義なき戦い・・です。文太さんの沖縄知事選での演説は何度聴いてもすごいなあと思います。山森さんよ、まだタマは一発残っとるでよ・・・仁義なき戦いって任侠映画の云々っていう解説を目にしたのですが、あれって任侠の世界を否定する映画なのじゃなかったのかと。任侠の世界で生ずる矛盾がテーマなのかなと思うのですけれど。広島が舞台で、何度も原爆ドームが出て来たり・・なんだか色々な含意が込められてるような気がして、もう一度じっくり観てみようかなと思っています。その当時から、文太さんの敵って、自分の組の組長だったのですよね、晩年は自分の国の組長さんになって行ったようですけれど・・・。しかも早稲田大学法学部卒っていうインテリだったりするの・・ご存知でしたか? 田中邦衛さんはその昔からちょっとずるこい役柄でした(笑)。北の国からは支持者と非支持者が拮抗してたりするんだな・・やっぱり。

 

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