京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

カエルのお父さんがすごい

7月29日 日曜日 晴れ

体重が1キロを超えるアフリカウシガエル。寿命は40年近くあるそうです。12月頃の雨のあとにできる大きな水たまりに産卵されて孵化した100匹を超えるオタマジャクシ達を一匹のお父さんが守りながら1−2ヶ月後にカエルになるまで面倒を見るということだそうです。時にはオタマジャクシを目当てにくるプレデターであるヘビをみつけて、飲み込んだり、牛の一群がやって来たときには踏みつぶされる前に体当たりを繰り返して群れを撃退したりするらしいです。大きな池などには天敵がたくさんいるために雨だまりでしか産卵しないそうなのですが、晴天が続いて雨だまりが蒸発しそうになると、近くの大きな雨だまりをみつけては2メートルほどの(最長は18メートルくらいの)水路を、後ろ足で土をどけながら1日かけてつくって、子ども達の逃げ道をこしらえるそうです。すごいですね。アフリカウシガエルのお父さん。テレビ番組ではなぜかお母さんカエルにはカメラを回していませんでした。おそらくカエルのお母さん達もすごいと思います・・・ハイ(^^;)。灼熱の太陽の下でもくもくと水路を掘りつづける姿は感動的でさえありました。クリニックの裏の田んぼの中でもいろんなドラマが繰り広げられているのかもしれません・・・。

そういえば数年前に話題になっていた空から降って来たオタマジャクシってどうなったのでしょうか? 怪奇現象説やら竜巻説やらテロ説やらいろいろあったと思いますが!?

蜂とおしっこ

7月27日 金曜日 晴れ

連日暑い日が続いていますね。スタッフと顔を合わせると『あついね。』という会話ばかりになってしまいます。空調もフル回転となって来ました。せめて夜は自然の風を採りいれていますがいつまで続く事やら・・・。蜂に刺された患者さんがぽつぽつと来られるようになりました。中にはご自分で傷口をしぼって、冷やしながら来院されるという初期対応満点のかたもおられます。まさか今どきタイトルのようなことをされる方はおられないと思うのですが・・・おしっこは害こそあれ良い事はなさそうですね。治療は抗ヒスタミン剤などを使うのですが、やはり何と言っても恐ろしいのはアナフィラキシーショックでしょう。アレルギー反応により全身の症状が出て、最悪の場合は生命に関わる状態になる可能性もあります。患部が真っ赤に腫れて、息がしんどい、ぜいぜいいうなどのときは緊急治療のサインです。くれぐれもご注意ください。とくにスズメバチに刺された時や、蜂に刺されるのが2度目の時などが危ないと言われています。またミツバチは刺し口に針を残している場合もあるようですので痛みが残る場合はこれの除去が必要です。

The last day in Roc.
海水浴シーズンは、海中の生物にやられる事も多いです。クラゲやオコゼなど・・・。奴らの毒素(酵素)を中和するには45度位の熱い湯がよく効くようです。結構熱いお湯ですね。毒素の蛋白が失活(はたらきを失う)するようです。様々な外敵から身を守りながら楽しい夏を過ごしましょう。

これがだめでもそれなりに何とかなりますよ

7月26日 木曜日 晴れ

イチロー選手の次の日は松井選手のニュースでした。それも明暗わかれている感じです。でも、松井選手の心の中は周りの人が思う程に乱れてはいないのではないかなと思います。周囲の人に言われている程、自分は何とも思っていないのに・・っていう経験、誰しもした事があるのではないかなと思います。受験に失敗しました。やっぱり私はダメなのでしょうか?A商社の就職試験に落ちてしまいました、もう将来はないと思います。などという2択決めつけ型の思考は良くないと思います。こっちがだめでも何とかなりますよ。という迂回思考が道を切り開いてくれる事がよくあるのではないでしょうか。

Abundon zoo
なんとかなるで。

なんくるないさー。

イチロー選手と終身雇用

7月25日 水曜日 晴れ

電撃トレードらしいですね。イチロー選手がNYに行くという事です。早速の打席でヒットを打ったとか。さすがです。マリナーズとヤンキースのユニフォームは何となく似ているのであまり見ていて違和感は感じない気がしました。彼は元来1チームで選手生活を終えたいというのが信条だったと聞きます。その真意は知らないのですが、同一チームで長年頑張る選手というのはファンの目から見ても好意的に写るものではないかと思います。かつての落合選手は幾つかのチームを渡り歩き、契約交渉ではシビアに条件闘争をして、野球選手の地位を高めたと言われています。まったく正反対の行動のようにも思えるのですが、おそらくそんなことはないのでしょう。彼らには各々の信念があり、何に重点を置くかによって、結果は正反対のように見えるだけなのかなと思います。

いわゆる新自由主義論者は、自由に職を渡り歩きながら、自己の最適の居場所を見つけるべく経済活動を行う事をよしとするのでしょうが、ひと昔前の終身雇用制度の良さを再認識している人々がいる事もまた、今の時代に忘れてはならないでしょう。私どものような中小零細クリニックを運営するものとしては従業員さんが安定的に定着してくれるという事はとても大切な事です。こちらが期待する役割もそれぞれの方にあって、みながこれこれをできないと困ります・・などという画一的なものを要求する事は決してありません。得意不得意、得手不得手それぞれの人がそれぞれの個性で頑張ってくれているのを自分ではよくよくみているつもりです。家族的経営、終身雇用制度(などと大見得を切る事はできませんが)の良さをもう一度かみしめることもまたひとつ大事な事ではないのかなと考えたりもします。

Oak allay plantation house

社内公用語英語化?しませんしません。・・・うちは社内公用語丹後弁化を只今検討中です。

winner takes all…

7月22日 日曜日 晴れ

外科当番日の週末です(日曜日は週はじめでしたか?)。やはり怪我の方や、おそらく平日の通院が難しかったのだろうと思われる方の受診がほとんどです。最近は世の規制緩和の風潮もあり(かどうかわかりませんが)、日曜診療をされている施設もありますね。選択肢が広がるのは利用者にとっては便利なものです。思えば銀行のATMも今は週末の夕方に駆けこむ必要もなくなりましたし、公共料金の支払も真夜中のコンビニで済ます事ができます。ずいぶんと便利な世の中になったものです。一方でそういうグローバルなサービス化への対応が難しい企業体の経営はよりいっそう困難となり、場合によっては廃業を余儀なくされるケースもあるのではないでしょうか。経営体質が弱いとか、時代の変化に順応できていない、と言ってしまえばそれまでなのですが、相手が海外資本や大口経営企業となるとその一言で片付けられるのもどうかと思います。規制緩和が声高に叫ばれていたのはひと昔前ですが、身近に海外資本の量販店大型店舗などができてきたのはそう遠い過去ではないように思います。休みの日にそういうところで1日を過ごすのはまた楽しいものではありますが、すこし考えるところがあるのも事実です。こうやって全世界の人々の胃袋に同じような食べ物が入っていくのかなあ〜などとぼんやり考えてみたりもします。半年前くらいに世間を騒がせたTPP問題(今ほとんどニュースにならなくなっていますが・・・)も保険や医療、農業などの分野には大きな影響を及ぼす可能性もあると聞いています。実際に韓国などでは医薬品の公定価格に某世界一の超大国の製薬メーカーが、それに不服を申し立てる事ができる第三者機関が導入されたようです。高騰する医療費の中で医薬品のしめる割合は低くはないですし、これらは直接の施療者である病院や診療所が手にする訳ではありません。もちろん良い医薬品を企業に開発してもらう事はとても大切ですし、それに対する報償をしっかりとしなくてはいけない事は理解できますが、かの国の方々を相手にするとなると・・・少々(かなり)手強いですよ(経験者は語る)。政治家の方々にはくれぐれもお願いをしたいところです。

真実はなかなか目に見えないものでして

7月19日 木曜日 暑

全英オープンが始まりましたね。相変わらずテレビのテロップはR君頑張れ!ですが、日本人総勢8名皆さん頑張ってほしいものです。同年代の谷口選手や藤田選手が気になります。タイガーも調子が良さそうです。かくいう私はゴルフをしなくなって久しいです。色々な理由があり今はもっぱら観戦専門です。

さて、先日のこと、ご高齢の患者さんが足が痛いという事で、骨格系の検査の後リハビリや消炎鎮痛処置を続けておりました。担当の方が「先生ちょっと◯◯さんの足見てあげてもらえますか?」というので、どれどれとズボンをめくり上げてみせて頂いたところ、何とも大きなバリコちゃん(正式名称;下肢静脈瘤)があるではありませんか。患者さん曰く、先生にこんな汚いの見せられんと思って・・・。手術はなかなかハードルが高そうなので、硬化療法という注射剤による治療法などを組み合わせて治療をしてはどうかなと考えています。まあ基本的には生命に関わる疾患ではありませんので、急がずゆっくり説明しながらやっていきましょう。膝が痛い→変形性膝関節症→消炎鎮痛処置、という思い込み診療の典型でしたね。反省しきりです。

 

Lets see how far we’ve come…

7月18日 水曜日 暑い、熱い

思えば遠くへ来たもんだ

ふるさとは遠くにありて想うもの

失われた10年、自己責任社会、タンス預金より株式投資、ハイリスクハイリターン、起業精神、社内公用語英語化・・・

日本社会はどこへ向かうのでしょうか?大人達がさまようこの時代、子ども達のこころは大人以上に揺れ動いているのでしょう。大人達を信ずる事ができずに何を信ずる事ができるのでしょうか?年金という将来の保証は信用できないと聞きます、原子力の下には活断層があるかもしれないと聞きます。そんなので大丈夫なの?ってきかれた大人たちは、こどもに何と答えれば良いのでしょうか?心の底ではそんな疑問を日々抱きながら、忙しい毎日に紛れて過ぎ去って行きます。警察が介入してもいじめはなくならないでしょう。誰かに責任を取らせてもいじめはなくならないでしょう。だからそんなことはどうでもいいという事ではないのですが、事の本質はもっと別の場所にあるのかなという気がします。ヒトの心の闇の部分を決して大人社会は直視しようとはしないものです。子ども達はそんな事にも気づいていたり、毎日学校での出来事や、ニュースで報じられる出来事や、親である我々の背中を見つめながら、多感な日々を過ごしているのですね。なんて書いているうちに、宮崎駿さんが「カリオストロの城」の映画の中でルパンに何を言わせたかったのかがすこしわかったような気がしました。

どうか明日への希望を見いだす事ができず、悲しい思いをしながらも歯をくいしばって毎日を過ごしている子ども達が、そんな事どもから解放されて、幸せに暮らす事ができますように・・・。

憎き!水いぼちゃん

7月17日 火曜日 猛暑

早速にして猛暑という言葉が脳裏に浮かぶ一日でした。この先を考えるとそら恐ろしいものがあります。なんとかほどほどに許してほしいものです。計画停電なんてとんでもない感じがします!こんなに暑い日は水着に着替えて冷たいプールに飛び込みたい気分になりますね、ということでタイトルです。水いぼ・・・正式には伝染性軟属腫というウイルスによるできものなのです。傷ついた皮膚にウイルスが接触することによる接触感染だと言われています。小さいもので1ミリ程度かもっとちいさいものから大きくなるとエンドウ豆大になることもあるらしいです(みたことはありませんが)。表面がその名の通りテカテカと光っておりみずみずしい感じを受けます。免疫力で自然に治癒するというのですがどのくらいたてば治るかは個人差もあって一概には言えないようです。昔ながらの治療は少し特殊なピンセットで中の塊をむしりとるのですが、今はこれは主流ではありません。あくまでも自然治癒を待つことや、ヨクイニンというはと麦茶のエキスの漢方薬を飲ませて、治癒を促進するなどの方法がとられております。しかしながら、実際には何が問題かというと・・子供のプールなのですね。プールに入ってじゃれあっているときにうつるのではないかという恐れもあって、学校によっては切除しないと入れないと決められているところもあるようです。本当は旧文部省も『原則としてプールを禁止する必要は無い』と認められているようなのですが、やはり「原則として」というところがやや曖昧感を残しております・・。他のお母さん達の目があったりとかいろいろな要素が入り交じってくるのが現実社会というものでしょう。

Gulf of Mex.

決して心配な病気ではありませんが、できものの周囲をかきむしったりして傷を作らないようにだけは注意する必要があるかもしれません。あるいは、鉄は熱いうちに打て(イボは少ないうちに取れ・・)もまたある意味では真実なのかもしれませんね。

 

プロの仕事って・・・

7月13日 金曜日 きょうも曇り

あなたは・・・

〇〇◯という病気だから・・・

甘いものを食べてはいけません。

タバコを吸ってはいけません。

みそ汁は塩味を控えなければ食べてはいけません。

間食をしてはいけません。

だいたい、そんな事は言われなくてもわかっているでしょう。呪文のようにそれを唱えるだけでは能がありませんね。そんな工夫の無い会社は市場原理に淘汰されて行きます。どうしたらその患者さんに病理をわかって頂けるのか、わかって頂けなくても生活習慣を変えてもらう事ができるのか、その知恵を働かせるのがプロというものではないかなとおもう最近です。自分にそれができるのかどうか自信はありませんが・・・。

 

Full moon

 

世の中いろんなozawaがありまして

7月12日 木曜日 蒸し暑い曇り空

たまには予報の外れる事もあります。あまり降りませんでした、雨。

小沢は小沢でも小沢健二さんです。かれこれ15,6年前にヒット曲を連発していた彼です。元フリッパーズギターといえば思い当たる方もおられるかもしれません。「カローラIIに乗〜って〜」っていうメロディは誰しも聞いた事があるのではないでしょうか??なんで今彼かと申しますと・・彼のコラム(?)短文がネットでちょっと話題になっていると聞いたからです。テレビなどのメディアからまったく姿を消してしまって久しいのですが、いろいろな活動をされていたんですね。天才とはこういう人の事をいうのかもしれないな〜と思います。アルバム「LIFE」とか、名作でしたね。叔父さんはいわずとしれた世界的指揮者の小沢征爾さんでした。しばらくまたウォッチしてみようかな〜と思っています。部屋ではもちろん彼のビデオクリップが流れています、Y◯u  ◯u◯eですが・・。

Pierce

結構リクエストがありますもので・・ピアスのサービスをしております。モデルは・・職員のYさんでした。出演ありがとさんです。

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